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「っ!!」
少し乾きかけていた唇を生暖かく湿った舌先でくすぐられて、首筋が粟立つ。
どうして良いか判らず、肩を掴むのが精一杯の雪乃の身体の中に、
さやかは素早く舌を潜りこませた。
「はっ、ぅ………んむ……ぁ……」
ただ唇を合わせるだけのキスでも腰が砕けてしまった雪乃に、
舌を掬い取られる激しいキスが耐えられるはずもなかった。
さやかの手が大胆にシャツの中に潜りこんできた事さえ判らず、
自分の口内を蹂躙する舌の動きに意識を奪われていく。
優しく縁をなぞられたかと思うと、千切れそうな程激しく吸い上げられる。
下側から持ち上げられ、意識さえした事の無い部分をやわやわとくすぐられると、
いいようの無い羞恥に苛まれてしまい、狂おしい程の快楽に囚われていく。
雪乃の舌はいつのまにかさやかのそれと絡み、激しくお互いを求めあっていた。
キスを続ければ続けるほど、快感は濃く広がっていき、雪乃は夢中でさやかを貪り続ける。
さやかは焦らすように舌を一度引っ込めると、唾液を溜めてすぐに雪乃の口に戻した。
直接口の奥に流し込まれて、気が付いた時には飲み下している。
沸騰した血が頭の中を駆けまわるような、激しい衝撃。
さやかの身体から分泌された物が自分の身体の中心に収まるのを感じた時、
その衝撃は更に強くなって雪乃の下腹を襲った。
さやかは肩を掴んでいた雪乃の手が食い込むのを感じたが、痛いとは思わなかった。
それは雪乃が感じているという証明でもあったから。
少しずつ肩にかかった力が緩んでいくのにあわせて、さやかも顔を離す。
二人の顔の間で細い筋が小さく煌き、名残惜しそうに糸を引いた後、しばしの別れを告げる。
さやかが身動きした時、雪乃は初めて彼女の手が自分の胸にあてがわれているのを知った。
いつのまにかシャツがはだけられて、飾り気の無い下着がさやかの眼前に晒されている。
「お前……結構大胆なんだな」
「うふふッ。雪乃さんは、こういうの嫌いですか?」
今更胸を隠すのもかえって恥ずかしく、
せめてさりげなくさやかの関心を逸らそうと軽い嫌味のつもりで投げかけた言葉だったが、
本心をあっさり見抜かれて逆に答えに詰まってしまった。
「オ……オレばっかりずるいじゃねぇか。お前のも見せろよ」
「ふふッ、さやかって呼んでくれたらいいですよ」
「そッ……」
何を言っても巧みに返されてしまい、
自分がさやかの掌で躍らされているだけのような気がして少し悔しかったが、
自分に恋する少女の全てを見たいという欲望に抗う事はとうてい出来なかった。
「……さ……さやか」
「なんですか?」
「お前の……さ、さやかの胸、オレにも見せろよ」
ごまかす様にさやかの髪を握ってひと息に言うと、
さやかは嬉しそうに頬を擦りつけて耳の中に直接言葉を注ぎ込んできた。
「いいですよ……雪乃さんにだけ、特別です」
特別、と言う響きが雪乃の心をたまらなくくすぐる。
手を引っ張られて上体を起こした雪乃が足の上に跨ったままのさやかの衣服をはだけさせると、
見事に膨らんだ双乳が姿を現した。
健康的な肌を包む扇情的な下着が、さやかが始めからそのつもりだった事を物語っている。
「触ってみたいですか?」
「あ、当たり前だろッ」
反射的に答えてしまってから、また乗せられた事に気がついて頬を膨らませる。
さやかは小さく噴き出すと、雪乃の手をとって自分の胸に押し当てた。
「どうですか?」
「……あったかい……な……」
「……揉んで、ください」
さやかの言葉に弾かれたように顔を上げた雪乃は、
唾を一度、大きく音を立てて飲みこむと、意を決して手を動かした。
「ん……あッ」
初めて耳にするさやかの媚声に、雪乃は大胆に胸を掴む。
何で出来ているのか疑ってしまうほど、柔らかくつぶれ、形を変えていくさやかの乳房を、
雪乃は新しい玩具を与えられた子供のように幾度も揉み上げる。
ブラが邪魔になった雪乃はさやかの背中に手を回すとホックを外して上半身を裸にさせた。
支えが無くてもほとんど形の崩れない丘に改めて手を伸ばし、
微かに熱を帯びた肌に汗ばんだ掌を直に這わせる。
肌の色とほとんど見分けがつかないくらい薄い桃色の蕾が指腹に触れ、
雪乃は欲望の赴くまま、小さく円を描くように爪先を辿らせた。
「あ……っん……」
「気持ちいい……のか?」
「は……はいッ」
自分の首にしがみついて快感を堪えるさやかの可愛らしさに、
雪乃は調子に乗って乳首を弄り続ける。
あまりにしつこくそこばかりを触り続ける雪乃に、
とうとう音を上げたさやかは不意にキスを仕掛けて主導権を奪い返すと反撃に転じた。
巧みに雪乃の手を自分の胸から外すと、まず上着を脱がせ、ついでにシャツまで脱がせてしまう。
さやかの胸を見たばかりで流石に自分の胸を見せるのがためらわれた雪乃は、
それ以上はさせまいとさやかの手を掴むが、ここでも彼女の方が一枚上手だった。
軽く睨みつけるような表情の雪乃と目を合わせ、一瞬微笑むと、ブラ越しの胸に口を吸いつける。
「おっ、お前ッ、何してんだ!」
もちろんさやかは返事などせず、そのまま体重を預けて雪乃の身体をベッドに沈めると、
歯で雪乃の胸の頂を軽く噛んだ。
「っ、はぅ、よせ……よせ、ったら……」
歯の間に収められている雪乃の尖りを、包み込むように舐め回し、
雪乃の抵抗が弱まったとみるや、そのまま口だけでブラをずらしていき、胸を露出させてしまう。
「雪乃さんの胸……可愛いですッ」
雪乃の乳房は、大きさは確かにまだまだだったが、雪乃にはかえってこれくらいの方が似合っている。
そんな勝手な感想を抱きつつ、さやかは膨らみに頬擦りすると、
まだ誰も触れた事の無い桃色の蕾に口付けた。
「くぅ……、ん……っふぁ……」
口の中に取り込むようにもごもごと唇を動かし、舌全体で大きく舐める。
手の甲を口に押し当てて懸命に喘ぎを堪える雪乃に、さやかは意地悪く乳首に歯を立てて咥えた。
「うぁあッッ! ……あ……」
雪乃の身体が勢い良く反りかえり、さやかの口から小さな果実が逃げ出す。
さやかはそれを追おうとはせず、雪乃の額に汗で貼りついた前髪を優しくかき分けてやると、
かすれた声で囁いた。
「腰……浮かせてください」
雪乃がためらいつつも、少しだけ腰を持ち上げるとあっと言う間にジーンズが脱がされてしまう。
ブラと揃いの白い下着は中心をはっきりと湿らせ、伝い出した蜜は内腿まで濡らしていた。
「あ、あんまり……見るなよ」
そう言いつつ、雪乃は余程恥ずかしいのか、自分から顔を隠してしまう。
さやかは照れる雪乃に愛しそうな笑みを向けると、下腹部にぴったりと掌を押し付け、
中指だけを動かしてすっかり浮き出てしまっている割れ目をなぞってみた。
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