前回の怪我から2週間ばかり時が経過しました。
おかげさまで完治です。では計画再開!



2.頭を作ろう!


前回血を見た帽子はちょっと後に回して、今回は頭部をいじってみます。
やる気を出すために、ダンス☆マンのお気に入り曲を集めたMDを聴きながら作業開始。



頭部パーツ分解

まず髪パーツの塗装を落とすことに。
Mr.カラーのうすめ液をコットンに取って、ひたすらパーツを拭きます。
うすめ液は揮発性なので、ぼやぼやしてるとどんどん蒸発していきます。
しかも換気扇を回し忘れていて、気が付いたら部屋中シンナーが充満してました。

ケロロ軍曹4巻のお正月話状態です。

慌てて換気扇を回しましたが、もうあまり効果ないです。
外は台風が近づいていて、窓を開けることもできません。
助けてクルル曹長…!
と、助けを呼んでみても来るわけないので、クラクラしますが諦めて作業続行しました。

途中アフロ軍曹が流れて手を動かしながら踊ったり、シャウトしたりしつつも、




ここまで落としました。
細かい部分まで入り込んだ塗装は落ちませんでしたが、とりあえずは良しです。


中性洗剤でパーツを洗って、水気を取って、塗装に入ります。

使用するのはMr.カラーのマルーン(ワインレッド)
「水性ホビーカラーにしときなよ!」と
一瞬冬樹君の声が聞こえたような気がしましたが、
きっとシンナーがもたらした幻聴です。
正直、筆での彩色は大の苦手ですが、気合いを入れて塗っていきます。



色むらすごいけど、気にしない!(・3・)
薄塗りで三回、髪パーツの塗りは終了です。いいんです、もうこれで…

塗装を乾かしている間に顔パーツをいじります。
いじると言っても顔の傷を書くだけくらいですが。

最初はちゃんと傷を彫って墨入れをするつもりでしたが、
ピンキーちゃんの顔を傷つけるのが嫌
細かい作業が苦手なので断念。
ガンプラマーカーで簡単に書き込むだけで済ませてしまいました。
さらに眉、目元、口元の細かい部分を書き込み。

ちょうど髪の塗装も乾いたようなので、パーツを合わせてみます。



どうでしょう。微妙ですが、ギロロっぽい?

ギロロかどうかはともかく…
赤毛にキツメの顔立ちで、さらにスカーフェイスというこのビジュアルは、
私の萌えにどストライクです。
マジマジ眺めて、大変に萌えました。かわええぇぇ!!



3.パテを盛ろう!

と、私の顔の好みはさておき。
頭部ができあがっただけでは、まだ完成ではありません。
ピンコス作る上でのもっとも重要な部分、
(正直、嫌で避けていたとも言う部分)
帽子とズボンの作成に行きたいと思います。


まずは、指先をスパッとやってから作成を投げていた帽子。
二つに割ってあったのを接着剤で繋ぎ直します。
接着剤が乾くのを待つ間に、パテの用意。
使うのはプラスチック用のエポキシパテです。これしか無かったから。

パテは使う分だけ切り分けて、丁寧にコネコネ。
硬化前のパテは有害なので、指先にメンソレータムを塗って捏ねてました。
おかげでか、なんだかパテがほんのりハッカ臭い&テカってる…

気にしたら作業が進まないので、無視して伍長の帽子の形を作っていきます。
パテを薄く伸ばして頭部を多い、耳当て(?)を付けます。
適当に形が出来てきたら、人形の頭部に実際に被せてみたりして微調節。
思ったより厚みが出てましたが、とりあえず硬化待ちってことで帽子は終了です。


で、次は帽子より難しそうなズボンの加工です。


元になる下半身パーツ

ブーツ部分を残して、パテを盛っていきます。
爪楊枝やヘラを使って一生懸命形を整えますが、ズボンっぽくならない!
どこをどうすれば布っぽい質感が出るのか見当もつきません。
絵の下手な人はフィギュア制作には向かないって、本当ですね…
市販のピンキーのズボンや漫画を参考にしながら格闘しましたが、
パテが硬化を始めて時間切れ。
もっと事前に考えてからやれば良かった…!

とりあえず、パテ盛りの終わった二つ。

 

これで精一杯でした…!

この二つと前後して皮テープと余りパテでベルトも作ってました。

で、パテ盛りして放置すること数日。
いい加減硬化もすんでるので、帽子の厚みを調節してみます。
カッターを使うのが怖かったので、押入れの奥にあった彫刻刀の小丸刀を使ってみたんですが…

小丸刀超便利

カッターでは削りにくかった内側も、ごりごり削れます。
あー、これ楽しい。楽しすぎる。
時間を忘れてガリゴリガリゴリガリゴリ…で、
あっという間に、帽子軽量化完了。
こんな楽だったんなら最初っからこれ使うんだったよ…
自分は無駄な血を流したのだと思い知りました。

調子に乗って削りすぎたため、帽子の耳が取れかかりましたが、
そこは瞬間接着パテことアルテコSSP HGを使って補修。
高いけど便利です。買っておいて良かった〜。

作業もあと一息なので、さくさく行きます。



4.色を塗ろう!

最後の山場、彩色です。
彩色するのは、帽子、ズボン、Tシャツ、の三つ。

Tシャツの色は、頭部の彩色で使用したMr.カラーのマルーン。
帽子とズボンは水性ホビーカラーのレッドブラウンを選択。
レッドブラウンて、ドイツ戦車の使用カラーなんだそうです。
ギロロにぴったり〜、とニヤニヤしながら作業開始。

保護したい部分にマスキングテープを巻いて、ひたすら塗ります。
筆を返さないように…丁寧に、でも手早く…薄塗りで…
と、細心の注意を払うものの、結局色むらは出ました。
自分の技術のなさに愕然。

でも、Mr.カラーと水性ホビーカラー、二つを使ってみてですが、
自分は水性ホビーカラーの方が使いやすかったです。
筆の伸びも良かったし、何より水で洗えるのが素敵。
シンナー臭くないしね…

しっかり乾いたら塗り残しや塗装剥げがないか確認。
ズボンのベルトを書き足し、迷彩を意識した汚れをちょっと付けて、
最後の仕上げ、デカールを貼ります。

デカールというのは、水をつけて貼るシールみたいなもんです。
無地のデカールにドクロマークをカキカキ。
デカールは本来アクリル塗料を使うべきらしいのですが、
アクリル塗料がなかったので、今回ガンプラマーカーを代用しました。
微妙なドクロマークになりましたが、もう気にしません。
手頃な大きさに切り取って、水をつけて帽子に貼り付け。
デカールが定着したら、最後にトップコートを吹いて…



完成です!


←前へ戻る次へ→