第二話 ツキアカリの中に

2.3:襲撃


「おきてるか・・・?」

私は少女の体をゆすり
ゆっくりと起こした

「んー、ここは?」

目をこすりながら目の前の少女は私に尋ねる

「ここは七日市の榊原探偵事務所。ちょうど君が倒れていたのだよ」

「ボク・・・、逃げれたのかな」

「まず君は?」

「うん、・・・は・。・・・・・出身。
・・・・で・・されたらしくもう何年も経ってるはずですよね?
確かナンバー07のレヴィーナってタグつけられてたかな・・・
そこまでは覚えてるけど・・・」

「・・・!!、人口増加により・・・にできた都市で
・・・でまた人口減で大変なことになってるらしいな
ただ、・・・市の・・・なんて・・・なはずだけど」

「先生、外にお客様です」

「ああ、出てくる」

私は海路君にいわれ玄関へ向かう

「・・・いかないで」

ふとベットから小さい声が聞こえる

「・・・なら目の前にいるじゃないか?」

「違う・・・だ」

「うーん、私は・・・だが。人違いじゃないのか?」

そう返すと・・・は悲しい顔で

”ゴメンナサイ”と小声で囁いた

「はい、こちら榊原探偵事務所」

とドア越しで相手を確認しようとドアの前に立つと
バチンと勢いよくドアが壊され
私は壊れたドアの下敷きになった

「・・・はどこだ!」

いきなり進入してきた男はそう叫んだが
私はドアの下敷きで答えられない

男が家に土足で上がろうとしたときだった
政府のバッチをつけた軍の兵士がその男を捕らえた
兵士は私に
このことは他言無用で頼むといった

明らかに何かを隠してるようであったが
私には教えてはくれなかった
こうしてドアは壊れるし知らない人は入ってくるし散々だった
海路君にそれを話すと
海路君は謝りながら

「私、実は総理大臣の孫なんです・・・」

と話した


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