「ねえ、見て晃。すごいでしょう?」
私は晃をとっておきの場所に連れてきた
毎年家族で花見に訪れるこの場所。
私のお気に入りの場所だ。
この大きな枝垂桜の下にはたくさんの家族の思い出がある。
春の陽だまりのように琥珀の瞳を揺らす優しいママの笑顔。
銀の髪に桜の色を映す様に紫の瞳で細く微笑んだパパの笑顔。
春風の如く全てを優しく包んでくれる姉、
沙紗の
艶やかな笑顔。
生まれる落ちる時に心を分け与えた双子の姉、
蒼の穏やかな笑顔
去年の春までは、毎年家族でこの場所へ遊びに来た。
私の物心ついた頃から毎年…。
一昨年の12月に私たちの両親が亡くなるまでは。
両親が亡くなった理由を私ははっきりと聞かされていない。
両親が亡くなったショックで発作を起こし、入院してしまったからだ。
私は両親の葬儀にも参列できなかった。
失意の底にいた私を支えてくれたのは、同じように苦しいはずの二人の姉と、数ヶ月前にお母さんを亡くしたばかりの晃だった。
この場所は思い出が多すぎるから、もう二度と来ることが出来ないと思っていた。
それでも、やっぱりここへ来てしまったのは、これが最後かもしれないから。
私の大切なこの場所を、晃にも覚えておいて欲しかったから。
例え、私がこの世を去った後も、桜を見るたびに私を思い出して欲しいから…
晃と出会ってから8ヶ月私はその間に2度の大きな発作を起こした。
これまでも発作はあったけど、この短期間に大きな発作というのは余りにも早すぎる。
多分その時が近付いてきているのだと思う。
晃は優しい。
私をいつも気遣って支えてくれる。
そんな晃に私は何も与える事も支える事もしてあげられない。
だから……
私、決心したの。今日で最後にするって…。
晃、幸せになって。
あなたの隣には、健康で優しくて明るい太陽みたいな女の子が似合う。
あなたに相応しい人を見つけて。
これ以上私に心を寄せないで。
もう、これ以上私を愛さないで。
お願い……。
これ以上あなたのそばにいたら私はダメになってしまう。
死の間際、最後の瞬間まであなたを離せなくなってしまう。
私は去り逝く者なのに…
あなたを求めてはいけないのに…
あなたと共に歩きたいと願ってしまう私がいる。
お願い。これ以上私を愛さないで。
独りで逝けなくなってしまうから……
あなたに心を残してしまうから……
***** ***** *****
「すげぇな。こんな大きな枝垂桜は初めて見たよ」
咲き誇る花々揺らし、花吹雪を降らせる枝垂桜は風に枝を揺らし優しく歌うように枝葉を鳴らす。
舞い落ちてくる桜の花びらを掴もうと晃は手を伸ばすが風の悪戯でなかなか上手く掴む事が出来ない。
そんな晃の無邪気な様子を見ていると、やはり愛しいと思う。
この時間を永遠のものにして、この風景ごと心の中の宝箱に閉じ込めておきたいと思ってしまう。
何故、こんなにもあなたが愛しいんだろう。
心が晃を求めて止まない。それは私の我侭で未来のある晃には苦しみになるだけのことなのに。
だから決めたんでしょう?心の中のもう一人の自分が私を叱咤する。
そう、決めたのよ。今日で終わりにするって。
凛と顔を上げ言葉を告げるタイミングを計る。晃はどんな顔をするんだろう…。
晃が私を振り返る。ぱあっとその場が一際明るくなるほどの笑顔で私に語り掛ける。
「茜、桜の花びらつかまえられる?」
切ないほどに、苦しいほどに…
あなたが愛しいよ、晃…。
「僕より早く花びらをつかまえられたら、なんでも一つ言う事を聞いてあげるよ」
晃の言葉に思わず顔を上げる。
―――何でも?―――
「何でも?本当に何でも言う事を聞いてくれるの?」
晃は私の勢いに一瞬驚いたようだったけれど、また鮮やかに笑って
「何でもいいよ」と言った。
私が勝ったら…晃に告げよう……。
私は深呼吸を一つすると「やるわ。絶対に勝ってやる」と言った。
晃が楽しそうに笑うのを見つめて胸が痛くなったけれど、私は自分の出した結論に間違いは無いと思っている。
これで…晃を自由にしてあげられる。
私から解き放ってあげられる
***** ***** *****
ひらひらと風に舞う桜の花びら
手を伸ばし掴んでみるがなかなか手の中には入ってこない。
晃も必死になって花びらを追いかけるけれど、あと少しのところでビラリとかわされてしまう。
「クスクス…晃ったら桜の花びらに遊ばれているみたいね」
「うるさいな。茜こそ、指先にさえ触れてないじゃないか」
「うっ、うるさいわね。今までは遊んで様子を見ていたの。これからが本番よ」
「へえ?じゃあ、お手並み拝見」
にこっ!という音が何処かから聞こえてきそうなくらいの笑顔で晃は笑った。
……ずるい…その笑顔は反則だよね。
せっかくの決心が揺らぎそうになる。
だめだめ、そんな弱気になっちゃ。もう、決めたんだから
この花びらをキャッチしたら…ちゃんと言うんだから・・・。
花が舞う
風に煽られる私の髪が意志を持つかのように、桜を求め舞い上がり花びらに絡みつく。
両手を伸ばし風を掴むように花びらを求めるけれど、指に一瞬触れたそれは、すぐに風に連れ去られてしまう。
何度目に繰り返したときだろう。不意に目の前に一枚の花びらが自然に舞い落ちてきた。
ヒラリと舞い落ちてくるそれを受け止めようと、思わず胸の前に両手を差し出す。
指に触れるか触れないかの瞬間、私の体は後方へ大きくバランスを崩した。
不意の事で何が起こったのか分からなかったけれど、次の瞬間ようやく自分の置かれた状況に気付いた。
晃が後から私を引き寄せ抱きしめたという事に。
「なっ…晃? 何するのよ。ずるい!もう少しだったのに」
「僕の勝ちだ」
「……は?」
「ほら、僕の腕の中に桜の花びらがいっぱいだろ?」
そう言われて自分の姿を良く見ると、確かに桜の花びらが髪や洋服にたくさん付いている。
「ね? 茜、可愛い。ピンク色に染まって綺麗だよ」
晃は私をそのまま強く腕の中に閉じ込めて、耳元に唇を寄せると軽く噛むようにして「茜、愛してる」と囁く。
決心が鈍る…心が揺れる。お願いだからそんな言葉は言わないで
視界がぼやけて薄い桜色一色に染め上げられる。もう、景色も分からないくらいに涙が溢れて止まらない。
「茜、どうした?まさか、泣くほど悔しかったとか?」
ハラハラと涙を流す私に戸惑いながら晃は優しく抱きしめてくれる。
どうして―――
何故私が逝かなければならないの?
私は生きたいのに…
来年も再来年も10年後も、こうして晃とこの木の下で未来を見つめていきたいのに…。
本当は、晃と一緒に未来を歩いていきたいのに
本当は、晃を誰にも譲りたくないのに…
本当は、晃に私だけを見ていて欲しいのに…
「晃…。晃の勝ちなの?私、負けちゃったの?こんなのずるいよ。ひどいよ。晃のばかっ!」
もう涙が止まらなかった。感情が暴走して、すがるように晃に抱きついて涙を流す。
「あきら…あきらっ、あき…らぁ。ばかっ!ばかあ、大嫌い。もう大嫌いだっ!!」
晃は困ったように私を抱きしめ、そっと背中を擦ってくれた。
優しい指…。晃の愛が溢れんばかりに感じられる。
晃は心から私を愛してくれている。
その想いが嬉しくて…切なくて…哀しくて…
涙を止める事が出来なかった。
***** ***** *****
茜の様子がおかしいのは気付いていた。
だけど、まさかこんなにも思いつめているとは思わなかった。
咳を切ったように泣き出す茜。心の中の溜め込んだものを一気に流しだすように嗚咽する。
茜の考えている事は分かるような気がする。
多分、僕との未来を考えると苦しいんだろう。
僕と付き合いだしてから2度目の大きな発作を起こしたのは先月のこと。
彼女はもう、自分の中で何かを感じているようだ。
それでも…
我侭だと言われても、君を手放すなんて嫌だ。
だから最初から君を勝たせるつもりなんて無かったゲームだ。
目の前に花びらが落ちてきた時、君がそれを受け止めないようにあわてて引き寄せてしまった。驚かせてしまったようだけど君を勝たせる訳にはいかなかったんだ。
君は僕に何かを告げるつもりだったんだろう?
茜、君には悪いけど、僕は諦めが悪いんだ。
普段執着心がない分だけ一度執着すると僕は絶対に諦めないし固執する。
それでも僕から離れるというなら君をさらってどこかに監禁してしまうかも知れない。
誰にも見つからない所で、君は僕だけを見つめていればいい。
例え何があっても、僕は君を離さないから。
ストーカーとでも何とでも言え。それほど僕は茜に溺れているんだ
茜、どうして分からない?僕が君以外の女性を愛する事は不可能だって
こんなに君の何もかもが愛しいのに、どうして他の女性なんて考えられる?
こんなにも君に溺れているのに…
君がいなくなったら僕は息継ぎの仕方を忘れて、そのまま溺れて死んでしまうよ。
だから、君は僕の傍にいないといけないんだ。
君が死んだら、きっと僕の心も死んでしまうから…。
君と離れたら、僕の生きる意味は無くなってしまうから…。
***** ***** *****
晃はずっと私を抱きしめていた。
とても大切なものを抱くように、優しくそっと包み込むように。
優しくされると辛くなる。私は来年の春、この桜の木の下に立つ事は出来ないかもしれないのだから。
「晃…私の負けなの?」
やっと心に決めた決心を揺るがせたくなくて…聞いてみる。
ううん、本当はどこかで別れを切り出す切っ掛けが無くなった事実にどこかほっとしている自分がいるのを感じている。
本当は別れたくなんか無いと、最後の時まで一緒にいたいと叫んでいる自分がいる。
それが晃にとってはどれだけつらい事か分かっているのに。
ふうっと溜息を吐いて晃に向き直る。少し拗ねた顔をして
「ずるい。私に付いた花びらなら私の勝ちのはずでしょう?」
とむくれて泣いた意味を誤魔化してみせる。
「約束は捕まえるって事だっただろ?その花びらは茜にくっついたの。でも捕まえたのは僕だから。僕の勝ち。わかった?」
晃は私が負けたこと悔しがって泣いたと思っているようだ。だったら、このまま私の本心には気付かないでいてもらいたい。
「ひど〜い詐欺だ!」
そう言って暴れて腕からすり抜ける。怒ったように数歩離れぷいと背中を向けた。
これで誤魔化せているだろうか。
晃は私に関してはカンが鋭いらしい。表情を読んでいるのかも知れないけれど、時々心を読み取れるのかと思うほどだ。
もし、今の表情を見られたら、心まで見透かされてしまうのではないかと思う。
「問答無用、約束は約束だよ。茜が僕のいうことを聞くんだよね?何をしてもらおうかな?」
ぎくうっ!!
一瞬で思考が別の方向へ向けられる。
そうだ、その問題を忘れていた。
自分の条件ばかりを考えていて、晃が勝ったときの事を考えていなかったわ。
こわい…
一体どんな無茶苦茶な事を言われるんだろう?
公衆の面前で大声で歌えとか? 確か以前、蒼の恋人で晃の親友の右京が一度やった事のあるバツゲームよね?
あの時は「もう晃の親友なんかやめる」って、右京がキレてたっけ。
そういえば、沙紗姉さんの恋人の瑠衣さんのは、彼氏連れの女の子をナンパさせられたんだっけ? あの時は殴りかかった彼氏のほうが瑠衣さんにボコボコにされて大変だったんだのよね。
それとも蒼と入れ替わって右京を驚かすとか? 前にやってみたいって言ってた事があったよね?
それともそれとも…頭の中をよからぬ想像がグルグルと回って、段々気分がブルーになってきた。
晃って本当にバツゲームを考える天才だと思う。
やっぱり何が何でも勝つべきだったと後悔が押し寄せてきた。
せめて、ひらひらのドレスで繁華街のど真ん中大声で歌う。なんてバツゲームだけは止めて欲しいと思う。まあ、どれもゴメンなんだけど…。
はあぁぁぁぁぁぁ……
気が遠くなる様な感覚を振り切るように大きな溜息を吐き出す。
「何を考えてるんだ?茜」
恐怖のバツゲームについてに決まってるでしょう?
じろっと晃を睨むように見ると「ふん!」と鼻を鳴らしてソッポを向いてやる。
「バツゲーム怖いの?」
晃はクスクスと笑いながら私の顔を覗き込んでくるけれど、悔しいから視線は合わせてあげない。
「あ〜か〜ね〜?何拗ねてるんだよ。そんな無茶苦茶なバツゲームは考えてないって」
そんなってどんなよ。…私がどんな事を考えていたのか分かっているみたいな言い方じゃない?
「信用できない。晃のバツゲームは、本当にイジワルなんだもん」
「ひどいなあ。そんなこと無いだろう?」
……自覚なし?
自分のことには鈍感なのねって言ったらきっと怒るだろうな。
「今までのこと考えたってまともであるはずが無いじゃない」
右手を額に当てると少し大げさに頭を振って嘆いてみせる
「何? 僕って信用されてないんだ。ひどいなぁ」
晃は笑いながらそう言うと、背後からぎゅうっと私を抱きしめて耳元に唇を寄せた。
耳朶をかすめる様に唇が動き、掠れる声が体の奥底に直接振動を送るように甘く切なく響く。
「じゃあ、朝までこうして離さないって言うのはどう?」
一瞬息を飲む。言葉がでない。
「ずっと抱いていたい。朝まで…。毎朝君の笑顔で目覚めたいよ」
……それは、叶わない夢だよ、晃。残酷な事を言わないで。
それは夢見てはいけない事なの
「……やだ、却下」
搾り出す言葉。心が悲鳴をあげている。
愛していると素直に告げて、この腕に飛び込めたらどんなにいいだろうか。
私だけを真っ直ぐに見つめてくれる晃の視線。
いつかその瞳に映るのは私ではなくなってしまうのはわかっている。
ねえ晃、気付いてる?
あなたは凄くもてるのよ。
私がいなくなったら、すぐにたくさんの女の子が声をかけてくると思うよ。
すぐに新しい恋人が出来て、私の事は忘れていくと思う。
そうよ、それが晃にとって一番良いの
体を硬くしてぎゅっと目を閉じる。
目を閉じても鮮やかに残る降りしきる桜の残像。
雪のように散華する美しい風景。
かつて戦地で花のように命を散らすことを散華と言ったそうだ。
この風景はまさにそれに相応しい。
私の一生も、一斉に咲き誇り潔く散るこの桜のようでありたいと思う。
桜の花びらはキャッチできなかったけれど、今ならきっと言えると思う。
今しか言えないのかも知れない。
「晃…」
「ん?」
耳元で甘く響く声
大好きな、狂おしいほど愛しい人の声
好きだよ。晃…。愛してる。
全神経を背中に集中させる。晃に私の心を気付かれないようにするために。
決して涙を流さないように、私に出来る最高の笑顔で送り出してあげるのよ。
晃あなたは私を忘れて幸せになって…。
指先が冷たくなっていくのがわかる
小刻みに震える唇を噛締めて声が震えないようにと願う。
舞い踊る桜の花びら、砕けていく私の心のように見えて目を伏せた。
すぅ…。呼吸を軽く整えて静かに言葉を紡ぎだす。
「別れて欲しいの」
***** ***** *****
――――別れて欲しいの――――
茜の口からこぼれた一番聞きたくなかった言葉。
茜がそう言うだろうとは想像していた。
でも実際に茜の声で耳にすると、こんなにも衝撃的だとは思わなかった。
頭が真っ白になる
世界から音が消える。
視界に入るのは、ただ薄い桜色の世界。
腕の中の甘やかな香りを放つ愛しい人は、抱きしめれば折れてしまいそうなくらい儚くて…。
桜色の世界に吸い込まれていってしまいそうなくらい危うくて…。
現実にはそこにいないようにさえ思えてしまう。
腕の中から掻き消えて、心はもうここには無いような錯覚を覚えた。
茜、君のいない世界に何の未練があるというんだろう。
君が望むなら僕はいつだって君と一緒に逝くことを選んであげるのに
***** ***** *****
「いやだね。バツゲームを受けるのは茜だ。僕じゃない」
晃はそう言っていきなり私を抱き上げた。
「あ…あきら?なにするの?」
「何って?逃がさないようにどこかに監禁する」
「はあ?何を考えているのよ?」
「何って、そのままの事を考えてるよ。茜があんまりバカな事ばかり考えているみたいだから、どこか遠くへ連れて行って、僕以外の人間と接触できないようにする。そうすれば茜だって僕にずっと傍にいてほしいって思ってくれるだろう?」
何を無茶苦茶な事を言ってるの?この人は…。
動揺する私を他所に、晃はずんずんと私を抱いたまま歩いてく。
放り込むように車の助手席に私を乗せると、乱暴に車を発進させた。
「晃…どこへ行くつもりなの?」
車は高速に乗り遠くへ遠くへと離れていく。
車を走らせてから1時間以上が経っても一向に車を停める気配はなかった。
晃は何も話さない。運転している横顔は、とても硬い表情で何かを考え込んでいるようにも見える。
とても冷たい目をして、ただ前方を見つめて運転を続ける晃。
いつも太陽のように明るく優しく包み込むような笑顔の晃の、こんなに冷たい表情(かお)を見たのは初めてだ。
怒っているのかな?多分怒っているよね?
晃はいつも優しいし、まともに怒った所なんて見たことないんだけど、本気で怒ると凄く怖いって右京が言っていた事がある。
それってどの位怖いんだろう?殴られちゃったりするのかな?
でも、それで晃が納得できるならそれでもいいのかもしれない
車窓の景色の緑が濃くなってきたのに気付いたころ、晃は緑に囲まれたすこし開けた場所に車を停めた。
どこか山の中なのだろう。晃の意図する事がわからなかった。
怒ったような顔をして私の腕を取ると、ずんずんと山道を歩いて奥へ奥へと入っていく。
長めの丈のAラインのワンピースにハイヒールの私には、舗装もされていない獣道を晃の歩幅に合わせて歩くのは無理があった。
少し歩いただけでよろけて転びそうになる。
晃は腕を伸ばしてよろける私を支えるとそのまま抱き上げて、どんどん森の奥へと入っていく。
「晃…?いったいどこへ行くつもり?こんな山の中に何があるの?」
「……そのうちわかる」
晃は冷たい声で私と目を合わせないで答える。
彼が私の目を見て話さないなんて、今まで一度も無かった事だ。
晃……何を考えているんだろう?
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