データ

雑誌

TOP > データベース > 2024年(令和元6年) > 3月 三月大歌舞伎 歌舞伎座

三月大歌舞伎 歌舞伎座

2024年3月3日(日)~3月26日(火)
【休演】11日(月)、18日(月)

配役

昼の部(11:00開演)

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺子屋

松王丸:五代目 尾上菊之助
武部源蔵:六代目 片岡愛之助
戸浪:初代 坂東新悟
涎くり与太郎:初代 中村鷹之資
小太郎:七代目 尾上丑之助
百姓吾作:初代 市村橘太郎
春藤玄蕃:初代 中村萬太郎
千代:四代目 中村梅枝
園生の前:六代目 中村東蔵

四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言
二、傾城道成寺(けいせいどうじょうじ)

傾城清川 実は清姫の霊:五代目 中村雀右衛門
白川の安珍 実は平維盛:四代目 尾上松緑
難波経胤:三代目 大谷廣太郎
真名辺三郎:二代目 大谷廣松
童子花王:六代目 坂東亀三郎
童子駒王:初代 尾上眞秀
僧妙碩:八代目 大谷友右衛門
導師尊秀:七代目 尾上菊五郎

御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)

徳川綱豊卿:十五代目 片岡仁左衛門
富森助右衛門:十代目 松本幸四郎
中臈お喜世:四代目 中村梅枝
中臈お古宇:三代目 澤村宗之助
おいぬ某:小川大晴
津久井九太夫:五代目 澤村由次郎
上臈浦尾:二代目 市村萬次郎
御祐筆江島:初代 片岡孝太郎
新井勘解由:五代目 中村歌六

夜の部(16:00開演)

一、通し狂言 伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)

福岡貢:十代目 松本幸四郎
今田万次郎:五代目 尾上菊之助
料理人喜助:六代目 片岡愛之助
正直正太夫:九代目 坂東彦三郎
奴林平:四代目 中村歌昇
油屋お岸:初代 坂東新悟
杉山大蔵:三代目 大谷廣太郎
桑原丈四郎:三代目 中村吉之丞
猿田彦太夫:初代 市村橘太郎
銅脈の金兵衛:三代目 松本錦吾
徳島岩次 実は藍玉屋北六:二代目 中村亀鶴
藍玉屋北六 実は徳島岩次:六代目 片岡市蔵
叔母おみね:十一代目 市川高麗蔵
油屋お鹿:初代 坂東彌十郎
藤浪左膳:二代目 中村又五郎
油屋お紺:五代目 中村雀右衛門
仲居万野:二代目 中村魁春

二、喜撰(きせん)

喜撰法師:四代目 尾上松緑
所化:四代目 河原崎権十郎
同:六代目 中村松江
同:彦九代目 坂東彦三郎
同:三代目 坂東亀蔵
同:初代 中村萬太郎
同:初代 中村種之助
同:初代 中村鷹之資
同:五代目 中村玉太郎
同:三代目 尾上左近
同:六代目 坂東亀三郎
同:初代 尾上眞秀
同:小川大晴
同:三代目 中村吉之丞
祇園のお梶:四代目 中村梅枝

データ

料金

1等席:18,000円
2等席:14,000円
3階A席:6,000円
3階B席:4,000円
1階桟敷席:20,000円
筋書:1,300円

感想

昼の部

今更なので簡単な感想。


24日に中央花道寄りで観劇。

寺子屋

菊之助丈の松王丸は最初「イメージできないなぁ…」と思っていたけど、なかなかよかった。(松王丸にしては顔がきれいすぎる気がするけど。)
愛之助丈の武部源蔵は二度目。こちらもよかった。(ボキャブラリーが少ないので、毎度のことながら感想が貧相。)
戸浪(新悟丈)、千代(梅枝丈)とのバランスもよく、全体的にフレッシュな感じがした。

この話は最初見たときはあまり好きではなかったけど、2回目以降に話の筋と登場人物の思惑がわかっている状態で見ると、役者さんの表情や動きにいろいろ気づけて面白い。

傾城道成寺

雀右衛門丈の傾城清川実は清姫の霊。
道成寺物は舞台が華やかでよい。
最後、子役さんを左右につれて、導師尊秀(菊五郎丈)が登場。
いつまでもお元気でいらしてほしい。

御浜御殿綱豊卿

御年80歳の仁左衛門丈の徳川綱豊卿はやはり日本一の二枚目だった。
たまにネットで「国宝級イケメン」という言葉がトレンドに入っているが、「級」なんてせこい言葉がいらない正真正銘の国宝イケメンだとしみじみ思う。
もちろん、見た目だけではなく、セリフも動きも美しい。
いやもう、眼福としか言いようがない。
浦尾(萬次郎丈)のザ・オツボネ感が素敵だし、富森助右衛門(幸四郎丈)とお喜世(梅枝丈)の熱演もよかった。

夜の部

今更なので簡単な感想。


23日に前方中央にて観劇。

伊勢音頭恋寝刃

「通しで見ることが多い気がする」と思って上演記録を見たら、やっぱりそうだった。
今回は滅多にかからないという太々講の場を見れて良かった。

福岡貢(幸四郎丈)と万次郎(菊之助丈)は逆の方がしっくりくるような気がした。
万次郎は秀太郎丈のアホぼんなんだけど憎めない感じが目に焼き付いているので、ちょっとかっこよすぎるかなぁ…と。
ピントコナの貢さんの方が柔らかい感じがするし、つっころばしの万次郎の方が凛々しく見える。

愛之助丈は喜助で、出番は少ないけどかっこいいお役。
万野(魁春丈)は意地悪なオツボネ感があって良かった。お鹿さん(彌十郎丈)は動くたびに笑いが起きてたけど、健気な感じで良かったと思う。でかいけど。
あれだけ派手な連続殺人事件を起こしておいてメデタシメデタシなのはやはりおかしいと思うし、喜助が余計なことせずに刀を元に戻して渡しておけばよかったんじゃないかとは毎回思う。

喜撰

喜撰法師(松緑丈)と祇園のお梶(梅枝丈)と大勢の所化さんの舞踊。
子役さんたちが可愛かったし、上手に踊っていた。

おまけ


↑夜の部の幕間にいつものビーフカツサンドを食べた。


↑スパーリングワインも飲んだ。


↑昼の部の幕間に食べたお弁当。


↑お土産に買った切腹最中。