綾太の後ろから細い身体を抱きしめてきたのは、小圷優子(こあくつ ゆうこ)だった。
トラックのコンテナを抜け出し、綾太を追いかけてきたのだ。
「綾(りょう)くん、お別れのチューもしないで行っちゃうなんて。寂しいじゃないの」
バイオアーマーの赤紫色の薄い膜が綾太の肉をピチピチに覆い、少年のいやらしいシルエットを浮かび上がらせている美しい全身。
優子はしゃがんで小さな尻の高さに目線を合わせると、その尻の割れ目に後ろからケバいマニキュアの手を入れ、まさぐり始めた。
手が前後するたびに、付け根の股肉に大きな宝石を頂いた指輪がこすれ、バイオアーマーの「膜」を傷つけていく。
「ちょっと・・・小圷さん、だめですってば!」
バイオアーマーの内側では既に細い触手の束が綾太の菊門奥深くでピストン運動をし、両乳首をこね回す触手運動も始まっていた。
前ではイソギンチャクのヒダヒダの中で、幼い性器が半剥け状態で透明粘液を滲ませ、最初の爆発に至ろうとしている。
ペニスのシルエットはバイオアーマーの膜を持ち上げ、前部の大事な部分を守護するジュラルミンのような装甲板を貫かんばかりに持ち上げていた。
「綾太くん・・・そのエッチな腰つき・・・も・・・もうがまんできない・・・ハアハア」
目の前に悪魔がいることも忘れたかのように、綾太の敏感な部分に絡みつく長くケバい指。
朦朧とし始めた性感の中、綾太が小圷優子の顔を見た。
「酔ってるの・・・??」
番組の忘年会で見た、酒を飲んだ時のような恍惚とした目で綾太を見る。
もしや悪魔に操られているのか?
「甘いっ、いかなる状況においても敵から目を離すでないわ、兜童子!」
脇見した隙を突いて悪魔が雄叫びを上げ、物凄い勢いで駆け寄り、パンチを繰り出してきた。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!」
いけないっ、小圷さんに当たる!
自分の股間をまさぐる優子の手を払いのけ、優子の身体を回避させようとする。
「やっ、だめ!もっと弄らせて!」
だだを捏ねる優子の手に、人とは思えぬ驚異的な力で尻肉を揉みしだかれる。
「アッ・・・あぁっ・・ああぁぁぁぁぁぁぁああああああぁあ!!」
高く澄んだボーイソプラノがステージに響き渡る。
あまりの刺激に、気がおかしくなりそうだっ!
もう悪魔のパンチを回避できない。
僕の身体で受け止めるしかない。
(バイオアーマー、アレを受け止めるよ!?)
<了解。耐衝撃防御全開。各部、衝撃に備えよ>
肛門をまさぐる触手の動きが全開に活発化し、ありったけのエネルギーを送り込む。
子供の頭ほどもある悪魔の拳が、小圷優子の頭に迫っていた。
「きゃっ・・・」
「伏せて!!!」
ドッ・・・・・・・・!!!!
ぱり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。
悪魔の拳がめり込んだのは、綾太の股間だった。
おち◎ちんを覆っていた装甲板が粉々に砕け、衝撃で「膜」の一部も吹っ飛び穴が開いた。
美しい顔をしかめ、ステージの上にゆっくり、仰向けに倒れていく綾太。
優子の目の前で、綾太の露出した美しいおち◎ちんが大量の白い液体を吐きながら、宙で弧を描くように倒れていく。
幼いながら、血管が浮き出るほど強く硬く勃起した肉棒は、先の割れ目からぴゅっぴゅっと男の子の証を散らすたび、微かに上下に振れた。
あまりに魅惑的な光景に、優子の両目には映像がスローモーションのように、精細に捉えられた。
棒の根元にはバイオアーマー内側の細い触手が絡み、一部は赤い粘膜の半分露出した仮性包茎の内側まで入り込んでいるのがくっきり見えた。
優子の目とおち◎ちんの距離、わずか20数センチ。
<EMERGENCY!EMERGENCY!精エネルギー搾取部破損!パワー低下!DANGER!>
綾太のヘルメットの中は警告を示す赤ランプが点灯し、警報が鳴り響く。
胸部に埋め込まれた緑色のレンズが光り、バイオアーマーが危険状態にあることを知らせる。
だがあまりの快楽と、バイオアーマーの保護機能を以てしても吸収しきれなかった痛みとで、脳内に天国と地獄が同時にやってきた綾太は仰向けに倒れたままだ。
肛門の中をかき回す触手運動が前立腺とペニスの付け根を内側から刺激し続け、綾太の射精はなお止まらない。
悪魔と戦うための貴重なエネルギー源が浪費され、むなしく宙に噴出されていく。
優子はわずか1メートル足らずのところに転がった兜童子の身体の一部から湧き上がる白い噴水を見た。
優子にとってそれは、美少年の種を宿した聖水だった。
「もっ・・・勿体なぁ〜〜〜〜〜い」
悲痛な叫びを上げると、力なく悶える兜童子のギンギンに勃起したペニスを口一杯に頬張った。
「綾(りょう)君の春巻き、あ〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
クチュッチュッ・・・・んっ・・・チュパッ・・・ちゅううう〜〜〜
それは包皮の中からジューシーで熱いトロリとした具材の流れ出る、春の訪れた極上の棒であった。
「小圷さん・・・やめてぇっ・・・うげっ うあっ・・・うぉおっ・・・」
ぴゅるっ・・・ぴゅるっ・・・ぴゅうっ・・・
再び白い精が溢れ出る綾太の形いいペニスの先。
「綾くんのコラーゲン・・・おいしい・・・これで私ももっと、綺麗になれるのかな?」
自分の顔に綾太の精子を塗りたくる小圷優子を、横で笑って見ている悪魔のおっさん。
「どうだね?小圷さん・・・夢は叶ったかね?」
「はぁい・・・ありがとう悪魔さん、優勝はあなたれ〜〜〜す!」
悪魔は優子を幼い肢体から引き離すと、綾太の首根っこを持ち上げて観客に披露した。
「さあ観客の皆さん! これが兜童子の正体です!」
ペニスから直接吸い上げるエネルギー供給が止まり、自己修復がはかどらないバイオアーマー。
露出したおち◎ちんのあたりで、垂れ流れた精液の残滓をウネウネと、かすかに細い触手が吸っているのが見える。
悪魔は綾太の顔を覆うヘルメットに何度かチョップを食らわせると、前部をたやすく割ることができた。
中からぐったりとした、見慣れた黒髪の美しい子供の顔が現れ、観客席がどよめく。
「兜童子は皆さんもよくご存じ、都築綾太だったのですよ!」
悪魔がバイオアーマーに囁いた。
「んくくく・・・いつも腕輪の選ぶ少年は上物よのう・・・・いっそ、わしと組まんか?」
(断ります。あんたなんか、また綾太が封印してくれるに違いないわよ)
「ふっ・・・強がりを。」
悪魔は綾太の背中から生え出た羽根を引きちぎり始めた。
べりべりべり。
(あっ・・・痛あああああぁい!)
飛べなくなった少年天使を、観客席へ向けて放り投げる悪魔。
「ほぅら皆の者!私からの特別賞だ。好きにして良いぞ」
悪魔の幻惑で目の色の替わる観衆達。
憧れの子役の肉体が萌えに血走ったファンの中に投げ込まれ、我慢できる者はいない。
「おお・・・女の子みたいだ・・・うまそう」
「女の子よりエロいんじゃないか?」
小圷優子目当てで来たはずのオタク男どもも、綾太の美しい顔と、少年の細い腰つきのエロさに唾を飲む。
「いや・・・こんなに可愛い子が女の子のはずがないじゃないか!!!」
その一言が堰を切り、わーっと殺到した飢えた観客どもの手が、バイオアーマーの装甲、タイツ状に全身を覆う膜を引き裂いていく。
エネルギーが枯渇し、機能のほとんど停止したバイオアーマーは最早、人間の手でも容易に破壊することができた。
今や都築綾太は戦士ではなく、子役タレントでもなく、ヒーローの格好をした、ただ解体されていくコスプレ美少年と化していた。
その姿はあたかも飢えた狼の中に投げ込まれた白い小羊が、生きたまま食されていくようなものだった。
<胸部装甲板大破>
<頭部ヘルメット 右アンテナ部損壊>
<大腿部装甲損傷70%>
<全身防護膜残存率60% なおも減少中>
・
・
・
・
赤紫色の膜を引き裂くと、中から美しい白い裸体が姿を現す。
栗の花の香りに混じって漂う、綾太の体臭のいい匂いが、触覚、味覚、視覚、聴覚に続く第5感を刺激し、ますます野獣の欲望を刺激する。
乳首部、股間部など、性感帯に配置された触手が露わになると、まるで生きた内臓が露出したようにピクピクと痙攣していた。
肌寒い乾いた風がバイオアーマーの穴にヒュウと吹きこみ、乳首が立ち上がる。若い胸肉に鳥肌が立つ。
顔を、細い首筋を、胸肉を、腹を、背中を、尻肉を、肩を、腕を、腿を・・・
無数のパックンフラワーが、綾太に貪りついていた。
中でも、この世に生まれてから今まで何人(なんぴと)にも汚されることのなかった少年の秘部はやはり大人気で、
「んーー、綾太君のお股のサッカーボォル・・・」
複数の男性の舌が、ツンツンとドリブルしていく。
その新しい刺激にたまらず、綾太のペニスは再び精を天高く吐き出した。
場にいた誰もが、びっくりしたように綾太の肉棒を注視した。
みんなに見られている・・・
僕はもう、タレントとして終わりだ・・・!
(綾太、聞こえてる?綾太?綾太!)
バイオアーマーが脳に語りかけてくる。まだ生きていたのか。
(綾太、よく聞いて。
今、バイオアーマーの損傷と綾太の体力消耗が激しすぎて、お互いに低下したパワーを食い合っている状況なの。
このまま合体を続けていると、綾太の生命維持は困難だし、あたしも壊れちゃうの。だから私は一時的に離脱します。)
鬼の腕輪は、細い手首をスルリと抜けた。
(綾太・・・あなたは私が今まで合体した中で最高の男の子だったわ。絶対に見殺しになんかしないから・・・
必ず助けに来るから、それまでの間、死なないで!)
腕輪は宙に浮かぶと、光り輝いた。
(いにしえの秘められし力よ、我を導きたまえ・・・誰か・・・最寄の適格者のもとへ!)
すると、上空を飛んでいたカラスが急降下して腕輪を口にくわえ上昇した。
「ちっ、逃げるか!」
カラスは悪魔が痰のように吐き出した炎を間一髪でかわすと、夕日の沈む方向へ飛び去った。
眼下では、もはやバイオアーマーによるダメージ保護すらない生身の美少年が、さらに容赦のない、そして止めどない愛欲地獄に墜ちていた。
← Back
→ Next
△ Menu