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エリーは暴れようとしたが、
冒険者としても経験を積んでいるマリーの腕は力強く自分を抱き締めて離さない。
加えてマリーの巨大で柔らかな胸がつぶれてほとんど背中全体に当たる、
奇妙な心地よさが次第にエリーの動きを弱めていった。
「マルローネさん、やめて……くださいってば……ん……」
手の中にすっぽりと収まるエリーの胸はちょうどよい大きさで揉み心地が良く、
ついからかい以上の力が掌にこもる。
「あら? 結構感度いいのね。なんでかな?」
エリーの口から漏れる可愛らしい声が、マリーの本能を刺激する。
それに、いくら自分がエリーにとって憧れの人だとしても、
同性同士で身体を触られてこんなにすぐに気持ち良くなるのは妙だ。
マリーはエリーも自分と同じ趣味で、しかも既にその経験もある事を直感していた。
そうと判れば、本領を発揮するだけだ。
湯上りでほんのりと朱に染まったうなじに思いきり吸いつく。
「んあ……! べ、別に感度なんて、良く……っ、ないですよぉ」
「ふーん、どうしても言えないって訳ね。それじゃ、言う気になるまで続けようかな」
マリーはすっかり本来の目的を忘れて、自分を慕う後輩の少女をいじめる事に夢中になっていた。
エリーに気づかれないように傍らの荷物袋から小さなガラス瓶を取り出すと、
ふたを開けて透明の、どろりとした液体を掌に取る。
「きゃっ! な、なんですか?」
しかしマリーはすぐには答えず、黙って液体をエリーの身体中に塗り伸ばしていく。
ぬるぬるとした感触が気持ち悪さと良さを同時に与えてきて、エリーは戸惑ってしまう。
「これは……そうね、マリーシュペツィエルとでも呼んでもらおうかな。気持ちいいでしょ?」
マリーの名付けのセンスの無さにエリーは思わず失笑する所だったが、
次第にそれどころではなくなってきた。
マリーの言う通り、最初感じていた気持ち悪さは徐々に薄れ、気持ち良さだけが広がってきたのだ。
しかも、その液体が身体の中に染み込んでくるような錯覚にさえ陥ってしまう。
「本当はね、肌を滑らかにする為に使う、薬みたいなものなんだけどね、
ちょっと成分を変えるとこれがまた面白いんだ」
「ぁ……あ……」
マリーの言葉が終わらない内に、エリーの身体には変化が訪れていた。
全身を羽毛で優しく撫でられるような、むず痒い感覚に襲われる。
たまらず掻こうとすると、夜着が少し肌と擦れただけでたまらない快感が全身に走ってしまう。
「今日は特別に後ろにも塗ってあげるね」
そう言ってエリーの身体をくるりとひっくり返すと、同じように身体中に液を塗りたくる。
「ふふっ、お尻可愛いね」
マリーがお尻や、その内側にある秘密の場所に触れてきても、
エリーはもう身体を動かす事さえ出来ない位の快感に囚われていた。
背中からふくらはぎから、愛撫も兼ねてこれ以上はない丹念さで液体を塗ったマリーは
再びエリーの身体をひっくり返してあお向けにさせると上に跨った。
「どう? 言う気になった?」
「あ……ぉ、お願い……です……」
初めて味わう、全身を同時に蝕む快感にエリーはシーツを握り締め、
小さく喘ぎながらマリーに涙目で訴える。
「なぁに?」
「服……脱がせて……くだっ……くだ、さい……」
「その前にさ、教えてよ。エリーってもう経験あるの?」
「……な、ない……ないです……」
「それじゃさ、どうしてこんなに感じやすいのかな?」
マリーは組み敷いている少女の反応を愉しむように人差し指で腹を縦にすっと撫で上げる。
エリーの小さな身体が仰け反り、仰け反った事でまた感じてしまい、昂ぶりが止まらなくなっていく。
「そんなの……わから、な……ぅあ、です……」
「ふーん、どうしても言えないんだ」
むしろその返事を待っていたかのように、
マリーはエリーの服の上からなだらかに膨らんでいる胸に口付けた。
「ひゃっ! ゃ……ん……」
舌に唾液を乗せて丘の頂に押しつけて、夜着越しに薄桃色の乳首を透けさせると、
口の中で軽く舌を回して突起を転がす。
まだ触れられた事など無いようにみえた蕾は、
しかしマリーの舌に敏感に反応して硬さを増していく。
「うぁぁ……そ、れ……ぁぁ……」
アイゼルがいつも、まるで赤ん坊のようにしつこく胸を吸う為に、
エリーもいつしかそこを責められるのがお気に入りになってしまっていた。
「それ、何?」
マリーは焦らすように夜着ごと咥えて軽く引っ張り、乳首だけを離す。
少し時間差を付けて夜着からも口を離し、衣擦れがもたらす細やかな刺激を与える。
「ぁあ……はっ、ん……マルローネ……さん……」
「服、脱ごうか?」
さっきは頼まれても脱がせなかったくせに、
今度は積極的に服に手をかける身勝手さに脱がせる方は気がついていたが
脱がされる方はそんな余裕もなかった。
早く脱がせて欲しい、と言わんばかりに何度も頷くエリーに、
マリーはゆっくりと、肌の滑りを楽しみながら服を脱がせていく。
まだ硬さの残る肢体は、初々しく上気して触れられるのを待っているようにも見え、
マリーの欲望をそそる。



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