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ばんざいをするように手を上げさせて、すっかりぐしょぐしょになってしまった夜着を抜き取ると、
薄暗い灯りを受けて妖しく光る身体が露になった。
マリーは自分も手早く服を脱いでしまうと、自身の硬く尖った胸の先端を、
エリーのそれに軽く触れ合わせる。
身体を円を描くように動かし、エリーのものよりも少しだけ紅い乳首で愛撫してやると、
粘った液体が二人を結びつけようとするかのように糸を引いた。
「はぁぁ……ぁぅ、……っ、気持ち、いいです……」
マリーの乳首が触れた時、一瞬だけむず痒さが無くなるものの、
すぐにそれは更なる痛痒感を伴って戻ってきてしまう。
「ぁ……お願いです……もっ、と……」
しばらく弱い刺激を与え続けた所で、エリーの頼みに応えるように、
マリーはいきなり支えていた腕を離して少女の身体に体重を預けた。
熟しきった乳房が液体で軽く滑りながらエリーの胸を覆う。
「くぁっ! ……それ……すごい……いいです……」
「こう?」
密着させたまま身体を上下させて、乳房全体を使ってエリーの上半身を撫でてやると、
彼女の少し高めの体温が伝わってきて、マリーもだんだん自分が火照りだすのを感じる。
一度身体を離し、すっかり膨らんだエリーの胸の蕾を指腹で軽く撫でたマリーは、
いきなりもう一つの蕾に吸い付いた。
「ふぁぁ……っ!」
敏感な場所を直に触られて、エリーの口から今までにない大きな喘ぎが漏れた。
しかも最初の余韻が消えない内に、マリーに続けざまにきつく吸い上げられて、
まぶたの裏に火花が散るような快感がエリーを襲う。
いつもの相手であるアイゼルの愛撫と微妙に異なるリズムが新鮮な刺激をもたらし、
より強い快感を求めてエリーは胸を突き出す。
「そんなに気持ちいいの? エリーって結構悪い子だったんだね」
「だって……身体、ぬるぬるして、あつ……熱くて……っあ……」
からかうように尋ねるマリーに必死に言い訳しようとしても、
滑らかな舌に胸の先を絡めとられて、
子犬がミルクを飲むように舐められるとすぐに言葉が途切れてしまう。
そんなエリーが可愛く思えて、マリーは胸から顔を離すとエリーの瞳を覗きこんだ。
「ね、キスしてもいいかな? まだ誰ともした事ない?」
快感のせいで言葉が頭に届くまで時間がかかるようになってしまっているエリーは
少し呆けた顔でマリーを見た後、こっくりと頷く。
「キス……キス、して欲しいです……」
返事からはエリーが既に誰かとキスをした事があるのかどうか判らなかったが、
舌の動きは彼女の経験を如実に表わしていた。
軽く唇を合わせただけで、待ちかねたように舌が伸びてくる。
舌先をねっとりと合わせて、そのまま滑らせ、
マリーが驚くほど技巧に満ちた動きで口の中をうねる。
「ん……ぅむ……ぁ、ん……」
鼻から小さく息を漏らしながら必死に自分の舌を求めるエリーに
更に愛おしさが込み上げてきて、マリーも本格的に舌を絡ませ始めた。
静かな部屋の中に、二人の荒い息使いと唾液が混ざる淫らな音が響き渡る。
「あふ……マリー……さぁん……」
マリーが口を離すと、エリーが首に手を回してしがみついてくる。
「なぁに?」
答えながら耳を甘噛みして、ふちに沿って舌でなぞりあげる。
エリーはうなじをすくめて逃げようとするが、マリーに頭をしっかりと抱え込まれて、
奥まで舌を差し入れられてしまった。
快感がとても近い所から広がっていくような感覚に、身体が苦しそうに波打つ。
「ふっ……ぁ、ぁ……」
「我慢出来なくなっちゃった?」
「はっ……はぃ……」
「ふふっ、実はあたしもなんだ。一緒に……しようか」
エリーが返事をする前に、マリーは身体の向きを変えて覆い被さった。
少しずつマリーの臀部が近づいてくると、熱い滴が頬に当たり、軽い臭気が鼻をつく。
アイゼル以外のそこを初めて目にしたエリーは、
あまりの違いにもう少しで声を上げてしまいそうなくらい驚いていた。
下腹部を覆う栗色の繊毛は豊かに茂り、
襞は少し広がっていてエリーにいささかの気味悪さを感じさせるものの、
色はアイゼルの物と同じなのがかえって淫靡さをそそられる。
エリーは胸と同じくふっくらと丸みを帯びた尻にそっと腕を回して、
目の前で控えめに開いている花弁を誘われるままに指でたどってみた。
小さく襞が震え、新たな蜜があふれ出してエリーの唇の上に落ちる。
「マリーさんも……すごく……濡れてますね」
なんとなく嬉しくなったエリーが滴を舐め取りながら言うと、
マリーはもぞもぞと尻を振ってエリーの顔に近づける。
「エリーが可愛いからだよ。……お願い、舐めてくれる?」
「は……はい」
エリーの舌が自分の秘所を責めはじめるのに合わせて、
マリーもエリーのクレヴァスを覗きこんだ。
まだ形も崩れておらず、くすんでもいないそこへ、懐かしむようにキスをする。
両の太腿を抱え込むようにして、指で谷間を押し広げながら最初は舌先だけをごく小さく、
入り口の浅い所をやわやわと舐め、新たな湿りが舌先を潤ませると、
だんだん動きを大きくして、熱い肉壁の内側に舌全体を潜り込ませていく。
「あぁっ……ん……そこ、もっと……もっと、して……してください……」
腰を浮かせてより奥まで誘いこもうとするエリーに、マリーは舌の代わりに指を埋める。



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