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「いくよ、エリー」
「やっ、そこ……違……い……ああ……んっ、んん……」
断る暇も無く、エリーの後のすぼまりに強烈な異物感が生じる。
細長い皮袋は柔らかくうねりながら、一気に奥まで入ってきた。
「全部入っちゃったよ。どう? 凄いでしょ」
返事をする余裕さえなかった。
入ってきた物を押し出そうと収縮を繰り返す尻肉の動きに合わせて、
体内に埋まったものは微妙に形を変えていく。
「おね、おねがいです、んくっ、抜いて……ぬいてっ、くだっ……やぁぁあ……」
どう腰をよじってもぴったりと肉壁に吸いついてくる皮袋に、
エリーは身体を貫かれているような衝撃を受けていた。
まるきり柔らかい訳でもなく、棒のように硬い訳でもない。
そのくせわずかに膨らんで体内を圧迫するそれは、
エリーが今まで味わった事のない快感をもたらしてきた。
「はぁあぁっ……マ、マリー……さん……こんな……の……ひっ……」
呼吸をするだけで苦しいのか、エリーは何度も小刻みに息を吐きながら喘ぐ。
しかしその声は、わずかずつだけれどはっきりと感じ始めている事を伝えていた。
細い身体を思いきりしならせて悶えるエリーに、アイゼルの吐息も知らない内に荒くなる。
マリーから受け取った皮袋で同じ物を作ったシアは、
驚かせないようにそっとアイゼルの尻に手を触れさせると、さわさわと撫でまわした。
「うふふ、アイゼルも用意はいい?」
「は、はい、お姉様……あ、ぅあっっ!!……あ……くっ、うぁ……ん……うう……」
アイゼルの方が以前にエリーの指を何度か受け入れているからか、
後ろの孔を犯されて感じ始めるのも早かった。
何もしなくてもゆるやかに腹の中を動き回るそれに、少しずつ順応して媚声をあげる。
シアがアイゼルの腰を抱えて膝立ちの姿勢にさせると、マリーもそれに習って、
向かい合わせになるように立ちあがった。
二組の恋人が、それぞれ相手を違えて交わっている。
マリーの右手の指はエリーの秘唇に深々と差しこまれ、
左手はシアの右手をしっかりと握り締めている。
シアの左の掌はアイゼルの左胸を激しく揉みしだき、時折エリーの右胸をも弄んでいた。
エリーは右手をアイゼルの隠すものが無くなった下腹部にあてがい、
残った腕でアイゼルをしっかりと抱き締める。
アイゼルは両腕でエリーの頭をかき抱くと、いつ終わるともしれないキスを続けていた。
複雑に絡みあった四人の身体は、淫らに蠢き、貪欲に快感を求める。
「アイゼルぅ……はぁっ、あんっ、好き、好きぃ……」
「私もぉ……エリー、好きなの……」
喘ぐ為に口を離し、すぐにまた口付ける。
身体の奥深くで縦横に動き回る皮袋に翻弄されて、
もう自分達が何をしているのかも判らないまま、二人はひたすらにお互いを求め続ける。
「ふふっ、シア……たまには、こういうのも……いい、よね……ほらエリー、これ……どう?」
「そうね、マリー……んっ、アイゼル……」
二人の少女を犯す二人の女性は、満足気に頷き合うと更に腰の動きを早めた。
激しい音がして腰がぶつかり、淫らな音と乱れた声が部屋中に響き渡る。
「あん、マリー……さん……す、ご……ぁぁ……っくあ……っ!」
「お姉様……! あ、っふ、いい……すごい、気持ちいい……です……!」
お互いを支えあうようにして快楽に震えていた二人の身体が崩れそうになり、
マリーとシアは慌てて抱き止めた。
そのまま自分の胸元まで引き起こして彼女達の中にある黒い張型の角度を変えると、
一際激しく腰を打ちつける。
「は、ぁ……っ! マリー、さん……ぃっ……も、私……だ……め……やぁぁ……っっ!!」
「あぁ……エリー、私……も……もぅ、いく……いっちゃう、の……っ!」
二人は限界まで身体をしならせて、ほとんど同時に絶頂を迎えた。
真っ白になっていく頭の中で、その痛みで最後までお互いを感じ取ろうと、
それぞれの身体に爪を食いこませる。
頬を寄せ合ったままずるずるとベッドに倒れこんだ二人に重なるようにして、
マリーとシアもしばらくの間後輩の少女達を犯した余韻に浸っていた。
余程強い快楽を味わったのか、エリーとアイゼルはそのまま眠り込んでしまったようだった。
シアは二人を起こさないように、静かにベッドから出ると衣服を身につける。
「さて、と。帰るわよ、マリー」
「あたしここに泊まって……いたたたた!」
少女二人の真ん中に横たわっていたマリーは気持ち良さそうに半分眠っていたが、
シアに耳を引っ張られて慌てて跳ね起きる。
「だめよ、マリーにはさっきの件を説明してもらわないと」
「さっきの件……? あ!」
それが、自身はもうすっかり忘れていたが、
シアに内緒でエリーと遊んだ事を自分からバラしてしまった事を指しているのに気がついて
マリーの顔がこれ以上無いほど青ざめる。
アイゼルにしたのとは比較にならないくらいのはたきの刑だけで済めばまだ良い方だった。
それが気持ち良くない、と言ったら嘘になるが、
シアがおしおき、と言った時は苦痛の方が圧倒的に多いのだった。
「ほら、早く服を着て。それじゃあまた会いましょうね、エリー、アイゼル」
「ううぅ……」
シアは完全に寝入っているエリーとアイゼルに小声で挨拶をすると、悠々と部屋を後にする。
その後ろを、既に奴隷のような表情で、マリーが追いかけていった。
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