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ブロードウェイ・ミュージカル
コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》
新橋演舞場
2017年3月4日(土)~2017年3月28日(火)
昼の部 11:30開演または14:00開演
夜の部 16:30開演
配役
配役
コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事《江戸版》
演出:宮本亜門
丁稚の丁吉:六代目 片岡愛之助
比呂:内博貴
お美津:平野綾
澤野屋:ダイアモンド☆ユカイ
荒尾正蔵:鈴木壮麻・上山竜治(Wキャスト)
丁稚頭の金吉:ルー大柴
川端平吉:徳井優
お高:松田美由紀
布袋屋楽右衛門:高橋ジョージ
データ
筋書
愛之助丈関連
9ページ:紛争写真(カラー)
10~11ページ:インタビュー(紛争写真×3枚、カラー)
32~34ページ:宮本亜門×片岡愛之助×内博貴 スペシャルトーク(素顔写真×4枚、カラー)
38~39ページ「片岡愛之助の新たなる挑戦(文:坂東亜矢子)」(舞台写真「酒と涙とジキルとハイド」ジキル、大河ドラマ「真田丸」大谷吉継、舞台写真「GOEMON]石川五右衛門、カラー)
料金
1等席:13,000円
2等席:8,500円
3階A席:5,500円
3階B席:3,000円
桟敷席:14,000円
筋書:1,500円
雑誌
『演劇界』2017年5月号
愛之助丈関連
85ページ:舞台写真「コメディ・トゥナイト!」丁吉(モノクロ 2枚)
85ページ:舞台写真「三人連獅子」親獅子(モノクロ 1枚)←第六十回記念日本舞踊協会公演
92ページ:「コメディ・トゥナイト!」の劇評
110ページ上段:「五月花形歌舞伎」(明治座)の紹介(1/3ページ)
→演劇界 2017年 05 月号 [雑誌]
感想
感想
!!!思いっきりネタバレしてます!!!
19日に前方上手寄りで観劇。
はっきり言おう。
前半(休憩に入る前)はつまらない。
これ、前半だけで帰っちゃった人いるんじゃないの?
が、しかし。
後半は大笑いの展開なので、これを見ずに帰るのは勿体ない。
前半我慢したのなら、最後まで見て帰ることをお勧めします。(←ひどい言い草だな、おい。)
簡単なあらすじはこんな感じ(↓)。
布袋屋(薬問屋)のボンボン・比呂(内博貴さん)が澤野屋(女郎屋)の新入り・お美津(平野綾さん)に恋をした。しかし、お美津はすでに侍の荒尾正蔵(上山竜治さん)に身請けされることが決まっている。
比呂付きの丁稚・丁吉(愛之助丈)は比呂とお美津の仲を取り持って自由にしてもらおうと画策する。
丁稚頭の金吉(ルー大柴さん)、澤野屋の主人(ダイヤモンド・ユカイさん)、布袋屋の主人・楽右衛門(高橋ジョージさん)と妻のお高(松田美由紀さん)、隣人の川端平吉(徳井優さん)を巻き込んでのドタバタ騒ぎが繰り広げられる。
オチは荒尾とお美津が双子の兄妹(昔水軍にさらわれ、平吉が探し続けている双子)という、歌舞伎的ご都合主義。(原作通りなのかもしれないが。)
普段歌舞伎を見ている人は上記のあらすじを読んで「???」と思うに違いない。
そもそも、愛之助丈の年齢で丁稚って何? 手代じゃないの? 丁稚頭って何? 番頭じゃないの?
つーか、ソンドハイムの原作では奴隷だったのを丁稚に置き換えているのがそもそもおかしい。
そして、なんで女郎屋と薬問屋と普通のおうちが並んで建ってんの?
まあ、奇抜な衣装でカタカナが飛び交うということもあり、<<“なんちゃって”江戸版>>と思って、その辺り気にしないようにするしかないかな。
キャラクターは皆濃ゆい。
中でも、ルー大柴さんが面白い。話し方といい、仕草といい、上手いなぁと思った。
徳井優さんは間が絶妙。舞台に出てきたと思ったら、笑いをかっさらって去っていく感じ。
内さん(ジャニーズに詳しくないので、初めて認識した)は可愛かった。
愛之助丈は… まあ、こんなもんかな。(←エラソウ。)
私の中で「愛之助丈なら見ていてなんでも楽しい」という時期は流石に過ぎ去ったようだ。
「後半のドタバタは面白かったけど、客席を走り回るくらいしても良かったんじゃない?」と思ったが、出演者の年齢を考えたら、それは難しいか。
花道もほとんど使ってないのが勿体ない。
「GOEMON」で今井翼さんが客席を通った時にファンの方が感激していたので、「内さんに客席を走ってもらってもよかったのでは?」などと思ったりする。
最後は愛之助丈、ルー大柴さん、高橋ジョージさん、ダイヤモンド・ユカイさんが登場して、それぞれ簡単に挨拶して終了。
松竹座にも見に行くので、どう変わるか楽しみではある。
↑お土産は「旬のおとし文」。
今回は新幹線の中で中途半端な時間に朝食をとったのでお弁当は食べず、幕間に苺のシフォンケーキをつまんだだけ。
愛之助丈のサインと印鑑入りの『愛之助日和』も購入。
劇場でサイン入りが売られていると見越して、買わずにおいて正解だった。