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シアの胸にしがみつきながらその光景を見ていたアイゼルが、意を決したように顔を上げた。
「あ、あの……お姉様」
「なにかしら?」
艶やかな髪を優しく梳いてやりながら、
まるでアイゼルがこれから言う事が判っているかのように、シアは静かに微笑む。
「……私のも、剃って……ください……」
「それは構わないけど、どうしてかしら?」
「……私も、エリーと同じが、いいんです……」
「……あなた、本当にエリーの事好きなのね。わかったわ、それじゃ、あなたのも綺麗にしてあげる」
アイゼルはシアの身体から離れると、自分からエリーと同じ格好になる。
大きく足を開いた中心にある秘裂は、羞恥に震えているようにも、
その先にある悦びを期待してひくついているようにも見えた。
「あら、あなたは少し濃いめなのね」
綺麗な三角形をしたアイゼルの縮れ毛をつまみ、
少しだけ揶揄するように言うと、顔を真っ赤にしてしまうのが可愛くて、
シアはつい何度もつまんで反応を愉しむ。
「あ、あの……」
「ふふっ、それじゃ始めるわね」
シアはマリーが作った瓶の中身を手にあけると、アイゼルの小さく縮れた秘毛に丁寧に塗った。
「は、ぁん……んっ……」
ほどなく薬の効果が現れて、アイゼルの身体に再び官能の火が点る。
両足を閉じてぎゅっと締めるか、手でやんわりと覆いたくなるような、静かな羞恥。
そのどちらも今は出来ない事が、余計に恥ずかしくて、気持ちいい。
「動いたら、だめよ」
しかしそう言いながら、シアはアイゼルの襞の間をくちゅくちゅと音がするように掻き回して遊ぶ。
中に溜まっていた蜜が溢れて、恥ずかしさの余りアイゼルは両手で顔を覆ってしまう。
「ぃや、お姉様……意地悪……」
「うふふ、ごめんなさいね。じゃあ本当に始めるから、動かないでね」
アイゼルのそこは繊毛というには少し硬く、密生していたから、シアは何度かに分けて刃を当てた。
肌を傷つけないように慎重に、剃り残しが無いように丁寧に、下腹部を覆う茂みを取り除いていく。
「っ、ん……」
動いたらいけないと判っていても、大きく足を開いて恥ずかしいところを晒けだし、
見られているいう意識は、アイゼルの息を荒げさせ、微かに身じろぎさせる。
「もう少し、我慢してね」
「は、はい……」
時間をかけて、過程を楽しみながら毛を刈り取っていくシアの眼前に、
やがて思わずため息がこぼれてしまうような、美しい桃色の秘奥が姿を見せた。
まだ男性を受け入れた事の無いそこは形も崩れておらず、薄く開いて蜜で濡れ光っている。
そっと舌先で掬い取りたくなるのをこらえながら、シアはまず剃毛を終わらせてしまう事にした。
「……あの、終わり……ました?」
「もうちょっと待ってね」
いつまでもその格好は辛いのか、控えめながらそう催促したアイゼルに返事をごまかし、
彼女の身体の中心に繋がる入り口の外側の、薄く色がついている所を指でなぞった。
「んっ……」
繊細な愛撫をされて、ふっくらと膨らんでいるそこは、
シアの指を嬉しそうに震えながら受け入れ、お返しに蜜を産み出す。
何度か、円を描くように人差し指を動かすと、腰が小さくひくついた。
「おっ、お姉……様……」
さすがに不審に思ったアイゼルが、それでもなお邪魔をしようとはせずに懇願する。
気付かれてしまった所で別に構わないが、アイゼルの心情を思いやったシアは
最後にほんの一瞬、襞の中心に口付けると終わりを告げた。
「ふぁっ……! やぁ……」
「はい、綺麗に剃れたわよ。最後のはおまじない」
丁寧に、全ての毛を剃り終えたシアがアイゼルから身体を離すと、
先に終わっていたエリーがふらふらと這いよって来た。
「エ……リー……」
「アイゼル……ごめんね、ごめんね……」
頬を朱に染めながら手を伸ばすアイゼルに、不意に様々な想いが溢れ出して、
エリーは泣き出してしまう。
さっきまで泣いていたアイゼルはもらい泣きしてしまいそうになり、
目の端に涙を浮かべながらエリーの手を握った。
「いいの……もう、気にしてないわ。ね、キス……しても……いい?」
「うん……うん」
剃られたばかりのエリーの下腹部に、アイゼルは情感を込めたキスをする。
媚薬を兼ねた液体が塗られていたそこは、敏感さが増していて、
エリーは思わずアイゼルの頭を強く掴んでしまう。
「あっ……! ア、アイゼル……気持ち……いい……よ……」
「エリー……お願い、私のも……」
アイゼルはエリーの身体の上に反対向きに跨り、つるつるになった股間を顔に近づけた。
くっきりと浮かび上がったアイゼルの秘唇を、エリーは初めてじっくりと観察する。
フェストのように白い肌に、ごく控えめに口を開けて濡れ光っている紅い割れ目は、
エリーが今まで見たどんな物よりも綺麗だった。
そこがせがんでいるような気がして、唇でそっと触れる。
「んっ……エ、リー………」
自分の足の間で昂ぶった声をあげるアイゼルに欲望をかき立てられたエリーは
本格的に彼女の愛蜜をすすろうと腰を抱き、舌を伸ばした。
アイゼルは快感に一度顔を仰け反らせた後、お返しといわんばかりに、
自分と同じく隠す物が何もなくなったエリーの陰唇に顔を埋める。
「こらこら二人とも、私達を忘れないでよね」
放っておいたらそのまま自分達を忘れて続けていそうな二人を、マリーが苦笑混じりに止める。
「あ……ごめんなさい」
「いや、いいんだけど、私達も混ぜてよ」
「あ、はい……でも」
エリーはそこで口篭ってしまったが、マリーは彼女の言いたい事をちゃんと理解していた。
「大丈夫。こういう時の為のものが、ちゃんとあるのよ」
マリーはベッドの傍らに置いた自分の荷物袋から手探りで、
細長い皮で出来た筒のような物と、さっき使ったのとは違う種類の瓶を取り出した。
皮の筒の方はともかく、瓶の中の液体に興味を持ったエリーが、
この時ばかりは錬金術士の顔で尋ねる。
「それ……何ですか? 見た事が無い液体ですけど」
「これ? 世界霊魂液。これをね、この中に入れて、ぷにぷに玉を入れるっ、と。はい、シア」
「世界霊魂液!?」
事も無げに答えたマリーに、二人は思わず声を揃えて叫んでいた。
まだ二人とも名前くらいしか知らないが、それが貴重な物であるということだけは判っている。
それをあっさりと、しかもよりにもよってこんな事に使ってしまうのだから、
やはりマリーは恐ろしい錬金術士だった。
驚いている二人をよそに、マリーは世界霊魂液とぷにぷに玉の入った皮袋を腰に巻き付けると、
何度かしごきあげる。
手の中で硬くなり始めたのを感じると、マリーはエリーの背後に寄り添った。
ぴったりと閉じているお尻の谷間を両手で押し割ると、張型の先端を小さな孔につける。



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