※ショタ・男女の性行為を思わせる描写があります※
幼い頃の風習というものは、それが世間にとってどうであろうと子供にとっては「普通」になる。
目玉焼きにポン酢を掛けようが、カレーに沢庵が乗っていようが、その風習は普通のことなのだ。
だから、彼にとって、それは普通のことだった。
延々と家に閉じ込められ、性行為を強要されることは。
その少年は生まれたときから一歩も外に出たことがなかった。
広い家の中が彼の世界の全てで、「出口」や「外の世界」など、興味どころかあることさえ知らずに育った。
面倒を見てくれる若者たち、そして親戚や姉や兄たち全ての人間は少年にとても優しかった。
食事も困らず、睡眠は好きなだけ取れ、やりたいだけ遊んだり勉強できる環境があった。
少年に不満などなかった。それより広い世界があるなど、知らないのだから。
だが、今考えればその完結した世界は狂気そのものだったのだ。
少年が精通を迎えた次の晩、数人の若い女と成人した姉――少年は3人の姉と2人の兄がいた――がやってきた。
姉は優しい笑顔を浮かべて、いつも寝かしつける時の様に少年を寝台へ誘った。
そして、いきなり少年にのしかかり、剥けてもいない性器を自分の中に含ませ、精を搾り取った。
他の女たちも変わりばんこに少年を押さえつけ、同じ事を繰り返した。
全員が一通り終わると、あとは精が尽きるまで女たちは少年を貪った。
少年は驚きと恐怖の余り、声も出なかった。ちっとも痛いことはなかったが、涙が止まらなかった。
狂気の儀式が終わると、スイッチでも入れ替わったように皆優しく少年を介抱した。
身体を洗い、着替えをさせると、姉は少年と一緒に寝台に入った。
あやすように抱きしめながら、綺麗な声で子守唄をうたった。
少年は訳が分からず、ただ恐れおののくように震えるだけだった。
儀式じみた行為は2週間に一度程度行われた。
来る者はたいてい異なったが、時々見たことのある者がいる事もあった。
皆最初は優しく、儀式に入ると優しい笑顔を浮かべながら少年を蹂躙し、そして最後にまた優しい態度を取った。
全幅の信頼を寄せていた者達が果たして何を考えてそうしているのか、「不完全」な彼には分からなかった。
一方で性行為に慣れ始めた身体は、怯える心と裏腹に行為に没頭しつつあった。
性欲という新たな欲望は、食欲より睡眠欲より激しく少年を侵食していった。
少年は強い困惑と恐怖を覚えて、精神的に不安定になりつつあった。
今まで疑いなど抱いていなかった世界に、見えないところから傷が入っていくようだった。
少年の精神的な不調は、次第に体調に現れ始めた。
そろそろ儀式が行われるという頃になると食欲が落ち、訳もなく涙が出た。
そのうち、ついに女性を前に性器を勃起させることが出来なくなった。
その時、上のほうの兄が仲間と女をを引き連れて少年の元にやってきた。
上の兄は少年の不調を「面倒くさい」「故障」などといって散々罵ったあげく、乱暴に寝台へ放った。
いつも以上に怯える少年を取り囲む男たちは、にやにやと笑っていた。
その男たちが何を考えているのかを視てとって、少年は声の出ない喉で悲鳴を上げた。
「……兄ちゃんん……」
寝台の上に放り出された少年は、背中を壁につけながらも、まだ後退しようと後ずさっていた。
年は12、3位の、少し暗い赤色の髪の少年は、青灰色の瞳を縋るように兄に向けていた。
「やだ……ぃやだ……やだ……」
膨らんだ涙の粒が、蝋燭の灯りでちらちらと揺れた。
取り囲む男たちは何もまだしていない。だが、少年の涙は次第に成長していく。
ゆっくりといつの間にか目尻にたまり、そのうちつうっと零れ落ちる。
だが、男たちはニヤニヤ笑いを止めるどころか、もっと笑みを深くして少年に迫った。
ゆっくり手を伸ばし、そのうち男の一人がついに少年の足首を掴む。
驚いて、少年がその男を振返った。――その瞬間、少年の瞳が男を「視た」。
「ぅあああああああ!!やだ!いやだ!」
流れ込む男の下卑た考えのおぞましさに、少年は半狂乱になって逃れようとする。
だが、誰がそんな事を許すだろう。
「取り押さえろ。縛っていい、故障さえ直れば後は何でもいい」
「いやだ…いやだ!兄ちゃんッ、兄ちゃん!!」
微かな軽蔑のような表情さえ浮かべて命令する兄に、誰一人反抗などしない。むしろ進んで作業する。
少年の細い両腕を万歳でもさせるように押さえつけ、脚も両側から引っ張って開かせる。
あばらが少し浮いて、足の付け根に窪みが出来る。毛は生え揃う前ならなおいい。
それくらいの発育状態が、男たちにとって最高の「食べごろ」だった。
だが狭い世界しか知らない少年にとって、男たちがそのような考えで動いているとは夢にも思わなかった。
ただ、自分が何か悪いことをしたから、このようなことをされるのだと思っていた。
「ぅ、あ…やめて!…兄ちゃん…ぅああ…ごめんなさい…ぃ…」
男たちが自分にしたがっている事を視て、更に恐怖が増す。
(何で……何で、…)
少年の脳裏に流れ込む男の思考の中では、少年自身は男たちにのしかかかられて散々弄ばれていた。
だがいつも女たちにされる事と似ていたが、どこか違っていた。
その違いを、おぞましい映像の中にわざわざ飛び込んで探すほどの勇気は、まだ少年にはなかった。
ただ逃げたくて逃げたくて必死に暴れていると、そのうち手足をきつく縛られた。
泣き叫んでいる声が耳障りだからと、口に轡を噛まされた。
段々叫ぶ気力も無くなって、少年が嗚咽を漏らし始めると、男たちが行動を開始した。
少年の身体を執拗に弄り始めたのだ。
一人の男は首筋に吸い付き、執拗に嘗め回して、少年の敏感な部分を探すことにこだわった。
少年が呻いて反応すると、そこに赤い痕を残して、後日少年を苦しませた。
他の男の内一人は脇腹から乳首の辺りを受け持っていたらしく、舌と指で少年を悶えさせた。
特に脇腹は敏感で、指でつつくだけで少年は手足の拘束を鳴らして反応した。
初めは感度の悪かった乳首も、男が千切れそうなほど強く噛んだり、その後優しく弄ってやることを
繰り返した結果、数ヵ月後にはほんの少しばかり肥大して、かなり敏感になっていた。
特によく反応するのが舌でぐりぐりと押し込んでやる方法で、
それだけで少年は尻の孔までひくひくと収縮させる程感じた。
>>NEXT
<<BACK
創作物へ戻る