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「酒と涙とジキルとハイド」

2014年4月10日(木)~4月30日(水)
プレビュー公演:4/8(火)、4/9(木)

東京芸術劇場プレイハウス

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作・演出:三谷幸喜

ジキル博士:片岡愛之助
イヴ:優香
ビクター:藤井隆
プール:迫田孝也

データ

パンフレット

愛之助丈関連
2ページ:扮装写真(2色刷り)
8~9ページ:扮装写真(モノクロ)
10~19ページ:扮装写真(モノクロ)+インタビュー
22~25ページ:舞台稽古の写真(モノクロ)
26ページ:Q&A)
28~33ページ:三谷幸喜×片岡愛之助×優香×藤井隆×迫田孝也 座談会+写真(モノクロ)
43ページ:桃屋の宣伝(カラー)

グッズ

チケットケース:800円
その他舞台グッズあり。

料金

S席:9,500円
A席:7,500円
U-25チケット:5,500円
パンフレット:1,600円

雑誌

『婦人公論』2014年4/22号

愛之助丈関連
44ページ:素顔写真(モノクロ)
45~47ページ:「インタビュー 片岡愛之助」(素顔写真×2 モノクロ)
「僕みたいな未熟者が結婚を望むのは欲張りです」というサブタイトルがついている。
歌舞伎、ドラマ『半沢直樹』、舞台『酒と涙とジキルとハイド』、UFOなどについて話している。
婦人公論 2014年 4/22号 [雑誌]

感想

感想

!!!ネタバレ注意!!!


12日に前方中央で観劇。

いや~、笑った!
楽しかった。

舞台に幕はなく、ステージ上は実験室。
棚に置いてある地球儀が気になってたら、ちゃんと効果的に使ってた。
暗転後、ジキル博士(愛之助丈)の婚約者・イヴ(優香さん)とジキル博士の助手のプール(迫田孝也さん)が部屋に座っている。
イヴは真面目なジキル博士が物足りず、荒々しい男性と恋に落ちてみたいらしい。
笑いどころをいちいち説明すると野暮になるし、この舞台の面白さは文章では伝わりにくいので、簡単にあらすじだけ書いてみる。

ジキル博士は人間を善と悪の2つの人格に分ける研究をしており、翌日の研究発表会でその新薬を披露することになっている。
が、薬は完成しない。
そこで、端役の舞台俳優・ビクター(藤井隆さん)に頼んで、博士の悪の人格・ハイド氏を演じてもらうことにする。
そのリハーサル中にイヴがやってきて、研究が成功したと信じ込む。
思い込みの激しいイヴは薬を飲むと、別人格の蓮っ葉な女性・ハイジになってしまった。
ジキル→イヴ→ハイド(ビクター)→ハイジ→ジキルの一方通行な片思いと、その状況を楽しんでいるプールによるドタバタ劇が始まる。
結局、ジキル博士はイヴに真相を打ち明けてしまい…

最後に、この劇のタイトルの意味がわかり、笑いっぱなしのままラストシーンを迎える。
笑いだけじゃなく、少しほろっとして(でも涙までは出ない)、ジキル博士のこずるい性格も判明し、それぞれの一方通行な片思いが笑えるけど皮肉でもあり、とにかく面白かった!
面白さが上手く説明できないので、ぜひ劇場で見て頂きたい。

13:00開演で、15:00前には終演。休憩はなし。
愛之助丈も藤井さんも汗だくの熱演。(これ、ハードすぎて、1日2回公演は厳しいのでは?)
優香さんも熱演だったけど、あまり汗をかいていないように見えた。(女優さんだから?)
優香さんはテレビで見るより綺麗で、顔がちっちゃくてスタイル抜群で、つい胸の谷間に目が…(←オヤジか!)

それぞれの役者さんが歌舞伎っぽい動きをしたり(優香さんの毛振りには笑った)、ジキル博士がオネエっぽい仕草をする羽目になったり、当て書きだけあって上手に取り入れてあるなぁと思う。
二枚目のような三枚目のジキルと突き抜けちゃってるハイド(ビクター)が、すごくバランスがいい。
して、プールが最高!(敢えて言うなら、プールが二枚目?) 運動量少ないのに、一番おいしい役だと思う。

最初、「愛之助丈と三谷幸喜さんの喜劇って合うのかな?」と少しだけ思っていたが、とっても面白かった。
来月にもう一度見に行くので、楽しみだ。