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第十五回 永楽館歌舞伎
2025年9月30日(火)~10月5日(日)
※5日(日)は、午前の部のみ1回公演
配役
午前の部(11:30開演)/午後の部(16:00開演)
一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
工藤左衛門祐経:六代目 片岡愛之助![]()
曽我五郎時致:三代目 中村福之助
曽我十郎祐成:四代目 中村歌之助
近江小藤太成家:二代目 片岡千次郎
八幡三郎行氏:初代 中村翫政
化粧坂少将:初代 片岡りき彌
大磯の虎:初代 片岡千壽
小林妹舞鶴:初代 中村壱太郎
鬼王新左衛門:九代目 坂東彦三郎
二、お目見得 口上(こうじょう)
幹部俳優出演
三、神の鳥(こうのとり)
狂言師右近実はこうのとり(雄鳥)/山中鹿之介幸盛:六代目 片岡愛之助![]()
狂言師左近実はこうのとり(雌鳥):初代 中村壱太郎
傾城柏木:初代 上村吉太朗
仁木入道:四代目 中村歌之助
赤松満祐:九代目 坂東彦三郎
データ
料金
全席指定席:14,000円
筋書:1,500円
感想
感想
3日に昼の部を前方上手側で観劇。
映画「国宝」(←私は見てない)の舞台に使用されたらしく、今年は早々に全席完売したらしい。
入口には、今回アクスタになった鹿之助の絵と鯉つかみの絵、亡くなられた水口先生のお写真が飾られていた。
観劇時に何度か水口先生をロビーでお見かけしたことを思い出して、しんみりした気持ちになった。
寿曽我対面
舞台が狭くて、役者さんがキュッと詰まってた。
並び大名はいつも8人だったと思うけど、4人のみ。その中に愛三朗丈もいて、「大きくなったなぁ…」と親戚のおばちゃんみたいなことを思いながら見てた。
愛之助丈の祐経さんはなかなか立派だったし(贔屓目?)、壱太郎丈の舞鶴は素敵だった。
とうとう愛之助丈も対面の工藤を演じるようになったのかと感慨深かった。
五郎(福之助丈)と十郎(歌之助丈)は実際と兄と弟が逆の配役。若いけど「きちんとお稽古してるんだな」という感じでとてもよかった。
そして、近江小藤太(千次郎丈)、八幡三郎(翫政丈)、大磯の虎(千壽丈)化粧坂少将(りき彌丈)という配役がアツい。
筋書の懇親会レポートにもあったけど、秀太郎丈も喜んでくださってると思う。
鬼王新左衛門(彦三郎丈)は毎度思うけど、出番が少なくてもったいない。
彦三郎丈は声がいい。声以外も、もちろんいい。
口上
舞台向かって左から、壱太郎丈、歌之助丈、愛之助丈、福之助丈、彦三郎丈の並び。
以下、だいたいこんなニュアンスで話していたということで、一言一句この通りに話していたわけではありません。記憶違い等あったらご容赦ください。
愛之助丈
初めて永楽館に来たという方は?(結構な数の手が上がる)
「国宝」ですかね(笑)。
大河ドラマ「べらぼう」で横浜流星さんと撮影の話をした。
「べらぼう」には鱗形屋孫兵衛で出演していて、間が空いたけどそろそろ出るはず。
15周年という節目の年…と出演者の紹介。
祐経は初役、舞台がせまいので、セットを後ろに下げた。
「神の鳥」は永楽館から歌舞伎座にはばたいて、また戻ってきた。
亡くなった水口先生もどこかで見てくださってると思う。
福之助丈
お初お目見え。
筋書の最後を開いてください。(←ふるさと納税のお知らせが載ってる。)
これを見て驚いた。永楽館歌舞伎がなくなってしまうのは悲しい。
ちらしも配られてますので、皆さんよろしくお願いします。
彦三郎丈
お初お目見え。
永楽館の口上はどんな感じか壱太郎さんに聞いたら、「笑点みたいにしてください」と言われた。
御朱印集めが趣味で、沢庵和尚の宗鏡寺(←だったと思う)に行った。
「神の鳥」の舞台になった出石神社にも行った。(懐から御朱印帳を取り出して見せてくれた。)
歩くと30分かかるけど、車なら5分で行ける。
愛之助丈を「愛之助のお兄さん」と呼んでたので、「アレ…?」と思って調べたら、愛之助丈より年下でビックリ。
俳優祭の取りまとめっぷりが立派だったから、てっきりもっと年上なのかと思ってた。
壱太郎丈
女形の拵えで、いつも通りのグッズ紹介。
大きいコーちゃんと小さいコーちゃん、あともう一つぬいぐるみみたいなの?を紹介して、今年新発売の愛之助丈のアクスタ2種も紹介してくれた。
「神の鳥」について、水口先生も高いところから見守ってくれると思います。
歌之助丈
去年に引き続き2回目。
兄と来れて嬉しい。「寿曽我対面」では兄弟が逆なのも歌舞伎の面白いところ。
「寿曽我対面」は平成中村座という狭い舞台で演じたけど、それより狭いところで演じるとは思わなかった。
愛之助のお兄さんはお蕎麦を41皿食べたそうだが、自分は30皿しか食べれなかった。
最後は愛之助丈が隅から隅までずいーっと、で締め。
神の鳥
赤松満祐(彦三郎丈)、傾城柏木(吉太朗丈)、仁木入道(歌之助丈)が並んでいる。
満祐は「車引」の時平の大臣みたいな拵え。
堂々としててよかったけど、せっかくの彦三郎丈なのだから、二枚目役も見たかったという気持ちもある。
それにしても、彦三郎丈は本当に声(以外も)がいいな。(何度でも言う。)
そして、吉太朗丈が傾城柏木かぁ… 大きくなったなぁ…(←親戚のおばちゃん再び)
吉弥丈のお色気と貫禄たっぷりの太夫に比べると、初々しい感じがする。
柏木が狂言師二人(愛之助丈、壱太郎丈)を「かわゆらしい夫婦」と言った時は、「いや、あなたも可愛いよ?」と思った。
歌之助丈の入道も軽快な感じでよかった。お若いのに上手よね。(お父上、芸妓にうつつを抜かしてる場合じゃないよ。)
愛之助丈と壱太郎丈の踊りは「綺麗…」と思って見てるだけ。
コウノトリの子役さんも可愛かったなぁ。
愛之助丈の白塗りは本当に綺麗で二枚目なので、ドラマでしか愛之助丈を見たことがないお客さんの奇天烈キャラのイメージが上書きされてるといいな。
なお、顔を見せなくなったら、中の人が変わっているということ。
コウノトリの絶体絶命のピンチに、山中鹿之介(愛之助丈)が花道から登場。
今回は大河ドラマの「べらぼう」ネタからの「松嶋屋!」。よくわからないけど、「鬼滅の刃」のネタもあった。
小さな劇場だと、鹿之介がより大きく見える。
初めてのお客さんが多いせいか、いかにも歌舞伎!な拵えに客席がどよめいてた。
鹿さんは柏木の間夫なのだが、今回は若い女の子をたぶらかしてる感がすごいw
コウノトリを救い、立ち回りをして、最後は客席にご挨拶して、花道を引っ込む。
今年も楽しかった。
来年もまた来たい。
おまけ
↑山下さんで食べた皿蕎麦。
↑終演後はあんみつも食べた。
↑前泊した城崎温泉で買ったお土産。
髪留めと眼鏡ケースも買ってる。
↑永楽館の出店で買ったアクスタと根付と栗蒸し羊羹。
黒豆は近くの商店街で購入。(お店の名前は覚えてないのだけど、この黒豆は美味しい!)
あと、お土産物屋さんが並んでいるところのカバン専門店で通勤用のカバンも買った。
他にも、お友達とおだんごとワッフルを買って、帰りの特急で分けて食べた。(←食べ過ぎ)