高校野球の地方予選のニュースを聞くと、ああ夏が来たんだなーと実感します。
で、全国大会が終わると一抹の寂しさが残ったり。
2006年の優勝校のS投手が決勝再試合後のインタビューで、「甲子園はいい場所だった。もっと居たかった」みたいなことを言ってました。それを聞いたとき、こっちまでちょっと寂しい気分になったのです。
ユーミンの「ノーサイド」に“同じゼッケン誰かが付けて また次のシーズンを駆けてゆく”というフレーズが出てきますが、儚いけど嫌ではなくて、でも物悲しいようなそんな気分。自分の高校時代なんか、はるか昔のことなのにねー。


監督の話です。
墨二にも墨高にも、「監督」という存在がありません。
監督どころか、顧問の先生みたいな人の存在感も希薄です。墨高にはかろうじて部長先生がいたけれども。
普通、監督というか指導する大人がついてるべきですよね。事故とかあったらいけないし。
でも墨谷に監督がいたら、もうすべてが違う世界になってしまいます。谷口のあのサドとまでいわれた特訓なんてできなかっただろうし…。いやその上をいくトンデモ監督ならわからないけどー…ってそれはやっぱりキャプレボじゃない。
ところで、むかーしにアニメキャプテンを見ていたとき、「2軍の補欠」という表現にびっくりした記憶があります。どんだけヘタやねん…と。当時小学生?だった私にもその表現で谷口のヘタレっぷりが伝わったわけですが。
その頃、私にとって高校野球の雄といえばPL学園でした。子供の私にもインパクト大な存在で、PLがきっかけで高校野球に目覚めて、夏休みなんかは毎日(部活がなければ)、一日中テレビで野球観戦をしていたような気がします。
私はプロ野球にはあんまり興味はなかったんですが、高校野球は好きでした。
あるとき、一緒にテレビ観戦していた兄が、「PLやったら2軍の補欠とかもありやえるやろな」とかなんとか言ったんです。というか、実際あったんでしょうね、そういうの。1軍、2軍と呼んでたかはわからないけど。(実写映画では、レギュラー組と控え組、といってましたね)
なので、私の中では、青葉=PL(特にKK時代)というイメージが今でもあるのです。
その当時は個性的な監督が多くて、池田高校の蔦監督やPL学園の中村監督の顔と名前は、子供の私でも知ってました。そして、長年同じ学校で監督を務めて将来のプロ選手を何人も育て上げて、なんというか監督主導型のチームが強豪っていう感じがありました。
今はそこまで監督の存在が(対外的に)大きい高校ってあまりないような気がします。実際の指導はどうなのかというのは別として。
青葉の権藤監督って、あの時代の、強権的な監督のイメージで作られてるなあと感じます。
その対極が(監督不在の)墨谷なのかなと思いますが、監督主導型のチームが悪いとは全然思いません。むしろ、プロを目指す子なら、一度はそういう環境での経験をしておくほうがいいと思います。大人になって、技術うんぬんよりも、厳しい環境でつぶれるってこともあるでしょうから…。
佐野が青葉から東実に行ったのは、管理型野球が性に合っていて、それで実力が発揮できるタイプだからなんでしょう。小学生時代はリトルリーグ所属っていう筋金入りだし。(アニメプレボでは)
でも、監督兼選手みたいな谷口のチームっていうのも、かっこいいなあと思ってしまいます。憧れますね、監督兼選手は。素直にすごいなって思います。
子供のころ見た「キャプテン」のアニメは、子供(中学生)だけで、大人(監督率いるズルイチーム)に立ち向かっていって、そして勝つ、みたいな図式に見えましたね。現実的かどうかは置いておいて、そういう爽快感がよかったのかなー。もちろん、今見ても読んでも、爽快ですが。

それでも、今となってはもう夢となってしまうんですが、監督のもとで野球する谷口、というのも見てみたかったと思います。
監督に認められなかった青葉時代を経て、自分で自分を鍛え、仲間を鍛え、という経験を積んできた谷口がどう大人の監督と相対するか、というのを見てみたかったです。そこには、きっと対立と理解の葛藤があると思うのです。


とか書いていたら、高校野球が恋しくなってきました。今年も甲子園に行けるといいな!
その11
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2008.06.15