「し、師匠! それにライムさん!!」
僕の目の前にウィル師匠とライムさんが突然現れた。
絶望的な状況だった僕の心に光が差し込んだ気分だ。
しかし一体どうやって!?
「マルクが青い指輪を装備していたからここまで来れたんだ」
師匠は僕を横目で見ると、自分の左手を僕にチラリと見せた。
そこには僕の指にはめてあるものと同じ指輪が光を放っていた。
「あっ! それは……!!」
「これにはお互いの居場所を知らせる能力があるんだ。さらに、マルクが究極までピンチになったときは空間移動できるように魔力を練りこんである」
師匠の説明でようやく納得できた。
そうか……青い指輪には、魔力を増強する効果があると、僕は勘違いしていた。
階段の途中で何気なく装備しておいて良かった。
僕が身動きできないのを感じ取って、師匠に背を向けたライムさんがしゃがみこんできた。
「しかしあなたも無茶するわね。ルシェ相手に一人でこんな奥深くまで突撃するなんて」
ライムさんが僕の肩に手を置いて目を閉じる。
何かを念じるように集中力を高める。
僕の肩が一瞬赤く輝いた気がした。
「あ……つうっ!!」
僕の肩に置かれた手のひらが熱い。まるで温熱治療されているかのように。
しかし体の中に流れていたモヤモヤ感が消えて、僕は晴れやかな気分になった。
「気づかなかったんでしょうけど、淫気が体中に染みこんでたわよ?」
自分の肩に置かれたライムさんの手を見ると、紫と緑が混じったような不気味なオーラが渦巻いていた。
これが淫気……僕の体は知らないうちに淫気に汚染されていたのか。
「マルク、しばらくこのままじっとしてなさい。全快までは時間がかかるわ」
お言葉に甘えて僕は少しだけ休ませてもらいます……
ここから先の話はウィル師匠に……バトン…………タッチしま……すね…………
ライムさんが軽くウィンクすると僕の意識はゆっくりと闇に溶け込んでいった……
**********************************************
僕はウィル。ここから先は僕が話を進めよう。
物語は少し前にさかのぼる。
「なぁ、ライム。『ルシェ』っていう淫魔のこと知ってるかい?」
北の国に向かう遠征キャンプ内でライムに尋ねた。
ちょうどマルクとの念話を終えた次の朝のことだった。
「ルシェ? なんなのよ、いきなり」
寒さで震えながらめんどくさそうにライムが答えてくれた。
寝起きも不機嫌だけど、寒いとさらに環をかけて不機嫌なんだよなぁ……
「いや……あのね、マルクから悪い知らせがあってさ。うちに空き巣が入ったみたいなんだよ。それがルシェっていう淫魔らしいんだ」
ライムは黙って僕の話を聞いている。
いつになく真剣な眼差しのようだけど、僕はかまわず続けた。
「それでね、リィナもさらわれたって事だからとりあえず追いかけろって指示を出したんだ…………いだぁッ!!」
閃光のようなライムの平手打ちが僕の側頭部にヒットした。
ぐわあああ! 耳がキンキンする!!
「あんたバカじゃないのっ!? ルシェは淫界参謀よ!? それなのにウィルは…………」
顔の半分だけ泣き顔の僕を見ながらライムが早口でまくしたてる。
口より先に手が出たことはさておき、状況がまずいことだけはわかった。
ルシェという淫魔はライムと同等のレベルの相手。
マルクが一人で手に負える相手ではないということらしい。
「でもリィナが連れ去られたなんて許せない。絶対に連れ戻してやるんだから」
さらに聞いたところによるとライムとルシェは同期というか……とにかくライバルだったらしい。
ライムは口技を極める精鋭部隊リップスとして、ルシェは女王の近衛兵として共に切磋琢磨した仲だということだ。
そんなルシェの名前を聞いたことでライムの闘争心に火がついてしまった。
「何がなんでもルシェには負けたくないわ。今から行くわよ!」
ライムに腕をつかまれたまま、僕は勇者一行のキャンプをあとにしたのだった……
そして青い指輪の魔力をたどってここまできたというわけ。
話を現在に戻そう。
背後でライムが淫気中和と回復魔法を使っているのがわかる。
なんとかピンチは切り抜けたようだけど、先程の淫気弾を切り裂いた指先が痛い。
触れた瞬間に強力な淫気が一瞬で体内を駆け巡ろうとしていたのがわかったので、僕は自分の神経を凍りつかせて阻止した。
(目の前にいるのはかなり厄介な相手なのかもしれないな。)
ライムの魔力がふっと背後で消える。
そしてマルクの気が落ち着いて……どうやら休息に入ったようだ。
「なんという……なんということ!!」
僕の目の前でルシェが肩を震わせている。
彼女にしてみれば勝利の寸前で水を指された形だから、怒り心頭といったところか。
■
「おのれ……スライムバスター!!」
僕のほうをキッと睨みつけるルシェ。
大丈夫、美しい女性に見つめられるのは慣れている。
それにしてもこのルシェという淫魔……ライムと同じくらい綺麗だ。
一般的にスライム族はみんな美しいのだが、やはり格の違いというのは存在する。
胸の辺りまでまっすぐに伸びた深い緑色の髪。
額の上で輝いている金色の髪留めがアクセントとなって、彼女の美しさを際立てている。
目は切れ長というほどではないが、大きくてまつげが長い。
上流階級の令嬢がそのまま戦士になったかのようなたたずまいを見せている。
手足は言うまでもなくすらりとして長い。
真っ白な美しい肌が全身を包む衣装と見事に調和している。
マルクもきっと魅了されてしまったはずだ。
しかも淫気の質がハンパなく濃い!!
気を抜くと一気に虜にされてしまうレベルだ。
「キミがルシェだね。僕の家に忍び込ん……ぐああああぁぁっ!!!」
「私が先よ、ウィル」
僕の片耳を思いっきり引っ張るライム。
せっかく敵を威嚇しようとしていたのに……ひどい。耳がまた痛くなった…………
「久しぶりね、ルシェ」
「ええ、本当ですわ」
微笑む二人の間には確実に視線の火花が散っていた。
かつての淫界の同僚は劇的なほど立場が変化していた。
しかしお互いのライバル心だけは変わっていないようだ。
「リィナはどうしたの?どこにいったの??」
辺りを見回すライムだったが、リィナの姿はどこにもない。
「彼女はそこにいる坊やが倒してしまいましたのよ」
ライムの問いかけにため息混じりに答えるルシェ。
ルシェは僕の後ろで横になっているマルクを指差した。
「彼女を助けに来た、といいながらも結局は倒してしまったのですから……私はリィナの仇を討つために戦っていたのですよ」
ゆっくりとライムに近づいて手を握るルシェ。
ライムは身動きせずに黙っている。
「リィナはあなたの妹も同然。ライム、私と共に人間たちを始末することを誓いなさい! それとも裏切り者として処刑されたいのですか?」
なるほど、淫界参謀だけあってなかなかの策士だ……
ここでライムが「YES」と言えば僕とマルクを簡単に始末できるし、「NO」と言えばライムを堂々と葬り去る口実ができる。
しかしルシェが熱弁を振るったにも関わらず、ライムはめんどくさそうにその手を払いのけた。
「ルシェ……あなたに言いたいことはいくつかあるけど、私は先を急ぐわ」
「なんですって?」
ライムの意外な言葉に戸惑うルシェ。
きっと僕と二人がかりでマルクの敵討ちをするとでも思っていたのだろう。
「この先にいる女王様と話がしたいの。いいでしょう?」
「そんな勝手な申し出を私が受け入れるとでも思っているのですかっ!」
ルシェの体が突然3体に増えた!
「ライムを捕らえなさい!!」
ルシェが命令すると、増殖した『ルシェ』は小さく頷いた。
真横を通り抜けようとするライムの体に掴みかかろうと、分身が一斉にライムに襲い掛かる!!
「ずいぶん甘く見られたものね……」
しかしライムの体に分身たちが触れることはなかった。
「なっ……ああぁぁ!!」
「はわあぁぁっ!!」
「ひいいいぃ……イくぅ♪」
3体のルシェが蒸発するかのように消え去った。
ライムの体を覆う紅の淫気がルシェの分身体を瞬殺してしまった!
くるりと振り向いてルシェを睨みつけるライム。
「そんな魂の入ってない人形で私を捕らえられるわけないでしょう? 来るならあなた自身が来なさいよ!!」
「お、おのれ……!!!」
僕のほうからルシェの表情は見えなかったけれど、この上なく悔しい顔をしていたに違いない。
肩や足が小さく震えているのはわかった。
「でも、あなたの相手はウィルに譲るわ。私は先を急ぐから」
それだけ言い残すと、ライムはこの部屋から悠然と出ていった。
「……」
少しの間をおいてルシェがゆっくりと振り返った。
「さて、あなたにはどう責任を取っていただこうかしら……」
僕の目の前には冷静さを取り戻したルシェがいる。
いや、きっと取り戻してない。怒りが頂点に達して表情がなくなっているような感じだ。
気のせいか先程よりも妖しさというか、美しさが増しているようだ。
(ラ……ラ、ライム! まずいよ、こんなに煽るだけ煽って立ち去ることないだろおおおっ!?)
表情には出さなかったけど、僕の本音はこんな感じだった。
それでもルシェとやりあうしかないんだけど。
僕は再び気合を入れなおすと正面のルシェと向かい合った。
■
「度重なる私への侮辱、もう許せません。ライムもあなたも!」
怒りと憎しみに満ちたルシェの声が部屋中にこだまする。
かつての僚友であるライムにプライドを傷つけられた彼女はいきなり5体の分身を作り出した。
そして間髪いれずにウィルに向かって攻撃命令を下した。
「さっきよりも数が多いじゃないか!」
「おだまりなさい!!」
ウィルは襲い掛かってくるルシェの分身をかわしながら彼女らの体に触れてみた。
背中や胸や足などに軽く触れてみる。やはりひんやりとしていて気持ちいい感触だ。
(ライムは「魂の入っていない人形」といってたけど)
6体目のルシェにタッチした後、ウィルは顔をしかめた。
「ちっ……」
ルシェの分身と本体の違いがわからないのだ。触れて感じたのはいずれも高濃度の淫気の塊を含む体だということ。
しかし先ほどライムは一瞬で3体のルシェを倒して見せた。あれは彼女からウィルへの隠れたメッセージ。
(ライムは僕に教えてくれたんだ。彼女にできて僕にできないわけがない!)
今度はウィルのほうから彼女たちに向かっていった。とりあえず手前の2体に同時攻撃を仕掛けた。
「あらあら♪」
「なんて雑な攻撃だこと♪」
目の前の二人のルシェは伸びてきたウィルの手をしっかり掴むと、自らの秘所へと導いた。
「あはあぁんっ!」
ウィルがすぐさまクリトリスをつまみあげたせいで、ルシェのうち一人が嬌声を上げた。
しかし大したダメージにはなっていないはずだ。
両手を拘束されたウィルに残りの3体が迫ってきた!
「これで両手は使えませんわね」
左右に二人、前に二人、後ろに一人……まったく見分けがつかない。
5人の美女に囲まれ、しなやかな手つきで体中を触られまくるウィル。
「ぐううぅぅ」
反撃しようにも両手の自由が無ければ何もできない。ルシェのうちの一人がウィルの股間にその美しい顔を寄せる。
そして唾液たっぷりの口で彼のペニスを包み込んだ!
「うああああぁぁ!!」
「私、フェラはけっこう得意なのですよ」
耳元で分身の一人がささやく。言うだけあって絶妙な舌使い、まるでリップス並みだ。
その間にもフェラチオに加えて、ヌルヌルした手のひらで全身をまさぐられる。
ルシェの手から出るローションは強力な媚薬効果があった。
「こっちも敏感にしてあげますわ」
背中に張り付いていたルシェが、そーっとアナルに指を伸ばしてきた。
ツプゥ……
(し、しま……ったあああ!)
クリクリと肛門をなぶられ、時折玉袋も刺激される。何度受けても慣れることのない妖しい刺激にウィルは悶絶した。
下半身に防御を集中していると、今度は真正面から熱いキスをされた。意識が軽く飛びそうになる熱いキス……
「うふふっ」
優越感に満ちた表情でウィルを見下すルシェ。分身を使ったオールレンジ攻撃は確実にウィルの精力を削り取ってゆく。
(このままじゃあと一分も持たない。どうする!?)
快感に身をさらしながらもウィルは冷静に相手を分析していた。
股間の刺激がさらに激しくなる。
ジュプジュプと音を立てながらのフェラチオを続けられ、背中を押さえられながら両手も自由が利かない。
「ん……?」
ここまできてウィルは重大な違和感に気づいた。もう一度すばやく確認してみる。
ルシェは本体と分身の5体……全部で6体いるはず。
しかし実際に攻撃しているのは5体だけだ。1体だけ観察しているルシェがどこかにいるはずだ。
それこそが他の5体をコントロールしているルシェ本人だと思った。
(本体はどこだ。どこにいる!?)
ウィルはルシェに感づかれないように本体を探した。
すると真正面で熱いキスをし続けているルシェの背後に参戦していないルシェを見つけた。
勝利を確信してか、こちらを見てニヤニヤしている。
そしてなぜか彼女だけは左右の目の色が微妙に違って見えた。
「君がルシェの本体だなっ」
その言葉を聞いて、左右の目の色が違うルシェが答える。
「正解ですわ。でも気づいたところで何か対策が打てるのかしら?」
「なにを……うああっ!!」
ルシェの分身たちの愛撫と拘束がさらにきつくなった。
ウィルは両手両足にまとわりつく分身たちの体をもう一度注意深く観察した。
本体との微妙な違いを探しだす。左右の目の色の違いだけでなく決定的な相違点を探した。
(み、みつけた!!)
分身たちは体の一部に小さなピアスをしていることに気づいた。
彼の右手を拘束しているルシェの分身はおへそに、左手を拘束している分身は右の耳たぶにひとつだけしていた。
「全員一気に片付けてやる!!」
■
ウィルは体中の魔力をかき集めて、自分の体の周りに冷気を放出した。
彼に直接触れているルシェたちにもその効果はすぐに伝わる。
「ひゃん!」
「さ、寒いー!!」
「体が……」
「さむい、いやっ、熱い!!」
分身たちは急激な体温の変化に戸惑いを隠せなかった。
冷気といってもウィルが操るのは凍気。もはや絶対零度の一歩手前だ。
動きが鈍った分身たちから易々と逃れたウィルは、余裕を持ってピアスをすべて破壊した。
統制を失った肉体を維持できずにガラガラと崩れ落ちるルシェの分身たち。
「今度は君の番だよ!」
ウィルはすばやくルシェ本体に近づき、足を絡めて押し倒した。
しかし彼女は余裕の表情を崩さなかった。
「私との初戦であれを見破るとはなかなかやりますね。はあぁん!」
彼女の左右の目の色は同じ色に変わっていた。
ウィルはかまわず押し倒したルシェの膣に挿入した!
ズプウウゥゥゥウ!!!
「勝負を決めさせてもらう」
ウィルのピストン攻撃。
それに加えて両手はルシェの体の表面を触れるか触れないかの絶妙なタッチで愛撫をしている。
「あんっ、あああ! いい!!」
一瞬でルシェの表情から余裕が消え去った。
予想以上の攻撃力にルシェは驚いた。
スライムバスターのテクニック。うわさには聞いていたが、これほどとは思っていなかった。
(ふああっ! なぜこんなに感じるの!?)
ルシェは唇をかみ締め、頬を紅潮させている。
(なぜ彼は私にあんなに優しい顔をしていられるの!?)
快感を顔に出さないようにウィルの顔をチラリと見る。
(彼がほしい……ううん、彼に抱かれたい。もっと!)
ウィルの表情には苦痛も怒りも憎しみも無かった。
しかしルシェが今まで交わってきた男とは違うまなざし。
まるで恋人とするセックスのように、ウィルはルシェをいたわるように愛撫していたのだ。
「不思議かな? 人間と交わってこんなに感じちゃうなんて」
「ふああぁぁ!」
ウィルからの問いかけに、素直に頷いてしまうルシェ。
「ああっ、気持ちいい……」
彼女の心の中にもある変化が生まれていた。それはまだ彼女には理解できていなかったが。
「マルクが先に君の事を責めてくれたおかげでもあるけど」
それはないはず、とルシェは思った。
マルクの攻撃は確かに強烈だったが、ウィルと戦い始める前にはルシェは全快していたのだから。
「戦ってみて思ったけど、君は強い。」
「えっ……」
ルシェは確かに負け知らずだった。特に人間とのセックスバトルで遅れをとったことなど一度も無い。
「たぶん君は、今まで負けたことがない。それがわかったんだ」
ウィルはルシェへのピストン運動を腰を密着させたままの回転運動へと切り替えた。ふたりの密着度が数段跳ね上がる。
それにつられてルシェが与えられる快感も跳ね上がった!
「はああぁん! そこおぉぉ!!」
「だから僕は君を愛することにした。だって、ライムにとてもよく似ているんだもん」
「私がライムに似ている……?」
「うん、すごく似てるよ。強いのに綺麗で、気高くて寂しがりやで……そう思ったら、君のことが好きになった」
ウィルの素直な言葉はルシェを赤面させた。彼女を恐れるものは多いが、心の底から好きだといってくれるものは数少ないのだ。
「はぁっ、はぁっ、そうやって今までも私たちの仲魔をたぶらかしているのでしょう!?」
砕けそうになるプライドを保つための言葉。敵を好きになりかけている自分との葛藤。
ルシェは快感と愛情との二重攻撃で今までに無い混乱状態になっていた!
「そんなことない。この瞬間だけは、誰がなんと言おうと君だけを見ている。」
「わたし……を?」
「うん。君が好きだ」
ウィルが腰の動きを止めた。そして彼はルシェをやさしく見つめている。
「でもあなたは私たちの種族を滅ぼそうとしているのでしょう?」
「僕はライムと知り合ってから君の仲間を葬り去ったことはないよ」
その光景はまるで恋人たちが見詰め合っているかのような暖かいものだった。
「彼女と約束したんだ。無駄な争いはしない事と、勝負したスライムを消滅させない事を」
氷のように透き通った瞳を見てルシェは確信した。この人は嘘をついていない、と。
「だから君をイかせてあげる。今までで一番幸せにしてあげるよ、ルシェ!」
再び開始されるピストンと回転の複合運動。もはやルシェは抵抗する気力をなくしていた。
素直に彼に身を任せて快感におぼれることにした…………今だけは。
「やだっ、イく……あああああぁぁぁん!!!」
しばらくしてからルシェがひときわ高い声を上げた。
この勝負は終わった。
そして彼は約束どおりルシェが消滅しないように絶頂直後に膣内射精をした。
次のお話へ
目次へ