船長

 海賊王を目指す一億の男。「船長」。

最強。何をおいても最強。

  事情に興味はないんです。
  おれがよければいいんです。
  あんたが笑えりゃいいんです。

一貫したこのスタンスがたまりません。

そんな風に言われて、惚れない人間がいるだろうか、いやいまい。


 クルーのみんなはもちろん、出会った人々、敵さえも、
それぞれのあり方で船長ルフィに心酔しています。

だから、どんなに強い敵や魅力的なキャラが出てきても、
ルフィの存在はぶれたりすることはなく、むしろ
それがルフィに向かっていく感じがするんです。


One Pieceのシリアスなシーンで、ルフィに感情移入して読むことって、
実は結構難しいと思うんですよ。
あまりにも、いろいろなものを超越しすぎていて。
ルフィの言動が心を揺さぶるのは、ルフィに同感するからではなく、みんなルフィに導かれている立場だからでしょう。

誰よりも幼くて、誰よりも老成している
誰よりも純真で、誰よりも人でなし

そんな、まったく行動が読めない船長に、仲間たちと
読者が巻き込まれてゆく話、
それがOne Pieceなんじゃないですかね。



 つうか結婚してほしい。(←超真剣)
こんな夫or父ちゃんいたら、きっと人生面白いと思います。

お金はたぶん貯まんないけども。
安定なんかしないけども。
絶対楽しいし、絶対安心ですよ。



無頼的音:「未来は僕らの手の中(The Blue Hearts)」
      あらゆる障壁を蹴散らして突き進んでゆく姿、
      不遜なまでの自信が彼そのものです。
      世界はあんたのもんだ!!




   呟ク一点交叉ZORO