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「うん……あたしもよ、リリー」
イルマはそう言うとリリーのズボンに手をかけ、ゆっくりと尻のあたりまで降ろしていく。
続きを催促するようにリリーが少し腰を浮かせると、くるりと一気に膝まで脱がせてしまった。
「ね、脱いじゃおう」
再びキスをしながら、今度はリリーが服を脱ぎやすいようにゆっくりとした動きで舌をそよがせる。
「ん、ふ……ん、……ん」
時間をかけて、ようやく下着姿にさせると、イルマはリリーの胸を下から持ち上げた。
「いいなぁ、リリーのおっぱい、大きくて」
おっぱい、と言う言葉を聞いた瞬間、リリーの身体が小さく跳ねる。
「やだ……そんな言いかた、恥ずかしい……」
「あら、どうして? おっぱいはおっぱいじゃない」
イルマは自分の言葉で恥ずかしがるリリーが可愛くて、
反応を楽しむようにわざとそこだけ強調して発音してやった。
「だって……ぅ、ん……」
大きく、円を描くように撫でまわしながら続ける。
「こんなにたぷたぷして、今にもミルクが出そうよね」
「そん……な、ぁ、出ない、ん、ぁ……」
「そう? ここだってこんなに硬くなって、吸ったら本当に出るんじゃないかしら」
指先でつまんで軽くひねってやるだけで、リリーは簡単に声を上げてしまう。
「っ! ……出ないよ、うぅ、出ないったらぁ……」
「本当かしら? やっぱり、試してみないとダメよね」
言うなり、大きく口を開けてリリーの乳房を咥えると、大きく吸い上げた。
「やぁぁっ! だ、め、だってば……ん、ああ、……ぅ……」
口を吸いつかせたまま、少しずつすぼめていき、硬く尖っている乳首に歯を軽く当てると、
リリーは乳房を押し付けるように身体をのけぞらせる。
「どっちなの? だめなの? いいの?」
イルマは一度胸から顔を離すと、背中に腕を回しながらリリーを軽い上目使いで見た。
「いじわる……だよ、イルマぁ……」
ほとんど泣きそうな顔になりながら、リリーは足の間の潤った泉をイルマの膝頭にこすりつける。
「ふふっ……ごめんね、リリー。こんなに濡らしちゃってるなんて知らなかったの」
イルマは自分の膝に付いた熱い滴を掬うと、粘りを見せつけるように指先を広げた。
「や、だ……そんなの……見せない……で……」
「ねぇ、リリーって、あたしのこと考えてここを触ったことってあるの?」
「そんなの……」
刺激を求めて迫ってくるリリーから巧みに距離を置きながら、
なお言葉で責め、快楽を焦らす。
柔らかく開いたリリーの秘所は、軽く押し当てただけで指を取りこもうと蠢くが、
ほんの爪先だけを沈ませただけでそれ以上はせず、
掌を花弁を覆うようにあてがって、残った指で割れ目の周りをゆっくりとなぞる。
「ん……っあ……おねがい……もう……がまん……でき、ないよ……」
「だから、教えて? 教えてくれたら、してあげるから」
浅く差しこまれた指先が渦を描くように回ると、
リリーはもどかしさに耐えられなくなって秘密を漏らしてしまった。
「…………ある、よ……ある……の……だから……」
言わされてしまった羞恥からか、リリーの身体が小さく震えるのに合わせて、
イルマの指が溢れ出た大量の蜜で湿った。
「意地悪してごめんね。……それじゃ、してあげるね」
紅く染まったリリーの頬を撫でながら、指をゆっくりと差し入れていく。
「ふあぁっ! ん………イルマ………好き……それ……好き………なの……」
散々焦らされたからか、もう自分が何を言っているのかも判らないまま
リリーは自分の中に入った指先を求めた。
自ら慰めたことはあると言っても、大概は上の突起を擦るやり方だったので
ほとんど指を入れたことは無かったリリーに、
中で縦横に蠢いて肉壁を刺激するイルマの指は恐ろしいほどの快感をもたらしてくる。
「うぁ……気持ちいい……よ……」
口を大きく開けて涎をこぼしながら、リリーはひとつひとつ快感を声に出す。
その声に応えるようにイルマの指は徐々に激しさを増していき、
リリーはとうとう押し寄せる波に耐えられなくなってしまった。
「あたし、もう…………!」
リリーの声に絶頂が近い事を感じたイルマは指を折り曲げて、
自分がする時に一番気持ちいい場所を刺激する。
「んっ……あぁっ!」
一際激しく指が締めつけられて、リリーの身体が一瞬固まる。
イルマは背中から倒れこむリリーの身体を抱きとめると
ゆっくりと横たえてやり、自分もその横に寝転がった。
「……ね、あの占いって、イルマが仕組んだの?」
イルマの手を頬に押し当てて心地よさそうにまどろみながら、
リリーはなんとなく昼間の、自分の想いを解き放つきっかけになった占いの結果について尋ねた。
「ううん。してないわ。あれはあくまでも自然な占いの結果よ。
それに、あたし達の一族は占いで身を立ててきた一族。そんなことしたらおばあ様に怒られちゃう」
「そっか……ごめんね。疑ったりして」
「ううん、別にいいの。それに、あの結果を見てからこうしよう、って思ったのは確かだし」
「そ……そうなの?」
「うん。あたしもね、リリーのことは前から好きだったんだ。
でも、やっぱりあなたと同じで、好きって言っても気持ち悪がられるだけ、って思ってたの。
それがあのカードを見て、ひょっとしたら……って」
「ずるーい! あたしの気持ち先に知ってて好きって言わせたのね!」
今更のように恥ずかしさが込み上げてきたリリーは、身を乗り出してイルマに詰寄る。
「えいっ」
その頭を軽く引き寄せると、
虚を突かれたリリーはあっけなくバランスを崩してイルマの上に倒れこんでしまった。
「ごめんね。でもその代わりに、色んな所で覚えたこと全部教えてあげるから」
「たくさん?」
イルマの身体に頬をすりつけてじゃれながら尋ね返す。
イルマからは見えないその瞳には、あからさまな期待の色が浮かんでいた。
「うん。1日ひとつで1000日かかるくらい」
「1000……」
「そう。だから、早くベッドに行こ?」
自分の想像を超えた数字に言葉を失うリリーの尻を優しく撫でまわしながら、
イルマは悪戯っぽく囁いた。
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