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十三代目市川團十郎白猿襲名披露記念 歌舞伎座特別公演

2022年10月31日(月)~2022年11月1日(火)

配役

17:00開演

一、神歌(かみうた)

二十六世観世宗家 観世 清和
観世 銕之丞

二、市川海老蔵 改め十三代目 市川團十郎白猿襲名披露興行
顔寄せ手打式(かおよせてうちしき)

三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

武蔵坊弁慶:十一代目 市川海老蔵 改め 十三代目 市川團十郎
源義経:五代目 坂東玉三郎
亀井六郎:四代目 中村鴈治郎
片岡八郎:八代目 中村芝翫
駿河次郎:六代目 片岡愛之助
太刀持音若:七代目 尾上丑之助
常陸坊海尊:六代目 片岡市蔵
富樫左衛門:十五代目 片岡仁左衛門
後見:二代目 市川齊入

データ

料金

1等席(記念品付):25,000円
2等席:18,000円
3階A席:8,000円
3階B席:6,000円
1階桟敷席(記念品付):27,000円

筋書:入場時に1枚の紙を3つに折ったものが配られた。

感想

感想


午前中働いて、午後から新幹線で移動して観劇。ホテルに泊まって、翌朝移動して午後出勤というハードスケジュールだったが、行って良かった。

31日に中央上手側にて観劇。

神歌

お能の『翁』を素謡形式で上演するものということで、二十六世観世宗家を始めとするお能の役者さんが舞台にズラリと並んで、「たら~り」と謡っていた。
無学な私には厳かなことしかわからなかった。馬の耳に念仏状態である。

顔寄せ手打ち式

幕が開いたら歌舞伎役者さんが勢揃いで壮観だった。
花道側では仁左衛門丈と玉三郎丈が並んで座っており、上手側には菊五郎丈と梅玉丈が並んでいた。
花道側には幸四郎丈、猿之助丈、愛之助丈、勘九郎丈、七之助丈が一列に並んでいた。
松竹の方のご挨拶の後、白鸚丈がご挨拶。
久しぶりに歌舞伎座に大向うの声が飛んだ。(一般客の大向うはまだ禁止。)
続いて、團十郎丈、新之助丈がご挨拶。新之助丈が挨拶している後ろで、仁左衛門丈が微笑まれていたのが印象的だった。

最後は菊五郎丈の音頭で一本締め。


襲名記念特別映像

代々の團十郎丈から当代、新之助丈の今までの舞台を紹介する約15分の映像。

勧進帳

團十郎丈の弁慶、仁左衛門丈の富樫左衛門、玉三郎丈の義経という特別公演ならではの豪華な配役。
愛之助丈も駿河次郎でご出演。
團十郎丈の瞼が腫れぼったく見えたのが気になった。襲名の準備でお疲れだったのだろうか?
鳴り物さんが五人囃子みたいな烏帽子をつけてたけど、今回だけ特別かな?

主役を差し置いて申し訳ないが、私の視線は富樫左衛門に釘付け。
どの場面、どの瞬間を切り取っても絵になるお姿で、ただ座っているだけなのに、背筋が伸びて姿勢がいいからか、横顔が美しすぎるんだわ。
…まさか数日後に文春砲の的にされるとは思わなかったがな。
確かに褒められたことではないが、客席の老婦人から小娘までをうっとりさせる日本一の色男だぞ? 艶聞が全くない方が不自然だと思うわ。

義経が弁慶に手を差し出すところも綺麗だったなぁ…
もちろん、愛之助丈も見てましたよ。
主役で出番が多ければそりゃ嬉しいけど、こうやって大先輩の脇で出るところももっと見たい。

終演後、ロビーで小泉純一郎元総理がロビーで立ち話をしているところに遭遇。
特に騒がれる様子もなく、お行儀のよい客層なのだなぁと思った。


↑職場のお土産は歌舞伎座饅頭、家へのお土産は抹茶錦玉羹。


↑いただいた記念品。私なんぞがいただいてしまって申し訳ないような、立派な花瓶。