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四月大歌舞伎 歌舞伎座

2022年4月2日(土)~2022年4月27日(水)
【休演】11日(月)、19日(火)

配役

第一部(11:00開演)

通し狂言 天一坊大岡政談(てんいちぼうおおおかせいだん)
紀州平野村お三住居の場より大岡役宅奥殿の場まで

大岡越前守:四代目 尾上松緑
山内伊賀亮:六代目 片岡愛之助
池田大助:三代目 坂東亀蔵
平石治右衛門:四代目 中村歌昇
下男久助:二代目 坂東巳之助
下女お霜:初代 坂東新悟
近習金吾:七代目 市川男寅
同 新蔵:初代 中村鷹之資
嫡子忠右衛門:三代目 尾上左近
藤井左京:二代目 市川青虎
名主甚右衛門:二代目 市川寿猿
お三:三代目 市川笑三郎
伊賀亮女房おさみ:二代目 市川笑也
赤川大膳:二代目 市川猿弥
僧天忠:六代目 市川男女蔵
吉田三五郎:六代目 中村松江
大岡妻小沢:八代目 市川門之助
天一坊:四代目 市川猿之助

第二部(14:40開演)

一、荒川の佐吉(あらかわのさきち)

荒川の佐吉:十代目 松本幸四郎
丸総の女房お新:二代目 中村魁春
お八重:初代 片岡孝太郎
極楽徳兵衛:二代目 中村亀鶴
大工辰五郎:二代目 尾上右近
櫓下の源次:三代目 大谷廣太郎
あごの権六:三代目 中村吉之丞
茶屋女房おかつ:三代目 中村歌女之丞
白熊の忠助:六代目 嵐橘三郎
鍾馗の仁兵衛:三代目 松本錦吾
隅田の清五郎:十一代目 市川高麗蔵
成川郷右衛門:四代目 中村梅玉
相模屋政五郎:二代目 松本白鸚

二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
所作事 時鳥花有里(ほととぎすはなあるさと)

源義経:四代目 中村梅玉
鷲尾三郎:四代目 中村鴈治郎
白拍子園原:初代 中村壱太郎
同 帚木:初代 中村種之助
同 伏屋:五代目 中村米吉
同 雲井:初代 中村虎之介
白拍子三芳野:三代目 中村扇雀
傀儡師輝吉:二代目 中村又五郎

第三部(18:20開演)

一、ぢいさんばあさん

美濃部伊織:十五代目 片岡仁左衛門
下嶋甚右衛門:五代目 中村歌六
宮重久右衛門:初代 中村隼人
宮重久弥:四代目 中村橋之助
久弥妻きく:初代 片岡千之助
戸谷主税:四代目 片岡松之助
石井民之進:四代目 片岡亀蔵
山田恵助:四代目 河原崎権十郎
柳原小兵衛:五代目 坂東秀調
伊織妻るん:五代目 坂東玉三郎

二、お祭り(おまつり)

芸者:五代目 坂東玉三郎
若い者:三代目 中村福之助
同:四代目 中村歌之助


データ

筋書

愛之助丈関連
舞台写真:「天一坊大岡政談」山内伊賀亮:5枚
46ページ:「花競木挽賑」(1/2ページ)

料金

1等席:16,000円
2等席:12,000円
3階A席:5,500円
3階B席:3,500円
1階桟敷席:17,000円

感想

第一部

筋書を見返しつつの簡単な感想。
観劇してからずいぶんと日が経ってしまっているので、間違いがあるかもしれません。


23日に前方上手側にて観劇。

通し狂言 天一坊大岡政談

初めて見る演目。
序盤では、久助(巳之助丈)とお霜(新悟丈)の恋愛模様、小坊主の法澤(猿之助丈)がお三婆さん(笑三郎丈)の昔話を聞いて悪事に走る経緯が描かれる。
猿之助丈は愛嬌のある小悪党が上手いなぁ。お三婆さんとのやり取りもよかった。

法澤はお三婆さんから奪った孫の形見(将軍の落とし胤というお墨付き)を証拠に将軍の落胤を騙り、天忠(男女蔵丈)、赤川大膳(猿弥丈)、藤井左京(青虎丈)を仲間に加える。
山内伊賀亮(愛之助丈)は最初仲間になることをしぶるが、自分の首を差し出す覚悟の法澤を認めて仲間になる。

法澤は将軍の御落胤・天一坊と名乗り、江戸に乗り込む。
真偽を確かめるために登場した大岡越前守(松緑丈)と伊賀亮が奉行所で丁々発止のやり取りをする。
ここの台詞の応酬が聞きどころ。
伊賀亮は立派な裃姿になっている。
伊賀亮の弁舌と証拠の品を前に、大岡越前守はいったん引き下がり、池田大助(坂東亀蔵丈)を天一坊の故郷に調査に向かわせる。

大岡越前守が妻子と白装束で切腹しようとしているところ、大助が戻ってくる。
最後は奉行所で天一坊がお縄になって幕。
伊賀亮は旅館で妻と自害したとの報告があっただけで、大詰には登場しなかった。
話の筋は予想できたが、それぞれの役者さんのやり取りが良くてて面白かった。


↑お土産は(確か)木挽町広場で買った最中。