俺は快感で震える元カノの唇をふさいだ。
「んふぅ……っ」
恍惚感と共に漏れ出す喘ぎ声。
さらに口内に舌先を滑り込ませ、荒らしまくる。
「んっ! んん~~~!!!」
小さな舌先が俺を押し戻そうと抵抗を見せるが、そんなものは関係ない。
俺はまさに彼女を犯すようなディープキスを続けた。
はじめはパニックを起こしていた彼女の舌の動きが穏やかになり、体の力も幾分か抜けてきた。
もう少しすれば完全に俺のキスでこいつは快楽の沼に堕ちていく……そう思った矢先だった。
「んっ!!」
おとなしくなった元カノの舌が、急に俺の舌を弾き飛ばすように動き出した。
しかも責め疲れを見せた俺を絡め取るように巻きつき、そして弄び始めた!
「んっ、んっ、んん~♪」
元カノの様子をチラリと窺う。
先程までよがり狂っていた表情は一切消えていた。
活き活きとした目で俺のほうに微笑みかけている!
(ぐぅ……くそっ……これじゃ…………ぁ)
俺は焦り始めた。
初めから計算していたわけではないだろうが、彼女はきっと俺が隙を見せるのをまっていたのだ。
俺の舌にはもう彼女を責め落とす力はない。
しかもご丁寧に俺の後頭部は知らないうちに回された彼女の腕に抱きかかえられているのだ。
逃げ切ることは出来ない……
そう観念した瞬間、俺の体が脱力し始めた。
見る見るうちに抵抗力が薄くなっていって、代わりに快感が増大していく。
俺が完全に動けなくなりかけた頃、チュポッという音と共に唇が解放された。
勝利を確信した表情で元カノはささやいてきた。
「ウチをこんなにまで追い詰めるなんて……もう許さない」
見下すように妖艶に微笑む彼女をみて、俺のペニスがピクンと反応した。
「いっぱい出させてあげる……」
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