配役

データ

雑誌

感想

TOP > データベース > 2014年(平成26年) > 第25回 六盛 歌舞伎サロン

第25回 六盛 歌舞伎サロン
「上方歌舞伎の花形役者 片岡愛之助 輝く魅力のすべて」

2014年7月6日(日)
受付:16:00~
芝居トーク:17:00~
食事:18:15分~(立食ブッフェ)

場所:京都岡崎 六盛

配役

配役

芝居トーク:片岡愛之助 VS 鈴木治彦
片岡愛之助丈を囲んでお食事(ブッフェスタイル)

ゲスト:片岡愛之助
聞き手:鈴木治彦

データ

料金

30,000円
※食事・フリードリンク付(税・サ込み)

感想

感想

事前に、鈴木治彦さん作成の「当代歌舞伎役者“生まれ年”一覧」と片岡仁左衛門家の家系図が配られた。これ、すごい。
トークショーが始まり、まずは鈴木治彦さんが登場。
後方から愛之助丈が登場し、席の間をじぐざぐに歩きながらステージへ上がる。
愛之助丈は藤色の紋付きとグレーの袴。この日は写真撮影可だった。
<余計なお世話と思うが、追記>
写真撮影可=アップロード可ではないと思う。

毎度おなじみの生い立ちや歌舞伎役者になったいきさつだけでなく、いろいろと面白いお話を聞かせていただいたが、 お食事会でお酒を飲んで記憶が曖昧なので、箇条書き。
だいたいこんな感じ(↓)のことを話していた。酔っぱらっていたので、記憶違い等あるかもしれませんが、ご容赦ください。

愛一郎丈のお酒での失敗談。愛一郎丈もステージに上がって、しどろもどろなっていた。
『勧進帳』について。(子役時代にいろいろな方の『勧進帳』を見た。子供の頃は足が痺れなかった。浅草で富樫を演じた時、海老蔵丈の弁慶が昔見た團十郎丈の弁慶にそっくりだった。)
綱豊卿について。(お殿様の座布団は足が痺れやすい。最後、お能の衣装の時に台詞を言うのが苦しかったが、腰の紐を緩めにしたら平気になった。)
海老蔵丈と仲がいい。(一緒に舞台に立ちたいが、スケジュールが合わない。まっすぐ家に帰るいいパパ。)
お兄さんとおじさんの呼び名の境目はどこか。(「おじさんはちょっと…」と言う方もいる。女形さんを呼ぶときは「お兄さん」。)
『鯉つかみ』について。(水中の立ち回りは危険。我當丈は昔脱臼したことがある。)
免許を取ってから、十三代目さんを乗せて運転した話。(とても緊張した。本物の運転手さんは結構お年で、運転がゆっくりだったが、十三代目さんはさっさと出かけたいタイプだったらしい。十三代目さんは目が悪かったが、窓を開けて風の音を聞いて「もっとスピード出して」とおっしゃった。運転手さんは嵯峨のお宅でお茶を飲んで待っていたそうだ。)

30分経過したころ、鈴木さんと座っていた場所を交代。
参加者全員にお顔がよく見えるようにとの鈴木さんの気配りが素晴らしい。
鈴木さんが「半沢直樹」のDVDを見て、黒崎さんの台詞を書き写してきて、愛之助丈が一言だけ黒崎さんの台詞を喋ってくれた。

それから、今後のスケジュールについて。
『炎立つ』は台本が遅くて(“あの”三谷幸喜さんより遅い。←優香さんが初舞台だったので、いつもより早かったみたい。)、顔合わせでようやく最終版がもらえるらしい。
永楽館の演目と巡業の演目は違う。
秋の巡業の『毛谷村』では、初めて見る人でもわかりやすいように、おばあさんが殺される場面も出す。(ただし、時 間の関係で全部はやらずに省略する。)
翫雀丈の鴈治郎襲名が嬉しいということも話していた。

<思い出したので追記>
『勧進帳』の太刀持ちについて。(軽い刀を使う人もいれば、重い刀を使う人もいる。刀を富樫に渡すタイミングは難しいが、座ってお芝居を見られるのでいいお役。子供は物覚えがよく、全員の台詞を覚えた。)
自分が富樫を演じてみたら、刀は重い方がやりやすい。
切られ与三郎について。(背筋を伸ばしてかっこよく座ったままでいるのが大変。傷は後から書き足すので、汗で落ちる。足を組む位置を決めておいて、そこに傷を書かないなどの工夫をする。)
『夏祭浪花鑑』を演じている海老蔵丈から「上方言葉が難しい」とメールがきた。

それから、場所を移してお食事会へ。
立食ビュッフェだが、さすがは六盛さんだけあって、出てきたお料理もお酒も全部美味しかった。(使ってる素材がいいんだろうなぁ。)
お食事の間、愛之助丈が各テーブルを回り、2ショット撮影をしてくれる。
抽選会もあった。(私は当たらなかったけど。)
とても楽しく美味しかったので、次があるならまた行きたい。