S-5  アブロ・ランカスター機内


英空軍の誇る重爆撃機、「アブロ・ランカスター」の爆弾倉には最大で十トンもの爆弾が搭載可能であり、
この数字は米軍最新の超長距離大型爆撃機、B-29「スーパーフォートレス」さえ上回っている。
ランカスターの機内はその広大な爆弾倉と乗員区画の二階建て構造になっており、エリクも内部をじかに見るのは初めてだった。

爆弾倉扉から機内へ「回収」された少年の身体は、爆弾倉上部に開けられたハッチから引きずり上げられた。
四発のロールスロイス社製「マーリン」エンジンが重奏な爆音を響かせる中、胸元に銃を突きつけられ、英軍の飛行兵3人に囲まれた。
後ろで手を縛られ、帽子と一緒にゴーグルと一体化した酸素マスクも外されると、中から少女の顔があらわれた。

「うっひゃぁーー!こいつぁ上玉だ…」
「見たことねぇべっぴんだぜ」

若い男の手が首筋からスーツの内側に滑り込み、乳のない少女の胸にあてがわれる。

「まだ膨らんでないみたいだが」

吐息とともに顔を赤らめ、くすぐったさと悔しさに顔をそらすエリク。
胸元の鉄十字章がチャラチャラと揺れる。

「下はどぉかなぁ??」

スカートの中をグリグリとまさぐる手が、少年の敏感な果実に触れた。

「ン…まさかッ」

モミモミ掴まれる肉の一部分に手の中で血流が流れ込み、硬化してムクリとヒクつく生理現象。

「残念だったな」

苦笑いするエリクに、舌なめずりする英国兵。

「いや、その逆だよ…カルト好きのゲシュタポ長官殿にでも可愛がられてんじゃねえのか」
「ひっ…」

透き通る頬に毛むくじゃらの手が添えられ、身震いする美少年。
この兵たち、第三帝国では、同性愛は処罰の対象であることを知らぬと見える。

「ナチの卵が…」

手がエリクの胸のプロテクター内側に滑り込み、つるぺたの胸を揉んでいく。

「やめろっ、はなせ……アアーーーッ」

エリクは指で印を切ると、ロープを焼こうとした…

(ファイア・ブリット…)

しかし、発動しなかった。

「無駄だよ」
「なに…」

奥から、英国空軍の将校らしい男が現れた。
見てすぐに、人間に化けた魔族だと分かった。魔族の証である真紅の瞳が光っていたのだ。それに瘴気が感じられる。
人間へと姿を変えられる魔族は、中級クラスの実力を持っていると聞いたことがある。

「機内は魔法を無力化してあるのでね…くくく、きさまはただの子供ってワケ」

過去にエリクも聞いたことがある。魔法を無効化してしまう薬品の存在を。
揮発しやすく、すぐに気化してしまうため、屋外はもちろん、屋内でも広い部屋で使うのは無理だが、そのガスで狭い機内を満たすことぐらいは可能だろう。
厳重に封印されてきたものが、どこか魔法使いの家から流出したに違いない。

「私の名はクレイグ…そうとも。乗組員は全員、わたしが操ってるのさ」
「魔族が英国軍に協力しているのか!?」

爆撃隊を覆い隠したのもあなたたちの技なのか? 喉まで出かかる。

「いや、興味があるのはキミだけさ。わずか10歳にしてわが部下を倒した、キミをずっと追いかけてたんだよ!」
「だからって、こんなときに出てこなくたって!」
「人間の都合なんざ知らんさ。『こんなとき』じゃなきゃ、会えんだろう?? 夜戦パイロットのきみに」

クレイグは少年の顎を指でしゃくり上げ、唇を塞いだ。

「ンン……」

「制御の難しい風属性を高速飛行する箒に跨りながら発動できるとは……なかなかの技量の持ち主と見た。魔力もかなりのものがあるのだろう?」

逞しい手は、少年の股間にも伸びた。

「さあ、剥いてやろうか…」
「なぜだ…なぜぼくを…」

大きな指が、タイツ地の上から股間に食い込む。

「アッ…ア……」
「きみは小さい頃、おもちゃの兵隊で遊んだことはなかったのかね?」

エリクの一部分をチェスの駒のようにつまんで、弄びながら続けた。

「きみも命を預けたときから、そうなったのさ!血も心も持たぬ、ただの人形にね」
「違ッ…アッ…!!」

飛行隊司令は部下を思いやってくれたし、僕が戦うのだって…愛する弟のために…

「オモチャの命なら兵隊であろうが、性玩具であろうが大した違いはあるまい? 
 どちらも科学テクノロジーの生み出した、人間の野生に最も近い部分を満足させるコワレモノさ!」

いや、違う。現代の戦争には戦時国際法というルールもある…守られてるかどうかは怪しいけれど!

エリクは舌なめずりするクレイグを見、嫌悪感に顔をしかめた。

「ワシが生肉より精を好むタイプで、良かったな。可愛らしいおへそから引き締まったお腹を裂いて、内臓から喰らっておるところ」

右腕が魔族のそれへと変貌していく。鋭いかぎ爪が、エリクの引き締まった脇腹を抉る。
バシュッ!という音がして漆黒のタイツが裂け、健康的な白く艶やかな素肌が見える。

「うアッ…」

血は出ていないが、破損したスーツのコードが火花を散らす。
ついさっきまで大空で激闘を繰り広げていた少年騎士の肉体が露わになる。
女性のように滑らかな弾力ある肌。綺麗な足…凛とした少年美を体現している。
クレイグはスーツのへその下まで、女性下着の止め金のような小さなピンを外していく。

「おっ、生えかけだぞ」

うっすら赤子の髪のような恥毛に、先走った無色透明の粘液が絡みついて糸を引いていた。
さいきん発毛してからのエリクは陰毛を処理していたが、ここ一週間は剃毛まで気が回らぬほど身も心もクタクタだった。

「アッ……」

にちゃっ…

「アウウンッ……」

チロチロと桜色の乳首を嘗めると、ビクンッ!!と華奢な肩を震わせ、声を出してしまうエリク。

ちゅルルルッ ちゅうーー

「ドイツ空軍のエース様が、こんなに可愛い声を立てて鳴くとはな」

首元で揺れる鉄十字章を眺める。
幼い包茎ペニスをクニュックニュッと愛撫され、その下でイカの生臭さが充満している。

「ぼくはっ…こんな…ことで…気持ちよくなんか…ないんだから…」
「ほーう、強がりを!!」

尻に手が伸び、乱暴にキュートな肉を揉みしだく。

「へへへっ、引き締まってるのに、この弾力…」
「アァァッ…」

指がアヌスに触れる。
誇るべき同僚パイロットたちは、歳が倍かそれ以上も違うエリクを一人の戦友として扱った。
美貌の少年は皆の弟のように愛されたが、尻を触られたことは一度もなかった。
もし一度でもそんなおふざけがあれば、隊長が厳重に注意しただろう。

『やっ…やめろよ!!』

喉まで声が出かかり、腕や膝が動きかけたとき。

「抵抗したら、殺す」

喉もとにあてがわれる鋭利なナイフ。その後ろには拳銃を向けた英国兵。
生殺与奪権を奪われ、魔法も奪われた、無力な丸裸の少年にすぎなかった。

喉をかっ裂かれるか、頭を撃ち抜かれるか?
無駄な抵抗は己の死を早めるだけだ。
もう、死んだに等しい…いやもっと酷いかも知れないけど。

「おらっ、コッチの相手もしてくれよ」

眺めていた航空兵たちが、興奮しきったイチモツをエリクの口許にあてがう。

「う・・・ンンン…」
「アイスクリームを頬張るように舐めてみな」

グロテスクなイチモツを喉近くまで突っ込まれ、咽そうになりながら無力な舌で追い出そうとする。
だが、その刺激がかえって相手を悦ばせてしまったか、口の中でそれはますます大きく、硬くなっていく。
その間、クレイグはスカートの中で少年のペニスを直接まぐわっていた。

「これが女王様の軍隊を震え上がらせた魔女のおちんちんか…ククク」

皮をひん剥かれたピンク色の粘膜をざらついた舌がカリ首を愛撫し、快感が背筋を駆け上がっていく。

(だめだ……こんなの)

「さあ理性の鎧を脱ぎ捨てて、もう一つのキミの顔を剥き出しにするのだ。この黒いタイツに包まれた肉体を曝け出したように」
「アアアッ!! そこは…」

ふと舌がチロチロとアヌスを這い、ゾクゾクと鳥肌が立つ。生まれて初めて舐められた衝撃と恥辱。

(こんなのに…負けるもんか)

気丈にキュッと全身に筋肉が浮かぶが、身体を壁に押さえつけられ身動きも取れない。
そのことがかえって否応なしにおちんちん一点へと神経を集中させられ、
いやらしい音を立てて速度を増す舌の動きに、海綿体の硬度は最高潮に達する。

ぴちゃっ…チュプッ…

「ひいいっ!!」

クレイグの舌が裏スジを這い、再び鈴口を包み込むように竿を咥えこんだとき、
エリクの腰が痙攣したように揺れ動き、先端から濃い乳白色の粘液がほどばしり出た。

(ああっ…やめっ…あああンッ…)

ドピュッ…ビュルルルルッ〜ピュウンッ…ドクドクドクドクっ…

一滴も洩らすまいと啜り続けるクレイグの口もとから、溢れたパール色の筋がポタポタと垂れ落ちる。

「おれもイクッ…出すぜ小僧〜!!」

続けて少年の口腔の中を、航空兵の精液が満たす。

「ガハッ!!ゲホッ…!!ゴホッ…エッ…」

気管支に入りそうになって、航空兵の子種は飲まずに殆ど吐き出したが、
エリクの腰に吸い付いていたクレイグのほうは全て飲み込んだようだった。
夢心地と嫌悪感のない交ぜになった表情を浮かべるエリク。家族である弟の前ですら見せたことのない顔。

「美味い…溜まってたんだな。良質な魔法因子をたっぷり含んだいい蜜だ」
「ハアァ・・・ア・・・ッ・・・ン…」

びっしょりの汗がタイツに濡れた斑点模様を作っている。
だが休む間もなく幼い少尉の身体は、今度は床に四つんばいにされた。
背筋の両側に、肩甲骨が優美に浮かび上がる。腕ごともぎ取れてしまうくらいに滑らかに。

「さあ、そろそろアナルを犯してやろう。クク、初めてだな? 当然か」

何をされるのかは分かっていた。キュッと引き締まった尻肉の割れ目に、クレイグのそそり立ったイチモツがあてがわれる。
いつだったか、訓練後にシャワーを浴びてるときに見た隊長の男根もドイツ人としてかなり大きいと思ったが、
クレイグのモノはそれを上回っていた。

「アハッ・・・アアーーーッ」

まるでコルクの栓をワイン瓶にねじ込むように、少年の肉壁をイチモツが拡張しながら突き進んでいく。
内側からゴリゴリ圧迫される刺激に、少年のペニスもまた青い血管の筋が浮いていきり立ち、先端からトローッと透明な粘液をこぼす。

「慣れるまでの辛抱だ…すぐに気持ち良くなる」

巨大な装甲列車を思わせる地獄のピストンが始まった。

ズチュッ!!

「アアアーーーッ!!」

ズチャッ!!

「ウァァーーー!!」
「ハハハハ!!気持ちいいのだな!?感じてるのだな!? 少年」

肉の打ちつける音と共に、ギンギンに血流の流れ込んだ形良いおちんちんがフルフルと震えている。
弟には何があっても見せたくない姿だ。

「よく締まる穴だ…」

グチャグチャになってく音とともに穴がほぐれてくるたび、少年の悲鳴は嬌声に変わっていく。
クレイグは少年の、まだ幅の狭い肩につきかけた三角筋のあたりを掴み、
細い背中を後ろから包み込むように抱きながらピストンを繰り返す。
ガタイのいい大人の体重が加わったピストンはますます激しく尻肉を貫き、
肛門から盛んに垂れ出た透明な飛沫はボタボタとランカスターの床を汚していく。

「やめ…ろ…」
「こんなに感じておいて、そいつはあるまい?」

狭い穴の中を奥へ奥へと進んでいく男根はやがて根元まで穴に滑り込んで、
パンッパンッパンッとクレイグの下腹部が少年の尻を打ちつける音が狭い機内に響き渡り、
同時に接合部からはズチュッ…ズチュッ…グチュッ…と淫猥な音が聞こえている。

「ンッ…吸い付いて…絡みついてきやがるぜ」

腸壁をカリ首にゴリゴリと摩擦され、前立腺をギュウギュウに圧迫されている。
一方、操られる航空兵は少年の破れたタイツからはみ出た絹肌や鎖骨やおっぱいを、舌でヒタヒタと舐めていた。

「ンッ…ううッ〜…」

鎖骨を伝ってうなじへ汗が垂れ落ち、お下げ髪の首筋からも雫が光っている。
性感のツボを捉えられるたび、己の意志とは裏腹に本能の電撃が駆け巡る。

ズチュッ グチュッ ズチュッ…

手で足を掴まれ、腿を引き寄せられ、少年の身体がほとんど仰向けになっていた。
アヌスの中でぬるついたペニスに捻られる腸壁の粘膜。
遥かなる昔、遺伝子に刻印されたオスとしての本能が共鳴する!!

(ああッ、もうダメッ…おかしくなりそうだ……)

ピュッ…ビクビクッ…ぴゅるるぅぅぅ〜!!

形良い性器はギンギンに血管が浮かび、自然と先端の皮が剥けて粘膜が露出している。
白く、濃い二度目のスペルマが飛び出た。

「あはははは、俺様もそろそろイクぜ」
「ああっ…アーーーーーーーー!!」

ズピドプッ…ズビュウウッ!!ビュクビュクンッ…

イチモツをねじ込まれたまま、若い腸の中にぶちまけられる子種。
ピストンは続き、直腸に収まりきらない液体は大腸を汚し、尻の外にまで吹きこぼれる。

ドクドクドクッ…どぅルルルッ…ゴプゴプゥッ…!!

(火傷しそうなぐらい、熱いッ…!!)

腸の内側で爆発が続いている。ぬめりが潤滑剤となるが、ほぐれた穴のヒリヒリする痛みに滲みるよう。

「まだ出る!!まだ出るぞぉ〜!!」
「ああっ…おおおッ…うわぁぁぁぁぁ!!」

突き上げられて海老反りに腰を震わせながら、打ち震える細い体の一先端から一層大量の一吹きが飛び出し、
ねばっこい雫が雨のように、身体のそこかしこを汚した。
クレイグはエリクの身体のそこかしこについた精液の雫を舐めとっていく。

「美味い。美少年の魔法因子は」

肩で呼吸するエリクを、軽蔑とも好奇ともつかぬ眼差しで見るクレイグ。

「さあ、まだまだ宵はこれからだ。ゆっくり楽しませておくれ」
「ああっ…もうやめ…」

逞しい腕が、お下げを手綱のように掴んだときだった。



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