第 1話 「幕末最大の決闘!池田屋斬り込み(前編)」

主要ゲストキャスト
宮部鼎蔵:萩原流行、古高俊太郎:伊吹剛、吉田稔麿:小木茂光、
奥沢栄助:草野康太、安藤早太郎:柴田耕作、新田革左衛門:吉野史明
お清(深雪太夫):天海祐希、お考:酒井美紀

文久3年の天誅事件のナレーションから始まります。ナレーションは土方さんですよ。
そして、元治1年6月3日、祇園祭の4日前から物語が進みま〜す。

近藤・土方・沖田の三人でご登場!
鴻池に入った攘夷御用金を押し込み奪った志士を三人で斬り倒し〜〜。格好いいですよ〜。うふっ。
屯所でも三人で刀のお手入れ。仲がいいですねぇ。それだけでも、嬉しいです。
そこへ山南がご登場。鴻池から夕べの礼が来たと告げます。その上で、新選組の志に背くから、礼は断った方がという山南に、近藤さんも同調したけど、土方さんに受け取りたい、その方が新選組の名も上がると言われて、結局受け取ることに。
受け取った刀は、堀川助広(?)・井上信海(?)・長曽禰虎徹の三振りで、近藤・土方・沖田の三人で山分け。
近藤さんは、虎徹を土方さんにやろうかって、まあ。ここで、貰った刀を品定めしながら、試衛館メンバーの紹介ナレーションが。

そして、また三人でお出掛けして、火付け犯人の捕縛です。
褌一丁の隊士達が、捕縛した男たちを水責めに。
つかまった浪士達の仲間の過激浪人達は、新撰組隊士を一人一人斬ると息巻いています。
捕まえた浪士からの自白を土方・近藤へ報告。
ふっふっふ、総司と土方さんは、二人でお出掛け〜。そこへ、桝屋喜右衛門が怪しいと山崎の報告が。駄目だよ〜、山崎さん、二人のデート邪魔しちゃ。
「人の裏を探るのなんて性に合わないな」って総司が言いつつも、二人で(いや一人お邪魔虫が居るけど)、裏を探りに行っちゃう。
古高の正体がばれて、土方さんと総司、他二名で捕縛します。

さあ、古高の拷問シーンの始まり〜。ですが、ここではホンの触りだけ。焼き鏝は出てくるけど。
場面変わって、奥沢栄助・安藤早太郎・新田革左衛門の三隊士の酒盛りシーンから、奥沢の色事へと移行。ここで、この三人の名前にピンと来た方は、新撰組通です! なんてね。この三名は池田屋で討死もしくは負傷後死亡する方々ですよ。
自白や連判状などの情報を近藤さんと土方さんの二人でご相談。
朝になって、古高を蝋燭の火で足の裏を炙り、今日集まることだけをやっと自白します。
近藤さんは会津本陣へ事態を報告に。相手は公用方・外島さん。そこへ土方さんご登場、桝屋の蔵が襲われたことを知らせに。会津の出動を約束して別れます。

お清という女が、旦那の一周忌に線香を上げたいと言っている所へ、黒谷からの帰りの近藤と出会いがあります。
丹虎での宮部らの目撃して、池田屋まで山崎が尾行。寄り合いのがあると聞き、手伝いをするから負けてね〜、と店の主人にうまく取り入ります。
屯所では、総司や土方さんが、戦闘での心得や、外出禁止などを指示。
その後、試衛館の連中で、戦い前の酒宴です。酒も肴も江戸からのお取り寄せ。いつも取り寄せてるんでしょうか?
近藤さんの向かって右に土方さんが、並んで座り、近藤さんの左前側に山南さん、その横総司なんですよね〜。どうせなら土方さんの前に総司が座ってて欲しかったで〜す。
尊皇攘夷に拘る山南さんに、近藤さんは交友関係が広いからと、留守部隊を頼みます。
その中、酒を飲もうとする総司が咽て中座。それを心配そうに見送る土方さん。いいなぁ〜、こういう感じ好きです。
隊士の一人が、屯所を抜け出して女の下へと。

またまた、仲良く三人で祇園の会所へ向かいます。「祭りの喧嘩は血が滾る」って無邪気そうな総司。それに「餓鬼の喧嘩じゃない」って言う土方さんがとっても嬉しそう。
そんな遣り取りをしながら歩いてる途中、総司が急に脇道へ。
近藤さんが、総司の労咳が再発したんじゃないかと心配して、土方さんに戦力ダウンを承知で、留守部隊にするように言います。この話の中では、総司の労咳は、再発ってことなんですね。
口を濯いでる総司の元へ、土方さん一人が来て、「帰れ」「副長の命令が聞けないのか」って、口では意地悪く言うけれど、人一倍心配してるんだよねぇ。
総司も分かってるけど、素直に聞けないってとこですね。「生き腐れで生きてるのは嫌です」と、総司が言うんですけど、この言葉が総司の本当の心情じゃないかと思います。
一人分かれた後、総司のために朝鮮人参の入った薬を買った近藤さんですが、折角総司に買った薬を落とすなんて、何てドジ
それを拾ったのは、以前会ったことのあるお清とその妹のお考。お清に、祇園祭の厄除け粽を勧められ貰った近藤さんは、会所へ。

さて、ここからは、次回のシーンの名場面が、ダイジェスト的に出てきます。
まず、近藤さんが。会所へ到着。そして、池田屋と丹虎へと分かれて出発!
近藤隊は、池田屋へ到着し、表階段から近藤さんは二階へと上がり、豪快な階段落ちが。
テロップが流れつつも、乱戦シーンへと。

第 2話 「幕末最大の決闘!池田屋斬り込み(後編)」


総司が抜き身の剣を見詰めている所へ、近藤さんが町会所に到着。やっぱり此処へ来たのかって感じの近藤さん、はい来ましたって感じの総司との目線の遣り取りがいいですよ〜。咳してる総司に、薬と粽を直接渡さずに、藤堂を介するのも。
外島と近藤さん・土方さんの出動に関しての打ち合わせの後、近藤さんは土方さんに「どうして屯所に帰さないのか」と問えば、「生き腐れは嫌だ」と言われたと。その総司を見遣ると、近藤さんが買ってきた薬を飲むところ。この辺の近藤さんの眼差しは、もう絶対父親〜、って感じ。でも、湯飲みに入れる薬が三包って多くない?

山崎は池田屋で配膳のお手伝い。そこへ桂がご登場。だけどまだ誰も来ていないと知って、直に退場です。
近藤さんが隊士に服装を整えてもらってる横で、刀に水を掛けて、柄に水を口で吹きかける土方さんが格好いいですよ〜〜〜!
そこへ、奥沢が戻ってこないことを、安藤と新田が告げに来ちゃいます。黙ってれば分からないのにね〜、近藤さんも後でそう言うし。土方さんは二人を相手に大暴れ。奥沢が戻ってきたけど、命令に背いたかどで三人に死を告げるんですが、近藤さんが預かることに。土方さんは、ついでに総司も預かってくれって言うのがいいなぁ。死なせたくないんだよね〜。

続々と池田屋へ浪士が集結。配膳の際、上手く刀を集めて隣の部屋へ。
池田屋の裏には、お清。お考の姉妹が住んでます。太夫に戻ろうかという姉に対し、お考は好きにしたらいい、と言うのですが、普通は止めないですか? この時代はそれが普通なのかしら、疑問なのですが。

会津が来ないことに痺れを切らして、隊を二つに分けて出発!!
土方さんの感では、池田屋が怪しいから、大将は池田屋へ。土方さんは丹虎へ。
「死ぬなよ」との近藤さんの言葉に、「祭りの喧嘩はお手のもの」と答える土方さんです。
開けておいた表戸から、近藤さんが御用改めに見参。二階へ急を知らせる主人を引き摺り倒し、ばったばったと切り倒し捲くり。一人につき一体何人斬るんだ? って感じで人数多すぎな気が・・・。
その頃、土方さんは丹虎へ。だけどそこは蛻の殻で、池田屋へと向かいます。
池田屋から長州藩邸に逃げ込んできた人が居ますが、桂に制止させられるも、それを振り切って再び池田屋に。
近藤さんと宮部の一騎打ちが。近藤さん、邪魔する奴は、すべて斬って捨て。
総司も大奮戦。だけど、自分の刀が柱に食い込み、取れなくて一時苦戦。しかし、敵の刀を奪って活躍中に、お約束の喀血が! 咳き込み口を押さえた手を開くと、そこには血が……。
でも、誰にも知られて無いようです。
外から戻った浪士が、隊士を斬りますが、表を固めていた人達は何をしてたのでしょう?
宮部は近藤に押されて、二回から下へと降りてきて、「武士の最後」と言いつつ、割腹をして遂げます。
総司は、井上さんに「大丈夫か?」って言われるけど、振り払って。でも、土方さんにも「どうした?」って聞かれます。よっぽど顔色が悪かったのね。

近藤さんの預かった三人はいずれも重態もしくは死亡。
そして、裏に住むお清らの家は捕縛で、めちゃめちゃにされ嘆いていると、そこへ近藤が現れ詫びますが、二人に罵られてしまいます。
夜が明けてからの帰営を相談しているところへ、会津が到着して、元気一杯の総司が帰れって怒鳴ります。それを諌める土方さんと、しょうがないって顔の近藤さんです。
斬り死に7名、召し捕り23名ってナレーションだけど、とてもそんな少ない人数に感じませんでした。絶対もっと人数居たぞ〜。
帰りに肩を貸していたのは、多分井上さんだと思うけど、どうせなら土方さんがよかったな〜。

会津より朝廷よりの報酬などを受け取り、島原の木津屋で祝いの宴。そこには、なんと深雪太夫として戻ったお清が。
池田屋の騒動に巻き込まれ、仕立ての着物とかを台無しにされ、借金が出来たので、とのこと。だけど、その前から戻る気でいたじゃん、と突っ込みたくなりました。
妹はここで下働きしてますが、近藤さんはそれを休息所の女中として手元に置くことに。その帰り道、近藤さんが浪士に襲われて斬り抜けた後、妾に置く気かと反発していたお考の気持ちがほぐれます。
雨の中、近藤さんが朝帰りをすると、昨夜島原帰りの隊士が襲われたので心配したと土方さんがお出迎えに。
襲われたことを告げて、その後、直参・与力上席にしたいと言って内々に話があったことを言うのですが、それに喜ぶ土方さんに近藤さんは、「断った、役人になるつもりは無い」と。
最後に、近藤さんが碁を打ちっているシーンと、お考や深雪太夫の姿が入り、郷里に池田屋事件のことを書き綴った手紙のナレーションで終わり。

第 3話 「芹沢 鴨 雨の襲撃」

主要ゲストキャスト
芹沢鴨:松山千春
エンディング曲を歌ってるとはいえ、松山を芹沢に持ってくるには、線が細すぎだと。演技は悪くないんですが……。

大坂新地を闊歩する芹沢。だけど、ちょっと線が細くないかい? イメージじゃないぞ〜〜。しかも一同揃いのダンダラを着てるしさ。分かりやすいけどね。
で、恒例の相撲取りの無礼討ちから、乱闘へと突入でございます。

場面変わって、乱闘事件の申し開きを会津候の前で、芹沢と近藤が呼ばれてします。そこで、芹沢が小指を噛み切り、例の「雪霜に」の辞世の句を懐紙に書いて、切腹を仕掛けて、近藤に止められちゃいます。ここで、この句を使うとはね。本来江戸で牢屋に入れられていたときの句なのにね。
そのお礼の宴席を芹沢が設けて、近藤・土方・山南の面々を接待。そこで「士道」の話が。主君のためにあるのが士道と説く芹沢に、土方は新選組のためと言う。新見に、武士でないものに分からんかと、暴言を吐かれ、見遣る視線がいい!
士道を、如何貫くかはその人間の心次第、という近藤の言葉もいいですね。
芹沢の剣舞から、狼藉へと発展。でも、この店は角屋じゃないのよ、叶屋なのよね〜。

ある天誅事件から、大和屋事件へと進みます。
芹沢たちが、大砲を持ち出していくのを見ているのは、土方さんと総司とその他大勢。
大砲持って何処行くか、土方さんは他の誰でもない総司に聞いてますよ。その後、爪を切る近藤さんに局中法度違反だと言いに行きます。
総司たちの見守る中、芹沢は、とうとう大砲をぶっ放します。でもす〜ごい威力。昔の大砲あんなじゃないと思うけど。
夜に会津藩・外島さんが来て、芹沢の処置を暗に示唆していきます。で、近藤・土方・山南の3人で、検討ですね。

翌日(かしら? 明るいんだけど)、硝煙臭くなった着物を変えるべく、菱屋へ寄って選びたい放題の芹沢たち。でもね、今すぐ着たいのに、反物見てもどうかと思うのよ〜。大体呉服屋に仕立て済みの着物があるのかしらね。
そのまま、出て行こうとする芹沢たちを止めて、代金を催促した主人は、次の手段を講じます。
それは、もちろんお梅。
総司と土方さんの二人(他にもいるけど)が仲良く帰営したところを、お梅が呼び止めているところへ、芹沢登場。
お梅を、芹沢に任せて、まず総司が羽織を脱ぎながら退場。その後を追い、土方さんも退場。だけど芹沢も仕事を口実に逃げ、以後毎日、お梅は借金の督促に屯所通い。
総司と土方さん、仲良く稽古をしたのかしらん。総司が面を外し、土方さんが汗を拭っている所へ、お梅から逃げ隠れている芹沢が来て、皆にだらけていると言って稽古をつけます。
片肌脱いで汗を拭いつつ自室に戻ってみれば、そこにはお梅が。そして、お梅の不用意な一言で、手篭めシーンへと。
土方さんが、近藤さんの部屋へ行くと、「みんな聞こえた」と言う近藤。なら、助けてやれよ!!
芹沢はその近藤に、女を無礼討ちにしたと……。

数日後、童と縄跳びして遊んでいる総司は、芹沢の下へ通うようになったお梅に声を掛けられ、嫌悪の表情。そっぽをむいて、後姿をにらんでいる総司に、いつからいたのか土方さんが現れます。もしかして、総司が縄跳びしてるのを、ずっと見てたんでしょうか!!
総司が「あの女に惚れたんですか?」って、土方さんに聞くけど、嫉妬?! でしょうか(笑)。
この辺、総司との遣り取りで、土方さんの男女感が良く分かります。総司が芹沢の眠りが深いことをここでしゃべっちゃいます。ちなみに、芹沢の寝言は「飴。金平糖」ですよ。

山南さんの調べた芹沢の罪状書きで、近藤が芹沢を説得して切腹させる予定。その前に新見・野口(二人なぜか副長だって)を処断しに祇園へ。二人に山南が罪状を告げて、土方が切腹を迫るが、結局山南が新見を、永倉が野口を殺して、その首を持って芹沢の元へ。近藤さんが、総司と井上さんを連れて、説得に赴くも聞き分けられるわけも無く、芹沢の「明日隊士全員の総意の上で」との言葉に、その場はお開き。でもさ、本当にそれで済んだと思っちゃう芹沢も芹沢だよね。油断大敵。
土方さんの方は、今夜芹沢処刑を予定通り決行しちゃいます。もちろん、闇討ちなので、近藤さんを外そうとする土方さんですが、結局、近藤さんは見届け人。喧嘩の手配りが上手いと、土方さんを褒める近藤さんです。
決行するのは、土方・沖田・井上。雷の光る中、褌ひとつの男たちが斬られて行きます。血みどろ〜〜。土方が芹沢を斬り、それに総司は着物を掛け、近藤は見届けて、目を閉じさせます。
翌日、近藤さんは土方さんに隊の金がいくら手元のあるかを聞き、盛大な葬儀をだします。
芹沢の葬式中に、総司と土方さんが、二人でお梅が無縁仏になる話をして、近藤の芹沢に対する弔辞を
読むシーンで終わりでした。

原作と違う気になるシーン
総司が芹沢の寝言を告げるシーンが、原作では土方さんの部屋に夜総司が訪れてです。
お梅のことも、原作ではその時は二人とも知りません。
総司が芹沢の暗殺前に、芹沢に対し「可哀そうだな」とか言いつつ用意周到な準備をするシーンがTVには全くなし。
新見と芹沢の死のシーンが、TVでは凄く脚色されてます。
第 4話 「沖田総司 剣と恋」

主要ゲストキャスト
医者の娘(お悠):佐藤友紀、医者(半井玄節):大出俊、幾松:麻乃佳世、桂小五郎:勝野洋

総司の出番から始まり〜〜。
野原で木を背に座り込んでる総司。咳き込みながらも横に目を向けると、トンボが。微笑みつつ立ち上がりかけると、子供たちの声が聞こえ、新撰組ごっこをして駆けて行く子供たちが通り過ぎます。
そのうちの一人、かくれんぼをしたい子供を誘い、かくれんぼをしてる最中に、浪士が現れ襲われて、総司は斬り捨てます。その浪士達は、追ってきた原田(?)らとも乱闘になり連れて行かれちゃいます。
総司は、また子供とかくれんぼしようとするけど、咳き込み、その時大砲などの音が聞こえてきます。
長州が伏見で戦争を始めた音のよう。蛤御門の変の始まりです。

近藤の休息所では、お考が近藤の帰りを待っていますが、砲弾の音と口さがない新撰組の批判が聞こえてきます。
残兵の掃討に駆け回る新撰組。土方さんが率先していきます。そのすぐ後ろには勿論総司ですよ〜。近藤は殿ですね。
そこに、お考が出てきて、新撰組への批判に対しては、反論します、と。
その場に土方さんと総司のみが戻ってきて、土方さんは近藤に、総司が又嫌な咳をすると話すと、総司は煙に咽ただけと言い張りますが、近藤も勧進橋でも咳をしていたと心配を。
二人に医者に行け行け、うるさく言われる総司です。医者は嫌いだと言うのも、可愛いですね。でも、二人に本当に可愛がられてますよね〜、総司は。

まず、花を持った女性が歩くシーンがあって、場面が代わり、川端で咳き込む総司が、口にあてた懐紙を開くと其処には鮮血が。その懐紙を川に投げ込もうとします。この時の総司の乾いた笑いと表情が、遣る瀬無さそうで、切ないです。
思い留まって別の懐紙で船を作り、その上に血のついた懐紙を載せて川に流します。するとその流れていく舟の元へ、先程の女性が現れ、そこで初めての出会いが。
近藤に医者に行かないことを問われ、総司は明日行くことを約束して、医者の元へと行きますが、門のところで躊躇してると、声を掛けられて。帰りかけますが、その女性は、あの時の先日であった女性だと気づき、患者だと告げて名乗りあいます。もちろん、この女性は医者の娘ですよ〜。この名乗りが初々しいですね〜。でも総司、浮気は駄・目・よ。土方さんがいるでしょ。
お医者さんの前で片肌脱いで、診察です。総司の言う戦いを、剣術の稽古だと勘違いするお医者さま。会津の紹介なんだけど、新撰組の沖田って知らないのね〜。会津藩家中の者、ってことになってるんでしょうか?

体を休め安静にすることを約束して、帰って薬を飲んでいても、気になるのはあの女性のこと。
数日後再び医者の元へ向かうと、やっぱり門前で出会い、お茶を点てる水を汲みに行く女性・お悠に、落ちかかる花を総司は受け止めて。その後、お茶を桶で点てるのかと聞く、総司と医者の遣り取りが、可笑しいです。そして、「素直にそのまま生き、笑って過ごすのがいい」と医者に言われるんですよね。
医者に八の日には、茶を点てる水を汲みに行くのだと教えられ、総司はいそいそとお出かけ。そこへ現れたお悠を、遠く眺めるだけの総司。それだけで満足なのね。純情ですよね。でも、これはやはり病であるが故の、諦めもあるのでしょうか?
押し花にしていたお悠に落ちかかった花・宝仙葛を、総司は見詰めて、お悠との出会いのひと時を思い起こしています。歳さん妬くぞ!!
そして、その総司のいつもとの違いを一番初めに気づくのは、土方さんです、うふっ。行き先もはっきりとは分からずとも、どっち方面に行くかはすでに把握済み。近藤さんと総司のことで相談して、結局後をつけることに。そんなに心配なら首に縄でもつけといてよ、土方さん。
さてさて、今日も総司は、水を汲むお寺へ。そのすぐ後をつけてる土方さん。本当にすぐ後ろなんですよ。普通あれだけ近かったら気づくと思うけど、土方さんだから気づかなかったのかしら?
茶屋に座ってふと見上げたら、其処には土方さんがいて、驚き怒る総司に土方さんは、妙な女に引っかかるなよと一言。茶屋の娘が総司の相手かと勘違いしたりして。総司が水が良いからここへ来るって、誤魔化しにも納得気味で。しかも、労咳が悪いようなら、江戸へ帰って養生しろと心にも無いことを言っちゃうし。でもね、土方さん、もっと素直に、気になるって言わなきゃ、ね。
そこへお悠が登場し、総司の目は彼女に釘付け。目が離せません。土方さんのことも目に入ってません。駄目じゃん総司、土方さんを忘れたら。あんな目でじっと見ていたら、誰でも気づくよね、総司の想いに。しかもそれを見ていたのは、他ならぬ土方さんだもの。気づかないわけが無い。
お悠は、土方の笑い声で、総司に気づき二人の元へ。お悠が、茶屋で「あも」を頼むと、土方さんも同じ「あも」をご注文。だけど〜、「あも」って女性言葉の「餅」のこと。知らなかった土方さんは、茶屋の人に笑われちゃいます。
お悠にこんなとこまで来て、いつもはちゃんと休んでるかと聞かれて、総司は優等生のお返事ですが、土方さんには嘘がバレバレですよね。
さらに、気分晴らしにいつもここへ来るのかと問われ、素直に8のつく日のこの刻限に来ることを告げるけど、お悠は思いがけない言葉に当惑して、立ち去っていきます。想いが通じない総司が可哀想ですよね。
そして、胸に燃え滾る嫉妬を押し隠し(?)、そんな総司がいじらしく、どうするべきか悩む土方さんのナレーションが入ります。恋は土方さんにとって遠い言葉だそうです。本当かな〜〜?

総司の恋をそっとしておくしかないのかと、土方さんが近藤さんに話すと、さあ、後はお決まりのコースに突入。
親代わりの近藤さんは、医者の元へと行って、娘御を総司の嫁にと言いに行きますが、断られてしまいます〜〜。帰って来て近藤さんは、きっぱりと諦めろと、総司に言い聞かせるけど、余計なお世話よね。眺めているだけで幸せだったのに〜〜。近藤さんの馬鹿ぁ〜〜〜〜〜。
そこへ、桂小五郎の所在がわかったと報告が入り、捕縛へと出動。桂と浪士の会合が終わり、幾松との逢瀬のところへ、新撰組が土方さんと総司を先頭にやって来きます。二人は一緒v
命懸けで、幾松は桂の逃亡を手助けして、その後を追って、河原で大乱闘。斬って斬って斬り捲くります。一体何人斬るのかしら? 人数多すぎですよ(苦笑)。
そうして、総司がふと上を見上げると、川床に来ていたお悠親子の姿がそこに。人を斬っているところを見られて、呆然としている総司に、土方さんが非情にも斬れと命じ、その言葉に何かを振り切って向かって行く総司。
でもね、少しでも総司が咳き込むと、斬り合いの最中でも気づき気にする土方さんが本当に素直じゃなくて。その上、斬り合いが終わった後、総司だけでなく、土方さんもお悠親子のいた場所を見上げるんですよ。それで、総司の顔を見て「総司」って。総司もその土方さんに、にっこりと笑い掛けて。それが、なんとも言えなくて。そこにお悠がいたことを知ってるんですよね、土方さんは。その上で総司に斬れって言っちゃう。総司の想い切らす為でしょうか? 総司も敢えて、土方さんの言葉に従うし。二人の絆を見せ付けられた様な感じです。
その後すぐ、何故か二人っきりで、大文字の火を眺めています。他の人たちは〜? 一体何処にいったの〜?
大文字の火が、盆の送り火だと聞いて、「私たちの斬った人たちの分も入ってますね」という総司と土方さんの大文字とバックにした見詰め合いが、堪りません。
土方さんは手拭で、自分の汗を拭うんですけど、どうせなら総司の頬に付いていた血も、拭って欲しかったです。有り得ないとは解かっちゃいるけど。
「餓鬼っぽいようだがよ」「餓鬼ですかお互いに」「馬鹿野郎、一緒にするな」って二人の遣り取りは微笑ましいです。とても鬼の副長には見えません。
最後に、総司は想いを捨て去るように、大事にしていた押し花を川に流して、土方さんに帰ろうと声を掛けて先に歩き出します。土方さんは、総司が川に流したものの正体が分かっているのかどうか。気になるところです。でも、総司を手元に引き留めて満足なのかな。

羽織の浅葱色が濃淡2色があって不思議だな〜、って思っていたんですが、やっと違いが分かりました。羽織の紐が違うんです。濃い色は紐が前結び。薄い色は長くて後ろに流す奴でした。な・っ・と・く。

原作と違う気になるシーン
桂が現れたと報告があってからの、斬り合いのシーンは原作には一切無し。
第5〜8話
>>Menu >>映像紹介 >>映像感想 >>新選組血風録2 >>1〜4話