―― その晩の夢 ――
俺は再び夏蜜さんとプールにいた。
あの時と違うのは……ここには俺たちしかいないということだけだった。
「大島くん、プールの続き……しよう?」
「あ、あれっ!?」
彼女が着ている水着の色が少し違った。
目の前にあるのは明るいパステルオレンジに白い花模様。
だが間違いなく俺の憧れの彼女・夏蜜さんだ。
(髪形も少し違うけど……これは俺の願望?)
すぐに夢だということに気づいた。
普通ならここで目が覚める。そして二度寝……なのに、目覚めない。
俺自身がきっとこの先の展開を望んでいるから?
「私以外の女性に見惚れてたなんて……許せない」
「い、いやっ!そんなことはっ!!」
「見て……」
夏蜜さんは右手を水着のストラップにかけると、グイッと引っ張った!
真っ白な肩が露出して、豊かなバストがポロリと落ちそうになる……が、乳首だけは見えない。
「いつも私のこと、見てくれてるの知ってるよ……?」
「だ、だって夏蜜さんは可愛いし、体のラインもきれいだから……」
普段ならいえないような本心がスラスラ出てくる。
これはやはり夢だ……
「ありがとう。だから大島君にはいっぱい見せてあげる」
ゆっくりとこちらへ向かって歩いてくる。
そして俺の肩に手をかけると、ほとんど背伸びしない状態で唇を奪われた……
プチュウウゥゥ♪
甘い……
思わず腰が砕けてしまいそうになる夏蜜さんのキス。
「すごい……うまい……」
「あなたもキスが上手……びっくりしちゃう。」
俺に抱きついたまま、彼女は俺の手をとって自分の腰へと導いた。
「私ね、お尻が感じちゃうの…………触って。 それに……いっぱい感じさせちゃう♪」
言われるがままに夏蜜さんの細い腰の辺りに指を滑らせる。
彼女の体には少しのたるみもなく、ほっそりした腰のクビレさえも指先で感じる。
(触っているこっちのほうが……感じてきちゃう!)
さらに指先をお尻の表面に這わせると、はっきりとした弾力が脳まで伝わってきた。
決して大きすぎることもなく、男を虜にするのに適したサイズの小尻。
「すごい……夏蜜さんのカラダ……」
「大島君、女の子に触るのははじめて?」
「はじめてじゃないけど……そんなには……」
「じゃあちょっとお姉さんぶってみようかな♪」
夏蜜さんは長い脚を絡ませると、そのまま引っ掛けるようにして俺を押し倒した!
プールサイドにおいてあったエアマットの上に俺は寝かされている。
押し倒された俺に覆いかぶさるように、真上に彼女の顔があった。
長い髪が真下に垂れて、俺の顔をくすぐっている……
「手は上に上げて?」
「うん……」
言われるとおりにする。
彼女の言葉には、相手に有無を言わせぬ強さがある。
そしてカラダを少しずらしてから、夏蜜さんは俺の口元に乳首をあてがった!
「ほら、おっぱいでちゅよ♪」
だがそれは脱ぎきれてない水着越しの感触。
「んっ、んんんー!!」
「もう少しめくって欲しい?」
バストを擦りつけながらも大事な部分だけは露出させていない。
きっとピンク色で汚れのないキレイな乳首……
「ほら……うふっ、見えないね?」
「見せて……」
「おっぱいが好きなんだ……」
俺はコクンと頷いた。
彼女は上体を起こして、肩を大きく揺さぶった。
「見せてあげるよ……」
押さえつけられていたバストが苦しそうに水着からはみ出す。
やはり大きい。思わずうっとりするほどきれいな乳房。サイズはおそらくEカップ……
右側だけでなく、左側の乳首も……見えた。
「エッチね。そんな人だとは思わなかったわ?」
言葉を失ったままの俺を見ながら、彼女がクスクス笑っている。
「私のおっぱいが好きなの? それとも……脚?」
脚といった瞬間、俺の体の芯がブルっと震えた。
当然彼女にも……伝わる。
「反応したね」
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