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Scene01の続きになります。

Scene09 ギルド結成時の儀式

GMが力尽きている間にギルドスキルを組み終えた我らが新ギルド(名称未定)。
そして今度こそ、ギルド名決定という重要な儀式をする時がやって来た!
まずはギルドマスター、カロルの案は?

カロル:じゃ、『勇気凛々胸いっぱい団』で!
エステル:ダサいです(一同爆笑)

随分はっきり言うお方である。

ユーリ:0,2秒で却下されたっ!?
カロル:えー!? ギルドネームはインパクトある方がいいと思ったのに……
ユーリ:まあ、確かにインパクトあるけどな……ありすぎて他が霞みそうなくらい(笑)
ジュディス:じゃあ他にいい名前ないかしら?
レイヴン:『ファントムレ……
ユーリ:パクリはまずいだろっ!?
ジュディス:なら、『ぞんざい……
ユーリ:だからパクリは駄目ーっ!?
エステル:そうですよ。もっとオリジナリティと中二心に溢れるものを考えないと!
ユーリ:中二って……まあギルド名なんてだいたいそんなもんだけど……
レイヴン:しかし、こうパッと分かりやすいのって、いざとなったらなかなか思い浮かばないからねえ。
カロル:そういう時は、コレ使えばいいんじゃない?

カロルが取り出したのは、『ギルド名決定表』!

ユーリ:そういやあったなそんな便利なものが。じゃあこれでダイス振るか!
レイヴン:あいや、待たれい!
ユーリ:何だよおっさん?
レイヴン:それよりもっといい物がある。こっちを使おう。
ジュディス:何?
エステル:ナイト……ウィザード?

意味ありげな笑みを浮かべてレイヴンが出したのは……『ナイトウィザード』!?
そしてとあるページが開かれる。それはもちろん……

レイヴン:じゃーん!『二つ名決定表』〜!!
一同:ええええええええええっ!?
レイヴン:こっちの表の方が種類が多いし、いい名前ができるぞ!
ユーリ:どこがだっ!? 大惨事発生装置じゃねーか!?
ジュディス:あら、でも面白そう。ちょっと振ってみましょう(ダイスを振る)……35ね。
カロル:表Aの35は……『死の』!
エステル:死!? なんか不吉ですよ?
ユーリ:二つ目は……(ダイスを振る)えーと53だから『茄子色』!(一同爆笑)
レイヴン:あれ、なんかデジャヴが……
ジュディス:三つ目は……(ダイスを振る)
カロル:表Cは4の16……
ユーリ:いや、見なくていい。『カブトムシ』だろ?(笑)
一同:『死の茄子色カブトムシ』っ!?(大爆笑)
レイヴン:ちょっ、なんか他人とは思えないんだけど!? 誰かダイス目操作したの!?
ジュディス:してませんよ? それで、この名前で決定なのかしら?
エステル:却下! 却下です!! もう、こうなったら私が決めますっ!!
ユーリ:……そうした方がよさそうだな、いろんな意味で(笑)

……というわけで、紆余曲折の結果、ギルド名は『凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)』に決定した。

エステル:夜空で一番強い輝きを放つ星、って意味です。
ユーリ:へー、そうなのか?
エステル:はい! 今考えた設定ですけどね(一同爆笑)
ユーリ:今かよっ!?
GM:いや待て、このシリーズのタイトルが『テイルズオブヴェスペリア』である以上、エステルのネタは拾うだろ、ここは!
レイヴン:あれ、菊池さん生きてたの?
GM:生きてますよっ! それでだ、この『凛々の明星』という名前には、きっと壮大な伏線が……うひひ、楽しくなってきた!(笑)
カロル:おお、GMが完全復活した!
GM:さあみんな、ギルド名が決まったなら早速セッションを始めるぞ!
一同:はーい!

時間軸が前後してまでつづくのだ!

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あとがき。

ギルド名決定、凝る人は凝るけど凝らない人はその辺の飲み物から、なのはお約束ですね!(それは人名だ)
ちなみに名前案、『ぞんざい…… は『へっぽこ…… と迷いました(笑)
『ファントムレ…… の方も『エンジェルファイ…… と迷いましたが、一応『そのキャラの中の人がGM』時のギルド名、というくくりにしています。