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すっかり充血してじんじんと痺れているその場所を噛まれる度、
エリーの腰は勝手に浮いてしまい、
懸命にバランスをとろうとする膝も笑ってしまって全く力が入らなくなっていく。
「マリーさん、それだめ……やっ、あぁん、だめ、だめぇ!!」
小さな身体に収まりきらなくなった快楽に頭の中が熱く、白く染まり、
エリーはそのまま一気に昇り詰めてしまった。

衣服を脱がされたアイゼルは、恥ずかしそうに胸を隠した。
エリーと較べれば大きな膨らみも、より大きなシアの乳房を目にしてはどうしても見劣りしてしまい、
コンプレックスを感じざるを得なかったのだ。
シアは同じ女性として、アイゼルの気持ちが解ったから、
その手を無理に開かせはせずに、大きく背中から抱き締める。
シアの腕の中に包み込まれたアイゼルは、全身でシアの体温を感じて、
心地良さそうに胸に頬を擦りつけた。
うっとりと目を閉じたアイゼルに、シアはさりげなく背中の手を降ろしていく。
浮き出ている背骨を伝って、まだ少し赤く腫れているお尻に触れ、
いたわるように撫でると、腕の中の少女が小さく身じろぎした。
「まだ……痛む?」
「あの……少しだけ」
本当はもうそんなでも無かったが、シアの温かい手が気持ち良くて、アイゼルは小さな嘘をついた。
すぐにお尻全体を、大きく円を描くように撫で擦ったシアの手は、
やがて、少しずつ、お尻の谷間に指先を触れさせはじめる。
「んっ……お、お姉様……」
「なぁに?」
控えめな抵抗を笑顔で封じておいて、シアははっきりとお尻の間に指を這わせた。
小さなすぼまりに指先のほんの一部が触れた瞬間、アイゼルのお尻の肉がきゅっと締まる。
「やん……そこ……だめ、です……」
言葉ではそう言っていても、それ以外の全てが、アイゼルはそこが弱い事を物語っていた。
シアは身をよじったアイゼルをしっかりと抱き直すと、
指の、ほとんど皮だけを触れさせながら、孔の上を何度も往復させる。
「いやぁ、だめ……本当に、だめ……あぁん」
「ね、アイゼル。あなた、ここ、エリーにもう触ってもらったことあるでしょ?」
シアが、エリーに聞こえないように耳元でくすぐるように囁くと、
アイゼルはこれ以上ないくらい顔を真っ赤にして、恥ずかしさのあまり胸に顔を埋めてしまった。
「うふふ、でも、気持ちいいでしょ?」
シアはアイゼルの耳を咥え、彼女の意識をそちらに引きつけると、
お尻の孔に小指の先を爪が隠れる位まで差しこんだ。
「やっ、やっ……お姉、様……ふっ、ぁ……あ……」
アイゼルはむずかったが、それもすぐに切なそうな吐息に変わる。
指の動きに合わせてお尻をふるふると震わせながら首をすくめるアイゼルに、
シアは更にお尻の奥まで指を進め、舌も耳朶の中へと埋めてねぶりあげた。
「はぁっ、ぁぁあ……っ、そ、れ……はぁ、ぁあ……」
まるでシアの指から押し出されるようにとめどなく溢れる愛蜜はお尻を濡らし、
ベッドを汚して大きな染みを作っていく。
お尻と耳を同時に責められて、どう感じたらいいか戸惑いながらも、
アイゼルは確実に頂点へと近づいていた。
「いいわよ……イっちゃっても」
そう言って小指の先を折り曲げた時、アイゼルの身体が跳ねる。
「やぁん、お姉様、私、わたし……っ!!」
シアが抱いていなかったら折れてしまったのではないかと言う程背中を反らせて、
口の端に涎の小さな泡を作りながら、
アイゼルは全身を駆け巡った絶頂に浸るようにくずおれていった。

エリーとアイゼルは、それぞれマリーとシアの肢体にしがみつくようにして果てた身体を休めていた。
お互いが一番なのは変わらないけれど、少しだけ、特にアイゼルはシアに夢中になっていた。
シアも、大きな赤ん坊のように素直に甘えてくるアイゼルがよほど気に入ったのか、
しっかり抱き締めて離そうとしない。
一方のエリーは、もちろんマリーの事は尊敬しているし、
こういう事をされるのだって平気だけれど、どうもアイゼルに対するシアと較べると、
少し意地悪な時が多い気がするのが嫌だった。
もちろんマリーはそれを承知した上で、エリーの反応を愉しみたくて意地悪しているのだから、
結局この二人も良いコンビには違いなかった。
「うふっ、たまにはこういうのも悪くないわね」
「シア〜、さっきと言ってる事違うよ」
アイゼルの手をしっかりと握ってやり、髪の毛の所々にキスをしながら、
にっこりと微笑むシアに、マリーが呆れたように首を振る。
「あら、だってマリーは私達に隠れてこっそりエリーとしたんでしょう? ね、アイゼル」
「はい、お姉様」
「うぅ……」
あっさりとシアにやりこめられてしまったマリーに、エリーとアイゼルは思わず笑い出す。
それに合わせてシアも笑い出し、一人だけ憮然としていたマリーも最後には我慢出来なくなり、
寝室内を四人の笑い声が満たした。

「でも、二人とも、私達を覗いた罰はやっぱり受けないといけないわよね」
笑いが収まった後、すっかりこの場の主導権を握ったシアが諭すように言うと、
エリーもアイゼルも魅入られたようにこっくりと頷く。
罰だから嫌には違いなかったけれど、シアとマリーのする事に多少の興味もあったのだ。
「どんな罰がいいかなぁ」
「ねぇマリー、こういうのはどうかしら?」
人差し指を顎に当てて考え始めるマリーに、シアがそっと耳うちする。
聞いている内にマリーの顔がどんどん興奮で赤らんでいき、
聞き終える頃にはすっかり鼻息も荒くなっていた。
「……うわ、相変わらずシアって凄い事考えるよね」
しかし、その提案に大いに乗り気になったマリーはさっそく荷物袋の中から小瓶を取り出した。
それを見たエリーが小さな声をあげる。
その瓶は忘れもしない、昨日の夜全身に塗られた媚薬が入っている瓶だった。
狂おしい程の快楽に囚われた昨日の事を思い出してエリーは思わず期待してしまったが、
マリーは取り出した液体を彼女の全身にではなく、一部にだけ塗りこめる。
「な、何するんですか?」
「ん? エリーが浮気しないように、ここを綺麗にしてあげるの」
そう言ってマリーが撫でたのは、下腹の小さな茂みだった。
事態に気が付いたエリーは、顔を真っ青にしながら、
さっき一瞬でも罰に興味を持った事などすっかり忘れて必死でマリーを止めようとする。
「いや、もういいです、浮気なんて絶対しませんってば」
「だめよ、おしおきなんだから。言う事聞かないとあたしとシアでアイゼルいじめちゃうよ」
その脅迫を鵜呑みにした訳ではないだろうが、エリーはしぶしぶ抵抗を諦めて大人しくなる。
マリーは再び足を思いきり開かせると、生え具合を確かめるようにさわさわと撫で回した。
「ほら、足開かないとケガしちゃうわよ」
エリーの、まだうっすらとしか生えていないそこに、冷たい刃が当てがわれる。
どこでこんな事を覚えてきたのか、マリーの手付きは妙に手馴れた物だった。
そのくせ、量の少ないエリーの恥毛をすぐに剃り終えてしまっては勿体無いとばかりに、
時々息を吹きかけて反応を愉しみながらゆっくりと剃り落としていく。
「うぅ……はっ、ぁ……」
刃の冷たさと媚薬がもたらす熱さに時折身をすくめながら、
エリーはようやく生えて来た大人の証が無くなっていくのをじっと耐え忍ぶしかなかった。



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