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第1話 「新選組誕生」 |
主要ゲストキャスト
松井一馬:入江則雅、森八十八:関亘、お千代:山咲千里、お梅:名取裕子。 |
ストーリー
主人公・入江伊之助の入隊と、芹沢の鴻池に対する押し借りの話。
局中法度の発表とその実行性の確認と言ったところ。
それと、伊之助と綱太郎のそれぞれの恋の予感。
文久3年3月。
伊之助が親友の綱太郎と共に、新撰組に入隊しようと上京し、ここで出会った千石静馬の入れ知恵で、その後を共にする隊士らと共に見事合格。
配属先は、伊之助と綱太郎は原田隊。千石と代々木晋は藤堂隊。鶴橋多喜人は勘定方。山田峯太と畑中三郎は探索方。
そして、伊之助が道を尋ねた女は、前川家の下女だった。
芹沢は大坂の鴻池から金子を強請り同然に借り、慌てた会津藩からも金が出て装備が整い、高下駄を履いて街を闊歩するが、嫌われ者の新撰組のため相手にされず、料亭では芸者にも罵倒される。
迷子になった綱太郎の鼻緒が切れて、とある女性に鼻緒になる切れ端を貰う。
5月、局中法度が発表され、それが本当に実行されるか、戦々恐々の面々だが、一人の隊士の死をきっかけに、伊之助らと同期の二人の隊士が局中法度の真偽を確かめるために千石に唆され、脱走し切腹を命じられた。 |
感想
この頃はまだ新撰組を名乗っていなかったはずだけど、まぁその辺は仕方がないか。
隊士の面接してるのは、土方さん・原田さん・山南さんの三人ね。
主役たちには役名が出るけど、土方さんらには全然でないから判りにくいよ。
そんでもって、新撰組に来た理由を言えって言っても、そりゃ無理だろうと思うんだよ、土方さん。
士分でない者が、刀を差す身分になれるって言ったら、理由も何も新撰組しかないじゃないかと思うんだよね。
ナレーションにもあるとおり、剣の腕を頼りに武士として食い扶持を稼ぎたい奴らばっかりだって。
剣の腕試しをしている面々は、藤堂・沖田・永倉って言われたけど、沖田の名前がクレジットに出ていないし、画面には登場してなくて名前だけみたい。残念だなぁ。
で、腕試しを見てるのが、近藤・新見・芹沢の三人。
近藤さんの線がちょっと細いよなぁ。土方さんとどっこいどっこいぐらい?(笑) というより、逆に見えるなぁ。イメージには合わないけど、慣れるかしら?
これで、主要な幹部は出揃った感じかな?
「会津中将の名で金をかき集める」芹沢を土方さんが諌めたら、「薬売ってた野郎が。百姓ふぜいが命令するのか」ってか。そりゃ禁句だよ、芹沢さん。
彦五郎さんから来た三両の金子に、近藤さんが手紙を書くシーン。今まで他のドラマでこういうシーンってなかった気がするのでいい感じだな。
ただ、ここに沖田もいて欲しいなぁ。何でいないのよ、馬鹿ぁ〜!
そうそう。制服の羽織を支給されて伊之助たちが着ているシーンで、「男にしとくの勿体無いなぁ。ほんまにぶら下げとるんか?」って確かめようとするのには、参ったなぁ(笑)
だけど後で、この羽織は個人の持ち物じゃないのに、びっくり!
そしたらあれって支給したわけじゃなくて、単に大きさを合わせてみただけ?
隊士の通夜の席で、手を合わせてる近藤さんのすぐ右に映ってるのって、沖田? 髪型からしたらそう見えるんだけど。(髪型って言うのは、月代ありの場合の沖田独特の髪型のことね)
あん! 土方さんがそこに座ったら隠れちゃうじゃん。
で、逃げ出した隊士二人の切腹の場面というか、切腹できずに首を無理矢理斬られる場面で、前に並んでいるのは近藤・芹沢・新見で、申し渡しは土方さんだけど、首を斬ったのは誰だろう? 一瞬でわかんなかったよ。
幹部にスポットを当ててないドラマ作りはいいけど、もうちょっとサービスして欲しいなぁ、その辺は。
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第2話 「まぼろしの女」 |
主要ゲストキャスト
お千代:山咲千里、宇兵衛(お千代の父):笑福亭仁鶴、お梅:名取裕子。 |
ストーリー
見廻組との確執と合併の話。芹沢のお梅、強姦話。綱太郎の失恋話。
文久3年6月。
新たに発足した合併話が出ている見廻組との確執から喧嘩になり、そこで前回鼻緒になる切れ端を貰った女性・お千代と再び出会い、浮かれ放題の綱太郎。
そして、今回登場のもう一人の女性は、前回伊之助たちに啖呵を切った島原の芸者だったお梅。
落籍されて菱屋の妾になり、芹沢の借金の督促にやってきて、白昼堂々犯られてしまった。
お千代と言い交わしたつもりの綱太郎の話を聞き、気の好い原田は嫁にと貰いに行くが、そんな事実はないと断わられてしまい、傷心の綱太郎は芹沢の金策について行く。
その大坂で、鴻池の用心棒らと一戦を交え初めて人を斬り、帰り道お千代がご寮はんと呼ばれていることを知り、お千代と綱太郎を繋いでいた象徴である鼻緒が切れる。
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感想
朝稽古の後、市中見回りに行ったりして、「ふんふん、こういう日常か〜」って思わせてくれていいな。
だけど、見廻組との確執とか合併とかの話だけど、実際見廻組が結成されるのって、元治元年の4月なんだよね。
つまり1年後の話だから、芹沢さんがこのことでどうこう言うなんてことはありえないわけで……。
なんだかんだ言いつつ、お梅が犯られるのを見てるだけの面々もなんだかなぁ、って思っちゃうんだけど。
だれか、ご注進にぐらい走れよ。
近藤・土方の出番は、見廻組との合併話を芹沢・新見と話し合うシーンと、それを断わって戻ってきたところのみで、少なっ!
芹沢の方が出番多いじゃん。もっと出番増やしてよ〜。そんでもって沖田出せ〜〜!!
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第3話 「小さな華燭」 |
主要ゲストキャスト
おみよ:川上麻衣子、菱屋嘉兵衛:須永克彦、平山五朗:荻原郁三、平間重助:麻生敬、佐藤:河野実。 |
ストーリー
文久3年8月12日の大和屋(ドラマでは何故か近江屋)焼き討ちと、18日の八・一八の政変。
金を出し渋った近江屋に大砲を持ち出し、焼き討ちを謀った芹沢一派。
昼間からの酒を止めるようにお梅に進言した代々木は、近江屋の焼け跡で両親の位牌を探していたおみよと再び会い、その身の振り方を考えるが、おみよが焼け出されたのは芹沢に昼間から酒を飲ませた所為だからと、お梅がおみよを引き取っていく。
八・一八の政変後、お梅を妾宅から連れて来るように言われた代々木だったが、お梅の旦那・菱屋嘉兵衛がいて果たせず、芹沢は代々木らを連れ酒宴に繰り出す。
その席で暴れた芹沢をお梅の元へ連れていった代々木は、おみよと共に夫婦になるささやかな夢を見た。 |
感想
政変に出発する烏帽子かぶった芹沢は、本当に漢らしいなぁ。
ずっとこんな風ならなぁ。
近藤・土方の出番は、ドラマの最初のみ。
芹沢派が大砲を持ち出すシーンで、見物を断わるところだけ。
近藤さんの土方さんの呼びかけは、二人のときは「歳さん」のようだけどね。
しかし、政変のシーンでも、近藤らが一切出ないってどういうことよねぇ。
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第4話 「お梅の鈴」 |
主要ゲストキャスト
おみよ(あぐり):川上麻衣子、佐藤(佐伯又三郎):河野実、野口健司:平田満、外島磯兵衛(機兵衛):佐々山洋一。 |
ストーリー
文久3年9月13日の新見の切腹と、18日の芹沢暗殺。
そして、8月にあった佐々木愛次郎とあぐりの殺される事件。
8月の終わりに、黒谷から芹沢排除のお墨付きを貰い、まずは新見を切腹に。
局中法度違反の名目で新見が腹を斬らされたと知った芹沢は、脇に置いていた刀に手を伸ばそうとするけども、試衛館派で後ろのみならず土方さんらの後ろの襖から沖田らが出てきたので断念。
酒びたり気味になり、お梅の家に芹沢と一緒に押しかけてきた一派の中で、佐藤がおみよに目をつけてしまい、おみよをおびき出し襲い代々木をも斬り、佐藤は芹沢に斬られるが、佐藤と代々木は長州の間者ゆえに芹沢が斬ったという事に。
(代々木晋とおみよのモデルは、佐々木愛次郎とあぐり。佐藤は佐伯又三郎)
伊之助たちは代々木の理不尽な死に納得できず、芹沢や近藤の動きを探るが、動き出す気配のない近藤らに痺れを切らし、伊之助は芹沢を斬る決意をするが、その前に土方らに会い出鼻をくじかれてしまう。
その直後の酒宴から近藤ら幹部は引き上げ、伊之助が憤る中芹沢暗殺は実行に移された。 |
感想
黒谷からの帰り道での、近藤さんに対する土方さんの呼びかけは「勇さん」で、しかも「俺と勇さんの新撰組」だってさ。
うっわ〜〜、新撰組って二人の愛の巣!?
新見を切腹させる場所に、近藤・土方と揃ってやっと沖田登場。
待ってましたよ!! やっとこさ、沖田の登場だわ〜〜。
新撰組のドラマでやっと第4話で登場ってどういうことよね〜〜。ぷんぷんっ。
土方さんが沖田に目配せして、沖田もその土方さんにのみ頷き返すのがいい。
沖田が先頭で、続いて土方さん、近藤さんという順番で二階に上がっていくのも。
ただ、店の人間が誰も出てこないのは不自然だけどね。まぁ、そこは無視するしかないけども。
それと、直接の新見切腹シーンが一切ないのは、ちと残念だわ。
せっかくの沖田登場なのに活躍が少ないじゃん。
あ、そんでもって、髪型は月代ありでした。う〜〜ん、残念。
新見切腹を知らされたときの、芹沢さんの後ろに居たのは芹沢派の面々かな?
顔がはっきり映っていなかったので、よくわかんないけども、いくらなんでも試衛館派ってことはないよねぇ。
伊之助たちを部屋から追い出して、そこに住まうのは近藤さんと土方さん!!
えーー、あの二人って同室なの! って驚きました。
うっわー、それって今まで思いもかけなかったなぁ。絶対別室だと思っていたよ。
これじゃ、本当に愛の巣だわ。
芹沢暗殺のシーンは、画面は暗いは、笠が邪魔だは、覆面してるはで、誰が誰だかわかりゃしない。しかも、白黒だしさ。
芹沢暗殺って言ったら、新撰組のドラマの中では重要場面なのに、ちょ〜〜〜〜っと残念な気がする。
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