少年は台座の上に寝かされ、両足首を短い鎖で固定された。
すね当てと一体化した甲殻ブーツは左足が砕け、その下に履いていた靴下状の布も破れ、
毛の生えていないすべすべのふくらはぎが露出していた。右足もヒビが入っている。
銛の撃ちこまれた左腿の出血は止まらず流れ出て、妖艶な輝きを放ちながら垂れ落ちている。
細い腰を隠すビキニパンツ状の布は透け、小さな尻肉に食い込む。
そして脇腹を貫通した左腹部、未発達な筋肉の浮き出たへそのあたりは呼吸のたびにピクピクと上下し、
胸部の甲殻の半分砕けた左胸はピンク色の乳首が露出していた。
ハアッハアッと荒い息遣いのたび、胸につながる華奢な肩、鎖骨も上下している。

「ふーん、スーパーターザンって、結構ガキだったんだな」

禿げ上がった男が台に上り、靴のつま先でこめかみを小突いた後、胸をぎゅうっと踏みつけた。

「ぐわっあああっああ・・・ゲホッ!ゴホッ!」

背中に突き刺さった銛がさらに少年の身体の奥まで突き抜け、顎をガードするマスクの隙間と通気口からごぼっと血を吐き出した。

「このガキぁ、いい声で鳴きやがる!ハッハッハッ」

全身の痛みはさほど感じなかった。脳内にモルヒネが回っていたのと、
まだぼろぼろながら残ってる勇者のコスチュームを介し、頭上の金冠が全身にエネルギーを送り込んでいたからだった。
台座から赤と青と透明の混ざった液体が垂れ落ちている。透明なのは塩水・・・大量の汗だ。

「可愛い子ちゃんかな?」

白人から見ると、黄色人種というのは比較的、幼く見えるものらしい。
男は口許を覆っている、白銀のマスクを外した。

「おお〜、アジア系か!このまま殺すのも惜しいな」
「・・・少し、遊んでやるか」

稀少動物を追い、アフリカの大地を這いずり回って数ヶ月。
街に出りゃ、金さえ出せば寝る女はいくらでもいるが、ガバガバの売女より少年のケツのほうが締まりがいい。
しかも少女に見えなくもない中性顔ときてる。

耀太郎のへその下にはややきつめのビキニが股に食い込み、発育途上の性器の収まった球形の輪郭を描き出していた。
帽子をかぶった男は耀太郎の足を開かせ、ビキニの上からペニスに触れた。
野生児の秘部にぴっちり張り付いた布の濃厚な香りの中にも、その身体つき、垢抜けた顔、洗練された仕草に育ちの良さを感じてしまうのは、
この少年戦士がもともと何処かアジアの先進国か、豊かな地方で生まれ育った子であることを予感させた。

「どこが気持ちいいか」

男の指が少年のアヌスに触れたとき。

「やっ、やめてくれっ!!」

突然、尻に火がついたように騒ぎだしたターザン。
耀太郎の脳裏に、心の奥底にしまいこんで忘れたふりをしてきた、体育倉庫の裏で犯されたあの日の記憶が蘇ってきたのだ。
白人男の顔が、あの日自分を犯した不良男の顔にタブってくるのは、同じ金髪だからだろうか?
腰をくねらせ男の指から逃れようとするが、男は耀太郎が感じていると勘違いしたに違いない。

「そ〜うか、お前はアナルが感じるのか!」

帽子の男はビキニに爪を立てた。
びりっとあいた穴から、うっすら恥毛の生えたタマスジと、その下に綺麗な菊門が息づいていた。

「入れるぞ!!」

「ぎゃああっああ・・・ああああああああああああああっ!」




Next
Back
Menu