第81話


要塞島・動力部………

「…………」

「ぐわぁぁぁーーーーーっ!!」

バールのタルカスのX・ハンマーの攻撃を受け、噴き飛ばされるJギルダー。

「シリウス!! 大丈夫か!?」

「は、ハイ! 何とか………」

しかし、辛うじて撃墜は免れる。

「…………」

だが、そこへ、追撃にばかりと、バールのタルカスは肩のAFFミサイルを発射してきた。

「クッ!!」

ギリギリでかわし、残ったのを頭部バルカンで撃ち落とす。

「クソッ!! このままじゃヤバイぜ!!」

焦るように言うレイ。

さしもの5人も、蘇ったヴァリムのエースパイロット2人と手練のパイロット2人を相手に、苦戦を強いられていた。

特に、黒夜叉………グリュウ・アインソードは、レッディーとゼラルドの2人を同時に相手にしているにも関わらず、圧倒していた。

「1人でいい………誰か1人を倒せれば、動力炉への道が開けるのだが………」

「無駄よ」

そう呟くアーノルドのJクーロン・アーノルドカスタムに、ヴェルのデビルオードリーがインフェルノ・サイズを振り下ろした。

「むうっ!!」

それを青龍で受け止めるJクーロン・アーノルドカスタム。





「大佐!!」

「余所見していて良いのかしら?」

それに気を取られたレイのJヘルに、フォルセアのオードリーが左手に装備したクローが振られる。

「うわっ!! コノヤロウッ!!」

右肩装甲を持っていかれながらも、リグレットを振って反撃するJヘル。

「甘いわね」

しかし、フォルセアのオードリーはすぐに距離を取って回避する。

そして、右手のレーザーピストルを発射する。

「チッ!! オラァッ!!」

だが、Jヘルは、リグレットの刃のビーム部分で弾き返す。

「あら? 思ったよりやるじゃない」

「舐めるなよ!!」

Jヘルは、体勢を立て直し、フォルセアのオードリーへと突撃する。





「…………」

グリュウのオニが、AFFミサイルを発射する。

白煙の尾を引きながら、固まっているJエアロとJスパイラルパワードに迫るミサイル。

「何の!!」

「当たらん!!」

しかし、2機はミサイルを十分に引き付けると、急に別々な方向に発進し、ミサイルを同士討ちさせた。

「いっちょ派手にやらせて貰うぜ!」

そう言いながら、Jエアロがグリュウの黒いオニに接近し、ビームブレードを連続で振る。

「…………」

しかし、グリュウのオニは、その場から動かずに手に持ったカタナだけで全て受け流している。

「レッディー! 今だ、退け!!」

「了解!!」

と、不意に、Jエアロが離脱すると、後ろから狙いを定めていたJスパイラルパワードが、全レールキャノンを一斉発射する。

「貰った!!」

そう思ったゼラルドだが………

「…………」

何と! グリュウのオニは、実弾砲のレールキャノンをマシンガンで相殺し、陽電子砲のレールキャノンをカタナの刃の横腹で反射させて回避した。

「何っ!?」

「陽電子を………カタナの刃の横腹で反射させただと!?」

その回避方法に驚愕するレッディーとゼラルド。

「流石は黒夜叉………グリュウ・アインソードと言ったところか」

「…………」

「………オイ、グリュウ! ヴァリムの武人とも言えるお前が、何故あんな奴等の悪逆な計画に協力する!!」

と、レッディーがグリュウに問いかけた。

「お前はヴァリムの中でも卑劣を嫌い、正面からの戦いを常とする武人だったはずだ!! アルサレア戦役の時も、己が国の為に何を成すかを突き詰める為! ヴァリムという国、ヴァリムという土地、そこにある歴史と文化、そして人を見据え戦いに臨んでいたんじゃないのか!?」

「…………」

しかし………グリュウは無言のままだった。

「問い掛けても無駄よ。エンとは違って、そいつに自分の意思はないわ」

「有るのはただ目の前の敵を倒すという闘争心だけよ。勿論、バールの方もね」

ヴェルとフォルセアが、代わるように答えた。

「!! 貴様等!! 死者の魂すら戦争の道具として使うというのか!!」

それを聞いたゼラルドが、怒りの声を挙げた。

「ええ、そうよ。それが何?」

「使える物は有効に利用する。それが戦争よ」

その声を聞いて、挑発するように答えるヴェルとフォルセア。

「お前等………それでも人間かっ!!」

と、レッディーが叫んだ時………

「…………!!」

グリュウのオニが、一瞬で距離を詰めJエアロを肉薄し、カタナを勢い良く振り下ろした。

「!! しまっ………」

咄嗟にビームブレードで防御しようとするJエアロだったが………

グリュウのオニの一撃は、ビームブレードを弾き飛ばし、Jエアロは衝撃で吹き飛び、背中から壁がへこむほど叩きつけられた!!

「ぐわあぁぁぁーーーーーっ!!」

[レッディー!!………#$%&¥*@]

あまりの攻撃にウィンもフリーズした。

壁に張り付いたまま、Jエアロはガックリと項垂れるようになり、カメラアイから光が消える。

「まず、1匹ね」

「貴様っ!!」

激昂するゼラルドに、グリュウのオニが襲い掛かる。

「ぐうっ!!」

「全機! 一旦距離を取れ!!」

「「「了解」」」

アーノルドの命令が飛び、全機体が一旦相手から距離を取って固まる。

「さ〜て、後4匹………どれぐらい持つかしらね、オ〜〜ホッホッホッホッホ」

ヴェルの高笑いが木霊する。

だが、その時………

Jエアロに………レッディーに奇妙な事が起こっていた。

ドックン、ドックンという心臓の鼓動のような音が、コックピット内に静かに響く。

やがて、レッディーが薄っすらと目を開ける。

しかし………その瞳に生気はなく暗く、表情は感情の無いように無表情だった。

その状態のまま、レッディーは機械的にJエアロに再起動を掛ける。

ブーンという電子音がして、Jエアロのカメラアイに再び光が灯る。

そのまま、張り付いていた壁から抜け出す。

「!! レッディー!! 無事だっ………た………」

と、言いかけて、ゼラルドは閉口する。

Jエアロから異様な威圧感を感じたからだ。

「あら? まだ生きてたの?」

「しぶといわね」

ヴェルとフォルセアの嘲笑を無視し、Jエアロは左腰に装備していた鞘付きのカタナを居合いに構えた。

「い、イカン!! よせ、レッディー!!」

ゼラルドが慌てた様子で、Jエアロに通信を送る。

しかし、次の瞬間………

Jエアロの姿が、煙のようにその場から消えた………

「!? 消えたっ!?」

ヴェルが声を挙げたその時!!

銀色の閃光が走ったかと思うと………突如! デビルオードリーの右腕が切断された!!

「!! な………」

続いて、左足が切断される!!

さらに、右翼、左腕、右足、頭部、左翼、腰部と徐々にバラバラにされていくデビルオードリー。

切断面から、オイルが血のように流れている。

「な、何なのっ!? これは!?」

あまりの出来事に恐怖を露にするヴェル。

その瞬間………

まるで返り血を浴びたかのように、オイルで黒く染まったJエアロが、ヴェルの目の前に居合い構えの状態で姿を表した。

「ヒッ!!」

思わずヴェルが悲鳴を挙げたその時!!

Jエアロは一瞬で抜刀しながら、残ったデビルオードリーのボディを、コックピットごと斬り捨てた!!

そして、何時の間にかカタナを納刀すると………

「ギャアァァァーーーーーーッ!!」

ヴェルの断末魔と共に、デビルオードリーは爆発四散した………

「ヴェ、ヴェル!! そんな………キサマァァァーーーーーーーッ!!」

それを見たフォルセアが、激昂しながらオードリーをJエアロに突っ込ませる。

左手のクローをJエアロの胴体………コックピットに突き刺す!

「やった!!」

フォルセアがそう思った瞬間!!

Jエアロの左手が動き、フォルセアのオードリーの頭部を鷲掴みにした。

「なっ!!」

驚くフォルセア。

Jエアロのコックピット内では………

フォルセアのオードリーのクローが、コックピット内に貫通し………しかも! 自分の左肩に深く食い込んでいるにも関わらず、レッディーは相変わらず瞳に生気はなく暗く、無表情のままであった。

「は、放しなさいっ!!」

足で、ガンガンとJエアロを蹴飛ばすフォルセアのオードリーだが、Jエアロはまったく応えない。

そして、右手をゆっくりと鞘に収まったカタナの持ち手に掛けた。

「!! や、止めなさい!!」

慌てて、右手のレーザーピストルをJエアロのコックピットに突き付けようとするフォルセアのオードリー。

だが、その瞬間!!

Jエアロは、片手居合いでフォルセアのオードリーを、コックピットの中心から横に真っ二つにした!!

「が………ばっ………」

自機と同じように、フォルセアも上半身と下半身を分断され、息絶えた。

それと同時に、オードリーも爆発を起こした!!

Jエアロは、爆発で鷲掴みにしていた左手の指が2、3本吹き飛んだが、それにも構わず、突き刺さったままだったクローを引き抜くと、今度はバールのタルカスとグリュウのオニへと突撃していった。

「な………何々ですか! アレは!?」

「ゼラルドさん!! 一体レッディーはどうなっちまったんですか!?」

シリウスとレイが、その光景に驚愕しながら、ゼラルドに問い質す。

「クッ!!………恐れていたことが………」

「恐れていたこと? ゼラルドさん、それは一体?」

アーノルドの問い掛けに、ゼラルドが静かに答え始める。

レッディーが戦災孤児だったこと………

感情のない時期があったこと………

そして、バーサーカー状態のことを………

「そ、そんなことが………」

レッディーの、あまりの過去に閉口するアーノルド、レイ、シリウス。

と、甲高い音が聞こえてきて、一同が我に帰ると、Jエアロが床に叩きつけられているのが目に入った。

自慢のウイングユニットが粉々になる。

しかし、気にした様子もなく、再びバールのタルカスとグリュウのオニへと突撃していった。

「!! まだ戦うつもりなのか!?」

「バーサーカー状態のレッディーにあるのは、ただ敵を倒すということだけだ。今の奴は、例え腕が飛ばされようが、足の骨が折れようが表情1つ変えず敵に突っ込んでいく………」

「と、止めないと!!」

「ダメだ!! 迂闊に割り込めば、俺達までやられてしまう!!」

割って入ろうとしたシリウスを止めながら言うレイ。

実際に、最早、レッディーが行なっているのは、人間のレベルの戦いではなかった。

「でも! このままじゃ!!」

「何か、何か止める手立てはないんですか!?」

「…………」

焦るようにゼラルドに聞くアーノルドだったが、ゼラルドは無言で首を横に振った。

「無理だ………最早、敵を全滅させるか、自分が死ぬまで暴走し続けるだろう」

「そ、そんな………」

「レッディーさんっ!!」

「…………」

レッディーに向かって叫ぶシリウスだったが、レッディーは答えず、バールのタルカスとグリュウのオニを相手にし続けるのだった。

その攻撃は、確実にバールのタルカスとグリュウのオニにダメージを与えていくが、それと同じくらいにJエアロにもダメージが蓄積していっていた。











ビリーブ・ブリッジ………

「………ハッ!! レッディーさん!?」

「さよちゃん!? どうしたの!?」

突如、声を挙げたさよに怪訝な目を向ける和美。

「………ゴメンナサイ、朝倉さん。私、ちょっと行ってきます」

さよは、そう言い残すと、スーッと姿を消した。

「えっ!? ちょっと!? さよちゃん!?」

突然消えたさよに、慌てる和美。

「何なのよ………一体?」











要塞島・動力部………

激戦から数分………

既に、Jエアロも、バールのタルカスとグリュウのオニもボロボロになっていた。

しかし、相変わらずJエアロは、バールのタルカスとグリュウのオニに攻撃を続けていた。

「もう限界ですよ!!」

「ああ、レッディーさんもJエアロも、もう持たないぞ!!」

「しかし………」

「我々には、レッディーを止める手立てがない………」

その後方で、苦い表情を浮かべているシリウス、レイ、アーノルド、ゼラルド。

「…………」

その間にも、レッディーとJエアロは、ボロボロになっていく。

肩の傷からの出血は、既に致死量に達しようとしていた。

「………!!」

遂に、相打ちを覚悟したのか、Jエアロは2機に向かって突撃する。

と、その時!!

(ダメです!!)

「!!」

突如、レッディーの頭の中に、さよの声が響いてきた。

(さ………よ………ちゃん?)

続いて、白く透けたさよが、後ろからレッディーに抱きついた。

ヒンヤリとした感覚が、レッディーを現実に引き戻す。

(ダメです、レッディーさん………相打ちなんて………)

(でも、このままじゃ………)

(死んじゃダメです! 死んだら負けだって、機龍先生も言ってたじゃないですか!)

(!!)

(頑張って!! レッディーさん達ならきっと勝てます!! だって………)

さよは、白く透けた手を、操縦桿を握るレッディーの手に重ねた。

(私、レッディーさんのこと………信じてるから!!)

そう言って、さよの姿は、完全に消えていった。

「!! さよちゃん!!」

その瞬間!!

レッディーの目に再び光が輝き、顔にも表情が戻った。

そして、目の前に、バールのタルカスとグリュウのオニが迫っていることに気づく。

「くうっ!! ウィン!! 緊急回避プログラム!!」

[………!! 了解!!]

咄嗟に、ウィンを再起動させ、緊急回避プログラムで足裏のブースターで急制動を掛けると、上へと急上昇し、バック転するようにしてゼラルド達のところへ下がった。

「!!」

「何っ!!」

「レッディー………さん?」

「レッディー!! お前………」

全員が驚き、レッディーに声を掛けた。

「スイマセン、皆さん。ご心配をお掛けして」

レッディーは何時もの調子で答えてきた。

「自力でバーサーカー状態から戻っただと!? 一体どうして!?」

「それより、大佐!! 今は、奴等を!!」

一際驚いているゼラルドに、レッディーは肩の出血を応急処置で止め、バールのタルカスとグリュウのオニを見ながら言った。

「あ、ああ、そうだな………」

「しかし………一筋縄じゃ行かんぞ」

「信じて待ってる人がいるんです………負けられません!!」

((((!!))))

レッディーの言葉に、自分を信じてくれている人達を思い起こす。

(刹那ちゃん………)

(夕映ちゃん………)

(和泉くん………)

(千鶴さん………)

そして、全員がフッと笑った。

「行くぞ………信じてくれている人の為に、勝利せよ!!」

「「「「了解!!」」」」

アーノルドの号令と共に、5機は一斉に、バールのタルカスとグリュウのオニへと向かって行った!!

「スパイラルシステム………発動!!」

[了解、大佐!!]

まずは、Jスパイラルパワードがスパイラルシステムを発動させ、残像を残しながら、バールのタルカスとグリュウのオニの周りを飛び回る。

「「!!………!!」」

バールのタルカスとグリュウのオニは、X・ハンマーとカタナを振り回しながら、残像を斬って行くが、本体には当たらない。

「ぬおぉぉぉーーーーーっ!!」

そしてそこへ、Jギルダーが、バールのタルカス目掛けて突撃した。

「!!………」

しかし、バールのタルカスはコレに反応し、両手のX・ハンマーを同時に振り下ろす。

だが!!

「喰らうかぁぁぁーーーーーーっ!!」

[シンクロ・システム発動だ! コノヤロウ!!]

当たる寸前、Jギルダーはシンクロ・システムを発動させ、両拳をX・ハンマー2つに叩き込んだ!!

Jギルダーのマニュピレーターが砕けたが、X・ハンマーも粉々に砕け散った!!

「!!」

驚きの表情を示すバール。

さらにその瞬間!!

Jギルダーの後ろから、Jクーロン・アーノルドカスタムが姿を現した!!

「取っておきだ! 喰らえ!」

[驚刃! 射出!!]

Jクーロン・アーノルドカスタムの頭部に付いていたモヒカンのような飾りが外れると、回転しながら飛んで行き、バールのタルカスの頭部に突き刺さった!!

「!!!!」

意外な攻撃に混乱するバールのタルカス。

「もう一丁!!」

さらに今度は、光刃を投げつける!!

バールのタルカスの腹部に突き刺さる光刃!!

「!!!!!!」

「隙ありっ!!」

そこへ、背後から、Jスパイラルパワードが全レールキャノンを零距離発射した!!

「!!!!!!!!」

「うおぉぉぉーーーーーーーっ!!」

雄叫びを挙げながら、ゼラルドは全レールキャノンを連射する。

「!?!?!?!?」」

遂に、バールのタルカスは爆発四散した!!

「!?」

それに反応したのか、グリュウのオニがカメラを向ける。

「お前の相手は!!」

「俺達だ!!」

その時!! エアロスピアを構えたJエアロと、リグレットを構えたJヘルが、グリュウのオニへと突撃する。

それを見て、身構えるグリュウのオニ。

しかし!!

「とーーーりゃぁぁぁーーーーーーっ!!」

Jエアロが、不意打ちを掛けるようにスピアを投げつけた!!

「!!」

一瞬、呆気を取られたグリュウだったが、慌てずにカタナで弾き落とした。

だが、次の瞬間!!

「ジェノサイドモード!! 機動っ!!」

[イエーイッ!! 行っくぜーーーーっ!!]

Jヘルが紫色のオーラが包み込み、そのオーラがリグレットのビーム刃に注ぎ込まれ、刃の大きさが何倍にも膨れ上がった!!

リグレットを両手で大きく背中まで振りかぶるJヘル。

「うおりゃぁぁぁーーーーーーーっ!!」

そして、気合の掛け声と共に、その巨大な刃が垂直に振られた!!

「!!!!」

ブースターを全開にして、回避を試みるグリュウのオニだったが、間に合わず、左半身を肩口から持っていかれる!!

「まだまだぁっ!!」

さらにそこへ!!

Jエアロがカタナを構えながら突っ込んだ!!

「!!!!」

「これで………どうだぁぁぁーーーーーっ!!」

そしてカタナは!! 狙いを過たず………グリュウのオニの腹部に突き刺さった!!

「!!!!」

カタナが突き刺さった場所からスパークが発生する。

カタナを手放し、距離を取るJエアロ。

他の機体も、グリュウのオニから距離を取り、油断なく構える。

と………

「………見事だ。アルサレアの戦士」

「!! グリュウ・アインソード!! 意識が!?」

何と!!

グリュウが自分の意識を取り戻し、アーノルド達に語りかけてきた!!

「良くぞ、この私を倒してくれた………礼を言う………願わくば、ヴァリムとアルサレアの両方に………未来を!!」

そう言うと、グリュウのオニは、動力炉へと落下して行った。

「!! グリュウ!!」

「さらばだ!! 勇敢なる戦士達よ!!」

そして、グリュウのオニは、動力炉に激突し、爆散した!!

それを機に、動力炉が彼方此方から火を吹き始めた!!

「!! イカン!!」

「全員脱出!! 急げ!!」

アーノルド達は、そのまま、脱出を始めるのだった。










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