3月13日(Sun) 西方某所で海賊になりました
映画感想です。 ネタバレですので、イヤンな方はバックボタンを押してください。 まずは総評。 ルフィ崇拝 ウソスキーである自分を 誇りに思います。へそ! 楽しかったです。 色んな要素が。 でもまずはクールに、意見が割れそうなところから。 絵は、「一部の乱れもない」のを期待すると、がっかりします。 だから「静止画」としては、若干きついです。 「世界名作劇場」時代のジブリみたいな感じ。ハイジとか、フランダースの犬とか。 まあでもそれは、プロモーションの段階でわかってることですしね。 しかしこれは「アニメ」ですから。「動画」ですから。 おいらはとにかく音と動きが上手さに惹きこまれました。 友は「ディスニーみたいな動き」といってました。納得。 だから、スピード感や空気感なんかは溢れまくってます。 臨場感、とか大事にしたいなら、きっと好きな絵だと思いますよ。 輪投げ対決時、ナミ・サンジがウソップ・ゾロに対して急に イチャモンのような仲違いを吹っかけるのですが ここ、最後までフォローがありませんでした。 それだけがどうしても心残り。 おいらは「あの浮輪 仲間への苛立ちを増幅させる作用があるに違いない」 と、勝手に踏んでみていたため 全然問題なく見終わったのですが (ケロジイも「かりそめの勝利」っつってたしね) 考えてみると「浮輪が原因でした アハー」とか言うフォローもなく かといって 仲直りさせるところもなくで ここが引っかかって 「サンジは、ナミは あんな人じゃない」と この映画をボロクソに言う人はいるだろうなと ちと思いました。 ハウル見たときも思いましたが、「わからなくても別にいい わかるひとだけわかりゃいい」 というスタンスで 物語に謎を持たせる傾向がこのところ結構強いですね。 「謎の答えはこうでした」とはっきり示すのは確かに無粋だけれど その「謎」がどういうことかわかって 得られるカタルシスもある筈。 なので、うーん、「謎」をもっと上手いことストーリーに 絡めて行ったら、なおよかったのかも知れないです。 だから理想としちゃ、そこをしっかりフォローする中間と ラストが欲しかったなあと思います。後5分でいいから。 エンドロールじゃなくてね。 真っ黒のエンドロール、氣志團のメロディーで充分かと。 あわない映像よりは、そっちの方が好きかな、おいらは。 あ、それと 終盤のちょっとおどろおどろしい描写が苦手な人はいるかも?? いっしょに言った友人も、目ェつぶったとか言ってました。 うん、そんな感じで個人の捕らえ方はまちまちですが 年齢制限つけたほうが?とは思いませんでしたね。 ナウシカだって火の鳥だってグロいときゃグロいのさ。 ちなみにおいらは全然平気。 寧ろ、大昔に見た「リング」の死人の顔のほうがよっぽど・・・ぞぞ。 さて。おいらはですね。 上記の ん? な所を踏まえて、それでもとっても楽しみました。 理由その1。みんなそれぞれで活躍してたから。 網でロザリオちゃんをはじき返したロビンちゃんはとても素敵でした。 優雅な謎解きもナイスでした。ムチゴロウさんとの掛け合い大好きー♪ すんごいガードポイントで見事なトスをあげたチョッパーも素敵でした。 斜陽の中 きょろきょろと島をうろつきまわる そしてお茶の間海賊団をかばう彼はメチャメチャ可愛くてカッコよかったのでした。 この二人って、シリアスとギャグとルフィの対決を盛り込む話の中で 活躍させるのって結構難しいと思うんですよ。 ロビンを際立たせるために「謎」に軸をおくと、 「呪われた・・・」みたいな痛々しいことになるし。 チョッパーは謎解きでは中心になれないし、 もちろん戦闘でも中心になることはない。 さらに実は、ギャグになったら男衆4人みたいにメインにはなれない。 そんな彼らも、ちゃーんと物語の重要な部分を荷っているのが 嬉しかったのです。 理由その2。映画オリジナルキャラも好きになれたから。 ストーリーに無理がないから、 オマツリ男爵と手下達も、お茶の間海賊団も、チョビヒゲさんも すんなり話に馴染んできました。 それに、声のレベルがかなり高かったから、 「ああ、このひとは映画に出るためにがんばって声を作っているんだろうなあ」 みたいな変な現実が、映画見ててもやって来ない。 (素人は一発でわかりましたけど、ギリギリ許される役柄でした。 翔さんはさすがの芸達者!!やっぱり彼は素敵だよ!) これ大事。 理由その3。動き・音・間のバランスが絶妙! 見ずには、聞かずにはいられないよう、惹きこんでくれるんです。 ナミサンチョパの「エステ!」「美女!」「満貫全席!」の掛け合いとか ナミさんとケロ子さんの喧嘩とか 攻撃始まっても ニヒルにしかし熱く  ナミさんと一緒の船になれなかったことに思いを馳せるサンジとか、 激しく画面を右に左に動いた鉄板焼き対決のあとに サンジが鰹節を ハラハラハラッ と舞い散らすところとか パパ海賊の尻に目が行ってちょっと気持ちが楽になりつつも 一気にシリアスに突っ走っていくとことか・・・ 緩急が効いてるんです。 理由その4。キャラクター、みんな、オサレ!! ルフィだけが同じ格好で、その他6人はお色直し3回! ナミさんのナイトドレスは美しかった。 サングラスチョッパーがCoolJoeッぽくてめちゃくちゃ可愛かった。 ロビンちゃんがお嬢さんだった。 輪投げサンジのセットアップが可愛かった。 ゾロのスーツ姿は、ちょっと 理性を捨てそうになった。 キャプテンは もう もう もう ・ ・ ・ (規制) とにかく、 みんなが色んな格好してるのが、ファンならまず、楽しいです。 ということで、 氣師團のあの曲を覚え みんなでWowWow言いたくなるほどには 楽しい映画でした。 もう一回見に行きます。 さて、ここからはヒートアップアホ文です。




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