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TOP > データベース > 2023年(令和元5年) > 2月 二月大歌舞伎 歌舞伎座

歌舞伎座新開場十周年 二月大歌舞伎

2023年2月2日(木)~2023年2月25日(土)
【休演】10日(金)、20日(月)

配役

第一部(11:00開演)

三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)

和尚吉三:四代目 尾上松緑
お嬢吉三:二代目 中村七之助
手代十三郎:二代目 坂東巳之助
おとせ:初代 中村壱太郎
捕手頭長沼六郎:初代 市村橘太郎
八百屋久兵衛:六代目 嵐橘三郎
堂守源次坊:三代目 坂東亀蔵
お坊吉三:六代目 片岡愛之助

第二部(14:30開演)

一、女車引(おんなくるまびき)

千代:二代目 中村魁春
八重:二代目 中村七之助
春:五代目 中村雀右衛門

二、五世中村富十郎十三回忌追善狂言
新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)

静御前/平知盛の霊:初代 中村鷹之資
源義経:三代目 中村扇雀
亀井六郎:六代目 中村松江
片岡八郎:二代目 中村亀鶴
伊勢三郎:三代目 澤村宗之助
駿河次郎:三代目 中村吉之丞
舟子浪蔵:三代目 尾上左近
舟子岩作:初代 中村種之助
舟長三保太夫:四代目 尾上松緑
武蔵坊弁慶:三代目 中村又五郎

第三部(17:30開演)

通し狂言 霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)

藤田水右衛門/隠亡の八郎兵衛:仁左衛門 芸者おつま:五代目 中村雀右衛門
石井源之丞/石井下部袖介:八代目 中村芝翫
源之丞女房お松:初代 片岡孝太郎
石井兵介:三代目 坂東亀蔵
若党轟金六:四代目 中村歌昇
大岸主税:初代 片岡千之助
石井源次郎:初代 中村種之助
石井家乳母おなみ:三代目 中村歌女之丞
縮商人才兵衛:四代目 片岡松之助
丹波屋おりき:六代目 上村吉弥
藤田卜庵:三代目 松本錦吾
仏作介:六代目 片岡市蔵
大岸頼母/掛塚官兵衛:四代目 中村鴈治郎
貞林尼:六代目 中村東蔵


データ

筋書

愛之助丈関連
舞台写真:「三人吉三巴白浪」お坊吉三:8枚
43ページ:「花競木挽賑」(1/2ページ)

料金

1等席:16,000円
2等席:12,000円
3階A席:5,500円
3階B席:3,500円
1階桟敷席:17,000円

感想

第一部


23日に前方中央にて観劇。

三人吉三巴白浪

松緑丈の和尚、愛之助丈のお坊、七之助丈のお嬢という組み合わせ。
それぞれは見たことがあるが、この組み合わせでは初めて見る。
おとせは壱太郎丈、十三郎は巳之助丈で、見た目も年齢もバランスがよくてよかったと思う。
吉祥院でお坊とお嬢が背中合わせで座り、事情をしたためた白幡を見上げる場面が好きだ。
墓場の場面からお坊とお嬢に事情を語るまでの和尚は熱演ですごかった。

通しなのだけど間が抜けていて、台詞で説明されるので少しわかりにくい。(以前、間の場面も見たことがあるからわかったけど。)
火の見櫓の場に八百屋久兵衛が現れたときは、(歌舞伎ではありがちだが)あまりの都合のよさに、客席から笑いが漏れていた。場面が抜けていると唐突に感じてしまうが、三部制では時間が足りないから、途中が抜けてしまうのは仕方ないか。

最後、雪の中の立ち回りは衣装が映えてきれいだった。
お坊が片袖脱いで小屋の上で見栄をする場面は、舞台写真で改めて見ても綺麗だなぁと思う。
面白かった。
次は伝吉内、お竹蔵も入れて通しで見たいな。


↑開演前に食べためでたい焼き。


↑幕間は「花篭」でお弁当を食べた。


↑お土産は木挽町広場で買った栗餡のもなか。


↑木挽町広場に飾られていたお雛様と羽子板。