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 主人公で語り部のたーちゃん=内藤帯刀はそうちゃん=結城惣一郎(都内の有名私立K大学・法学部・国際政治学科の助教授)の幼馴染み。結城惣一郎は昨年、元教え子の右近と「結婚」し、堂々とカミングアウト。近所のおばさんたちが目を覆うほどの、甘〜い新婚生活を送っています。たーちゃんはもと大蔵官僚でしたが、オネエがばれて辞職に追い込まれ、今は惣一郎のマンションの近くでカクテルバー『帯刀』を経営しております。だから『マスター』。オネエ言葉でバリタチという、当サイトでは珍しい生き物です。

 この話の少し前のエピソードは、『初春や…鳴かせてみよう右近ちゃん』になります。『春はあけぼの』10でも、たーちゃん、そうちゃんの昔話を書いています。

 本作をふくむ『春はあけぼの』シリーズは現代もののコメディですが、下敷きになっているのが、当サイトのメインコンテンツ、時代物の『下弦の月』『青嵐』です。時代物ではアクの強い仇役として人気のある帯刀ですが、『春はあけぼの』では「こてこてでいじらしい」「ダンディおねえ」と呼ばれ、皆様から親しまれております。

 しかし、なんといっても今回はたーちゃんの一人称。全編オネエ言葉の語りですので、耐えられない方は閲覧を思いとどまるか、早めにリタイアしてくださいね。

 オネエ言葉以外にもうひとつ警告が。今回表の割にはしっかりHシーンがあるのと、そうちゃん、たあちゃんの高一時代のエピソードなので、惣一郎の相手役は当然右近ちゃんではありません。そのあたり、御了解いただける方のみ小説本文へお進みくださいませ。

たーちゃんの純情…1へ