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TOP > データベース > 2025年(令和7年) > 12月 吉例顔見世興行 南座

松竹創業百三十周年
京の年中行事 當る午歳
吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎
尾上菊之助改め 八代目尾上菊五郎襲名披露
尾上丑之助改め 六代目尾上菊之助襲名披露
南座

2025年12月1日(月)~12月25日(木))
【休演】9日(火)、17日(水)
【貸切】昼の部:20日(土))

配役

昼の部(10:30開演)

第一、醍醐の花見(だいごのはなみ)

豊臣秀吉:四代目 中村鴈治郎
淀殿:初代 片岡孝太郎
加藤清正:初代 中村虎之介
福島正則:初代 中村鷹之資
三條殿:初代 中村莟玉
松の丸殿:初代 上村吉太朗
前田利家正室まつ:六代目 上村吉弥
曽呂利新左衛門:初代 片岡進之介
北の政所:三代目 中村扇雀

第二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり) 檜垣、奥殿

一條大蔵長成:十代目 松本幸四郎
常盤御前:二代目 中村七之助
お京:初代 中村壱太郎
茶亭与市:六代目 嵐橘三郎
八剣勘解由:三代目 松本錦吾
勘解由女房鳴瀬:十一代目 市川高麗蔵
吉岡鬼次郎:六代目 片岡愛之助

第三、玉兎(たまうさぎ) 鷺娘(さぎむすめ)

〈玉兎〉
玉兎:丑之助改め六代目 尾上菊之助
〈鷺娘〉
鷺の精:菊之助改め八代目 尾上菊五郎

第四、平家女護島(へいけにょごのしま) 俊寛

俊寛僧都:十五代目 片岡仁左衛門(Aプロ)/六代目 中村勘九郎(Bプロ)
丹波少将成経:初代 中村隼人
海女千鳥:初代 中村莟玉
平判官康頼:六代目 嵐橘三郎
瀬尾太郎兼康:九代目 坂東彦三郎
丹左衛門尉基康:二代目 坂東巳之助(Bプロ)/六代目 中村勘九郎(Aプロ)

夜の部(16:30開演)

第一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

工藤左衛門祐経:四代目 中村梅玉
曽我十郎祐成:初代 片岡孝太郎
曽我五郎時致:六代目 片岡愛之助
鬼王一子菊若丸:丑之助改め六代目 尾上菊之助
八幡三郎:初代 中村虎之介
近江小藤太:初代 中村鷹之資
化粧坂少将:初代 中村莟玉
梶原平次景高:初代 尾上菊市郎
喜瀬川亀鶴:三代目 中村歌女之丞
梶原平三景時:四代目 片岡松之助
大磯の虎:三代目 中村扇雀
小林朝比奈:四代目 中村鴈治郎

第二、 八代目尾上菊五郎 六代目尾上菊之助  襲名披露 口上(こうじょう)

菊之助改め八代目 尾上菊五郎
丑之助改め六代目 尾上菊之助
幹部俳優出演

第三、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ) 浜松屋見世先の場、稲瀬川勢揃いの場

弁天小僧菊之助:菊之助改め八代目 尾上菊五郎
日本駄右衛門:十代目 松本幸四郎
忠信利平:六代目 片岡愛之助
南郷力丸:六代目 中村勘九郎
赤星十三郎:二代目 中村七之助
鳶頭清次:二代目 坂東巳之助
浜松屋倅宗之助:初代 中村鷹之資
狼の悪次郎:初代 尾上菊市郎
番頭与九郎:初代 市村橘太郎
浜松屋幸兵衛:五代目 中村歌六

第四、三人形(みつにんぎょう)

奴:二代目 坂東巳之助
若衆:初代 中村隼人
傾城:初代 中村壱太郎


データ

料金

1等席:26,000円
2等席A:13,000円
2等席B:10,000円
3等席:8,000円
4等席:6,000円
特別席:28,000円
筋書:2,500円

感想

昼の部


21日に後方花道側で観劇。

醍醐の花見

北の政所(扇雀丈)がまつ(吉弥丈)、三條殿(莟玉丈)、松の丸殿(吉太朗丈)と花見をしてるところに秀吉(鴈治郎丈)が淀殿(孝太郎丈)を連れて登場。
華やかなんだけど、オツボネがそろってる感じがして、うすらコワイ。女の戦いの怖さがじわじわ漂ってくるような… 進之介丈をとても久しぶりに見た。
進之介丈を見られるのは京都の顔見世だけ、なのか?

一條大蔵譚

幸四郎丈の大蔵卿は愛嬌のある(作り)阿呆だった。
愛之助丈の鬼次郎は20年振りくらい? 壱太郎丈とは安定の夫婦っぷり。
常盤御前(七之助丈)も綺麗だった。

玉兔

満月を背景に、新菊之助丈が一人で踊る。
踊りの良し悪しはわからないが、すごく上手なのではないかと思う。
そして、可愛らしい。

鷺娘

流石は八代目菊五郎丈。
最初から最後まで美しく、場内が固唾を飲んで見ていた。関西でこれだけ客が静かに見てるってスゴイよ!
私は映画「国宝」は見てないけど、映画の影響で顔見世に来た方もこれなら大満足ではなかろうか。

平家女護島

私が見たのはBプロで、勘九郎丈の俊寛僧都。
夜の部であんなにハツラツとしてた勘九郎丈がヨボヨボに見えるのは流石だわ。
千鳥(莟玉丈)がとにかく可憐。岩の陰から様子を見守る姿が可愛くて可愛くて…

急遽代役となった瀬尾(彦三郎丈)は相変わらずの良いお声。
こしらえで誰かわからなくても、声を聞いたらすぐわかる。
急な代役で初役なのに、いい役者さんだなぁ。
後に引く終わり方で幕だけど、昼の部を通して「いいもの見たなぁ…」としみじみ思いながら家路についた。

夜の部


20日に前方上手側で観劇。

寿曽我対面

梅玉丈の工藤祐経、孝太郎丈の十郎、愛之助丈の五郎。
愛之助丈の工藤を永楽館で見たばかりだけど、愛之助丈はまだまだ工藤より五郎がいいな。
舞鶴じゃなくて朝比奈(鴈治郎丈)の出る対面は久しぶりに見た気がする。
傾城が3人いたけど、お家によって型が違うのかな?
鬼王新左衛門ではなく、菊若丸(新菊之助丈)が友切丸を持ってくる。
口上でまだ小学生と紹介されてたけど、芸達者で立派だわ。お顔は菊五郎丈より故吉右衛門丈に似ていると思う。

幕間に「歌舞伎の愛之助さんかっこいい」と話してる声が聞こえてきて、「そうでしょう、そうでしょう。で、歌舞伎以外は?」と思ったが、そういえば青いばい菌?みたいなの演じてたっけな…

口上

舞台下手から、歌六丈、愛之助丈、七之助丈、勘九郎丈、幸四郎丈、新菊之助丈、八代目菊五郎丈、仁左衛門丈、鴈治郎丈、孝太郎丈、進之介丈、扇雀丈、梅玉丈の並び(だったはず)。
後列には音羽屋さんのお弟子さんが並んでた。
私は昼の部はBプロを見たので、仁左衛門丈を口上でしか拝見できないのは残念。

弁天娘女男白浪

愛之助丈と七之助丈の弁天小僧しか見たことがなかったので、本家本元の八代目菊五郎丈の弁天小僧を楽しみにしてた。
綺麗で素敵だった。
勘九郎丈の南郷もよかった。チャキチャキの江戸っ子という感じがした。
声がお父さんによく似てると思う。

稲瀬川では、幸四郎丈、菊五郎丈、愛之助丈、七之助丈、勘九郎丈がずらりと並んで豪華。
流石は顔見世だわ。

三人形

巳之助丈の奴、壱太郎丈の傾城、隼人丈の若衆の華やかな踊り。
綺麗だなー、巳之助丈って踊り上手いんだなーと思って見てた。


おまけ


↑夜の部の開演待ちの間に近くのお店で食べたパフェ。
これでお腹いっぱいになってしまって、夕食は軽く食べただけ。


↑幕間に食べたなだ万のローストビーフ弁当。美味しかった。
夜の部ではお弁当食べられなかったので、これを楽しみにしてた。


↑お土産は虎之介丈オススメらしいどら焼きと夕霧。


↑可愛い。