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松竹創業百三十周年 吉例顔見世大歌舞伎 歌舞伎座
2025年11月2日(日)~26日(水)
【休演】10日(月)、18日(火)
【貸切】※幕見席は営業
夜の部:24日(月)
配役
昼の部(11:00開演)
一、御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう) 加賀国安宅の関の場
武蔵坊弁慶:二代目 坂東巳之助
源義経:初代 坂東新悟
富樫左衛門:四代目 中村橋之助
鷲尾三郎:七代目 市川男寅
駿河次郎:五代目 中村玉太郎
山城四郎:四代目 中村歌之助
常陸坊海尊:六代目 中村松江
斎藤次祐家:六代目 片岡市蔵
二、道行雪故郷(みちゆきゆきのふるさと) 新口村
傾城梅川:五代目 中村雀右衛門
万才鶴太夫:二代目 中村錦之助
亀屋忠兵衛:三代目 中村扇雀
三、鳥獣戯画絵巻(ちょうじゅうぎがえまき)
猿僧正:四代目 尾上松緑
女蛙:初代 中村萬壽
男蛙:八代目 中村芝翫
従僧猿:九代目 坂東彦三郎
従僧猿:三代目 坂東亀蔵
女狐:六代目 中村時蔵
男狐:初代 中村萬太郎
女狐:初代 坂東新悟
同:五代目 中村米吉
同:三代目 尾上左近
男猿:二代目 坂東巳之助
同:初代 中村虎之介
同:三代目 中村吉之丞
同:初代 尾上菊市郎
男蛙:四代目 中村橋之助
同:四代目 中村歌之助(※中村福之助休演につき、配役変更)
同:初代 片岡愛三朗
男兎:七代目 市川男寅
同:五代目 中村玉太郎
同:二代目 中村鶴松
女蛙:三代目 澤村宗之助
男蛙:六代目 中村松江
梟:四代目 河原崎権十郎
女蛙:二代目 市村萬次郎
鳥羽僧正:七代目 尾上菊五郎
四、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ) 御所五郎蔵
御所五郎蔵:六代目 片岡愛之助![]()
星影土右衛門:四代目 尾上松緑
傾城逢州:五代目 中村米吉
子分梶原平蔵:三代目 大谷廣太郎
同 新貝荒蔵:四代目 中村歌之助
同 秩父重介:八代目 市川染五郎
同二宮太郎次:三代目 尾上左近
同畠山次郎三:初代 片岡愛三朗
花形屋吾助:三代目 松本錦吾
傾城皐月:六代目 中村時蔵
甲屋与五郎:十代目 松本幸四郎
夜の部(17:00開演)
一、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
工藤左衛門祐経:五代目 中村歌六
曽我五郎時致:初代 中村萬太郎
曽我十郎祐成:四代目 中村橋之助
化粧坂少将:五代目 中村玉太郎
小林朝比奈:初代 中村虎之介
大磯の虎:五代目 中村米吉
二、三谷かぶき 歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン) 幕を閉めるな
狂言作者花桐冬五郎:十代目 松本幸四郎
座元藤川半蔵:六代目 片岡愛之助![]()
山本小平次:二代目 中村獅童
油屋遊女お久:初代 坂東新悟
浅尾天太郎:四代目 中村橋之助(※中村福之助休演につき、配役変更)
篠塚五十鈴:初代 中村莟玉
市山赤福:四代目 中村歌之助
坂田虎尾/狂言作者見習花桐番吉:八代目 市川染五郎
竹田出雲弟子半二:二代目 中村鶴松
附打芝助:初代 片岡千太郎
囃子方五郷新二郎:三代目 大谷廣太郎
附師鍛冶屋為右衛門:三代目 澤村宗之助
大道具方儀右衛門:阿南健治
骨つぎ玄福:浅野和之
竹田出雲:六代目 市川男女蔵
榊山あやめ:十一代目 市川高麗蔵
竹島いせ菊:初代 坂東彌十郎
頭取嵐三保右衛門:四代目 中村鴈治郎
叶琴左衛門:二代目 松本白鸚
データ
料金
特等席:20,000円
1等席:18,000円
2等A席:15,000円
2等B席:14,000円
2等C席:9,000円
3階A席:6,500円
3階B席:5,000円
1階桟敷席:20,000円
筋書:1,500円
感想
昼の部
23日に中央花道側で観劇。
御摂勧進帳
弁慶が巳之助丈、富樫が橋之助丈、義経が新悟丈のフレッシュな勧進帳。
いわゆる芋洗いの方で、私は初めて見た。
これはこれで面白いかな、という感じ。
道行雪故郷
新口村を題材にした舞踊。忠兵衛が扇雀丈、梅川が雀右衛門丈。
雪の中、浅葱幕が落ちると、いつもの黒地の着物で2人が登場。
孫右衛門は登場せず、相方とはぐれた万才(錦之助丈)が現れて踊りを見せて去っていく。
追っ手の太鼓の音を聞いて、2人が逃げようとするところで幕。
鳥獣戯画絵巻
鳥羽僧正(7代目菊五郎丈)が書きかけの絵の前で酒を飲んでる場面から始まるが、僧侶が酒飲んでいいのか?
場面は変わり、鳥獣戯画の世界へ。
蛙と猿が相撲をとってたり、兎や梟が何やかやしてると、男蛙(芝翫丈)と女蛙(萬壽丈)が猿僧正(松緑丈)の矢で射殺されてしまう。
猿僧正は蛙の葬儀にやってきて何食わぬ顔で御経をあげるが、梟が蛙達に真実を告げて、蛙と猿で乱闘が始まる。
猿僧正は蛙の放った矢に当たって落ちていく。
最後は完成した絵の前に立つ鳥羽僧正の周りを動物達が踊って幕。
台詞はなく、なんだかメルヘンな一幕だった。
愛三朗丈も頑張って踊ってた。
御所五郎蔵
愛之助丈の五郎蔵と松緑丈の土右衛門を、幸四郎丈の甲屋主人が止めに入る。
五郎蔵の子分に愛三朗丈も並んでいた。
奥座敷では、皐月(時蔵丈)も逢州(米吉丈)も綺麗で、眼福。
逢州は気の毒だけど、元はといえば殿様がこの人に入れ揚げてこさえた借金が原因なんよな。
五郎蔵は駄目男なんだけど、見た目は本当に色男なんだよな。
愛之助丈が歌舞伎座で江戸の男伊達を演じるようになったかぁ~と感慨深かった。
夜の部
22日に中央上手側で観劇。
昼の部の長さと比べて、夜の部の短いことったら…。
當年祝春駒
めでたい曽我物。
工藤祐経(歌六丈)の「斬って恨みを晴らせよ兄弟」で終わるのは対面と同じ。
17分と短いけど、華やかな一幕。
歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)
三谷かぶき。
全体的に騒がしくてハチャメチャだが、面白かった。大笑いした。
座元の藤川半蔵(愛之助丈)が浄瑠璃の「義経千本桜」をパクって上演していたことが作者の竹田出雲(男女蔵丈)にバレて、その竹田出雲が芝居を見に来るというのが、ことの発端。
いろんなハプニングが起こるのだが、座付作者の花桐冬五郎(幸四郎丈)が舞台裏から表まで駆けずり回って芝居を続けようとするのが面白い。
看板役者の山本小平次(獅童丈)はどうしようもない男なんだけど、獅童丈はこういう役が上手いな。
そして、なんと言っても、頭取の嵐三保右衛門(鴈治郎丈)がよい。何をやっても面白い。
亀井六郎役が二人(橋之助丈と歌之助丈)になってしまい、分身の術を使うことにしたり、静御前役がまさかの彌十郎丈でおまけに顎が外れそうになってたり、鼓の代わりに枕を渡してしまったり、代役に出た莟玉丈のちょっと崩した静御前が可愛かったり、コンプラにうるさい附打が愛之助丈のお弟子さん達だったり、源九郎狐が2匹(幸四郎丈と獅童丈)になってしまって片方が母狐になったり、染五郎丈の二役(義経役者と見習い)が違い過ぎて最初同じ役者さんだと気付かなかったり、新悟丈は女形なのにアレでいいんかと思ったり、男女蔵丈と鶴松丈の最後のアレがよかったり、白鸚丈をあんな扱い?と思ったり、まあ色々あった。
最後はカーテンコール。
曲が流れてたけど、不勉強のためわからなかった。
副題は「幕を閉めるな」だけど、いや、もういっそ閉めろよって感じだったw
面白かった。
先月、四の切を観劇してたらもっと面白かったかもしれないなぁ。
普段は愛之助丈の舞台写真しか買わないのだけど、アレコレ買ってしまった。
静御前の拵えをした彌十郎丈なんて、なかなかお目にかかれないもんね。
おまけ
↑夜の部の幕間に飲んだスパークリングワイン
一幕目が短いせいか、めでたい焼きが幕間に予約分もできておらず、食べられなかったのは残念。
↑昼の部のお弁当は木挽町広場で買った蟹めし弁当。
↑夜の部で食べられなかっためでたい焼きを無事購入。
昼もスパークリングワインを飲んだけど、撮ってない。
↑お土産は切腹最中と両。