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仰向けに倒されたその体にテツタの身体がのしかかってくる。それを避けるように身体がずり上がる。
性急に浴衣の裾を割ってテツタの手が侵入してくれば、身体を捻ってなんとか逃れようとする。
「・・・ゃ。」
海都は自分の顔が恐怖に染まっていることを理解していた。そして、その顔を見てテツタの、いや3人の嗜虐心に火をつけたことも悟っていた。
海都の身体が逃げを打てば、まるでそれを楽しむかのように逃がし、そしていたぶる。猫がねずみを捕まえてもすぐには殺さず、いたぶって遊んで弱らせてから殺すような感じだ。
それでも、確実に海都の着衣は乱れていく。浴衣なのでなおさらだ。
ついに海都の浴衣が乱れ下半身があらわになった時コウシはいやらしく笑いながら言ったのだ。
「海都君だっけ?君相当いやらしいね。」
コウシが海都の耳元で言えば、テツタが海都の15歳の少年にしては小さい無毛のそれをつかんだ。
「ひっ」
海都は下着をつけていなかった。そして、15歳ならば本来あるはずの体毛がそこにはなかった。それは異様であり、なのに何故かそれが扇情的ですらあった。
「や、見ないで。」
海都が手で隠そうとすればすかさず牧がその両の腕をつかんで、抵抗を禁じる。
そのときすでに、海都の浴衣は帯が腰に辺りで絡まっているだけで服としての用途はなしていなかった。
そして、テツタに足首を持たれ左右に開かれる。
アナルに渇いた指をそのまま入れられ中を探られ、ふと顔に影が差すと思えば目の前にはコウシのすでに怒張したそれがある。すでに先走りで濡れそぼったソレをクチに押し付けられ、顔をそらそうとすれば顎をつかまれてしまう。
「おしゃぶりの時間ですよぉ。ほら、あ〜ん。」
そうして鼻をつままれ酸素を求め口がかすかに開いたところにねじ込まれる。
「・・・・ンぐ。」
一気に咽奥まで入られたかと思えば、髪の毛をつかまれガクガクと首からゆすられる。苦しさに生理的な涙がにじみ、それでも口の中のそれに舌を這わせれば気道をふさいでいたソレが、少し引き出された。
けれど、苦しいことに変わりはなく、何も考えないまま無心にそれをなめあげる。
と、アナルに入れられた指が抜かれ、そこにテツタのモノが押し当てられる。指を入れて慣らされたといっても、指1本。慣らすというよりは中の具合を探るという方が正しく、そこにいきなり根元まで押し込まれ身体が硬直する。
「っっっ!!!」
「・・・きつっ。」
顔をしかめそれでも、一旦先まで抜いてまた根元まで入れる。
「すっげ、テッ君が突いたとき咽がすっげぇ締まって気持ちいぃ。」
そうして、また咽奥まで入れられ、揺さぶられる。
「どうしよっかなぁ。口に出そうかな。顔にかけようかな。・・・やっぱ最初は口?」
独り言を言って、程なくしてコウシは口の中で達した。口の中に青臭い味が広がっていく。
「ちゃんと飲んでねぇ。」
そうして、易しく言われながらも大きな手で口をふさがれたら嚥下するほかない。ソレを確かめてから、海都の口は自由になった。
しかし、自由になった口から漏れるのは嬌声だ。
「っひ・・・も、やめっ・・・。」
言葉は否定をしても、声は喜び、また身体もそうであった。
テツタの海都のことなど考えてもいない、自分本位な抽挿に感じ、牧に耳元で
「変態。」
といわれればその言葉にも感じた。
テツタが達すれば、次は牧が。口もアナルもペニスを押し込まれ、揺すられ、さまざまな体位で海都はモノのように扱われた。ソレは3人が満足するまで続いたのだった。


10 novel 12
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