第五話『さくらとバカと図書館島』



まほら学園に転入してから一週間、桜はまほら学園に登校中ネギ達を見かけ元気に挨拶をした。

「ネギ君・アスナさん・木乃香さん・おはようございます」
「あ 桜さん(ちゃん)おはようございます(おはよう)」
「あれっ 桜さん・・・知世さんは?」
「えっとそれは」

桜はネギの質問に答えた。

<朝>

「桜学校やで〜!」

桜は女子寮の部屋で目を覚ました。
そして桜は起き上がり腕を上に上げて伸び桜はあたりを見まわした。

「ん・・・あれっ・・・ケロちゃん知世ちゃんは?」

桜は知世がいないことに気づき、ケルベロスに聞いた。

「知世ならもう行ってしもたで・・・なんか早く学校に行ってやる事があるみたいやったな」
「しかし知世は桜と違って早起きやで、一緒に暮らしてみてよ〜わかる・・・・」


「と言う訳なんです」
「へぇーそうなんですか」
「それにしても桜ちゃんもローラースケートなんやね」
「はいっ小学生の時からこれで学校に通ってます」
「そうなんや〜」
「三人ともしゃべってないで急ぎなさいよ」

桜たち四人がまほら学園に急いいでいると周りから元気なあいさつが飛んできた。

「ネギ君おっはよー!」
「やっほーネギ君」
「あ 佐々木さんに和泉さん!」
「おはよーネギ先生」
「オース ネギぼーずー」
「オーッスー」

ネギに向けられる大量の挨拶に桜は感心した。

「ネギ君って人気者なんですね」
「そうやな・・・ネギ君かわえ〜し人気があって当然やな」

その後桜達は学園に到着し、教室に入るといつもはないはずの花が教団に飾ってあ
ったという(飾ったの知世なんバレバレやけど)。


今日も朝から授業も進み、昼休み時間になると、2−Aの教室以外ピリピリしだした。

「ほぇ〜周りの教室なんだかピリピリしているね知世ちゃん」
「来週の月曜日からテストがありますから」
「2−Aもそうなんじゃないのかな」

その時、桜はネギがその場にいないのにネギとシンクロしたような感じになった。
そして午後の授業が始まるとネギがいきなりはりきりだした。

「今日の午後は終わりのHRまで大・勉強会にしたいと思います」
「次の期末テストはもうすぐそこまで迫ってきています」
「実はうちのクラスが最下位脱出できないと大変な事になるので」
「皆さん頑張って猛勉強しましょう」
「ネギ先生すばらしいご提案ですわ」

ネギの様子を見た桜は知世に話しかけた。

「ねぇねぇ知世ちゃん・・・ネギ君どうしたのかな?」
「期末テストにはりきる事は当然の事ですわ」
「そうなのかな」

その後の大勉強大会はいきなり英単語野球拳が勃発し、アスナ達バカレンジャーが
裸にされたのは言うまでもない。


夕方になり、学校を終えて女子寮に帰ってきた桜は知世とケルベロスとともに大浴場に入りに行った。

「わあ〜・・・何度入りに来てもこの浴場は広いね知世ちゃん」
「そうですわね、100人くらい一度にはいることができるように設計がされているようですし」
「まあわいの場合は広かろうが狭かろうが関係ないけどな」

それもそのはず、ケルベロスは仮の姿だと人間の拳と同じくらいの大きさなので、
人間一人がようやく入れるほどの大きさのお風呂でもケルベロスからしてみれば泳
げる程の大きさなのである。

「ケロちゃんこんな所でしゃべっちゃだめだよ」
「大丈夫やて桜、今この風呂場におんのわいらだけやし」
「あら・・・誰か来たようですわ」

知世の一声にケルベロスはすかさず人形のフリをし始めた。

「私が一番乗りだと思っていたのに早いわね二人とも」
「ア・・・アスナさん」

ケルベロスは現れた人物がアスナだとわかるとぬいぐるみのフリをするのをやめた。

「な〜んや、アスナ姉ちゃんか・・・ぬいぐるみのフリして損したわ」
「さくらちゃん・・・この黄色いの何?」

アスナはまだケルベロスの事を知らなかった。

「そういやアスナ姉ちゃんとわい初対面やったな」
「関西弁?」
「わいはさくらカードの守護者『封印の獣ケルベロス』や以後よろしゅーな」
「簡単にまとめるとさくらちゃんの使い魔というわけね」
「まあそれとおんなじ様なもんやな」
「それじゃあさくらカードってなに?」
「さくらカードちゅうのわな・・・」

・・・話が長くなりそうなのでここは省略します・・・・

「まあ簡単に話すと元々作ってあったクロウカードをさくらが自分用に作り変えた
のがさくらカードちゅうわけや。」
「へぇ〜・・・なんとなくわかったわ」

アスナとケルベロスの話も終わり、しばらくするとバカレンジャーの面々と図書館探検部の面々が浴場に入ってきた。
そしで少しするとテストの話になり夕映がまた変なジュースを飲みながら魔法の本の話を待ちだした。

「図書館島は知っていますよね?」
「うん・・・あの離れ島の巨大な建物でしょ」
「実はあの図書館島の深部に読めば頭が良くなるという魔法の本があるらしいです」

夕映の言葉を聞いて「都市伝説」だの「魔法」は存在しないだの言葉が飛び交ったが、魔法の存在をしっているアスナは深く考えた。

やっぱり魔法使いが存在するなら魔法の本くらい存在かも・・・・

アスナは深く考えた結果・・・

「よし・・・行こう 図書館島へ!」

アスナは周りの皆の予想とは正反対の答えを出した。
そして、木乃香はいつもとは違うアスナの言動で熱でもあるんじゃないかと思った。

「なあアスナ・・・熱でもあるん?」
「ないわよそんなの」
「それじゃあ・・・お風呂を上がったら図書館島へ行きましょう」
「木之本さん達も行きますか?」
「えっと、私はいいです」
「さくらちゃんが言うなら私もごえんりょうさせていただきますわ」

その時、アスナ達の魔法の本の話を聞いていたケルベロスは小さな声でアスナ達に話しかけた。

「なあ姉ちゃん・・・ほんまに図書館島って所に行くんか?」
「何言ってんのよ、行くに決まっているじゃない」
「ちょっといいか?」
「なによ?」
「魔法の本がほんまにあったとして、その魔法の本の力でテストでええ点とっても
自分のためにならんで」
「別にいいじゃないクラスの危機なんだし」

ケルベロスは自分の忠告を聞いても行く気満々のアスナの言葉を聞くと最後に一言言葉をもらした。

「わいは止めたから後の事は知らんで」

その後すぐアスナ達は浴場から出て行きネギをつれて図書館島へ行った。


そして夜・・・桜と知世の就寝前

「アスナさん達大丈夫なのかな?」
「そうですわね・・・」
「まあ大丈夫やろ、ネギ坊主もついていったみたいやし」

だがケルベロスの予想は外れることとなる。
なぜならネギは夕方に三日間魔法を封印する制約をしていたからである。


次の日の朝、桜と知世は普通にまほら学園に登校した。
そして桜と知世が2−Aの教室に入ろうとした時教室内がざわざわしていた。

「なんだろうね知世ちゃん?」

桜がそう言って教室のドアを開けると委員長がハルナの襟首をブンブン振っていた。

「ネギ先生(達)が行方不明ってどういう事ですのハルナさん!」
「わわわわわ・・・委員長落ち着いて落ち着いて」

今にも首が絞まりそうなハルナに委員長を止める桜子、その横ではのどかが泣いていた。

「なにかあったんですか?」

桜が尋ねるとのどかが鳴きながら質問に答えた。

「あっ・・・さくらさん」
「実はネギ先生とバカレンジャーの皆さんが図書館島で行方不明になってしまったんです」
「ほぇ・・・・・(沈黙)」
「えぇーーーーー!!!!!!」

桜が大声を上げて驚くと、すぐに知世をつれて教室を出た。

「知世ちゃん・・・どどどどうしよう、ネギ君達行方不明になっちゃったよ」
「それは心配ですわね」

慌てる桜に心配顔になる知世、すると桜が少し考えて決断を下した。

「知世ちゃん・・・図書館島に行こう」
「はい・・・念のためにさくらちゃんの衣装を持ってきていて正解でしたわ」

図書館島行きが決まると同時に知世はそれはもううきうき気分で鞄の中から桜の衣
装とビデオカメラと携帯を出した。

「知世ちゃん・・・持ってきていたの・・・(汗!)」
「さて・・・早速ケロちゃんにご報告ですわ」

そして桜と知世は学校を早退し、桜はフライのカードを使い、知世は真の姿となっ
たケルベロスの背中に乗り図書館島へ向かった。
次から仮の姿の時のケルベロスはケロちゃん、真の姿のときはケルベロスとする。


「ほぇ〜・・・中に入ると暗いね」
「桜グロウのカードをつこたらどないや」
「うん・・・そうだね」

桜は『灯』(グロウ)のカードを使い辺りを照らした。

「しっかし・・・この図書館島は魔導書が多ねんな〜」

図書館島の館内は普通の本と一緒に魔導書がかなり多く本棚に納められている。
それはもう100や200・1000や2000でも聞かないくらいだ。

「それにしてもネギ先生達はどこにいるのでしょう?」
「あ!・・・そういえば手がかりがなかった」

知世の一言に桜は固まった。
ネギ達を助けに来たまでは良かったが、ネギ達の手がかりが全くなかったのである。
そしてネギ達の捜索方法をケルベロスは考えた。

「そういや前に『影』のカードをつこて知世を見つけたことあるな」
「桜やってみ」
「うん」

桜はケルベロスの言う通りに「陰」のカードを使った。

「彼(ネギ)のものの影を捉えよ『影(シャドウ)』!」

すると影が一直線に走り出した。
そして、しばらくすると大きな穴が現れ影がその大きな穴に入っていった。

「ケロちゃん・・・あの穴!」
「こりゃあ入っていくしかないで」
「知世ちゃんも気をつけてね」
「はい!」

桜達は覚悟を決めて大きな穴に入っていった。
どんどん地下深くへ進んで行き、そして一点の光が桜達に見え始めた。
桜達はその見えた光一直線に進むと、桜達はあたり一面大きな光に包まれた。

「こ・・・ここは?」
「ここはまるで昔の地下遺跡みたいですわね」
「桜!知世!・・・あれ見てみ!」

ケルベロスが大きな声を出すとその方向に人らしき者達がいた。
距離は少し遠い・・・豆粒ぐらいにしか見えない。
桜達が急いでその方向へ行くとネギ達がいた。

「ネギ君・・・」

ネギ達の心配のあまり更に桜達が加速しネギがいる場所に向かったら・・・・


「えっとこの問題はですね・・・」

ネギ達は勉強していた。

「だああああああああーーーーーずざざざざざざー!」

桜とケルベロスは飛びながら一斉に滑り込んでその瞬間影のカードも効力を失った。
そしてその現場を目撃したネギ達は・・・・

「今さっきのは桜ちゃんと知世ちゃんじゃない?」
「拙者もそう見えたでござる」
「でも何かに知世ちゃんが乗っていたような・・・」
「皆さんはここで待っていてください」
「私も見に行くわ」

ネギとアスナはすぐに桜達の方へと急いで走った。


一方助けに来た桜達は滑り込んだショックで痛い想いをしており、そこにネギ達は現れた。

「痛たた・・・・!」
「さくらさーん(ちゃーん)!」
「桜さんなぜここに?」
「今日の朝のどかさんからネギ君達が行方不明になった事を聞いて」
「せやからわいと桜と知世が助けに来たっちゅう訳や」
「そうでしたか・・・すみません迷惑をかけてしまって」
「ごめん・・・さくらちゃんともよちゃん・・・と・・・」

ネギは素直に謝り、アスナも誤ろうとしたが・・・・・・

「何・・・このライオン見たいなの?」
「がくっ!」
「そういえばそうですね」
「がくく!」
「あはは(微笑)」

アスナとネギのボケにケルベロスはズッコケ桜と知世は微小に笑った。

「わいやわい!ケルベロスや!」
「えっ!・・・でも姿が違うじゃない!」

アスナが驚き疑りの声を発したが、桜はケルベロスの姿について説明した。

「この姿がケロちゃんの本当の姿で、いつものぬいぐるみの姿は仮の姿なんです」
「へぇ〜そうなの」
「なんかかっこいいですね」
「そうやろそうやろ本当の姿のわいはかっちょええやろ」

桜の説明にネギと明日菜は納得し、ネギがケルベロスを褒めるとケルベロスは自我
自賛しだした。

「あっ・・・そういえば他の皆さんは?」

桜は他の皆もいる事を思い出し、ネギに尋ねた。

「他の皆さんは向こうで勉強をしていますよ」
「って!」

ネギが指を勉強をしていた方向に向けると、ネギとアスナ以外のその他連中がもうネギの目の前に現れていた。

「ネギ坊主遅いある」
「桜ちゃんと知世ちゃん助けに来てくれたんか〜」
「後ろの獅子見たいのは何でござるか?」
「わー・・・ライオンだー!」
「でも羽が生えてますね」
「「「あわわわわ・・・・・」」」

桜とネギとアスナは開いた口がふさがらない。なんせケルベロスの姿が普通に見ら
れていてしかも夕映はケルベロスの存在に関して疑っている。

・・・と言うかライオン平気なのかこいつら・・・・

ネギや桜はこの事をどう対処しようか考えるがすぐには考え付かない。
アスナにいたってはもうあかん・・・見たいな顔になっている。
後頼れるのはケルベロスの背中に乗っている知世である。
もう既に知世役所は魔法がばれそうな時に皆を騙すという山崎君と同じような物となっていた。
しかし山崎君は誰も騙せないうそだが、知世は全員騙すというすごいうそだ。

「この羽は桜ちゃんと会いますように私が付けたものですわ。」
「へぇーそうなんですか。」
「そうやな〜桜ちゃんさっきからかわえ〜格好してるしな。」
「私が桜ちゃんのために(本当は自分のためでもある)御作りした衣装ですわ。」
「へえ〜そうなんや〜(なでなで)。」

右手で桜の頭を撫でる木乃香。

「・・・でどこからつれてきたんですか?」

まだ何かを疑う夕映。

「それはですね・・・」

この間も桜とネギの心臓はバクバク言っている。

「この図書館島の地下でこのライオンさんと会いました時に懐かれまして」
「ふ〜ん・・・そうですか」
「ゴーレムもいますしね、ライオンくらいいたって不思議じゃないですしね」

今回もご活躍の知世のうそに夕映が納得し、ネギも桜も気がゆるまった。
そしてその後桜達はネギが今魔法が使えないことを知り、一方桜も皆の前ではカー
ドが使えないので皆が勉強している間桜は知世とケルベロスと共に自力でここから出られる所を探した。

<第五話終>


『ケロちゃんの次回予告コーナー』

「こにゃにゃちわ〜!」

「そろそろおなじみになってきたかと思うケロちゃんの次回予告コーナーがやって来たで〜」

「さて今回のゲストは・・・・」

「(なんかようわからん奴やが)ザジ嬢ちゃんや〜!」

「・・・・・・・・・・」

「ちょっと譲ちゃん?」

「・・・・・・・・・・・」

「譲ちゃんなんかしゃべりや〜せっかくのゲストやねんから」

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

「ま・・まあ気い取り直して次回予告いくで!」

「そんじゃあ次回のタイトルは!」

「・・・・・・・・・・・・・」

「やっぱりなんもしゃべらんねんな」

「んじゃあわいがいくで!」

「次回のタイトルは『さくらとネギとハラハラテスト結果』や!」

「次回の見所は、いきなり現れたゴーレム、そしてそれと闘う桜!」

「地上に戻れてテストは受けれたもののそのテスト結果はどうなるか!」

「ネギはクビは繋がるのか?・・・が次回の見所や」

「(トン!トン!)」

「ん・・・なんや?」

「(ごにょごにょ)」

「えーと・・・今回は本編を書きすぎたのでもう時間がありませんって・・・」

「なんやてーーーー!!!!!」

「このコーナーよく時間がなくなるなー」

「まっしょうがない作者がへぼいんやから」

「それじゃあ最後のキメいくでー!」

「ほなな〜!」「・・・・・・・」

<終>


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