さて、標準添付以外の日本語フォントはどうなってるんでしょうか。どのフォントがよく使われてるのか調べてみました。
これは2003年10月上旬の調査です。[→2002年11月中旬調査分]
0127 | HG丸ゴシックM-PRO |
0096 | DFPOP1体W9 |
0062 | HG正楷書体-PRO |
0053 | HGP創英角ポップ体 |
0040 | ダサ字 |
0039 | HG創英角ポップ体 |
0035 | DFPOP体 |
0033 | DFG麗雅宋 |
0032 | FA ぽぽる |
0029 | DFPPOP体 |
0027 | HGS創英角ポップ体 |
0022 | へた字 |
0022 | DF特太ゴシック体 |
0019 | 平成ゴシック |
0019 | HGS創英角ゴシックUB |
0016 | DFP特太ゴシック体 |
0014 | DFまるもじ体 |
0012 | 富士ポップ |
0012 | HGP創英角ゴシックUB |
0012 | HGPゴシックE |
0011 | 麗流隷書 |
0011 | DF行書体 |
0010 | DHP特太ゴシック体 |
0010 | DF勘亭流 |
0010 | DFP細丸ゴシック体 |
0010 | DFPOP1体 |
0009 | FA ポップB |
0009 | FA P ゴシック |
0009 | DF極太明朝体 |
0008 | DF平成明朝体W9 |
0008 | DFP隷書体 |
0007 | 富士ポップP |
0007 | DF平成ゴシック体W5 |
0007 | DFPPOP1体 |
チェック対象はfont要素のface属性での指定です。 左側の数字は調べた範囲での出現数、右側がフォント名です。
あくまでも調べたHTML中に出現したフォントを数えたもので(ひとつのHTML文書で何回も同じフォントが指定されている場合は重複して数えることはせず、1回と数えています)、世の中のパソコンにインストールされてる割合ではありません。
さてフォントを見ていきましょう。 HGではじまる名前のフォントは リコーのフォントですが、HG丸ゴシックM-PRO は Microsoft Office (Windows版) に添付されているものです。これはかつてMac OSに標準添付されてた 丸ゴシック−M と同じものだそうです。このリスト内では HGP創英角ポップ体、HG正楷書体-PRO もそうです。(このほかOfficeに添付のフォントは HGゴシックE と HGP創英角ゴシックUB)
DFではじまる名前のフォントは ダイナフォントです。廉価で販売されていますので所持している人も多いかと思います。
またこのリストのうち、DFP中楷書体、DFP祥南行書体W5、DFP行書体、DFP隷書体、DFP勘亭流 は、Mac版 Microsoft Office X に添付されています。(このほか Office X に添付のフォントは DFP太丸ゴシック体、DFP教科書体W3、DFP痩金体W3 と MS ゴシック、MS 明朝)
FA ぽぽる をはじめ、名前がFAで始まるものは、NEC PC-9800シリーズ Windowsインストールモデルに搭載のフォントです。FA ぽぽる はPOP系のフォントですね。
へた字 は 、柳沢一邦さん制作のPOP系フォント。ビットマップフォントなのかな。
富士ポップ は 富士ソフトABCの筆ぐるめに付属の太めのPOP系フォントです。 麗流隷書 も筆ぐるめに付属しています。名前のとおり隷書体です。
DHP特太ゴシック体は、どうやらDF特太ゴシック体のプロポーショナル版のようですね。DFP特太ゴシック体とどう違うのかは実物を持ってないのでわかりません。
カウント6以下のものは省略しました。この表では標準添付以外の日本語フォントのみを取り上げましたが、標準添付のフォントを含めると、いちばん指定の多かったのは MS Pゴシック の685 、次いで Arial が 516、そして3番目は MS ゴシック の388、ついで Osaka が 374、そしてMS P明朝 が 339でした。