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十月花形歌舞伎 松竹座
2021年10月5日(火)~10月27日(水)
【休演】18日(月)
配役
昼の部(11:00開演)/夜の部(16:15開演)
「GOEMON 石川五右衛門」
石川五右衛門:六代目 片岡愛之助
神父カルデロン/霧隠才蔵:今井 翼
出雲の阿国:初代 中村壱太郎
加藤虎之助:初代 中村種之助
小早川隆景:初代 中村寿治郎
北政所:三代目 中村歌女之丞
石田局/名古屋山三:六代目 上村吉弥
豊臣秀吉:四代目 中村鴈治郎
データ
筋書
愛之助丈関連
2ページ:扮装写真「GOEMON 石川五右衛門」石川五右衛門(カラー)
12ページ:舞台写真「GOEMON 石川五右衛門」石川五右衛門(カラー)
13ページ:インタビュー(舞台写真「身替座禅」山蔭右京、「戻駕色相肩」吾妻の与四郎、カラー)
27~35ページ:「初演から10年 10年の軌跡を名場面とともに辿ります」(各年の舞台写真、カラー)
36~37ページ:「これまでの『GOEMON』を振り返って 水口一夫×片岡愛之助×今井翼」(素顔写真あり、カラー)
40ページ:舞台写真「金門五三桐」石川五右衛門(カラー)
料金
一等席(1、2階):14,000円
二等席(3階):5,000円
感想
感想
23日に昼の部を前方中央にて観劇。
「GOEMON 石川五右衛門」
正直演目が発表されたときは「またGOEMON?」と思ったが、実際に舞台を見ると面白い。
今回はコロナ対策のため、客席を走り回っての立ち回りや客席の上を飛ぶ宙乗りはなかった。
葛籠抜けも鷹に乗るのも、舞台の上で宙乗りして舞台袖に退場となる。少し残念だが、仕方ない。
演出も少し変わっていて、花道上で竹梯子を組んで登るなど、工夫されていた。(通常なら、2階席に梯子をかけて登っていったはず)
5回目なので、簡単な感想。
以前にも書いたが、鞘当ての場面の五右衛門(愛之助丈)の「昔男の光る君」という台詞がとても気になる。
昔男といえば業平だし、今回は終盤にメインキャストが名乗りを上げる場面が追加されていて、名古屋山三(吉弥丈)が「今業平」って言ってるんだから、業平って言ってほしい。
以前は業平って言ってた気がするんだけどなぁ…
余談だが、たまたまこの日に某役者さんのオンライン配信(職場の福利厚生の一環)を見たら、別のお芝居でちょうどこの鞘当ての場面をやってた。
豊臣秀吉(鴈治郎丈)は今回も素敵だった。
阿国(壱太郎丈)を見染めてニヤリとする顔がパワーアップされていた気がする。
ねね(歌女之丞丈)に踏み込まれて名古屋弁(地元民がきいても上手いと思う)になるところが好きだわー。
虎之助(種之助丈)はビシッと決まった時の形がきれい。流石は播磨屋さん。
三成の吉太朗丈は上品で、初演の時友一だったことを思うと月日の流れを感じる。今回の子役さんも可愛かったな。
佐藤浩希さんのフラメンコも相変わらず素敵だったが、お痩せになった? あまりの細さにびっくりした。
愛之助丈、翼さん、壱太郎丈、吉弥丈については、平常運転で今回も良かった。(見過ぎると「そうそうこんな感じだった」となって、書くことがなくなる…)
五右衛門が鷹に乗って飛び去った後、赤と黒の衣装の女性が踊る場面にホストみたいな男性(←しつれい)が増えたと思ったらフラメンコ担当の人だった。
最後にカルデロン(今井翼さん)と五右衛門の再会の場面が追加されていた。
ごめん、思わず笑ってしまった…
あんなに可愛かった友一がこんないかつく育って、カルデロンはビックリだろう。
愛之助丈と今井翼さんの2人がカーテンコール?で客席に三方礼をして幕。(舞台の構造上、幕は下りないけど)
おまけ
↑劇場内は飲食禁止のため、幕間にたちばなさんでお弁当を食べた。(開演前に要予約)
ここの豆腐御膳が好きなのだが、コロナ対策なのか幕の内弁当のみだった。
あたたかいご飯が食べられなかったのは残念だが、さすがに美味しかった。
幕間に大急ぎで食べなきゃいけないのが勿体無かった。
↑お土産はアルションの塩キャラメルカステラ。
↑紅茶も買った。ここの紅茶大好き。