8月に入った。そして今日も猛暑日である。
たまには市営プールにでも行こうかと考えたけど、移動する時の直射日光に耐える自信がないので断念した。
「暑いよねぇ~」
そして今日も近所の女子校生・かな子ちゃんが部屋にいる。
相変わらず制服着用、自分用のクッションまで持ち込んで僕の隣で漫画を読んでる。
チェックのミニスカートから伸びた足も、ふわふわの髪の毛がかかった細い首筋も、脇の下から覗く水色のブラも全てが目の毒なので、できるだけ見ないようにしてる……。
彼女が夏休みに入ってからこの部屋にいなかった日のほうが少ない。
(そんなにここが気に入ったのかな……)
頭の隅でそんなことを考えつつ作業を進める。暑さのせいかエアコンの効きも微妙に良くない。
◆
不意に彼女がパタンと本を閉じて体を起こした。
「あ~ん、全部読み終わっちゃったよ!」
「それまだ途中じゃん……」
「今日のノルマはクリアしたのー! そんなことよりさ、こないだスク水だったじゃん? 今日はブルマと体操服にしよっか」
「!?」
たった一言で思わず作業してる手元が止まる。
「……持ってるの?」
おそるおそる振り向いて尋ねてみる。
「うそ、知らなかったの? うちの学校ブルマだよ」
キョトンとした表情で即答する彼女。
「……」
想像しただけで軽くめまいがしてきた。
かな子ちゃんのブルマ姿……見たい! 是非とも見てみたい!
だいたいブルマ自体が絶滅危惧種Aってかんじなのに、なんでこの子は……しかもモロにエッチのお誘いだよこれは。
こっちはまだまだやることいっぱいなのに、彼女の美脚がストレートに目の中に入ってくる。
(やべぇ、パンツ見えた!)
慌てて視線を逸らしてみたところでどう考えても挙動不審。その一部始終を彼女は見ていたに違いない。
「おにいちゃんてば思った通りのいい反応するよねぇ~」
ニヤニヤしながら僕の顔を覗きこんできた。
こうなるともういつものペース。生殺与奪は彼女が握っている状態。
「じゃあそこ座って? あたしと同じような感じで」
言われるがままにフロアに座ると、逆に彼女は立ち上がった。
そしてかばんの中から何やら紺色の布切れを――
(あれ、ぶ、、ブルまあああああ!!)
なんで持ってきてるの? 計画通りなのかこれ。
んしょ、と声を漏らしながらかな子ちゃんは窮屈そうにその布地を広げて足を通す。
色々考えながらドキドキしながら彼女の仕草を見つめているしかない。
「どう? このアングル」
立ち上がった状態の彼女と、見下されてる僕。
まだ何も言われてないのにすでに主従関係を見せつけられているようで胸が高鳴る。
「やだ、すごく嬉しそうにしてる……♪ でも上も着替えないとおかしいよね」
そう言いながら今度はかばんからナイロン生地の体操服を取り出して、モソモソと着替え始めた。
「……見ないでよね」
始めに体操服を首に通してからワイシャツを脱ぐあの着替え方。
あっという間に器用に着替えてしまった。そんなところに女の子らしさを感じる。
そして僕へ向き直った瞬間、かな子ちゃんが唇の端を釣り上げた。
「おにいちゃん、そのままおちんちん……出してみて?」
「っ!!」
有無をいわさない口調で僕を静かに睨みつける彼女。
(ああぁぁ、女子校生に命令……体操服とブルマ、それに紺のハイソ姿の女子校生が僕に命令してる!)
そのハイソックスのつま先がトントンとフロアを小突く。
「言うこと聞いてくれたらいいことしてあげる」
僕から目をそらさずに彼女は言う。
魅了されたような状態で、僕がゆっくり足を開くとかな子ちゃんのつま先がスッと前に出てきた。
ぐりゅっ!
「あううううっ!」
「遅いよおにいちゃん。もっと早くあたしのいうこと聞いて? 待たされるのは嫌いなの」
小さな足が容赦なく僕の股間を踏みにじる。
親指の先を丸めて硬くなった状態でペニスの中間辺りがグニグニとへし折られてる。
「ああああぁぁっ、ダメエエエエ!!」
「何がダメなの? わかんないし。早くチンポ出せば?」
かな子ちゃんは何度は股間をさらに踏みつけてから足をスッと離した。僕の方はたった数秒間足で責められただけで呼吸が完全に乱されている。
指先に力も入らない状態で、いつもより時間をかけて彼女に言われた通りズボンを下ろしてみせた。
「両手は後ろについて。そのまま動かないでね」
「うん……」
下半身を露出させ、大きく広げた両足の間に彼女が割り込んできた。
「あはっ、もう泣いてるじゃん……おにいちゃんのアソコ、泣き虫さんだ~♪」
彼女は尻餅をつくようにペタンと座り込む。ちょうど向かい合うような体勢。
ただし僕は半裸であっちは着衣のままだけど……。
「その涙、あたしの靴下で拭きとってあげるからね」
「えっ!」
再びさっきみたいにかな子ちゃんの足がスッと伸びてきた。
そしてあと数センチで触れるというところでピタリと動きが止まる。
「ちょっぴり意地悪されるの好きでしょ? おにいちゃん」
「っ!!」
いたずらっぽく微笑む彼女。
まさかの寸止めにペニスがびくっと震えてしまう。
(ぅあああ、腰を突き出したい……でもそんなこと恥ずかしすぎる。でも、でもおおおお!)
年下の女子校生におねだりするようなことはしたくない。
僕にだって少しはプライドってやつが――
「せーのっ!」
グニュウウウウウッ!!
「うあっ、ふああああああああ!!!」
僕の迷いを打ち消すような一撃。彼女の足が、かかとがペニスの先端を押しつぶしてきた。
さらに先端から根本に向かって、ゴシゴシとこすりつけるような動きを見せるかな子ちゃんの美脚責め。
「ほらほらほらほら潰しちゃうぞ~~~~!」
開いた足の間で彼女が楽しそうに爪先をうごめかす。
(つぶっ、つぶされてりゅううう!!)
痛みを伴うはずの刺激がじわじわと僕を蝕んで、甘い快感へとすり替わってゆく。
「ひぎいいいぃぃ、いいいいい!!
「あはは、おにいちゃん面白い顔ー!」
かな子ちゃんの暴力的な足コキで痛みと快感を同時に与えられた僕は悶えまくった。
でも動けない!
上半身が脱力してて、ペニスに全体力が集中してて、しかもそれがすり潰されてる。
「んふふー、このままビリビリいくよー? きちゃうよー、ほらビリビリ♪」
ブルマから伸びた細い足が、紺ハイソに包まれた爪先が僕の体力を削り取ってる。
しかもなんだかバイブレーションまでかけられて――
「あああああああっ、す、ご、しゅごいいいい!!」
「そんなに泣かないの。もっとグチャグチャにしてあげるから」
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ!
「んひいいいっ、あああああ!!」
「おにいちゃん最高ー! あはははははは♪」
電気あんまされてるような、それでいてしっかりと足の裏全体でシコられてるおかげで僕のペニスはあっという間に射精体制に入った。
(イくっ、このままブルマ姿のかなちゃんの足に全部、持ってかれるううう!!)
スッ……
その瞬間、流し込まれていた快感が全て遮断された。
「あ、が、ぁぁ……!」
「うふふふ」
悶絶する僕の顔と爆発寸前のペニスを見つめながら、彼女はゆっくりと立ち上がる。
「両方の手をあげて? おにいちゃん」
ブルブル震えながら言われたとおりにすると、彼女に手首をがっしり掴まれた。
「そうよ、あたしと繋がろ」
強制的にバンザイさせられた状態で、かな子ちゃんはゆっくりと右足を上げて膝を90度近くまで曲げた。
そして震えるペニスに狙いをつけるように何度か上げ下げしてみせた。
「んふっ、こんなに硬くなってるし。ヘンタイ!」
サディスティックな笑みを浮かべながら足でペニスを踏みつぶす練習をする彼女。
今あの足で、勢いをつけて踏まれたらそのまま一気に射精……いやそれだけじゃ済まない気がする。
「う~ん? ブルマ姿の女子校生に踏まれて気持ちよくなっちゃったの? そうだよね? 痛いのに気持ちいいなんて変態さんだよね?」
「ぎ、うあっ、ああ、ち、が……」
「あっそ。じゃあ試すね♪」
その直後、彼女の足が無防備な僕の股間を踏みにじった。
グチュウウウウウウウウウウウウウウ!!
「んあああっ、いっ、イっくううううう!!」
ビュグッ、ドビュッ! ビュルル、ルルルルルルルルル~~~~~~~~!!
「すっご~~~い!」
紺ハイソに包まれた足の先が根本を踏みにじり、しごきあげるように足の裏全体がグニュグニュと僕を踏みつぶす。
彼女の足とフロアに挟まれたペニスは信じられないくらい大量の精液を吐き出した。
「こんなに踏まれて悔しい? 痛い? それともぜんぜん痛くないのかなぁ」
「しゅ、ご、いひいい、気持ちよすぎて、ぜん、ぜ……痛くないよおぉぉ!」
両手首をホールドされたまま、許しを請うような体勢で僕は彼女に何度も足コキされ続けた。
踏まれるたびに痛みが消えて快感だけになっていく。
実際彼女の方も力を加減してくれてるみたいで、その甲斐もあってすぐにペニスが復活する。
「おにいちゃんもっと出せるでしょ? ほらぁ……優しくなでなでするよぉ……」
今度は一転してやさしい足コキに変化すると、むず痒い快楽でさっきとは違った悶え方をさせられてしまう。
「んあっ、それダメ……溶ける……ペニスがとろけて全部取れちゃううううぅぅ!」
「あはっ、やっぱりわかる? でもおちんちん喜んでるみたいよ」
スリスリスリスリ♪
「ぜ~んぶ溶けちゃえ! あたしに溶かされちゃえー!」
「んああっ、それ好き、かなちゃ、好きいいいいいぃぃぃ!!
「良かった・・・あたしお兄ちゃん好きだもん」
「うああっ、あああ~~~!!」
かな子ちゃんの優しい足コキはさっきよりも凶悪だった。
始めに痛みを与えておいて、それに耐えようとしている相手に天使のような愛撫なんて耐えきれるわけがない。
「いつもいつもエロいことしか考えてなくて、年下のあたしを脳内で何度も犯しまくってるだけで行動力のないお兄ちゃんが好きなの」
「は、う、ぁ、だって、こんな……ん、ふぅ……」
「訂正。脳内で犯されまくってる、だよね?」
「うっ!」
「きゃはっ、わかりやすー! キモいよ。その高感度イかされチンポ」
うまく受け答えできない僕をあざ笑う彼女だが、その言葉だけでも感じてしまうほど今の僕は壊れかけていた。
かな子ちゃんはもう一度腰を下ろすと、両足で僕自身を挟み込んでゆっくりとバイブレーションをかけ始めた。
「たまらないでしょ? こういうの。はさまれて動けないおチンポがまた降参汁を撒き散らしちゃうんだよ?」
「あっ、あっ、ああぁぁ……!」
体中の毛穴が開くような感覚。顔の筋肉を緩ませながら、無意識に僕は次の射精に備える。
(む、無理ぃ! こんなのガマンなんて無理いいいいいぃぃ!!)
挟み込まれた状態での上下ピストンだけでなく、粘土をこね回すような足使いがたまらない。
さっきあんなに出したのにもうイってしまいそうで、それもあと十秒以内くらいで――!
「ほら、もう一回出しなよ」
彼女の爪先が睾丸とペニスの付け根の中間点をグニッと押しつぶした。
「んあああっ、そこはおおぉぉぉっ!」
ドッピュウウウウウウウウウウウウウウ!!!
射精するための通路を無理やりこじ開けられたかのように、僕は盛大に吹き上げてしまった。
◆
数分後。
落ち着きを取り戻した僕に寄り添うように彼女は座っていた。
「かなちゃんのせいでまだ心臓がバクバク言ってる……」
「あたしもすごくドキドキした」
そして座り込んでいる僕に覆いかぶさるようにかな子ちゃんが体を預けてきた。
「んっ♪」
「!!」
僕の両肩に手をおいて、そのまま唇を重ねるだけのキス。
バクバク言ってる心臓がさらにせわしなく動き出すのを感じる……。
十秒くらい経ってから彼女は僕を解放した。
そしていたずらっぽく微笑みながら小さな声で言う。
「さっきの言葉は一部分だけ本気。またたっぷりに踏んであげる。だから嫌いにならないでね、お兄ちゃん」
ちらりとかな子ちゃんの後ろにあるカレンダーに目をやる。
彼女の夏休みは……まだ中盤にも差し掛かっていない。
(ここまで)