「Love doll Sister」
作 えりゅ様
「あんっ」
「 お兄ちゃんたらあんなに激しくしちゃって、いくら私でもヤバいんじゃないかなぁ?」
私はそう呟くと、露わになった自分の下腹部に爪を立てる。
皮膚の一部がテープの様に剥がれて、その下から一本のスジが現れる。
そのスジは規則正しく四角を形作り、皺では無い事を物語る
更にはそのスジにも爪を立てると、その部分は蓋の様に開く。
開いた部分に手を入れ、私は中にある物を引っ張り出して点検する。
取出した物はある物に似ている。
それは子宮だ。
ううん、子宮だけじゃなくて性器一式
こんな事が気楽に出来るなんて、私が普通の人間でない証拠。
そう、私の身体は脳みそ以外は機械で出来ている。
サイボーグなんだ。
一年前、私は事故に遭い、気が付いた時にはもうこの身体になっていた。
人工の子宮に生命が宿る事は無い。
ただ快楽を得られるだけ。
だから私たちはなおさら愛し合う。
深く激しく。
私たち兄妹に近親相姦なんて関係ない。
くそくらえだ。
異常が無い事を確認し、私は性器を元に戻して再び呟く。
「ふふっ お兄ちゃん、今夜もがんばろうね!」
おわり