TOP > データベース > 2023年(令和元5年) > 日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」
日本テレビ開局70年記念舞台「西遊記」
大阪公演:オリックス劇場
2023年11月3日(金祝)~11月5日(日)
福岡公演:博多座
2023年11月10日(金)~11月23日(木祝)
名古屋公演:年末年始特別公演 御園座
2023年12月27日(水)~2024年1月2日(火)
東京公演:明治座
2024年1月6日(土)~2024年1月28日(日)
配役
配役
「西遊記」
孫悟空:片岡愛之助
三蔵法師:小池徹平
猪八戒:戸次重幸
沙悟浄:加藤和樹
玉竜:村井良大
紅孩児:藤岡真威人
銀角:山口馬木也
金角:藤本隆宏
鉄扇公主:中山美穂
牛魔王:松平 健
データ
料金
大阪公演:オリックス劇場
S席:15,000円
A席:9,500円
B席:5,500円
福岡公演:博多座
S席:15,000円
A席:10,000円
B席:6,500円
名古屋公演:年末年始特別公演 御園座
15,000円
筋書:3,000円
東京公演:明治座
S席(1階席・2階席):15,000円
A席(3階席):9,500円
感想
感想
大晦日と元日に前方中央にて観劇。
すごく楽しくて面白かったのだけど、舞台上の情報量が多すぎて物語に沿った感想を書けそうにないので、思いつくままに書く。
まずは孫悟空(愛之助丈)。
最初、「孫悟空? あまりイメージじゃないなぁ…」と思ってたが、実際見たら合っていた。
舞台上で走り回っていてアクションも多く、大活躍だった。歌舞伎役者って身体能力高いよね。
カーテンコールではバック転を披露していた。
これは悟空に限らないが、チラシや筋書の写真と見た目が変わっているので、本番の拵えの写真がほしい。
なお、釈迦如来役(映像)で細君が出てくる。
三蔵法師(小池徹平さん)は歌いながら登場。(歌、上手かった。)
喋り方も仕草もとても可愛らしいお師匠さんだった。
ブチ切れて人差し指立てるところは笑った。
猪八戒(戸次重幸さん)は台詞のテンポとかタイミングとか、上手いなぁと思って見てた。
イケメンでスリムなブタって斬新すぎるけど、愛嬌があっていいキャラだった。
沙悟浄(加藤和樹さん)はイケメンでイケボでオネエのカッパという、これまた斬新なキャラだった。
本職はミュージカル俳優らしく、ビックリするほど歌が上手だった。
ステップを踏みながら、「つけてみそ♪ かけてみそ♪」って歌う姿は可愛かったし、地元ネタなので客席も盛り上がってた。(これ、他の地方ではどうしてたんだろう?)
玉竜(村井良大さん)はケンタウロス型なので、下半身をつけて動くのが大変そうだったけど、前脚の動きがちゃんと馬っぽかった。
しっかりしているようで、自分でつけたリードで首がしまっちゃうところが抜けていて可愛かった。
鉄扇公主(中山美穂さん)はまず「うわー、生ミポリンだー!」と思った。(←年がばれる。)
少しほっぺたがふっくらしてたけど、綺麗だったなぁ。
牛魔王(松平健さん)はまず「うわー、生上様だー!」と思った。
声がいいし、殺陣がすごいし、迫力があるというかオーラがすごかった。
金角(藤本隆宏さん)と銀角(山口馬木也さん)がいいコンビで、いかついんだけど可愛かった。
マッチョな羊さん=羊力大仙(桜庭大翔さん)は上半身ほぼ裸だったけど、寒くないんだろうか?(筋肉ついてたら平気なのか?)
他にもイケメンの若手俳優さんがたくさん出てた。
30分の幕間では、残り10分になった辺りから三大仙が舞台に出てきてグッズ紹介をして歌を披露してくれた。
途中、出演者が歌う場面があり、メインキャスト全員の歌声が聞けるのは豪華。
自由時間(本当に自由で、毎日ネタ合わせしているらしい)のネタは、大晦日は沙悟浄の歌の上手さ、元日は玉竜の父親はドラゴンボールの神龍型で母親はドラクエの竜王型だということだった。玉竜、鱗をホバリングさせて飛んでるらしい。
そういえば、大晦日のカテコで戸次さんが「次は下ネタをやります」って言ったのにやらなかったな。
大晦日と元日にはスペシャルカーテンコールがあった。
最初、愛知出身の堤監督、加藤和樹さん、松平健さん、柳美稀さんの短いトークショーがあり、その後全員が登壇して、出演者全員(本当に全員)のご挨拶があった。(両日)
大晦日は皆で(客席も一緒に)「蛍の光」と劇中歌を歌った。
元日は開演前に雅楽とともに幕が開き、舞台下手側から順に堤監督、愛之助丈、松平健さんが並んで座っていた。
愛之助丈の口上があり、「隅から隅までずいーと」が聞けた。愛之助丈は悟空の拵え、上様は牛魔王の拵えだった。
その後、上様のご発声で鏡開きがあった。
劇中、悟空がお酒を飲んでやってくる場面で「さっきのたるの酒」という台詞が追加になってた。
元日のスペシャルカーテンコールでは、アクロバットショーと菓子まき(愛知ではおめでたいことがあると、近所に菓子を配る習慣がある)があった。
挨拶で、戸次さんが「愛之助さんが弱音を吐かないから僕らも吐けない。『歌舞伎より楽』としか言わない」と言ってたけど、上司が残業してると帰れない部下みたいな感じ?(と言うか、歌舞伎がハードすぎるのよ。)
アクロバットショーに出ようとして袖に連れていかれる戸次さんと袖で体育すわりで見ている加藤さんが可愛かったな。
菓子まきの前に客席で機械音が響き、何かと思ったら地震だった。(機械音はスマホの警報)
結構揺れが大きくて、劇場全体が揺れていたが、舞台上の監督や役者さんたちが落ち着いていたので、客席もパニックにはならなかった。決して菓子まきのお菓子が気になっていたわけではない(と思う)。
残念ながらお菓子はもらえなかったけど(限定800個、事前に堤監督から「もらえなくても運が悪いわけではありません」とフォローあり)、役者さんを間近で見れて楽しかった。
帰りは電車が遅れていて、「新幹線動くかなぁ」という声がちらほら聞こえた。
家に帰ってニュースを見たら、思ったより大きな地震で驚いた。
余震が続いているみたいだし、早くおさまってほしい。
↑場内の両口屋是清で買ったお土産。
2日とも御園小町でサンドイッチを買って幕間に食べたけど、写真は撮ってない。