次へ

前へ



『何度でも抱きしめて』 第四話



 先生が所用で保健室を後にしてから、僕は後片付けをして帰宅した。
 家に帰ってからは、ひたすら先生のことを思い浮かべてオナニーをしまくった。
 そのせいで次の日は休むことになる。

 土日を挟んで月曜日に登校すると、校門で先生を見かけた。
 挨拶をすると、先生は穏やかに対応してくれた。

「この間はごめんね。どうしても外せない会議だったの」
「そうだったんですね。それなのに僕が邪魔しちゃったみたいで……」

 申し訳ありませんでしたと謝る前に、先生が顔を寄せて耳打ちしてきた。

(だから今日は、たっぷり相手をしてあげる……この間の埋め合わせ、してあげるね)

 息を殺した低い声に背筋がゾクゾクする。
 普段の透き通る声も好きだけど、こういう色気を含んだ声も大好きだ。
 美しい後ろ姿を見送りながら、僕はチャイムが鳴る前に教室へと急いだ。


 そして昼休みの少し前、僕は保健室に居た。
 入り口のドアプレートは不在となっているから、ここには誰も入ってこない。
 目の前には先生がいる。
 いつものように長い脚を優雅に組み変えながら。

「んふふふ、何か私に言いたいことあったんでしょう? 聞かせて」
「はい、でも……」
「キミが何を言うつもりなのか、私はわかってるけど、それでも聞きたいの♪」
「っ!!」
「その恥ずかしそうなお顔、とっても可愛い……好きよ……」
「恥ずかしいです……」
「ふふ、好き……ちゅっ♪」

 先生が身を乗り出すと、椅子がギシッと鳴いた。
 明るい日差しを受けてほんのり桜色に輝いてる唇が、ゆっくり僕に重なった。

「んちゅっ……次はキミの番よ。私のこと、好き……?」
「はい、す、すきです……」
「ふふふ、よく言えたね……ご褒美、あげる……ちゅ、ううぅぅ♪」
「あああぁぁ……ッ」

 短い時間で三度もキスをされて、僕は身震いする。
 ほんの少し重ねるだけのキスなのに、心は確実に溶かされていく。

「大人のキスの味、たまらないでしょ? 何かを吸い取られちゃうみたいで気持ちいいよね」
「は、はひいいぃぃ!」
「もっと吸い出してあげる……ちゅるるるる……」

 四度目のキスは強烈だった。
 吸われてる、吸い取られてる……もっと、吸って欲しい。

「キスするたびに、ぴちゅ……キミのきれいな心が、おもてに出てくるんだよ?」
「え……」
「私はそれに味付けをするの……この唇と、甘い口づけで、ゆっくり……ゆっくり……ちゅうっ♪」

 そしてまたキスされた。
 今度は心に直接、柔らかい口づけをされたみたいに。

「くは……あぁ、あっ!」
「ほら、また少し色がついたね……キミは染められるのが大好きだもんね?」

 気がつけば僕は先生に抱かれていた。
 脱衣はしていないものの、心は丸裸にされていたのだ。

「私の色に、私の意思に染められちゃうんだよ……ほぉら、ちゅううっ♪」
「うあ、ああ、せん、せえ……!」
「んふふ、ちゅる、ぴちゅ♪ ちゃんと、責任とってあげるからね……」

 ひたすら重ねられる甘いキスに、僕はもう降参していた。
 顔が熱い。
 首から下も熱に浮かされたみたいでおかしくなってる。

「昨日は何をしていたの?」
「ず、ずっと先生のこと、考えて、オナニーして、また好きになって……はう、あああああ!」
「私も、キミのこと、ずっと見てたんだからぁ……」

 そして先生は僕をベッドに寝かせて、ズボンのベルトに手をかけた。
 いつの間にか押し倒されていた状況に気づいた僕は、急激に興奮してしまった。

「おちんちん、もらっちゃうね……太ももの間に、きゅうっ♪」

 あっという間にペニスが空気にさらされて、そのまま先生の美脚の間に吸い込まれる。
 サラサラした感触の、魅惑の太ももがすでに先走っている僕自身を包み込んだ。

「あっ、きもちいい……でも……ううぅぅ!」
「ふふっ、これでオナニーもできなくされちゃったね」

 先生の言う通り、これじゃあ自分でさわれない。

「あうっ、ああっ、そんな、これええええ!」
「このまま聞かせてあげる。私があなたに、恋する理由を……ね……♪」

 先生は僕を見つめながらゆっくりと足を動かす。
 太ももを前後にずらしながら、ゆるゆると僕の魂を削るように。

「キミはね、あの人に似てるの……私が恋した、あの人に」
「!?」
「ふふふ、おちんちん、太ももの内側ですり潰しちゃう……えいっ!」

ずちゅ、ずちゅっ! ぱちゅっ、ぱちゅんっ!

「んあっ、きもち、いいいーーーーーーーーーっ!」
「ぱちゅんっ、て締め付けられて嬉しい? もっと喜ばせてあげる……」

 巧みなスマタのせいで、僕の体がビクビク震えだす。
 それでも速度を変えずにゆっくりと先生は僕を責め続けた。

「私の好きだったセンパイはね、キミみたいに可愛い顔で」
「はぁ、はぁんっ!」
「素直で、優しくて、いつも一緒にいたかったんだぁ」

 我慢汁が滴るペニスを挟み込んだ先生の太ももは、男の思考を蕩けさせる凶器だった。
 もう何も考えられない。早く出したい、この太ももにドピュドピュしたい!

「うふ、おちんちん、震えてる……じゃあ、ぱちゅんっ♪」
「ひぎいっ!」
「だらしないお顔も、大好きよ……ちゅ♪」

 美脚の動きは緩慢なままで、キスではぐらかされる。
 それがたまらなく屈辱的で、甘美で、刺激的だった。

「じゃ、じゃあ先生は……僕を見て、あ、あああぁぁ!」
「キミをこの学園で見た時、ドキドキしたんだよ? いつかエッチしたいな、って」

 甘ったるい声でささやく先生にますます興奮してしまう。
 鼻先で感じる吐息も、少しだけ頬をくすぐる綺麗な髪も、全てが魅力的で――、

「でも先生と生徒じゃ無理だよねって諦めていたんだけど……キミの方から来ちゃった♪」
「ぼ、僕が……あ、あっ、あっ、あああぁ!」

ぐちゅり、と下の方で音がした。
同時に脊髄を甘い痺れが駆け抜けた。

「ふとももをきゅんっ♪ んふ、油断してた? 休ませないよぉ……」
「あ、ああぁぁ!」
「こんなに、おちんちんを膨らませて……これはもう、犯すしか無いでしょ?」
「お、犯す……って!」
「キミのこと、逃したくないもん……何度も何度も何度も、おちんちんを溶かして、体の芯に快感を刻みつけて」

 美脚の戒めが緩む。
 だが同時に、ペニスの先端が何かに包まれた。
 湿っぽくてヌルヌルしているなにかに、僕は閉じ込められた。
 まさかこれは……!

「私の奴隷(おもちゃ)にしてあげたいなって、ずっと考えていたの」
「ひあああああっ!」
「私のおもちゃにされて、うれしい?」

 全身を包み込まれたみたいに甘い感覚に身悶えする。
 声も出せないほど気持ちよくされてしまった。

「ふふふふ、下むいてる……でも私、おもちゃは大切にするよ……今より、もっと」
「うあ、ああぁぁ……」
「もっとキミは、私に気持ちよくされちゃうんだよ……
 おもちゃにされるのはきもちいい……きもちいいよ……」

 先生の指先が僕の顎をくいっと持ち上げる。
 視線が合う。
 好きだ、先生……見つめられてるだけで、溶けちゃう……。

「僕、先生の、おもちゃにされ、きもちいい……」
「ふふ、きもちいいの? ほら、もう一度いってみて?」
「きもちいい……きもちいいです……」
「うん、そうよ……もう一度……キミは私のおもちゃ。
 エッチで情けなくて、でも私のことが大好きな、可愛いおもちゃなの」

 言葉が心に染み込む。抗えない。

「ぼくはおもちゃ、先生の……」
「ずっとそばにいていいんだよ?
 朝も、昼も、夜も……キミのそばに居てあげる」

ぎゅっ♪

「あ、あああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「ずっとあいしてあげる……ずっと、犯し続けてあげる♪」

 抱かれながらの囁きに、また僕は壊されてしまう気がした。

「先生、も、もう僕……!」
「このまま搾り取ってあげる。
 ゆっくりじわじわと……ぎゅうううう~~~~~~!」

 生ぬるい沼みたいな感触が変化した。
 閉じ込められていたペニスが解放された瞬間、また太ももの間に封じ込まれる。

ビクビクビクンッ!

「ふともものうちがわで、イかされちゃうね? ぎゅううう~~~~~~!」
「あがああああああっ!! こんなの、気持ちよすぎてえええええ!!」
「んふふ、これでおわり……ぎゅううううううううううううう~~~!!」

びくっ、びくっ!

「クスッ……イっちゃえ♪」
「あ、あああああ。先生、イくっ! イきますううううう!!」

ドピュウウウウウウウウウウウウウウ~~~~~~~~~~~~ッ!!!

 なめらかな感触に酔わされ、弾力性に富んだ太ももに搾り取られる。
 抱きしめられたまま僕は大量に射精した。
 切れ目なく、何度も何度も精を吐き出し、先生の腕の中で打ち震える。


「くすっ、今日も負けちゃったね」
「うあ、あ、せん、せええ……」
「この先も、いっぱい負けさせてあげる。エッチな欲望で、綺麗な心を黒く塗り替えてあげる……」

 そしてまた始まる責め苦に僕は歓喜する。
 先生の細くてしなやかな太ももに挟まれたまま、さらに四回も搾り取られてしまった。



次へ

前へ











※このサイトに登場するキャラクター、設定等は全て架空の存在です
【無断転載禁止】

Copyright(C) 2007 欲望の塔 All Rights Reserved.