いっそ禍々しい程黒光りするそれには、僅かにバーナビーの纏っていたヒーロースーツの名残があった。
バーナビーの若々しい肉体に似つかわしいスマートなデザインだったスーツには、何処か邪悪な彩りが与えられ、表情のない仮面が、普段と変わらぬベストにスキニーパンツ姿の虎徹をじっと見据える。
「鏑木・T・虎徹」
ただ怒りと憎しみを孕んだ声音で、まるで他人のようにバーナビーは虎徹の名を呼ばわった。
「バニー……」
虎徹は喘ぐように、自らがつけたその愛称を唇に乗せた。
「……何だそれは。お前から、そんな風に呼ばれる謂れは何処にもない!」
聞き間違え様もないバーナビーの声で、その漆黒のヒーローは叫ぶように吐き捨てた。
「貴様は僕の大切な人を殺した。……絶対に、許さない」
バーナビーの声が震える。一瞬仮面が俯き、それはまるで涙のように光を反射した。
そして、その身体を青白い光が包む。……能力発動。
「バニー……、お前も……俺の事を覚えていないのか」
否定の言葉を求める虎徹の声が掠れた。
「貴様は、僕の大切な人を殺した、犯罪者だ。……それ以外に何があると言うんだ!」
膝から、足から力が抜けそうになるのを必死で押し留めながら、虎徹は唇を噛み締めた。
血の味がする。何度重ねたかわからない後悔のように、錆の味が口の中に広がった。
じり、と地面を踏み締める音がして、バーナビーが虎徹との間合いを詰めて来る。
3メートル。2メートル。1メートル。
虎徹は身動ぎもせず、ただバーナビーが憎悪を纏って虎徹に近づくのを呆然と見つめていた。
「逃げないのか。……捕まる覚悟は出来ている、と?」
嘲笑にも似た気配が、バーナビーの芝居めいた台詞に滲む。
スーツに包まれていた右手が、虎徹の首を掴んだ。ぎり、と嫌な音がして、虎徹の息が止まる。
……ほんの数日前、虎徹の身体を優しく撫でていた、その手で。
苦しい。自分の拍動の音が、耳にガンガンと響く。視野が深紅に染まった。
半ば飛びそうになる意識を無理矢理呼び起こし、虎徹は自分も能力を発動させる。
あと何分、自分には発動時間が残されているんだろう。
力が残っているうちに逃げなければ。
バーナビーは容赦なく締め上げてくる。抑え切れない殺意とは裏腹に、その手は恐ろしい程の冷静さで、虎徹の頸動脈を塞ぎ血流を止めようとする。……このままでは意識が落ちてしまう。
朦朧とした意識の中、虎徹はワイルドシュートを遙か上方に向けて放つ。常人では聞こえない、ワイヤーがビル最上階のフェンスに絡みつく微かな音。
虎徹は咄嗟にバーナビーの腹に蹴りを入れ、その反動でバーナビーから離れると同時に、ビルの最上階へ一気に跳ね上がった。
「待てっ!」
バーナビーがあの脚力で追って来るのはわかっている。
まともに逃げたらすぐに捕まるだろう。裏をかかなければ。……あの足さえ止めてしまえば。
素手にバーナビーは虎徹の後を追ってきていた。虎徹は咄嗟に、その足に向けてワイルドシュートを放つ。
ヒュン、と風を切って、ワイヤーが絡みついた。
バーナビーが咄嗟に、ビルの途中の階の排水管にぶら下がる。
そのタイミングを見計らって、虎徹は仕込んでいたもう一つのワイルドシュートをバーナビーの腕に向けて発射した。
100倍になった聴覚に、バーナビーの舌打ちの音が飛び込んで来る。
排水管にバーナビーの腕を括りつけたまま、虎徹は手元のワイヤーを自分から切り離した。
足に絡ませていたワイヤーは手元に戻し、虎徹はより遠くのビルへ、それを発射する。
これで少しは時間稼ぎになる。
逃げなければ。
より遠くへ。少しでも早く。
バーナビーにはこの辺りの土地勘はないだろう。ごちゃごちゃとした住宅地だから、身を隠せる所はいくらでもある。
咄嗟に思い浮かぶ場所へ向かう。虎徹はワイルドシュートを駆使して、全力でその場から離れた。
身の潔白を証明しなければ。そして……バーナビーが「あの男」にされた事を、気づかせなければ。
今ここで、殺される訳にはいかないんだ。
もしバーナビーが望むのならば、殺されても構わない、と本心では思っていたとしても。
*
「……さん、虎徹さん?」
自分がうなされる酷い声とともに飛び込んできたのは、虎徹を気遣うバーナビーが、呼びかける声だった。
ベッドサイドから、跪いたバーナビーの眼鏡越しに見える碧の瞳が、心配そうに虎徹を見つめている。
裸の上半身が冷汗にまみれてじっとりと濡れ、気持ちが悪い。
「大丈夫ですか? 酷いうなされ方をしてたから、起こしたんですけど」
バーナビーの部屋で酒を飲んでいて、そこからの記憶がない。とりあえず暑くなって服を脱いだのは覚えているけれど、それから先はブラックアウトだ。
「……だっ、悪酔いしたみてぇだな。すまん、バニー」
「今日は、変な酔い方をしてましたよ? ……体調が悪いんじゃないですか?」
憂い顔のバーナビーに、虎徹は笑顔を作ってみせる。
「そんな事ぁねぇんだけどな。……悪ぃ、ちょっとシャワー借りていいか?」
バーナビーは心配顔を少しだけ緩めて、唇の端に柔らかな微笑みを浮かべた。
「いいですよ。僕は先に浴びたので、ごゆっくり」
すっかり居慣れたマンション、使うことにも違和感のなくなったシャワールームで、虎徹は熱くした湯を勢い良く浴びた。
湯と一緒に、気持ちの悪いじっとりとした汗も流れ落ちてゆく。
それとともに、冷えた身体が少しずつ温まってきた。
夢の中で首を締められた感触が蘇ってくる。身体にぶつけられた殺意は本物だった。
あと10秒逃げるのが遅ければ、間違いなく意識が飛んでいただろう。
虎徹は無意識に自分の首を撫でる。
ひやりとしたヒーロースーツの温度は、まるで虎徹を地獄の底にでも引きずり込むようだった。
「虎徹さん、タオル、こちらに置いておきますよ」
シャワールームの外から呼びかけるバーナビーの声で、虎徹は一気に現実に戻る。
「ああ、悪ぃな」
シャワーの栓を閉め、拭いた身体にバスタオルを巻いて、再びバーナビーの寝室に向かう。
バーナビーはベッドの端に腰掛けていて、戻ってきた虎徹によく冷えたミネラルウォーターの瓶を渡した。
隣に腰掛け、一気に水を飲み干す。喉の奥に落ちてゆく冷えた感触が心地よかった。
「……どうしたんですか? 何か、悪い夢でも?」
幼い頃に大きな喪失の体験をしているからだろう、この年下の恋人は、時々酷く心配性な部分を見せる。
コンビを組み始めた頃、「おじさん」と冷たく呼ばれていた事を考えると、随分遠くへ来たものだ、と感慨深くもなるのだが。
「ああ……な〜んか笑っちゃうんだけどな。夢にうなされるなんて、何年振りかも思い出せねぇや」
バーナビーがあまり心配しすぎないように。冗談めかして虎徹は語り始める。
「なんか、黒いヒーロースーツを着たお前に首絞められて殺されそうになって、必死で逃げ出す夢だった」
「は?」
バーナビーは目を丸くして、虎徹の話を聞いている。ありえない、という表情で。
「意味わかんねぇだろ? お前は俺の事なんて覚えてなくてさ、『鏑木・T・虎徹』って俺の事を呼んでて、犯罪者扱いしやがって」
夢の中の事ながら、虎徹は段々怒りが募ってきた。人差し指でバーナビーの剥き出しの肩を突付く。
唐突に、バーナビーが吹き出した。堪え切れない、という表情で笑っている。
「ありえないでしょう……! 虎徹さんも、そんな子供みたいに必死にならなくても」
肩を震わせながら揶揄するバーナビーの態度が気に食わずに、虎徹は思わず頬を膨らませてバーナビーに反論した。
「バニー、お前、夢だからって馬鹿にすんなよ?! ニッポンには『正夢』ってのがあってだな……」
「忘れませんよ」
静かな声だった。バーナビーは真顔になって、虎徹の瞳をじっと見つめた。
「僕があなたの事を、忘れられるはずなんてない」
碧の瞳に虎徹の姿が映っている。この瞳に、自分はどう見えているのだろう。
浮かぶ真摯な光に、吸い込まれてしまいそうだった。
その瞳が近づいて来て、無言で口づけを求めてきた。虎徹は素直にそれを受け入れ、自分からも深く舌を絡ませる。
いつの間にか、口づける事が、交わる事が、そして一つのベッドを分かち合う事が、当たり前になっていた。
「あなたは、僕の全てですから」
唇が触れるか触れないかの距離で告げられるバーナビーの気持ちには全く嘘がない。
まるで子供のような純粋さで、年齢を重ねて色々なものを喪い、狡さを身につけ、様々な事から逃げてきた虎徹の心をこじ開けた。
ただ愚直な程まっすぐに、虎徹を求めて飛び込んできた。
バーナビーが眼鏡を静かに外して、ベッドサイドに置く。
共にいる時間を重ねる中で二人の共通認識になった、肌を合わせる行為の始まりを告げる合図。
「愛してます、虎徹さん」
バーナビーの掌が、虎徹の手に重ねられる。熱を持つそれが、バーナビーの気持ちを十二分に伝えてきた。
「僕があなたを、殺せる訳がない」
唇を合わせ、指を絡めながら、二人で黒いシーツに包まれたベッドにもつれ込む。
「バニー……」
まるで10代の少年のように、ただ想いをぶつける事しか識らない、年下の恋人。
器用に人付き合いをこなせるように見えて、実は不器用で幼い、傷ついた内面に触れてしまってから、目が離せなくなった。
そのアンバランスさが心配になるし、傍にいたいと素直に思えるような、相棒。
「そうだ」
良いアイデアを思いついた、そんな声で、バーナビーが虎徹に話しかける。
「もし僕が虎徹さんの事を忘れてしまっても」
バーナビーは虎徹の頬にそっと唇を寄せる。
その唇は頬を辿って耳元に落ち、甘やかな声で囁かれた。
「虎徹さんに会えば、きっと僕はもう一度あなたが好きになるんです」
「ばっ……」
馬鹿、と言いかけて、虎徹は黙り込む。
虎徹の顔を覗き込んだバーナビーの表情が、あまりにも真摯で。
偽りも誤魔化しも許されない。それは子供の純粋さなのかもしれないけれど、だからこそ虎徹の心の殻を叩き割った。
「……今だったら、もう少し違う形で、あなたと恋が出来るのかな」
最初は反目ばかりだった。色々な出来事を経て、まさかこんな風に二人で時間を重ねるなんて夢にも思わなかった。
虎徹はバーナビーに微笑んでみせる。
「いや、多分、またケンカばっかりなんだと思うぜ?」
まるで幻のように、過去の記憶が浮かんでは消える。
「虎徹さん……何か、顔が赤くないですか?」
間接照明に朧げに浮かぶ顔は、近視のバーナビーにははっきりと見えないはずなのに。
「……おまっ、おじさんからかって楽しいか?」
「僕は事実を述べているだけですよ?」
笑い含みの声で、バーナビーが頬に口付ける。
「やっぱり、からかってるだろ」
「からかってませんよ。……嬉しかったんです。僕だけが、あなたを好きなんじゃないってわかるから」
「……馬ぁ鹿」
虎徹はバーナビーのくせのある髪をくしゃくしゃとかき回す。
「虎徹さん、照れてるからって子供扱いするの、やめて下さい」
「照れてねぇって!」
否定する言葉は、途中でキスに飲み込まれてしまった。
そして、お互いの体温が上がるのに、それほど時間はかからない。
「っは……!」
暴かれた性感を執拗に責め立てられる。鎖骨の窪みに感じるポイントがあるのを知っていて、バーナビーは意地悪くそこを何度も舐め上げた。
せっかく綺麗になった肌に、再び汗が流れる。今度は、バーナビーと二人分の。
「……もし僕があなたの事を忘れてしまって、でもまた好きになって、最初にセックスする時……僕はまた、あなたが感じる所を、一つ一つ確かめていくんでしょうね。……それも楽しそうだな」
綺麗に爪の先まで整えられた指で、虎徹は軽く乳首を捻られる。刺激の強さに悲鳴のような声が上がり、身体が跳ねた。
「記憶がなくなっても、身体は覚えてるんでしょうか」
「な、に……言ってんだ、バニー」
生々しい水音を立てながら、バーナビーが乳首を吸い上げる。虎徹の身体は、それを快楽として受け止めるようになっていた。理性で抑えようとしても、身体は深く快楽を求めるのだ。
もう片方の乳首を、指でなぞられる。その執拗さに息が上がる。
「抱く度に、快感が強くなればいいのに、って、いつも思ってますよ、僕は」
「ば……か!」
慣らすために忍ばされる指に、痛みを感じる事もなくなってきた。
この前は、執拗に指で突き上げられ、散々焦らされた挙句に強請る言葉を言わされもした。
「は……っ、バニ……っ!」
硬く熱いバーナビーのそれが、軽い違和感を伴って虎徹の身体の中に割り入ってくる。
しかし、奥底まで受け入れる事を覚えた虎徹の身体は、もっと深く、と誘うように、バーナビーを締め付ける。
「こてつさん……今日、すごい……っ!」
「だ、から……いちいち、口に出して、言うな……っ」
バーナビーはいつものように虎徹を気遣う余裕もなく、激しく腰を振り立てて、虎徹の奥深くを犯した。
虎徹はただバーナビーにしがみつき、揺さぶられながら、悦楽の声を上げる。
汗が飛び散る。一つに重なった身体から、お互いの体温が伝わる。次第に熱くなり、とろりと一つに溶けるような感触が、繋がる快楽以上に虎徹を酔わせた。
「好き、です……愛してます、こてつ、さん……!」
胸に迫るような切実な声。
虎徹はただ、生理的な涙をこぼしながら、頷く。
何度も擦り上げられて、その度に理性が融けてしまう。どろどろとした快楽に掻き回されながら、虎徹はようやく、バーナビーが一番望んでいるであろう言葉を、口にした。
「……すき、だ」
バーナビーの動きが激しさを増す。あとはもう、意味を成さない嬌声が、虎徹の口からは漏れるばかりで。
また一つ、重ねられる二人の時間。
永遠ではない、けれど、ずっと続くかもしれないと何の疑問も抱かなかった、穏やかな日々の記憶。
*
シュテルンビルト、ブロンズステージ。
虎徹は幸せな、そして残酷な夢で目を覚ました。
クリスマスを前にしたシュテルンビルトは寒さを増し、ポンチョだけでは外で熟睡など出来無い。
夢か現かわからない状況で見る優しい夢は、非情なまでに虎徹の胸に突き刺さった。
「……さみ」
吐く息は白い。座っている尻から、しんとした冷気が伝わってくる。新聞を重ねただけで随分マシにはなったが、それでも快適さからは程遠かった。
虎徹はホームレスの根城になっている路地裏で、自分が生き延びる可能性を求めて、「その瞬間」を待っていた。
チューリップハットとポンチョで変装をして、犯罪者として指名手配されている自分を追う、ヒーロー達から必死で逃げてきた。
いつか見た悪夢よりももっと苦々しく重い現実が、虎徹の目前に立ちはだかっている。
バーナビーに、能力減退の事をもっと早く相談すべきだった。
そして楓にも、自分がヒーローである事を言っておくべきだったのかもしれない。
あの時サマンサさんに会えていれば。もっと違う方向に動いていれば。
自分の判断ミスがいくつも積み重なって、虎徹の肩にのしかかる。
能力減退。引退。楓の能力開花。
そして、ジェイクが本当の犯人ではないかもしれない、という疑惑。
いくつもの忌避できない、苦々しい現実が積み重なって、行き場を失った自分の不安と憤りをぶつけるように、虎徹を責め立てるバーナビーの頬を打った。
最低だ。
それは年下の恋人に対する、甘えでもあったのかもしれない。しかし、それがさらに状況を悪化させてしまった。
何度自分を責めても足りない。後悔は虎徹の身体をさらに重くする。
妻の死を看取れなかった時のように。自分はまた、同じ事を繰り返した。
バーナビーは「認めてもらえるように、もっと成長していかないと」と、インタビューで言っていた。
誰の事を指しているのかははっきり示さなかったけれど、それが示すのは明らかに虎徹だ。
恋をする事。相棒として認める事。
虎徹の中ではそれは全く別々のものだった。しかしバーナビーにとってはそうではなかった。
そこにもっと早く気がついていたら。
不意に、見上げた巨大モニターの画面。バーナビーの姿が映る。そして、アポロンメディアCEO、アルバート・マーベリックの姿も。
「バーナビー……!」
その姿が目に入った刹那、様々な思考や感情が溢れ、その奔流に押し流されそうになった。
無事だった……。
それだけで涙が出そうだった。
そして、この状況に至るまでの大体の流れ。
ある程度、どういった陰謀が隠されているか、というバックグラウンドも見えた。
おそらく他のヒーローと同じように、バーナビーは虎徹の事を忘れて……忘れさせられているのだろう。
『きっと僕はもう一度あなたが好きになるんです』
他のどんな言葉よりも、真っ先に思い出したのは、バーナビーの睦言めいたその台詞だった。
ただ照れくさくて、その時も、バーナビーに答えを返していなかった。
どれだけ、伝えられていない言葉が、気持ちがあるだろう。
『認めてもらいたい』とは、すなわち、虎徹が認めていないという事を、心の奥底で察していたからではないのか。
そうじゃない、そうじゃないんだ。……バーナビー。
ただ、俺は。
伝えたいことが沢山あるんだ。
次にあった時、お前はきっと俺の事を覚えていないだろうけど。
バーナビー。
お前が望むなら、俺は殺されたって構わない。
でも、まだ今は、殺される訳にはいかないんだ。お前が記憶を思い出した時に、死ぬよりも辛い後悔なんてさせたくないから。
虎徹の視界を遮るように、イエローキャブが走り抜けてゆく。
ここに来てからずっとしていたように、ナンバープレートを確認する。
……見つけた!
生きてやる、あがいてやるからな、バニー。
生き延びて、バーナビーと再び会うために。
そして想いの全てを、バーナビーに伝えるために。
虎徹はタクシーの前に飛び出していった。
2011.8.27アップ。「幸せな日々」の虎徹側のアンサーです。そして、小説書きさん向けSS企画参加も兼ねていたんですが長くなりすぎたのでとりあえずお題だけ頂きました…。やらかした!
そしてタイトルは小田和正の曲ですが何か…。いやおじさんだったら聞いてもおかしくないよなと。
おかしいなあ、そんなにファンでもないんですが、私は基本タイトルありきでSSを書いてしまうので。
7,8月とちょっとバタバタしていて、2クール目に入ってからの二人の関係の変化を自分なりにリアルタイムで
追うことが出来なかったのが心底悔しいのですが、せめて今回こういう形で、二人の関係が変わってゆく事を
書いてみました。さあ次は深海のロングバージョン行くぜ!
2011.8.28追記:22話見てバニーの口調をちょっとだけ変更しましたが、なんだかこのSS自体がギャグになってもうた…wwwパラレルだと思って下さい(^_^;)