※ショタ要素があります※
指先を軽く抜き差しされながら囁かれると、腰の辺りがじんと痺れた。
宙に浮いたつま先が足掻く。
会陰が硬く引き締まり、男につかまれたままの尻肉の奥の筋肉が強張る。
――いつしか、少年の陰茎はしっかりと立ち上がっていた。
「ふっ…んぅ……んくっ」
焦点の合わない目でぼんやり喘ぐ少年の身体は適度に解れていて、
後孔はいつしか指を根本まで咥え込んでいた。
ゆっくりと指を抜き差しすると、しこりのようにほんの少し硬い部分があるのが指に感じられ、
そこを指の腹で大事に弄ってやると少年自身はますます固くなる。
「んっ!…んッ…んん…」
硬くなった少年のものを扱いてやると、今度こそ少年は反応を示した。
余った皮を上手く利用して、さっきよりほんの少し優しく上下に擦る。
剥かれたての、ぷりぷりとした先端の粘膜の割れ目に、玉のような露が浮かぶ。
それを全員でにやにやと観察しながら、男たちは少年の前と後ろを責め続けた。
「……後ろはいい感じだ。前も弄ってやったほうが、こいつは感じるらしい」
少年の尻穴に指を挿入して掻き混ぜている男が言った。
男の無骨な指は3本も入り込み、見ていて気持ちのいいものではなかった。
一方、陰茎を担当している男は努めて静かにしていた。
次第に男の指の間から、にちにちと粘液を啜る様な音が聞こえてくるようになったからだ。
このまま続けていれば、いつか少年は射精する。
だがそのタイミングを見誤ることがあれば、彼の兄の機嫌を損ねることになる。
「くぅ…ん、んんッ…」
それだけは避けねば――と思っていた男の手の中で、少年の性器がぴくぴくと跳ねた。
少年の表情を振返ると、恍惚とした中に緊張のようなものが混じった顔――射精を控えた時の表情をしている。
「んん、ふぅんッ……!」
全身がかくかくと力なく震え、腰を突き上げるような格好で背をそらしている……
まずい、と思った男は咄嗟に少年の蟻の門渡りを指で押さえた。
強張った会陰に指先が埋没するほどきつく押さえつけ、精液が尿道に入るのを阻止してやる。
男がそう措置をした瞬間、
「んんん―――!!……ッ、ん…!」
少年が絶頂を極めた。と、言っても射精はできない。
男の指で、尿道を駆け上がることを許されなかった精液は、漣のように退いていく。
その代わりドライオーガズムによく似た、長く苦しいほどの絶頂が少年の全身を駆け巡る。
前立腺液を尿道から垂れ流しながら、腰を空へ突き上げて幻の射精を味わう。
「…ん…ぅ……」
荒く乱れた息をつきながら、切ない感覚に身体をぶるぶる震わせる。
未知の快楽がそこにあった。
少年はそこへ引きずり込まれていく。
どんなに怯え、拒んでいても、未発達な精神では欲望を御するなど到底不可能な話だった。
ただ反応するのが少年に出来る精一杯だった。
「だらしの無い」
手足の拘束を解かれ、しかしもう全身に力の入らない弟を組み敷いた兄が嘲笑した。
「……兄…ちゃん……」
殆ど反射のように、目の前の人物を呼ぶ弟。ぐったりと全身を預け、抵抗をしない弟。
中途半端に勃起した性器を隠そうともせずに、性欲に飲み込まれたままの弟。
全てが、兄を苛立たせた。
兄は弟の軽い身体を四つん這いにさせ、挿入の角度だけ整えると、
「……に、いちゃ、……ん…んん゛ッ…ん゛ああああッ…!」
後のことは何も気にせずに、弟の後孔に性器を挿入した。
部屋には、弟の嗚咽と兄の衣擦れ、そして双方の肉が打ち合う湿った音が響いていた。
男どもは兄の後のご相伴に預かろうと、今は静かに控えている。
連れてこられた女は最初から無感情に控え、未だに静かにしている。
弟を助けるものなど、誰もいない。
「あッ、い、…痛ッい…痛い、よ…兄ちゃ…」
初めて受け入れる苦痛をどんなに訴えても、兄は何も答えずに腰を打ち付けるだけだ。
ごりごりとカリがあちこちの肉襞を擦り上げ、そこだけは少し気持ちがよかったが、
入り口から始まって、ほとんどの場所が広げられるぴりっとした苦痛で気が抜けない。
うっかり下手なことをすれば裂けてしまいそうで、少年は恐怖に泣き叫んだ。
その時、今まで黙っていた女がゆっくりと立ち上がった。
元々薄手の服を脱ぎながら寝台に近付き、少年の陰茎をつかむ頃には裸になっている。
そして涼やかな声で話しかけた。
「もういいと思うの」
「……?」
自分に何か言ったのかと思って、少年は女性を見上げた。
だが女性は兄に話しかけていたらしく、実際兄は何を、と訊くまもなく少年の身体は持ち上げられた。
兄の性器が尻に挿入されたまま身体が浮くのは正直苦痛だったが、やめてくれと訴える前にすぐに降ろされた。
下ろされた先は――女性の上だった。腰を止めて女性に向き直った。
「そうか。やれるならやってしまってくれ」
何を、と訊くまもなく少年の身体は持ち上げられた。
兄の性器が尻に挿入されたまま身体が浮くのは正直苦痛だったが、やめてくれと訴える前にすぐに降ろされた。
下ろされた先は――女性の上だった。
硬く勃起した少年の性器が、女性の中に挿入された。
一方で少年の尻には兄の性器が突き込まれたままで、実質的に少年は男女に挟まれて性行為をしていた。
最初は苦痛でしかなかった尻への刺激は、女性による性器への刺激で緩和されて、
最終的には何よりも甘美な感覚に変っていった。
しこりがカリで引っ掛けられて、突き上げられるたびに、少年の性器は硬く張り詰めた。
その度に女性も甘く喘いだ。
兄だけが極めて不愉快そうに、弟を物のように揺さぶっていた。
やがて少年が射精寸前になると、ふいに女性が酷薄に微笑んだ。
余りの興奮状態によく覚えていないが、こんなことを言っていたと思う――
「いいのよ、沢山…私の中に出しなさい。それが貴方の役目なんだから」
兄と女に挟まれた行為が終わると、別の男と女がその役目を取って代わった。
終わると次。終わると次といった具合に、やはり少年の精魂が尽き果てるまで狂宴は続いた。
狂宴は少年が勃起できなくなってから、儀式に取って代わって行われるようになった。
加速度的に侵食されていく少年の精神は、限界に近かった。
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