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「あ……」
「何いやらしい触り方してんのよッ!」
ブルマのラインに沿って指をなぞらせてみると、
二人ともそれぞれの性格に合わせた反応を示す。
葵の恥じらいももちろん良いが、アン子の怒りを露にするのもなかなか新鮮だ。
しかも今日は葵という盾があるので、被害がこちらに及ぶ可能性も少ない。
これはもしかしたらチャンスではないかと、がぜん乗り気になる龍麻だった。
腿のつけねまで指を移動させた龍麻は、人差し指をブルマの内側に引っかけた。
そこから今度は上方へとなぞっていく。
埋没しそうな柔肉は甲乙つけがたく、知らず両頬が緩んでしまった。
「お前ら本当にいい尻してんだな」
「そんな……」
「別にアンタのための尻じゃないわよ」
アン子の剣幕はあいかわらずだが、やや勢いがない。
原因を探った龍麻は、ほどなく突きとめることに成功した。
泳いでいるアン子の目線の先には、葵がいる。
葵は龍麻が右手を操るたび悩ましげに身体をくねらせ、
ほとんど触れんばかりの距離にいるアン子は、
葵が発する淫気をまともに浴びて困惑しているのだった。
そうとわかれば取るべき手は一つしかない。
龍麻は熟練の手つきで痴漢さながらに面積の大きな尻を縦横無尽に撫で、
哀れな少女に官能のともしびを灯していった。
「……ぁ……っ……」
ブルマを食いこませてしまわない程度に、やんわりと掌を滑らせる。
丘を越えてもう一つの丘を行きつ戻りつさせ、充分に堪能したところで谷間を下りていった。
「は、ぁ……っ、ん……」
内股を撫で、葵の声に色がこもったところで中指をブルマの中心にあてがう。
はっきり熱を帯びている小さな渓谷を、指全体で擦りあげた。
「あっ……あ、ん……!」
声を押し殺してよく我慢していた葵だが、敏感な部分を触られて、
ついにアン子の腕を掴んでしまった。
「み、美里……ちゃん……」
葵の官能は腕を通してたちまちアン子に伝播する。
頬を染め、吐息をつく仕種に目を奪われ、
たちこめる甘い香りに心を囚われかけていたところに、
ふわりとしがみついてきた葵は、アン子を縛る理性をはじき飛ばした。
よろける葵を受けとめ、抱きしめる。
柔らかくて温かな、陳腐な言い回しだがそれ以上表現しようのない身体を、
アン子は夢中で捕らえた。
「んっ……あ、あぁんっ……」
葵は抱きついていっそう悩ましく喘ぐ。
それが自分の手によるものではないことに苛立ちを覚えたアン子は、
自身の手を葵の尻へと伸ばした。
「ア、アン子……ちゃん……?」
戸惑う葵をあえて無視して、ヒップラインを撫でる。
邪魔すると思った龍麻はなぜか手を引き、代わりにアン子の尻を撫ではじめた。
集中を妨げられるのはうっとうしかったが、それよりも誘惑が勝り、
アン子は友人の尻をまさぐるのに専念することにした。
「ぁ……ん……」
まろやかな尻を撫で、優しく揉みしだく。
丸い、とか柔らかい、といった語句よりも、直線や鋭角といった言葉の方を好むアン子だが、
葵の尻は宗旨替えもいとわないほど気持ちよく、手を一杯に広げて五本の指全てで味わった。
すがりつく葵がまた淫らがましくて、鼻息も荒く同性の少女を愛撫する。
「アン子……ちゃ、ん……」
切なげな囁きに五本の指は十本に増え、中年男性じみた手つきでブルマごと柔肉を辱める。
「美里ちゃんって、こんなにいやらしい子だったのね。
お尻触られて顔真っ赤にして、でも気持ちいいんでしょう?」
「ひ……酷いわ、そんな……」
「酷くなんかないわよ、本当のことなんだから。
ほら……ここ、ブルマの上からでも音がするわよ」
「だ、め……!」
龍麻が感心するほどアン子はねちっこく、
葵も同級生に言葉で嬲られて興奮しているのがはっきりわかる。
とはいえ、横取りされたような気分になるのも確かで、
アン子をあまり勢いづかせないためにも、龍麻は淫手の矛先をアン子に絞った。
「ほら、聞こえるでしょ? えっちな美里ちゃんのえっちな……って、
あたしはいいのよ触んなくてッ」
奇襲を受けた尻を守るか、そのまま尻を攻めるか。
舌は二枚以上持っていると思われるアン子も、手は二本しかないので迷っている。
その隙に乗じて龍麻は一気に本丸へと突入した。
「こらッ、馬鹿ッ、やめなさいよッ、あたしに手を出したらマリア先生が黙っちゃいないわよッ」
「穴を開けなきゃ怒んねえよ」
「あ、穴とか下品なこと……っ、言ってんじゃ、ない、わよ……ッ」
龍麻の女遍歴は伊達ではなく、的確な愛撫でアン子を昂ぶらせていく。
一旦は蹴り飛ばそうとしたアン子だが、龍麻の愛撫はそこまで激しくはなく、
徹底的に妨害する意図がないのはわかったので、しぶしぶ男の手を受けいれることにした。
「なんだ、お前も結構濡れてんじゃねえか」
「うッさいわね」
ブルマの中に入ってくる手はうっとうしくてたまらなかったが、
気にしていては絶世といってもよい美少女を快楽に身悶えさせるという大事な仕事に集中できない。
大きさと形でいえば実は葵のそれにもひけをとらないヒップを放りだして、
アン子は汗ばむ手を葵にぐっと密着させた。
「あぁっ……!」
いかにも女性を欲望の対象として見ているようで、
むっちりという表現を嫌っていたアン子だが、この尻のむっちり具合には感嘆するほかない。
外側から押して集め、手に力を入れると指の間から肉がこぼれるこの気持ちよさは、
きっと他の何でも味わえないものだろう。
「こんなにお尻大きいと、ブルマがすぐ食いこんじゃって大変でしょ」
龍麻でも訊かないような質問を、ブルマの縁を指で引っ張りながら投げかけ、
あまりの恥ずかしさにしがみついてくる葵にアン子はなお意地悪く囁く。
「きっと男は皆見て下品なうわさするわよね。たまんないものね、実際」
「そんな……」
「ブルマなんてオヤジを喜ばせるだけのしょうもない服だと思ってたけど、
ああ凄いわ本当に、美里ちゃんのお尻」
「ア、アン子……ちゃ、ん……っ」
痴漢よりも大胆に、龍麻よりも繊細に揉み、撫で、捏ねるアン子に、葵の声がうわずっていく。
それはもはや龍麻の妨害などでは止められず、アン子は暴走気味にブルマの足側から手を入れ、
手の甲で赤い布を中央の谷間に集めてしまうと、むきだしの白い肉果をさらに揉みほぐした。
「あ……あぁ……」
大きさと形が強調されたヒップは、完全にアン子の手中に堕ちている。
滑らかなナイロンにも劣らない肌の感触を愉しみ、
手にしっとりと吸いつく弾力を堪能し、葵が身じろぎするたびに右に左に揺れるさまを味わった。
「う……ん……ぅ……」
飽きることなく尻と戯れていると、次第に葵の反応が変わってくる。
ただの喘ぎではなく、熱量が増大した、芯から感じているような声だ。
それほど厚くはない体操服を浸透して肌が感じる熱に、アン子の鼓動はいや増していく。
「美里……ちゃん……」
葵が見つめる。
正統派の美少女である葵と、正面から見つめあうのは至難の業だ。
ましてこの時葵はすっかり発情していて、アン子と同じ歳とは思えない色気を、
匂い立つほどに醸しだしている。
理性など保てるはずもなく、アン子は葵の唇を奪った。
「ん……っ……」
熱い口唇を味わったのも束の間で、すぐさま二本の舌はお互いを求めて絡みつく。
ゆるやかに、しかし一瞬の停滞もなく、口の周縁にてらてらとした輝きを残しながら、
淫靡にくねりあった。
「う……ん……」
マリアにキスの技巧を仕込まれたアン子だが、葵とのキスに膝が砕けそうになる。
つい今しがたまでさんざん意地悪をしたというのに、葵は怒る気配もみせず、
求め、あるいは誘い、キスに身を委ねていた。
「あ……う、美里ちゃん……」
ふやかされた唇を優しく吸われると、気が遠くなるほど気持ちいい。
舌で舌を溶かされると、倒れそうなくらいに感じてしまう。
もはや至近距離で見ている邪魔な男のことなど記憶の果てまで蹴飛ばし、アン子はキスに興じた。
記憶から抹消されようと眼中になかろうと、龍麻にはどうでもいい。
二人のタイプの異なる美少女が交わるのは眼福であったし、
少なくともそのうち片方は完全に自由にでき、もう片方も半分くらいはもてあそべるのだから。
現に龍麻は今、ブルマの脇から指を入れてアン子の秘唇を直接触りながら、
もう一方の手で占領していたアン子の手が上方へと移動したために
空いた葵の尻にも愛撫を施している。
図らずもアン子がしっかり前戯してくれたおかげで、敏感になっているであろう後ろの孔を、
ブルマの上から甘くつついてやると、葵は大きな尻をもじもじとさせた。
あまり激しくしすぎないよう注意しながら、龍麻は左右の手を均等に操った。
「ん……っふ、あ、み、さと……ちゃん……」
「あ、んっ……んっ、あぁ、アン子ちゃん……」
キスは激しさを増していき、唾液が攪拌される水音がはっきり聞こえる。
両手の指先からも確かな熱を感じ、龍麻も興奮を抑えられない。
手を限界まで開き、尻肉の柔らかさとブルマの質感、そしてアナルの感触を同時に堪能した。
「はっ、はっ、はふっ、はふうぅ……ん……」
「ふっ、あ……ぁ、はふ、はぁ、ん、ん……ぅ」
葵とアン子はいよいよ昂ぶってきたらしく、胸をまさぐりあいはじめる。
葵が先に体操服の内側に手を入れると、アン子もすぐに葵の右胸を触りだした。
龍麻がサービスでブラのホックを外してやれば、待ちかねたように直に乳房を揉みはじめる。
「あぁ……アン子ちゃんの胸、大きくて素敵……!」
「み、美里ちゃんだって……凄いわよ、もちもちして吸いつくみたい」
美少女二人は互いのバストを褒め称えながら、さかんに肉果を味わおうと手を動かす。
体操服に浮きあがる手の動きには美しさすらあったが、
先に反応が変わったのは葵の方だった。
「ん……っ……」
あくまでも慈しもうとする葵の手つきと、劣情に支配されたアン子の手つきでは
自ずと差が生じ、また、尻孔を刺激する龍麻の指先も一役買っていた。
葵は豊かな肉体をぶるりとさせたかと思うと、その場にくずおれてしまった。
「だ、め……立って、いられない……」
すかさず葵を下にして、龍麻は二人を寝かせる。
肉感たっぷりの四本の足に、否応なしに目を惹きつける赤色の布。
上になっているアン子のブルマは尻にぴったりと貼りつき、
下になっている葵の鼠径部もブルマが隙間なく塞いでいて、
健康的であるはずなのに途方もないエロスを醸していた。
さらに二人の股間には大きな染みが広がっていて、嫌が応にも劣情をかき立てる。
寝転がっても再びキスをはじめる二人の下半身側に陣取った龍麻は、
染みを塗り広げるようにブルマの上から秘裂を撫でた。
「あ、ん……!」
「あ……っ……!」
味わいの異なる二つの淫声は甲乙つけがたく、龍麻は何度も聞き比べる。
指で、爪で、ナイロン越しに、小さな豆の辺りを重点的に触れると、二人の腰が不規則に跳ねた。
うねりは激しく、そして卑猥で、ブルマを愛でる手を再三はじき飛ばす。
それでも龍麻はめげずに、上下に実った粒を刺激し続けた。
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