きょうはレベルチェックのために神殿に足を運んだ。


最近の戦闘のおかげで「すばやさ」が少しあがったみたい。


もっともっと精進せねば……。


いろいろ考え事をしながらの帰り道、森の中に見慣れない石碑を見つけた。

「なんだこれ……??」


近づいて見ると普通の石ではなく、鉱石のようだった。

鈍く光っているような感じ。


軽くポコポコと叩いてみたら思ったよりいい音がした。

もう少し強く叩いてみるともっといい音がした。

「あいたたっ」


その時、石碑がうめいた。


「えっ!?」

僕もこれにはちょっと驚いた。


石碑に見えたのは、鎧を着たまま居眠りをしていた女の子だった。


肌の色は白っぽくて、赤い髪をしている。

身長は150cm程度だ。




「ふにゅ……」



まだ寝ぼけているらしく、こっちを見てニカっと笑いかけてきた。


「ボク、メタリカ! おはよー!!」



この子、メタリカっていうのか……こんなに小さいのに重そうな鎧を着てたいへんだなぁ。


それに底抜けに明るい少女だな……なんて笑いそうになったとき、僕は重大なことに気づいた。


こいつはどうやらメタルスライムだ。



ゴクリと僕は息を呑んだ。


長い旅をしているパーティーでさえ滅多にお目にかかれないレアスライムだ。


もちろん僕にとっては初めての経験だ。


しかもスライム狩人の僕を見ても逃げようともせずに笑いかけてくる。


もしも逃がさずにここで倒せたら……大幅レベルアップのチャンスだ!!





メタリカは先ほどよりも少し引きつった僕の表情を見て、何かを感じ取ったようだ。


「あー! ボクのことを見て『レベルアップできるぞ』とかおもったでしょ!でしょでしょ!!」


ムム~っとした顔で僕を見るメタリカ。ちょっと怒った顔もかわいい。



「そ、そんなことないさっ」



僕は自分の心を見透かされて、ちょっと動揺してしまう。


「そんなことあるもん!」



彼女は少しほっぺたを膨らませると、僕の周りをパタパタとまわり始めた。


たまに僕の背中とか腰の辺りをクンクン、と匂いを嗅いでくる。


「く、くすぐったいな……」


しばらくチョコチョコと動き回っていた彼女が僕の正面で立ち止まった。


「おにいちゃんってスライムバスター? ちょっと違うみたいだね??」


僕は何も言わずにメタリカの大きな目をジーっと見ている。


「あー! 何も言わない気だな~~……よし!試してあげちゃうんだから!!」


そう言いながら彼女はその身にまとっていた服(鎧?)を脱ぎ始めた。


「ボクはいつもこの服を着てるんだけど、重くてしょうがないんだ。これを外すとほんとに身軽になれるんだよ~」


彼女に言われるまでもなく、メタルスライムのすばやさは人間の非じゃない。


たいていの冒険者は彼女たちを倒す前に逃げられてしまう。


だからメタルスライムと戦う場合は、自分のダメージは無視してよいと養成学校でも教わった。




「どれくらい身軽になれるかというとね、ほらこんな感じ!」


メタリカはものすごいスピードで僕の周りを回った。




「ボクのことを目で追えないでしょう?」



前後から声がする。メタリカは音より速く動いている!?


「ねえ、おにいちゃん?ボクとバトルしよう! 最近エッチしてないから、逃げずに相手してあげるからさ……それとも、ボクが怖い?」


敵からの挑戦状を受けないわけにはいかない。


「……望むところだ」


僕は内心ニヤリと微笑んだ。 自分から逃げないといっているし、こいつを倒して必ずレベルアップしてやる!




「すばやさだけじゃ、僕には勝てないよ?」


メタルスライムに対して軽い挑発をしつつ、僕も服を脱ぎ終えた。




「へぇ~、そんなこといってきた人はおにいちゃんが初めてだよ!」


彼女は怒った風でもなく、僕のことを面白そうに見ている。


実際のところ、メタルスライムとの戦闘が初めての僕に余裕などないのだが。






「じゃあ、軽くはじめてみよっか? すぐに感じさせてあげるからね!」


身軽になったメタリカが、かわいい踊りを舞うようなステップを踏む。


今のところ、音速(?)では動いていない。


「えっとね、 ボクはこういう技が得意なんだよ~~」


そう言いながらメタリカは僕の周りを回りつつ、性感ポイントをチョンチョンとつついてくる。


周囲を回るスピードがどんどん上がってくる……


つまり、一瞬のうちにたくさんの性感帯を刺激することができるってことか!


腰骨の上、背中、わきの下、膝の裏、耳たぶ……と、いろんなところを触られる。


僕は軽くよろめきながらメタリカの攻撃をしのいだ。


いきなり射精にいたるような強い刺激ではないが、このすばやさは脅威だ!




「おにいちゃんって、けっこう性感がコントロールできてる人だね! 今の攻撃はおにいちゃんの身体チェックだったんだよ~ ふふっ」


彼女の1ターン目は僕のウィークチェックだったらしい。


それに、正直なところ僕は彼女の攻撃力を舐めきっていたのだが、それは改めなくてはいけないかもしれない。


軽い攻撃でも、同じところに一瞬で何十回も食らったら即アウトだ。




「今度は僕の番だな」



気を取り直して彼女の前に進む僕。

メタリカは僕の前でジーっとしている。触って欲しくてたまらないといった表情だ。


彼女を優しく抱きしめてみる……ひんやりする。




「うん、いっぱいさわって♪」



スライム特有の感触とメタルのひんやり感はなかなか気持ちいい。


彼女の髪をなでながら、背中をさすってみる。特に反応はない。


今度はそれほど大きくない胸をもんでみる。

これも反応はない。


両手をお尻のほうにまわして、後ろからワレメをなぞってみる。



ここもあんまり感じないようだ……。


そこまで彼女の体を触ってから、ふと僕は手を止めた。



なんで無抵抗なんだろう?


そっとメタリカの顔を見る。 さっきと同じような表情だが、まったく呼吸をしていない!!


メタリカは自分から不感症になれるようだ。


つまり今の攻撃は彼女にとってはノーダメージだったのだ。




「ば、ばかな……」


軽い徒労感に襲われている僕を見て、彼女がペロリと舌を出す。




「ごめん、気づいちゃった?」



メタリカはすばやく僕の後ろに回りこむと、その可愛らしい手で僕のものを掴んだ。


亀頭と玉袋の両方をやわらかくニギニギしてくる。



「怒らないでね、おにいちゃん。お詫びにいっぱい気持ちよくしてあげる~」


手コキが得意なのかな?と考えているところへ、彼女の手がしなやかに上下し始める……しかもかなりうまい。


メタリカの小さな手に包み込まれた亀頭は、我慢汁を絞り出されては鈴口まわりをますます刺激されてしまう。




「お兄ちゃん、もうこんなに期待してくれてるの? これからが本番なのに~」


玉袋から棹にかけて上下していた彼女のもう片方の手は、僕の一番感じやすい部分を見つけたのか、そこだけをピンポイントでつついてくる。


ヤバイ! と瞬時に下半身の防御に力を入れようとしたら、今度は乳首をサラサラとやさしく触ってくる。


時折、メタリカはその小さな爪でカリカリと僕の乳首の周りをひっかいてくる。


痛みをまったく伴わず快感だけ送り込んでくるメタリカのテクニックは見た目の幼さからは判断できない!


もちろん先ほどからの手コキはされたままなのに、同時責めをされている。


まさか腕の数が増えている??


メタリカは手コキ、乳首へのタッチ、どちらもかなりうまい……これがさっきのウィークチェックのせいだとしたら、僕の苦戦は必至だ。


乳首とペニスの同時攻撃に耐えていると、今度は力の入っていない首筋を舐められた。




「うぅ……んはぁっ!!」


レロ~~~~っと舐めまわす彼女の舌技に、思わず声を出してしまう。


「おにいちゃんって、すっごいかわいい~~~ もっといろいろしてあげちゃうんだから!」


ますます加速するメタリカの攻撃の隙を見つけようと必至な僕だが、なかなかすばしっこいので捕まえられない!




「まるでボクの腕がいっぱいあるみたいでしょ? 」


「な、なまいきなっ……!」


予想外の苦戦に、あせる僕。


しかもすばやさだけじゃなく、他にも隠された能力があるというのか!?


僕はメタルスライムについて不勉強だったことを後悔した。



「さっきお兄ちゃんは、『すばやさだけじゃ勝てない』って言ってたけどぉ……勝てそうだね? うふふ」



首筋と乳首の攻撃が引いて、かわりに彼女の全ての指が高速で僕のペニスを這い回る!


ただでさえ敏感にされているペニスに、3箇所責めをされていた時の全ての快感が送り込まれる。




「ねえ、おにいちゃん……もっとがんばるところ見せて♪」



あまりの快感に、僕は体をくの字に折り曲げようとするが……


ふいにメタリカが僕の両手を掴んで、両手首の周りをペロペロとすばやく舐めた。




「今、ガードしようとした~~ だめでしょ、動いちゃ!! えいっ」


まるで手錠をするように、丸い金属のようなリングが僕の両手に浮かび上がる!


そのリングは僕の両手を背中の後ろにおいやって、ガチッとくっついた。


強い磁力を帯びているのか、まったく動かせない。



これで体を前に倒すことはできなくなった。




「これでホントに動けなくなっちゃったね?」


バトルの序盤を制したことで、余裕たっぷりなメタリカが僕に向かってささやいてくる。



「おにいちゃんこんな状態になっても、ボクに勝てると思う? もっとがんばってね」







選択肢

1・しばらく様子を見る!

2・強引に振りほどく


























































































































































































































1・しばらく様子を見る



僕はしばらく様子を見ることにした。

あせってみても始まらない。じっくり弱点を探してやる!



「ねえ、おにいちゃんにキスしてい~い?」


ちょこんと首を傾げて微笑みながら、メタリカは唇を寄せてくる。


メタルスライムの手錠で拘束されている僕は、回避行動が取れない。


彼女は、もそもそと抵抗している僕の顔を、小さな両手ではさみこんで固定する。



「うごかないで……ね?」

 プチュ♪


軽いキスで僕を魅了した後、ちゅるる~と彼女の舌が僕の口の中に入り込んでくる。


彼女の舌は思ったより長くて、僕の口の中全てを舐め尽くす……



歯の裏側や歯茎を丁寧に舐めあげてくる。


あたまがボーっとする快感と共に、メタリカの甘い唾液がどんどん流し込まれてくる。

コクコクと唾液を飲まされる……メタリカのキス攻撃は僕の抵抗しようとする力をどんどん奪っていく。


少しうつろになった僕の目の色を覗いながら、メタリカはいったん顔を離す。


そして僕を近くの草むらに押し倒すと、やさしく微笑みかけてきた。




「ねえねえ、今度はおにいちゃんのお口の汁を飲ませてね……♪」


メタリカは先ほどとは一転して、ちゅーちゅーと僕の口を吸いまくる。


吸い上げられた中には、流し込まれた彼女の唾液も混じっているのだろうなー……なんて考えていたらますます興奮してきた。



けっこう長い時間僕の口の中を荒らしまわっていたメタリカは、ちゅぽっという音と共に僕の唇を解放した。


後ろ手に縛られているような状態で、しかも長時間キスをされていたために力が全く入らない……


すでにハァハァと息を荒げる僕を、メタリカはいたずらっぽい目で見つめていた。






「今からお兄ちゃん好みの女の人になってあげるからね……・ クスクス」




彼女がパチンと指を鳴らすと、バトルの前に脱ぎ捨てられた鎧がむくむくと動き出した。


鎧はその形を直径30センチくらいのボールのようなものに変化させた。




「この技をやるとね、あたしさっきみたいに素早く動けなくなっちゃうけど~

 お兄ちゃんのこと、もうじゅうぶん動けなくしてあるからいいよね~? 」


メタリカの言葉が終わるのと同時くらいに、鎧から変化した金属のボールがメタリカの背中に向かって飛んできた!


ぱしーん、という音が彼女の背中で鳴り響く。






「ぅ、んん~~~~!!」 

ちょっと苦しそうなメタリカ。

数秒後、何事も無かったかのように金属のボールは彼女の体に吸収されていった。


フゥーっと一息つくメタリカ。




「ごめんね、待たせちゃって……でもきっと今からお兄ちゃん驚くよ~~」


メタリカの声は先ほどまでと違って、少し艶を帯びていた。


そして僕の目の前で彼女の顔立ちが少しずつ変化していく。


もともと小学生くらいにしか見えなかったのに、

今は丸かった顎のあたりがシャープになって女子高生くらいにまで変化している。


髪の長さはそれほど変わっていないが、胸の部分は少しずつ膨らんできている。


それに伴って、腰のあたりははっきりとくびれてお尻の形も丸みを増した。




「あなたって、あんまり巨乳は好きじゃないんだよね……これくらいで胸はとめておくわね」

メタリカのバストは、ちょうど僕の好きなお椀型の大きさにまとまってきた。


あまりの美しさに、彼女のバストに目がくぎ付けになる。


「次は足の長さね……さっきのキスで色々わかっちゃった」


そうか! 彼女は僕が倒したルルと同じような能力を持っているんだ。


ルルは耳の中に唾液を流し込んで、ぼく好みの女性(記憶の中の先輩)に変化したことがある。



「あなたにとってはこれからが天国よ……」


きっとメタリカはキスすることで、相手の好みがわかるんだ……これはヤバイかも……


僕がそう気づいたときにはすでに遅かった。



赤かった髪の毛は、濃いブラウンに……肌の色はさっきよりも健康的に白く。




身長は僕より小さいけど、6.5頭身を保ち……年齢は19歳くらい。


金属のボールを服に変化させたのか、黒い上下の服を着ている。



スカートはミニのフレアスカートだ。


少し勝気な目じりと、小さく笑みを浮かべた口元……メタリカは僕好みの女性に変貌していた。




「なかなか動きやすい体ね……この体で、あなたをたっぷり犯してあげるわ」


メタリカの妖しい笑顔を見て、不覚にも僕の股間はピクンと反応してしまう。


僕は自分の目をギュッとつぶり、彼女の姿を見ないようにした。


そんな僕を見て暗闇で笑うメタリカの声……

「あら~? いいのかなぁ? 視覚を遮断すると、他の部分が敏感になっちゃうよ?」


そうだ!そのほうがまずいかもしれない。


僕は薄目を開けて、自分の足元を見るようにした。


メタリカのしなやかな指先がぼんやり見える……




「まあいいわ……自分から目を開けたくなるようにしてあげるからね」

メタリカは僕のペニスを左手でつかむと、右手で鈴口のあたりをクルクルし始めた。


異常に滑らかに動くのは、彼女が指先からローションを出しているからだろう……


彼女の指先が奏でる快感に耐えるのに精一杯な僕。



また、拘束されている屈辱感が快感を上乗せさせているのかもしれない。


快感に悶絶しそうな僕を見て、彼女が心配そうに語りかけてくる。




「そんなガマンしちゃって……かわいそうね 少し手加減してあげようか?」


言葉とは逆に、彼女の責めはますます激しさを増している。両手責めだ。


左手の親指で尿道のあたりをクリクリしながら、彼女の右手は僕のペニスをドアノブを回すように愛撫する。




「うぅっ……くそっ」

頭をぶんぶん振って耐える僕とは対照的に、クールな瞳のメタリカ。


時々その美しい膝で、僕の玉袋をグリグリと刺激してくる。


そのたびにドクン、と射精感が股間に訪れる。




「そういえば、足コキも好きみたいね? 3回くらい足で抜いてあげようかしら?」


「な・・! だ、だれがっ……」

顔を赤くして拒絶する僕。


「うふ、かわいい~~~」


自分の言葉責めにもろに反応してしまう僕を見て彼女は楽しそうに笑っている。




「いいこと考えたわ。ガマン強くなるように、あなたのあそこを強化してあげるね」

すると、彼女の指先からツルツルと流れ出たローションが、まるで貞操帯のように僕のペニスをがっちりと包み込んだ。


見た感じは黒く鈍い輝きを放っている。




「これでもうガマンしなくてもいいわよ……」


僕のペニスは、彼女の指から出た粘液でコーティングされてしまった。


たしかにこれなら、射精してしまうことはなさそうだが……

これって、イきたくてもイけないってことじゃないのか!?!?




「あなたのあそこ、もう射精したくてもできないようになっちゃったよ。私の手コキで何回もイっちゃいなさい!」

メタリカは手コキを再開した。


ただし今度はさっきまでと違って、ダイレクトにペニスの芯をつんつんと刺激されているようだ。


な、なぜ!?






「外から見るとわかりにくいけど~ あなたの尿道には私の体液が細長く入り込んでいるの。

だから、内部からもたくさん刺激してあげられるし……射精しそうになってもフタをしてあげられるのよ!」


きつすぎる刺激の正体は、彼女が流し込んだ微量の体液だった!




「まずは一回目ね……イく時にかわいいお顔、見せてね。そしたら何回もイかせてあげるから……」




僕の目の前でひらひらと右手を見せつけるメタリカ。


そして彼女はフィニッシュとばかりに、僕のペニスを両手でシゴきあげる。


はじめの少女姿の時の小さな手ではなく、細くしなやかに伸びたその指先で僕は一度目の絶頂を迎えた。


しかし、いつものような射精感はない。


ドクドクとした射精は訪れず、ただ僕の心臓が早鐘を打つばかり……

こんな激しい寸止めは今までになかったかもしれない。


背中をのけぞらせ、声にならない声を出そうと口をあける僕を見ながら、メタリカはクスクスと笑っている。




「ふふふっ 実際に射精はしないから、どんどんイけるよ? ほら、もう一回…………しよ?」


射精(したつもりの)後の僕のペニスをつかみ、再び魔性の指技を開始するメタリカ。


メタリカの機械的な……あまりにもしなやかな指責めに僕はあれからずっと嬌声をあげさせられている。

先ほどから尿道がふさがれているために射精できない。


そのため、僕のペニスの表面にはこれでもかとばかりに快感が蓄積されている。


今の僕は羽で軽くなでられただけでも敏感に感じてしまうだろう。



「そんなに大声で叫ぶほど気持ちいいの?」

クスクスと笑うメタリカ。

それに、指責めといっても単純な手コキではない。


正確に言うと、彼女が僕のペニスの表面に施したメタルコーティングがぷにぷにと変化して、

僕の性感ポイントを刺激しつづけているんだ。


自由に形を変え、僕の感じるところだけを割り出して責めてくる。


僕の性感は完全にメタリカに支配されていた。



彼女はというと、優雅に腕組みしたままで1メートルくらい離れたところに腰掛けて微笑んでいる。


長い美脚を組替えながら、次はどんな責めをしようか、と考えているような表情だ。

「いっぱい感じちゃって、恥ずかしくない? ふふっ」



僕の両手は相変わらず背中で拘束され、自分の股間に手を伸ばすことができない。

力を入れれば入れるほど拘束が厳しくなっていくようだ。



(ち、ちがっ)



反論しようにもペニスへの刺激が強すぎて嬌声に変わってしまう。


フゥ~っとため息をついて、彼女は立ち上がると僕のほうに歩み寄ってきた。


そしておもむろに僕の顎をくいっともちあげて……




「ねえ、キミ喜びすぎだよ? 少し静かになさいね…… んっ♪」

メタリカからのディープキス。


彼女の舌が僕の口の中をねっとりと舐めまわす。


しびれるように舌が甘くもつれあう感触そのままに、彼女の顔が僕から離れた。


相変わらず彼女の舌は僕の中にあるというのに!?


数秒の間があり、彼女が怪しく微笑む。





「今ね、あなたの口の中に私の分身を入れてあげたの。

あなたがどんなに大声を出しても誰にも助けてもらえないように、口をふさいであげるわね……」


彼女が言い終わると、僕の口の中にあった彼女の舌(分身?)が変化した。





「んぅー!! んんんー!!!」 



く、くるしい!呼吸も少し乱れる僕。



ちょうど僕の唇にマスクをするように、口の外に飛び出して張り付いてきた。




「しゃべれなくなると、感度が上がるのよね……次はこれよ! えいっ」

さらに彼女は、指先から小さな粘体を作り出し僕のほうに投げつけた。


ピピッ、と直径二センチ程度のメタルのしずくが僕の肩にくっつく。


そしてそれは、僕の両方の乳首に向かってプルプルと転がり始めて、僕の乳首の上で薄くパチンとはじけた。




「乳首も開発してあげるね……」



股間と同じような官能的な痺れが、僕の両胸を襲う。


乳首がこんなに感じてしまうなんて!




(や、やめてくれ!!これ以上刺激を重ねられたら……おかしくなっちゃう!!)




もはや僕はメタリカの責めに対して許しを乞うことすらできない。




「こんなに責めたらおかしくなっちゃう? つらかったらちゃんと言うのよ?? 」


口をふさがれているのに何かいえるわけ無いじゃないか!!


メタリカはいたずらっぽい顔で何もしゃべれない僕を見ている。




「クスクス……なにもいわないのね?

 まだまだ大丈夫なのかしら。さすがね! じゃあ、もうちょっと気持ちよくしてあげるわね……ふふっ」




メタリカは再び僕に近づくと、その両手にローションをにじませて僕のわきの下に塗りつけてきた。




「ぬるぬるで……気持ちいいでしょ?今度はここも責め立ててあげる」


冗談じゃない! ただでさえ敏感なわきの下を徹底的に責めるつもりだ。

「きっとくすぐったくて、他の場所の快感なんか吹き飛んじゃうかもね?」


僕の心配をよそに、丁寧にローションを薄く伸ばすメタリカ。




「こっちも~♪ うふっ」 

両手で僕の耳をくすぐってくる。さらに耳の後ろにもきっちりと粘液を塗りつけている。




「こんなに我慢強い人はじめてだわぁ♪ じゃあ遠慮なく追加攻撃させてもらうからね」

メタリカの僕への責めはまだ続く…………。

………………………………

……………………

…………

……



どれくらい時間がたっただろう?


一度も射精してないとはいえ、僕の疲労はピークに達していた。




「ねえ? もうそろそろ降参してくれるのかしら?」

考えるより先に、僕は首を縦に振っていた。


もうこの快楽地獄から解放してくれ……その一念だけだった。


「いい子ね……ふふっ じゃあ、許してあげるわ」


パチン、という彼女の合図と共に全ての拘束が解除された。


体中を這いずり回っていた感覚も消え去った。


膝から崩れ落ちる僕……やった、解放された…………でも、なんかおかしい?


大事なものを忘れているような気がした。なぜか体が落ち着かない。




「ううう……・はぁ……あ、ああ!」


解放されたにもかかわらず下半身をモジモジさせている僕を楽しそうに見守るメタリカ。





「うふふふっ あら~~~、ごめんなさい♪ 大事なところを忘れてたわ」




その声に反応して、股間に張り付いている彼女の分身がかすかにうごめく。


彼女が施したペニスのコーティングが外れていなかったのだ。



もちろん射精はできない。




ペニスを下から上にしごきあげるように、それは脈動していた。

「うわぁ! あっ あっ……は、はずして……」


僕は哀願した。


もはや自分の言いなりになりつつある僕を見て、メタリカはクスクス笑っている。




「そおねぇ……それは外せないのよ~ 残念ね?」




「そんなぁ!!!」


愕然とする僕を見て、薄く笑う彼女。


わざとらしく思い出したかのように、また語りだす。




「あ、そうだった……ここに入れれば外れるわよ? ふふ……」



そういいながら彼女は僕に見えるようにその美脚をM字に開いた。


ゆっくりした開脚動作も、僕を焦らすための演出なのだろうか……


そして彼女は、フルフルとうごめいている自分のマンコを指差した。


あんなところに挿入したら……






「ここにあなたのそれを、ゆっくり入れて御覧なさい? そうすればとろとろになって元通りになるわよ?」


彼女のコーティングは元々彼女の分身だ。



彼女の言うとおり、挿入すれば元に戻るのかもしれない。


ただし、それには殺人的な快感を伴うに違いない。



今の状態の僕に耐えられるだろうか?




「ただし、入れた後はあなたの内部に入り込んでいる私の分身も全部溶けちゃうからね?

 すご~く気持ちいいわよ~? その快感に耐えないと、キミ本当に壊れちゃうかもよ? フフフ……」




彼女の声はすでに、半分くらいしか僕の耳に届いていなかった。





「あわてないで……さあ、ゆっくりやさしく入れてね」


ぴちゅ……



少し触れただけなのに、すでに高ぶった僕の神経には爆発的な快感が突き刺さってくる。


もっと、もっと彼女を感じたい!



僕の腰は自然に彼女の奥を目指していた。



ずぷっ……ずぷぷ……ぐちゅ……ぬる……


「そう……いいかんじよ、ふふっ」


 快感を受けつつも余裕の表情のメタリカ。


メタリカに言われるまでも無く、もう快感の事しか頭に無かった。


彼女の膣に僕の下半身の全てを差し出す。ペニスが彼女の一番奥に届く。


それと同時に、次第にメタルのコーティングが溶けていく……


ジュルジュルとゆっくり溶けていくコーティングに目をやると、

自分のペニスも一緒に溶け出しているのではないかと錯覚してしまう。






「ぅああっ……・!!」


視覚からの刺激でも、もはや僕にはかなりヤバイ。


僕は目をギュッとつぶった。


メタリカはそんな僕をやさしく抱きしめ、拘束する。




「もういいのよ、あなたはよく頑張った。 後は私に全部任せて……ね?」


クールな表情を全く崩さず、メタリカは僕を包み込むようにやさしい笑顔で射精を促す。


彼女の腰が僕のペニスを絞るように下から上にクイックイッと動く。






「ほら……素直になって? うふっ」


もう限界だ……



「ねぇ…………あなたの元気のいいところが、どんどん上がってくるよ?」




彼女の言葉につられるように、僕の声も上ずっていく。




「あ……あ……あっ」




も、もうだめだ!!

ホントにガマンできない!!!という射精の瞬間……






「ちゃんと私の目を見て! 『出させてください』っていいなさい……」


突然彼女の膣がきゅきゅっと僕の根元を締め付けた。


僕が精子を出せるか出せないかギリギリのところを、彼女はすでに見切っている。




「心の底から負けを認めたら、緩めてあげる・・・その後は私の中で溶けちゃいなさい?」




僕にはもう彼女の寸止めを振り切る精神力も体力も残されていない。


そんなことも充分わかっていながら、メタリカは残酷な要求を突きつける。




「ぼ、僕の負けです・・・出させてください! ああぁ……」




メタリカが紡ぎだす甘美な焦らし責めに、僕は即答してしまった。



僕は心まで彼女に差し出してしまったんだ……




「はい、よくできました♪ じゃあ、約束のご褒美……」


彼女は僕のペニスの戒めを解くと同時に瞬間的にストン、と一往復ピストン運動をした。


膣を緩められ、弛緩したペニスに走るやわらかい衝撃……僕にとってはこれがとどめとなった。






「ああ……あっ あああああああああああああああぁぁぁ!!!!」


ドピュ~~~~~ ピュピュピュ、どぷっ どぷっ………………


僕の心まで屈服させ、完全な勝利を手にした彼女が高らかに笑い出す。


「あははははっ! とうとうイっちゃったね? 完全の私の勝ちね♪ ふふっ」



まるで豊富な井戸水をポンプでくみ上げるかのように、僕は彼女の中に精を注ぎ込む。


メタリカも僕の快感を増幅させるかのように、不規則に上下に動きつづける。


満足げな顔で彼女が僕をやさしく抱きしめながらつぶやく。


僕の目はもう焦点が定まっていない。




「もうこれで止まらないよ? あなたが壊れるまで、あと何回楽しめるかな」


それが、快感におぼれ彼女の虜になった僕が最期に聞いた言葉だった…………。



BAD END






































2・強引に振りほどく!




僕にまとわりつくメタリカを振りほどいて距離をとらないと……

しかし僕は彼女のスピードを上回ることは出来なかった。






「ねえ、おにいちゃんにキスしてい~い?」


ちょこんと首を傾げて微笑みながら、メタリカが唇を寄せてくる。


メタルスライムの手錠で拘束されている僕は、回避行動が取れない。


彼女は抵抗する僕の顔を小さな両手ではさみこんで固定する。




「うごかないで……ね?」



 プチュ♪


軽いキスで僕を魅了した後、ちゅるる~と彼女の舌が僕の口の中に入り込んでくる。


彼女の舌は思ったより長くて、僕の口の中全てを舐め尽くす……



歯の裏側や歯茎を丁寧に舐めあげてくる。


あたまがボーっとする快感と共に、メタリカの甘い唾液がどんどん流し込まれてくる。


コクコクと唾液を飲まされる……



メタリカのキス攻撃は僕の抵抗しようとする力をどんどん奪っていく。


少しうつろになった僕の目の色を覗いながら、メタリカはいったん顔を離す。


そして僕を近くの草むらに押し倒すと、やさしく微笑みかけてきた。




「ねえねえ、今度はおにいちゃんのお口の汁を飲ませてね……」




メタリカは先ほどとは一転して、ちゅーちゅーと僕の口を吸いまくる。


吸い上げられた中には、流し込まれた彼女の唾液も混じっているのだろうな……なんて考えていたらますます興奮してきた。



けっこう長い時間僕の口の中を荒らしまわっていたメタリカは、ちゅぽっという音と共に僕の唇を解放した。


後ろ手に縛られているような状態で、しかも長時間キスをされていたために力が全く入らない……


すでにハァハァと息を荒げる僕を、メタリカはいたずらっぽい目で見つめていた。






「今からお兄ちゃん好みの女の人になってあげるからね……・ クスクス」


彼女がパチンと指を鳴らすと、バトルの前に脱ぎ捨てられた鎧がむくむくと動き出した。


鎧はその形を直径30センチくらいのボールのようなものに変化させた。






「この技をやるとね、あたしさっきみたいに素早く動けなくなっちゃうけど~

 お兄ちゃんのこと、もうじゅうぶん動けなくしてあるからいいよね~? 」


メタリカの言葉が終わるのと同時くらいに、鎧から変化した金属のボールがメタリカの背中に向かって飛んできた!


ぱしーん、という音が彼女の背中で鳴り響く。




「ぅ、んん~~~~!!」 

ちょっと苦しそうなメタリカ。


数秒後、何事も無かったかのように金属のボールは彼女の体に吸収されていった。


フゥーっと一息つくメタリカ。




「ごめんね、待たせちゃって……でもきっと今からお兄ちゃん驚くよ~~」


メタリカの声は先ほどまでと違って、少し艶を帯びていた。


そして僕の目の前で彼女の顔立ちが少しずつ変化していく。


もともと小学生くらいにしか見えなかったのに、

今は丸かった顎のあたりがシャープになって女子高生くらいにまで変化している。




髪の長さはそれほど変わっていないが、胸の部分は少しずつ膨らんできている。


それに伴って、腰のあたりははっきりとくびれてお尻の形も丸みを増した。




「あなたって、あんまり巨乳は好きじゃないんだよね……これくらいで胸はとめておくわね」


メタリカのバストは、ちょうど僕の好きなお椀型の大きさにまとまってきた。


あまりの美しさに、彼女のバストに目がくぎ付けになる。




「次は足の長さね……さっきのキスで色々わかっちゃったから、あなたにとってはこれからが天国よ? ふふっ」


そうか! 彼女は僕が倒したルルと同じような能力を持っているんだ。


ルルは耳の中に唾液を流し込んで、ぼく好みの女性(記憶の中の先輩)に変化したことがある。




きっとメタリカはキスすることで、相手の好みがわかるんだ……これはヤバイかも……


僕がそう気づいたときにはすでに遅かった。






赤かった髪の毛は、濃いブラウンに……肌の色はさっきよりも健康的に白く。


身長は僕より小さいけど、6.5頭身を保ち……年齢は19歳くらい。


金属のボールを服に変化させたのか、黒い上下の服を着ている。

スカートはミニのフレアスカートだ。


少し勝気な目じりと、小さく笑みを浮かべた口元……メタリカは僕好みの女性に変貌していた。




「なかなか動きやすい体ね……この体で、あなたをたっぷり犯してあげるわ」


メタリカの妖しい笑顔を見て、不覚にも僕の股間はピクンと反応してしまう。


僕は自分の目をギュッとつぶり、彼女の姿を見ないようにした。


そんな僕を見て暗闇で笑うメタリカの声……

「あら~? いいのかなぁ? 視覚を遮断すると、他の部分が敏感になっちゃうよ?」


そうだ!そのほうがまずいかもしれない。


僕は薄目を開けて、自分の足元を見るようにした。


メタリカのしなやかな指先がぼんやり見える……




「まあいいわ……自分から目を開けたくなるようにしてあげるからね」


メタリカは僕のペニスを左手でつかむと、右手で鈴口のあたりをクルクルし始めた。


異常に滑らかに動くのは、彼女が指先からローションを出しているからだろう……


彼女の指先が奏でる快感に耐えるのに精一杯な僕。



また、拘束されている屈辱感が快感を上乗せさせているのかもしれない。


快感に悶絶しそうな僕を見て、彼女が心配そうに語りかけてくる。




「そんなガマンしちゃって……かわいそうね 少し手加減してあげようか?」


言葉とは逆に、彼女の責めはますます激しさを増している。



じんわりと僕を包み込んで……両手責めだ。


左手の親指で尿道のあたりをクリクリしながら、彼女の右手は僕のペニスをドアノブを回すように愛撫する。




「うぅっ……くそっ」


頭をぶんぶん振って耐える僕とは対照的に、クールな瞳のメタリカ。


時々その美しい膝で、僕の玉袋をグリグリと刺激してくる。


そのたびにドクン、と射精感が股間に訪れる。




「そういえば、足コキも好きみたいね? 3回くらい足で抜いてあげようかしら?」




「な・・! だ、だれがっ……」



顔を赤くして拒絶する僕。






「うふ、かわいい~~~」


自分の言葉責めにもろに反応してしまう僕を見て彼女は楽しそうに笑っている。




「いいこと考えちゃった♪ ガマン強くなるように、あなたのあそこを強化してあげるね」


すると、彼女の指先からツルツルと流れ出たローションが、

まるで貞操帯のように僕のペニスをがっちりと包み込んだ。


見た感じは黒く鈍い輝きを放っている。




「これでもうガマンしなくてもいいんだよ~ 」


僕のペニスは、彼女の指から出た粘液でコーティングされてしまった。


たしかにこれなら、射精してしまうことはなさそうだが……これって、イきたくてもイけないってことじゃないのか!?!?




「あなたのあそこ、もう我慢したくてもできないようになっちゃったよ。私の手コキで何回もイっちゃいなさい!」


メタリカは手コキを再開した。


ただし今度はさっきまでと違って、ダイレクトにペニスの芯をつんつんと刺激されているようだ。


な、なぜ!?




「外から見るとわかりにくいけど~ あなたの尿道には私の体液が細長く入り込んでいるの。

だから、内部からもたくさん刺激してあげられるし……射精しそうになってもフタをしてあげられるのよ!」


きつすぎる刺激の正体は、彼女が流し込んだ微量の体液だった!




「まずは一回目ね……イく時にかわいいお顔、見せてね♪ そしたら何回もイかせてあげるから……」


僕の目の前でひらひらと右手を見せつけるメタリカ。


そして彼女はフィニッシュとばかりに、僕のペニスを両手でシゴきあげる。


はじめの少女姿の時の小さな手ではなく、細くしなやかに伸びたその指先で僕は一度目の絶頂を迎えた。


しかし、いつものような射精感はない。


ドクドクとした射精は訪れず、ただ僕の心臓が早鐘を打つばかり……

こんな激しい寸止めは今までになかったかもしれない。


背中をのけぞらせ、声にならない声を出そうと口をあける僕を見ながら、メタリカはクスクスと笑っている。




「ふふふっ 実際に射精はしないから、どんどんイけるよ? ほら、もう一回…………しよ?」


射精(したつもりの)後の僕のペニスをつかみ、再び魔性の指技を開始するメタリカ。






「まだ頑張るんだ? 我慢強い人、大好きだよ」


僕の瞳が諦めの色を見せないのを良いことに、メタリカはさらに責め手を強める。


美しいメタリカの掌が、僕の亀頭をなで上げる。


まったくよどみの無い動きで、急所だけを攻め立ててくる!




「ほ~ら……もう一度…………イって♪」

「まだ頑張るんだ? 我慢強い人って大好きよ」



僕の瞳が諦めの色を見せないのを良いことに、メタリカはさらに責め手を強める。



美しいメタリカの掌が、僕の亀頭をなで上げる。



まったくよどみの無い動きで、急所だけを攻め立ててくる!



「ほ~ら……もう一度…………イきなさい」





「ぐあああぁぁ!!!」



軽く10回を越える射精。



メタリカの激しい手コキのせいで、何度も何度も連続射精をさせられた僕は、

意識が真っ白になってどこかに飛ばされていた……


*******************************


気がつくとここは闇の中。



僕は死んでしまったのだろうか?


そんなことを考えていたら、闇の向こうから誰かが近づいてきた。






「おにいちゃ~ん!」



・・・この声、どうやらルルのようだ。


茶色い肌なのでわかりにくい。


「ずいぶん激しくやられちゃってるね~~ そんなに苦しい?」


ぱっとしない表情の僕を見て、ちょっと不安そうな声のルル。




「ねえ、ルル 僕は死んじゃったのかな??」


さらに不安そうに尋ねる僕に、ルルは微笑を返す。




「ううん、ちがうよ。おにいちゃんは気絶しちゃっただけだよ。

ここはおにいちゃんの意識の世界……時間も止まってるの。だから敵もいないわ」


僕はまだ生きている……

ちょっとだけホッとしたが不安が消えたわけではない。




「そうだったんだ……でもさ、ルル。

メタリカっていう強敵に意識を飛ばされたんだけど、向こうに戻っても強すぎて勝てる気がしないよ」


ため息をつく僕。


当たり前じゃない、という感じでルルがさらにため息をつく。




「ああ、リカちゃんは強いからね~」




「しってるの?」




「うん。だって有名な『はぐれメタル』だよ? あたしより強くて当たり前じゃない」




まじで? 

あの強さは尋常じゃないと思ったけど、メタリカってはぐれメタルだったのか。


ルルが続ける。




「でもね、リカちゃんは寂しがりやさんなの。だからずっとはぐれちゃってるのよ」


こんなところではぐれメタルの説明を受けてもなぁ……




「はぁ……それで?」


要領を得ない僕にちょこっとイラつくルル。


この子はキレやすいのかもしれないな……こわいこわい。




「もう!鈍いんだから!!さみしがりやさんには……」


その言葉をさえぎるように、美しい声が頭に鳴り響く。




「さみしがりやさんには『愛して倒せ』ですよ」


ぼくの後ろから声がする。



振り返るとそこにはルルの母親、ミリアがいた。


さらにミリアの後ろには一筋の光が見える。




「闇の時間はもう終わり。もうすぐあなたの意識が戻ります」


にっこりと優しく微笑むミリアに、僕はメタリカの事を聞こうとしたが……




「敵を愛することこそあなたの力。両手のリングは私たちが何とかします。

そこから先は、今の言葉を思い出してがんばるのよ?ウィル」




僕は再び光の中に飲み込まれた。




*******************************




「……し、………………もしも~し?」


誰かが呼びかける声で、僕は目覚めた。


目の前にはメタリカがいて、意識を取り戻した僕を見て小悪魔的な表情をしていた。




「もっともっと絞らないときがすまないよ~ 簡単に意識を飛ばしちゃだめよ? ふふっ」


相変わらず余裕のある言葉だが、彼女は気づいていない。



僕の両手が自由になっていることを。


後ろ手になっていた腕を動かしてみる。



ミリアの言葉どおり、自由に動く。


僕は力を込めて、両腕を前に出してメタリカを抱きしめる。




「きゃっ」



 短い驚きの声と共に、彼女と僕は体勢を入れ替えた。


僕は自由が戻った自分の両腕を見ると、鉛のような色だったメタルスライムのリングが変化していることに気づいた。


右手は琥珀色に、左手は金色に輝きを放っていた。彼女たちの色だ!




「……ルル、ミリア ありがとう」 



両手のリングが少し光った気がした。


僕が何気なくつぶやいた名前にメタリカが過剰に反応する。




「その色!その名前!! なんであなたが……皇族の名を知ってるの!?」


スライムに皇族がいるのかどうかは知らないが、ルルとミリアは上級なのかもしれない。



僕は何も答えず、メタリカを強く抱きしめる。



腕の中で怯えるメタリカ。




「怖がらないで……リカ」 



ぎゅうっと抱きしめてみる。ちゃんと手ごたえがある。


心なしか、彼女の体が熱を帯びてきたようだ。




「リ、リカっていうなぁ!!……」 



なぜか涙目の彼女。


仲間と一緒にいたときのことを思い出したのかもしれない。


僕はかまわず彼女を抱きしめて、耳元でささやいた。




「ずっとはぐれてるなら、僕がいっしょにいてあげる。ぼくといっしょにいこう」


彼女を抱きしめる腕に力が入る。


どうやらルルたちのおかげで、メタリカの体に刺激を与えられるようだ。




「こ、こんなこと言われたって……ガマンできるんだから!」


彼女の言葉とは逆に、その体はどんどん熱くなっている。


僕はバトルのことなど忘れて、メタリカのことだけを考えた。


ずっとはぐれてて、ひとりぼっち・・・



かわいそうな話だ。


僕は気づいていなかったが、僕の心に反応したのか両腕の腕輪がぼんやり光を放っていた。





「僕の好みに姿を変えなくても、きみは最初のままでじゅうぶんだよ」


耳元でささやきながら、彼女の秘所をなであげる。




「ひゃん!!」



かわいらしい声が彼女から上がる。


僕は彼女が嫌がらないように腕枕をしながら、その美しいバストを弄んだ。


予想通りのすばらしい弾力を感じながらも、今度は唇を這わせる。




いっぱい感じて欲しい・・・



そう重いながら、少しずつその手を下半身に持っていく。


指先には、微妙に氷結魔法をかけている。彼女の大事なところに、ゆっくりと指を当てた。




「リカ、もうガマンしないでいいよ?

 君がイっちゃってもキミを消したりしないから」


その言葉を聞いたメタリカは、静かに絶頂を迎えた。





目をとろ~んとさせたまま、元の姿に戻ったメタリカに僕は添い寝してあげることにした。




「あ~あ、負けちゃったョ」 



ほっぺを少し膨らませ、口を尖らせてメタリカは言う。


しかしその表情はどこかほっとしているようだった。




「さっきの攻撃、どんな毒針よりも強烈だったよ」


はぐれメタルに褒められるなんて夢にも思わなかったなぁ。


僕もお返しにメタリカを褒めてあげた。



彼女もうれしそうな顔をする。


それから少しまじめな顔をして、僕に向かってこういった。




「あたしもあなたとずっと一緒にいたい! いいでしょ? 絶対役に立つから~~」


突然の申し出に困り果てている僕を無視して、彼女はニコニコしている。


ふいに彼女が光に包まれる。バトル後のいつもの光景だが、少し寂しく感じる。





彼女が消えたその場に、ふたつの指輪が落ちていた。



色は琥珀と金色。


僕の腕についていたリングがそのまま小さくなったもののようだ。


手にとって見るとメタリカの声が聞こえる。




『それは私の心だよ……あなたの中の2人と重ねてみたんだ~ ふふっ』


よくわからないが、とりあえず僕はメタリカの指輪を左手にはめてみた。


なぜだかとても落ち着いた気持ちになれた。


夕暮れまでに次の町にたどり着きたい。



僕は急ぎ足でその場を立ち去った。





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