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2002/05/01

 バラが咲いたとメイドが言ったので庭に出てみた。

 空は一面灰色で今にも一雨降ってきそうだった。
 ああ、もう5月か……なんとなくそう感じた。
 まあ降り出すまでは涼しくて過ごしやすくはある。

 バラの木の下には柊柯がいた。
 一瞬、思わず近づくことが躊躇われたが、少女1人が庭にいたからといって回れ右をするのも情けないのでそのまま真っ直ぐ歩いた。
 白一色を身に纏った柊柯は何やら手を伸ばしてバラの木を押しているようだった。相変わらず不審な行動をしている。
「添え木にでもなりたいのか?」
 緑のアーチを潜りながら先手を打ってやる。
 眼鏡を掛けて来なかったのでよくわからなかった状況が近づくにつれて徐々に鮮明になってくる。柊柯はバラの棘を指で触っているようだ。
「バラ」
 呟いた。
「バラだな。見ればわかるよ。バラくらい」
「そうじゃなくて」
 柊柯は少しも視線を動かすことなく、まばたきさえ煩わしげにじっと指先を凝視している。
「バラになりたいの」
「……なんで?」
「バラはどうしてとげとげなのか知りたいから」
「そうやって棘に触っているとわかるのか?」
「他にどうするの?」
「バラの本を読めば書いてあるだろ?」
「本なんか開いたってとげとげのバラでいる気持ちはわからないじゃない……」
 バラの木と柊柯の体が微かに震えた。
「……っ!」
 柊柯は棘に触れていたその指でさらにバラの木を押したのだ。そんなことをしたら棘が刺さるに決まっているのに。
「おい」
 すぐに血が流れ出し、ゆっくりと指の腹を赤い糸が伝う。柊柯はまだ見つめている。
「おい!」
 堪り兼ねて僕はその左腕を掴み、バラから引き離した。
「痛い!」
「あ……ご、ごめん」
 反射的に謝ってしまってからその後に、何故謝らなければならないんだろうと思った。
 蓋を除かれた傷口からは勢いを増して血が溢れる。ポケットを探ってみるが、何も入っていない。
「ハンカチ?」
「うん……でも、ない。庭に出てきただけだから……」
「ハンカチなの?」
「……は?」
「ハンカチがいいの?」
 意味がわからない。
 そのまま黙っていると、柊柯は僕の顔に向けて手のひらをかざした。





「ハンカチがいい」
「嘘でしょ?」
「嘘じゃない」
「嘘でしょ?」
「……嘘じゃない!」
 半ば振り払うようにして僕はそこから離れた。

2002/05/02

 現在5月19日。

 とんがる、大失敗。

 やっぱり自然にします。

2002/05/03

 メイドがカーテンを開く。

 明かりの落とされた薄暗い部屋に強い陽光が射し込んでくる。
 メイドは目を細めて光に満ちた眩しい春の景色を硝子越しに見つめている。
 なんということもない平穏な日常の一場面。そのはずが、それが僕には堪らなく嫌に感じられた。
「やめろ」
「……はい?」
 呆気にとられた顔で振り返った。
「逆光をやめろ」
「はあ」
 不承不承といった様子で再びカーテンを閉める。その背中が酷く哀しそうだったので、言うつもりのなかったことが口を突いて出てしまった。
「光に溶けて消えてしまいそうに見えるから……」

「……ぷっ」
 ……吹き出した。
 メイドは掃除を終えて部屋を出て行くまでずっとくすくすと笑っていた。そんなに可笑しいのか。

2002/05/04

 目覚めて窓から光に満ちた春の景色を見渡す。
 ゴールデンウィーク、か。
 忌々しい。
 私はここから出ることさえ許されないというのに。



 その日の朝食は独りだった。

 いつもは2人の食卓。1人減れば当然1人の食卓。
 あれが居たからといって食事が楽しくなる要素は欠片ほども無いないのだけれど。
「今日は夜中までお出掛けだそうですよ」
 たまよはといえば、洗濯物を抱えて暇なく動き回ったりしているから、とりあえずそこに座っていろと言うわけにもいかなくて。
 自分の鳴らす食器の音だけがずいぶんと虚しく未だ覚め切らない頭の中に響いた。
「お昼は一緒にしましょう」
 朝食を食べ終え、物干しで打ち明けると、たまよは手を止めて優しく微笑んでくれた。



「この後はどうするの?」
 ふと思いついて尋ねると、たまよがパンを千切る手を止めて私を見た。
「この後の予定ですか?」
「そう」
「後片付けをしますが」
「その後は?」
「軽くお昼休みをいただきます」
「その後は?」
「洗濯物を取り込みます」
「その後は?」
「お掃除をします」
「その後は?」
「夕食の支度をします」
「……その後は?」
「夕食の後片付けですね」
「その後は!?」
「……お風呂の準備……とか」
「その後はっ!?」
「……特になければそれで終わりですが……」
 なんだか聞いていただけなのに巨大な疲労が襲ってきたように感じて、私は力なく椅子にもたれかかった。
「あなたね。毎日そんな生活をしているの?」
「はい。概ね」
「休みも無しで?」
「ありますよ。昼に」
「一歩も外に出ないで?」
「出ますよ。お買い物に」
「そんなのものは休養や外出とは言わないの!」
 思わずテーブルを叩いて激昂する。食器が一斉に跳ねて鳴った。
「……そうですか?」
「そうよ。辛いでしょ?」
「いいえ、取り立てて辛いということは……」
「どうしてよ。おかしい。絶対」
「メイドですから」
 思い切り髪を掻き乱して奇声を発したくなった。私が少女じゃなかったらきっとそうしていたと思う。



 オベロンち襲撃。
 その顛末については先に普通にやられちゃったので向こうでどうぞ。

 ヲベロンにGUNPEIでへこまされたので、次はミスタードリラーで埋めてやることを心に誓う。

2002/05/05

 今日も斑鳩ノーマル。

 相変わらず4面のうずまきに苦戦中。
 1度5面の触手まで行ったものの、敗退。
 アルカディアでも読み直すか。。。

 嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・

2002/05/06

 あー。
 パタパタ飛行船の冒険。おもしろい。
 ジェーン最高。

 え。
 もう17話?

 ぎゃああぁぁ……。。。

2002/05/07

 夜中に悲鳴が聞こえた。
 絹を裂くような悲鳴だった。

 駆け付けると、なんと柊柯が廊下で腰を抜かしていた。
 トイレの前だった。
 ……トイレから水の魔神でも出てきたのだろうか。

「あ、ああ……う……」
 柊柯はすっかり怯えて意味不明な音を発している。
「……どうしたんだ?」
 震える指でトイレの中を指差す。その中には……なにもない。
「なにもないぞ」
「……ご……」
「5?」
「……ご……ごごごごごき……」
 ……さては。

 かさり。

 ゴキブリが現れた。
 今年初。
 4センチほどの大き目のやつだった。

「お前……そんなにゴキ……」
「ひっ」
「……ブリが嫌いだったのか」
「みみみ見ればわかるでしょそんなこと」
 名前を言われるのさえ嫌なようだ。
「はやくなんとかしてよっ!」
 僕も苦手ではあるのだけれど。
 先にこうも怖がられては仕方がないので、自室に備えてある専用殺虫剤を取りに走る。
「見張っててくれ」
「…………! ちょっ……そ……まっ……」
 なにやら抗議らしきものの欠片が飛んできたが無視して走る。

 緑色のスプレー缶を引っ掴んで戻って来ると、柊柯は壁を這うようにしてのろのろと逃げ出していた。
「見張ってろって言ったのに。見失ったらどうするんだ」
 柊柯は、無茶なことを言わないで、という顔で激しく首を横に振った。
 意を決してトイレに踏み込むと、幸いにも奴はまだ居た。右手の壁に止まっている。
 すぐさま目標に向けて殺虫剤を噴射。
 違わず命中。
 間もなく奴はぽとりと壁から落ち、床を右往左往する。
 とどめとばかりにもう一噴射。
 すると奴は奥へ、便器の裏の暗がりの方へと逃げて行き、やがて何も音が聞こえなくなった。
 闇を覗き込むが、暗くてよくわからない。
 ひとまずトイレを出ると、そこへメイドが殺虫剤と蝿叩きを手にぱたぱたと駆けて来た。
「あ……一足遅かったですか?」
「うん、まあ。死んだ、と思う。なんか便器の裏の方で逃げられたから死骸は確認できないんだけど。暗くて」
 メイドと柊柯に揃って苦虫を噛み潰したような顔をされた。
 ……なんだよ。

2002/05/08

 結局カプヌケ2を買った。
 早速黒響や黒ナコルルをカラーエディットして遊ぶ。

 ……あれ?

2002/05/09

 ついにうちのPC−8801MAのFDDがちゃんと読み込まなくなってきた。

 もうザナドゥやソーサリアンは動かないのか。

 ・・・・・・・。

 どっちもリバイバル版出てるじゃん。

 じゃあハイドライド3とかキャンペーン版大戦略IIとかPOWERFULまあじゃん2とか……。

2002/05/10

 久しぶりにちゃんと朝起きて仕事に行く生活をしばらく再開することに。

 更新が。更新が。。。

2002/05/11

> 師匠と呼ばせてください。

 ……へ?

2002/05/12

 満月をさがして。

 みつきちゃん最高。

 フルムーンはわりとどうでもいい。



 おい。
 大丈夫なのか東京ミュウミュウ。
 絵が。絵が。

 先週の次回予告見たときから嫌な予感はしてたけど。

2002/05/13

 身内TRPG。
 久しぶりにソードワールド。
 GM。

 あまり準備に時間をかけられなかったので、萌えキャラを出して誤魔化してやりましたよ。

2002/05/14

 高田馬場BIGBOXから斑鳩が消えた。
 50円だったのに。

 放心。

2002/05/15

 斑鳩をしまわれた腹いせにガンバード2。
 タビアで1度クリアしているのでマリオン様攻略。

 そして挫折。

 気付いたら23時だった。

2002/05/16

 ガンバード2。

 気付いたら22時だった。

 5面後半から難しすぎ。

 ……ていうか6面のボス!
 強すぎじゃ!
 斑鳩のラスボスだってもうちょっと勝てる気がしたぞ!
 アホー!

> パターンを知っていれば(1ボムで)楽勝

 しょぼーん。

2002/05/17

 ガンバード2。(またそれか)

 7面の3人組であえなく敗退。
 前は何も考えなくてもクリアできたのに。
 シューティング力が低下しているのだろうか。。。

 老化?

2002/05/18

 ハーマイオニーを買った。





 ふふ。

 なんて不穏で甘美な表現なんだ。

 (注:「や。意味わかんないっス」という人は2月10日の覚え書きを参照)

2002/05/19

 えーと。
 今日何したかな。

 あ。あのね。
 ハッピーレッスン見た。
 別に今日が初めてじゃないけど。

 巫女で長髪で刀で喜久子さんだなんて。どうすればいいんだ。

> 萌えろ。

> 萌えるしか。

 ああん。三世院さーん。僕を斬ってー。ばっさり斬ってー。



 三世院さんが活躍している回、見たことないけど。
 そこんとこどうなってんだメディアワークス。

 でも委員長もちょっといいと思った。



 ……ふぅ。

 これでやっと滞納分更新完了。
 銀天盤からリンクされてるうちに更新できたよ。

 明日は若竹の会レポートかな。
 isono.com 氏も参加するらしいゾ。
 見てねー。

2002/05/20

1票くらいしか入れてもらえない人間力の低い連中」――isono.com

「銀天盤ヒット数増加企画。『僕の考えたメガネっ娘』」――isono.com

「いつまでも『ラブしの』とか言ってらんねーっての」――isono.com

「遊戯庶民(※王に非ず)」――isono.com(多津丘〆葉)

「通称バンビちゃん(田中美沙(原点))」――isono.com(多津丘〆葉)

「耳がこんな風なヤツ(マルチ(涙))」――isono.com(多津丘〆葉)

「攻略できないオバサン(高町桃子(※本気です))」――isono.com(多津丘〆葉)

 若竹の会

 『僕の考えたメガネっ娘』は本当に面白そうだと思った。
 要は『僕の考えた完璧超人』の完璧超人をメガネっ娘に置換するってことですよ。

2002/05/21

 マザーとCPUを換えたらWinXPが起動しなくなった。

 再インストール。

 そしてオンボードのサウンドにはオーディオケーブルをつながなくてもCDが鳴ることにケーブルを買ってから気付く罠。

2002/05/22

 闇にまみれて尚生きるということはどういうものなのだろうか。

 月明かり。夜に注ぐ光。
 月で一度死んだ冷たい光。

 少女の部品。夜を纏った少女。
 青白い肌。頬。首筋。
 白い帯。
 白い模様。
 白い縁取り。
 白い袖。
 白い襞。
 小さな手。細い指先。

 一輪の花。夜に咲く花。
 白い花弁。
 白い花糸。
 白い花柱。
 白い柱頭。
 葯。花粉。

 囁き。
 ……好き。
 好き。
 大好き。

 ――月下美人。

 或いはわからないことにしているのかもしれない。
 そうだとすると、生きるということはいよいよ辛い。

「どうも病気らしい」

 惑わされたように僕はそっとその花を撫でた。

2002/05/23

 新宿サブナード福家書店の裏にひっそりと泉があるので僕は心の中で裏福家と呼んでいたが、よく見たらちゃんと看板が出ていて名前が書いてあった。

2002/05/24

「なあメイドよ」
「はい」
「僕はコーラよりコーヒーなのか?」
「……は?」
「アイスクリームよりアイスティーに見えるのか?」
「…………」
「そうなのか!?」
「いえ……意味がよく……」

2002/05/25

「ふふ」
 柊柯が不気味なほど満面に笑みを浮かべている。
「……なんだよ」
「日曜に出かける予定が中止になったんですってね」
「……ああ」
「ふふふ」
「…………」
「じめじめした薄暗い部屋の片隅でひとり、ひっそりと腐り果てるのね」
 自信を持って否定をできないところが実に不愉快だ。

2002/05/26

> だからね、俺の中では榊さんなの。
>
> ――よさげなメイド喫茶店が浜松町に……? 急行せねば!
>
> 「おでかけですか?」
> 「おでかけです!」
> 「……いってらっしゃい」
> 「いってきます!」
> 「?」
>
> 「ご注文はお決まりですか?」
> 「君」
> 「帰れ(槍衾)」
>
> 「おかえり……え? あの、え?」
> 「一斉に……(満身創痍)」

 感じ悪いなぁー。

2002/05/27

> 何ひとつ手の内を見せず、観念的なことばっかり言ってあたりを煙に巻く人が嫌いです。

2002/05/28

 悔しいので本当に行ってやりましたよ。
 浜松町へ。

 スカートがタイトなせいか、ウェイトレス感が強めに感じました。
 いいんだけどね。ウェイトレスだから。

 それよりも問題は時間稼ぎも狙って頼んだチョコレートパフェだ。
 器がテッポウユリみたいな形で、細い胴にはコーンフレークがぎっしり。
 上にはバニラアイスと生クリームにバナナとチョコレートソースとオーソドックスな内容であるものの、調子に乗ってこれらを平らげてしまうと後は「デザート」が終わって「餌ゾーン」突入確定の恐れ。
 これを美しくやっつけることに必死になってしまう罠。

 まあ、どうせジロジロ見られないけどな。

2002/05/29

> 「柊柯」ってなんて読むんですか?

 しゅうか。

2002/05/30

 やったった。
 やってやりましたよ。
 ついに斑鳩ノーマルモード、コインいっこクリアですよ。

 5機設定の店でだけどね!

 残機1だったので、普通なら終わってるけどね!

 ・・・・・・・。

 でも、だんだん4面のうずまきが読めてきました。

 まだまだ死ねるけどね。

 嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・

2002/05/31

 とか言ってたらノーマル設定でもクリアできちゃった。

 てへ。



 日瑠子陛下。知世様。クロ様。透君。三世院さん。よみ。

 ・・・・・・・。

 まあ、つまり、そういうことなんですね。



 とか言ってたらクロ様が!

 クロ様が!

 ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・

Elbereth

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