僕の名前はメセナ。
4人パーティーのリーダーで勇者をしている。
王様からの依頼で「眠りの森」と呼ばれる自然の迷宮を探索している。
森の奥にいる樹木の精に届け物をしなくちゃいけないのに……パーティ全滅のピンチに出くわしてしまった!

この森にはさまざまはトラップが仕掛けられていた。
踏み潰してはいけない花を踏んでしまった仲間の戦士はどこかに転送され、うっかり触れてはならない木に触れた僧侶は眠らされて目覚めない。
仲間の魔法使いはさっきまで僕の後ろにいたのに姿が見えない。

そんなとき、いたずらな妖精が現れた!

「おにいちゃん、あーそぼっ」

一見すると悪気がなさそうな笑顔にみえる。
でもだまされないぞ。
こいつらは見た目よりも魔力が強くて厄介な存在だ。
悪いが先制攻撃させてもらう!

「……」

警戒されないようにそっと手を伸ばすと、妖精は手の中に入り込んできた。
そこを逃がさず力を込めて握る!

「いたい!」

顔を歪ませて苦しげにもがく妖精。
だが僕は気にしない。

「君の目的は何だ?」

「私はっ! あそんでほしーだけよぉ!」

「嘘付くな! 僕の仲間はどこに行った? このまま握りつぶされたいのか!?」

「しらないよぉ」

さらに力を込めると、妖精はこっちを睨んで言った。

「もうゆるさない! 私の言葉を信じないということは、森を信じないということなのよ!」

「だったらどうする? 君は僕の言うことを聞くしかないんだぞ」

「あんっ、ひどいっ……!」

「早く樹木の精がいる場所に案内しろ。そうすれば助けてやる」

仲間がどんどん消えていくこの森に長居は無用だ。
出来るだけ早くミッションをクリアして仲間を探さないと……

任務遂行に焦りだした僕の耳元で小さな声がした。

「……人間って本当に自分のことばかりね」

「えっ!?」

気がつくと僕の左肩にもう一匹の妖精が!

「くそっ! 離れろっ」

身体を揺さぶると、妖精は僕から離れるどころか身体を浮かせて左耳に張り付いた。
そして聞き取れない言葉を耳の穴に吹き込んできた。

「ううううぅぅ!!」

急に眠気が襲い掛かってきた。
最初に掴んだ妖精が手から抜け出すがどうすることも出来ない。

(これは呪文……な……)

不覚にも妖精の呪文で僕は深い眠りに着いた。














気がつくと僕はまだ森の中にいた。

良かった、死んでない……

でも、周りの景色がおかしい。
周りが全部草に覆われた世界。
こんなに背の高い植物が生えているはずがない。

しかも僕の両手と両足には木のツルがからみついている!?
そして頭上を大きな昆虫が飛んでいった。


「あっ、起きたんだね!」

「うわあっ!!」

声をかけてきたのは、最初に僕が捕まえた妖精だった。
透明な羽を背中で動かし、ほとんど全裸に誓い衣裳。
草色のビキニと、短いブーツを履いた彼女がニコニコしながらこちらに近づいてくる。

その様子に強い恐怖と違和感を覚える。
さっきまでとは状況が違いすぎる!

「何で僕と君が同じ大きさなんだ……」



画像は時空戦士さん


「へへっ、魔法かけちゃった」

目の前まで来て、妖精はいたずらっぽく舌を出した。

「私はフェアリーのフルルっていうのよ。さっきは痛かったんだから!」

「くそっ、手足を縛ってるツルも君の仕業か!」

動かない手足をジタバタうごかしながら抗議する僕を見て、フェアリー・フルルは言う。

「お兄ちゃんが動けないのは森の意思。私は何にもしてないよ」

「じゃあなんで僕と君が……」

頭に浮かぶ疑問をたたきつける寸前、フルルが言葉を遮った。

「あー、それはね! 小さくなる魔法と、力が出なくなっちゃう魔法を両方かけたからよ?」

「なぜこんな仕打ちを……」

「こうすればお兄ちゃんは私たちの言うことを聞くしかないでしょう?」

そうか……突然消えた仲間の魔法使いも、きっとこの方法で捕まってしまったのだ!
後ろにいたのに、いきなり姿が消えるわけがないもの。

「だからいいことしよっ?」

「いいことってなんだよ!」

「あそぼーよ、お兄ちゃん……」

フルルが身につけているものを脱ぎ始めた。
ふっくらとした妖精の体が迫ってくる。

「お兄ちゃんはさっきまで大きかったから私を掴めたけど、今はもう抱きしめるしかないんだよ」

「やめろっ、近づいてくるな!」

「ううん、ちがうね。私に抱かれるしかないの」

チュウウッ♪

フルルのキスはミントの香りがした。


「ああぁっ……」

そっと重なる唇に心が奪われていく。
囚われの身であることも、森への警戒心も解き放たれていく。
妖精のキスは続く。
顔を赤くしながら、何度も何度もフルルは僕をドキドキさせる。

「名前はなんていうの? おにいちゃん……」

「メセナ……」

「ふふふっ」

見ればとても幼い顔をしている。
それでもフルルはきっと僕より年上だ。
エルフやフェアリーというのはとても長命なのだ。

(頭がボンヤリしてきた……)

知らぬ間に手足を拘束していツルは消えていた。
フルルは僕を抱き起こしてから自分も横になった。

「ほら、おいで……」

フラ……

「私の名前を呼んで?」

「フッ……フルル」

ぷちゅう♪

僕の唇を奪う前に、彼女は脱いだ服から小さな筒を取り出して口に含んだ。
さっきよりも甘いキスだった。

「もっと呼んで。名前の数だけ愛してあげる」

「ふるるっ、フル……ル、フルルゥ!」

ちゅっ、ちゅっ……ちゅううぅ♪

三回連続で奪われる。
もっともっとしてほしい!

僕はフルルの名を連呼した。













何回かキスをするごとに、フルルはさっきの筒を手にとった。

「この『誘惑の蜜』のお味はいかが? もっといっぱいキスしようね?」

誘われるがままに吸い寄せられる。

求められるがままに口付けを交わす。

それでも理性は残っている。

「僕は君なんかに身体を許すわけには……」

「おにいちゃん、まだそんなこと言ってるの?」

フルルはまだ正気を保っている僕にむっとした様子だ。
そして股間にしゃがみこむと、目を閉じて一気にペニスを口に含んだ!

ニュプウウゥゥ!

「あああっ、うわあああああああ!!!」

フルルの顔が何度か上下した。
ヌルヌルの液体がまとわりついて、一気に射精しかけてしまう。
僕の大事なところに「誘惑の蜜」をたっぷりとまぶされてしまった。

「こんなにズプズプしながら真面目なふりしちゃダメでしょ?」

「ああぁぁぁぁ……!」

身体が熱い。
それもフルルの口で包まれたペニスがジンジン疼きだす。

「だめぇっ!」

自分で触りたいのに、フルルは僕の手を思いっきり掴んだ。
振りほどこうとしても彼女のほうが力が強くて逆らえない。

「どれだけお兄ちゃんがおかしいのか、まだ自分でわかってないんだもん」

「僕が?」

「そうよ。私が教えてあげる」

両手を拘束したまま、フルルが僕の上に乗ってきた。

「お兄ちゃんは……ちっちゃい女の子に犯されて嬉しくなっちゃうヘンタイさんなのよ?」

「そんなことっ!」

「見てて。こうやって乳首をコリコリにされて」

フルルは僕の手を解放すると、脇の下から腕を通して身体を密着させた。
ふわふわのバストが僕の胸で潰れる。
そして乳首同士が擦れるような微妙な愛撫をしはじめた!

「ひゃあぁぁん!」

「ふふっ、今のはいい声」

敏感にされた僕の乳首が柔らかいフェアリーの身体に擦られる。
快感で顔を跳ね上げると、フルルの熱いキスが待っていた。

「今度はこんな風にされちゃって…………レロ……」

「んっ! んんんー!!」

小さな舌が僕を捕らえて離さない!
もがいても魔法のせいで力が出ない!!

「すごくかわいいよ、お兄ちゃん。チューチューしてあげるぅ」

「ずるい……力が全然入らないよぉ……」

「さっきの私もこんな感じだったのよ? ふふふっ♪」

人間がフェアリーを掴んで押さえるという行為は、こんなにも絶望的で残酷だったのか。

「ふっ、ああぁぁ!」

「お顔を抑えこまれちゃったら、もう抵抗できないよ?」

さらにフルルはキスを重ね、僕を完全に脱力させた。
そしてグニャグニャになった身体を横たえた。

「私のおっぱいも触りたいんでしょ?」

騎乗位の体勢で僕を見下す妖精。
無意識に手を伸ばすと、ぱしっと叩き落とされてしまった。

「でも触れないの。触らせないよ?」

「ううぅぅ……触りたいのに……」

「お兄ちゃんは自分では動いちゃいけないの………………見てぇ」

フルルが少し腰をあげた。
そして今まで見えなかった秘所を、二本の指でクパァっと開いた。

(挿入れたいっ!)

まるでトロトロの樹液が溢れているようなフルルの股間に、視線が釘付けになった。
あそこに飲み込まれたら、もう戻ってこれないかもしれない。
人間として、男としてそれは間違いかもしれないけど我慢できない!

「ぐっ!」

だが身体がぴくりとも動かない。
フルルの目を見つめているだけで金縛りにあってしまう。

「おちんちんをヌルヌルにされても、私に許されない限り気持ちよくなれないのよぉ」

「はやく……」

「もう我慢できないんでしょ? おにいちゃん」

ファサッ……

フルルの背中の透明な羽が大きく開いた!

「これでイかせてあげる」

「いやだっ! 早くアソコにいれてぇぇぇ!」

「だめだよ。私の羽で、おにいちゃんのこと満足させちゃうの」

身動きが取れない僕のペニスに、ゆっくりと羽が覆いかぶさってきた。
彼女たちにとって、羽は体の一部だ。
もしかしたら手やアソコと同じように動くのだろうか……

シュ……ルッ!

「ひいっ!」

「もっといくよぉ」

シュルシュルシュル…………

「んひいいぃぃ!」

想像以上の気持ちよさだった。
妖精の羽の表面は、微妙にぬめりがある。
まるでローションつきの柔らかい布切れで、緩やかに擦られているような感じ。

「そ~~っとこすって、いっぱい焦らして」

「あああぁっ、あああぁぁ~~~!」

「もう夢中になっちゃった?」

羽がこすれる音にピチャピチャという音が混じる。
それはきっと僕の降参の証だった。

悶える僕を見ていたフルルが僕の両足首を掴んで思いっきり開いた!

「じゃあ終わりにしよ、おにいちゃん。しっかり見てあげるからね?」

「はっ、はずかしいい!」

「いいの、いいの。最後にい~~っぱいビュルビュルさせてあげる」

ぴちゅっ……

今まで浮いたままで愛撫を続けていた羽が、しっとりとペニスを包み込んだ。
そしてしっかりとした質感を伝えながら、ペニスを撫でるように円を描き始めた。

「妖精の羽に出したら、もう人間との交わりじゃ満足できないよぉ?」

「ああああぁぁ、でちゃう!」

「いいよ、いっぱい出して! おにいちゃんの大事な精を、フルルの羽で吸収してあげる!!」

「いくっ、漏れるぅぅぅ! ああああぁぁぁ!」


どぴゅどぴゅどぴゅ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!


フェアリーの羽根に包まれたまま僕は恥ずかしい姿を晒してしまった。
長く続く快感のせいで身体が動かせない。

「気持ちよさそぉ~」

僕からたっぷり搾り取った精を浴びて、フルルは満足げだ。
僕の顔にまたがると、魅惑のつぼみを指先でいじりながらクチュクチュと動かし始める。

「はふん……まだ硬いよね? おにいちゃん」

「ああ、もうっ……!」

「ねえ、こんどはこっちで……しよ?」

クパァ……

「ああぁぁ……フルル、ふるるっ!」

細い指先が開いたつぼみの先に、僕は腰を押し当てる。
暖かく湿った彼女の膣口は、亀頭に触れたとたん別の生き物みたいに吸い付いてきた!

「喜んでるよぉ……私のあそこもおにいちゃんと遊びたいって」

「あ、がああぁぁ!」

すごいっ!
熱い蜜がとろけて、まとわりついてくる……
ジュルジュルうごめくフルルのあそこに吸い寄せられ、自然と腰が前に吸い寄せられるううぅぅ!!

「おにいちゃん、フェアリーのあそこに包まれた感想は?」

「いい……いいよぉ!」

「そう、よかった♪ 私もね、気持ちいいよぉ……」

ゆっくりとペニスがフルルに埋没していく。
時間をかけて根元まで入り終わったとき、まるで身体全部がペニスになってしまった気がした。

「おにいちゃんが溶けてくるの! すごく嬉しいって言ってるの!」

「ふるるぅ……!」

「じゃあ搾るね? いくよ、おにいちゃん」

言い終わるや否や、フェアリーの柔らかな膣が抱きしめてきた。
ペニスに絡みつく襞の一枚一枚が優しく僕を舐る。

「狂わせてあげる。ずっとずっとずっと……」


微笑むフルルの顔を見て、僕は必死でしがみつく。
この快感が途切れないように、祈りながら何度も腰を動かした。



禁断の快楽を受け入れた今、もう逃れられない。

僕らのパーティーは「眠りの森」で全滅してしまった。



END








おにいちゃんたちにおしらせ

フルルがボイスドラマ(基本無料ソフト)になったよ!




※フルルの妹、ルーンもよろしくです!(時空戦士さんのサイトに飛びます)














(了)