3・「美優先生の胸を触らせて欲しい」





 橙矢は一瞬ためらい、そして小さな声で語りだす。
 その途中で美優はわざと聞こえないふりをして彼の言葉を聞き直した。

「今までずっとそんな事を考えていたの?」
「ち、違っ……」
「やっぱりキミも男の子だというわけね。私のここが好きなんだ?」

ふるんっ

 美優は腕組みをするような格好で体を軽く揺らした。
 少し遅れて揺れた2つの球体に橙矢の視線が釘付けになる。

(かわいい♪ この程度で夢中になっちゃうんだ……)

 理屈としてはわかる。男子はみんなおっぱいが好きだ。
 大学でも美優の胸ばかりチラ見してくる人物は山ほどいる。

 美優もはじめのうちは無遠慮な視線に戸惑っていたのだが今では慣れてしまった。
 逆に胸や腰のラインが際立つ服装をして大学へ向かうこともある。
 下心丸出しで近づいてくる男性にはノーを突きつけてしょんぼりさせてやるのだ。

 しかし、この家庭教師のバイトに関しては胸を強調するような服装はできるだけ避けてきた。それでもやはり思春期の男子には刺激が強すぎたようだ。

「よいしょ……」

 美優はわざと中途半端にニットを脱ぎだした。
 裾をまくり、半分だけ肌を出すような、見方によっては不埒な格好。

「少しだけ見せるのって、エッチじゃない? ふふふふ」

 聞くまでもなく橙矢には好評なようだ。
 明らかに視線がおへそから胸に集中しているのだから。

(み、美優先生の素肌、触ってみたい……すべすべしてて気持ちよさそう!)

 彼が感じたように、美優は自分の肌触りに自身を持っている。
 日々のスキンケアを欠かしたことはないし、その美容法は同級生の女子にも評判になるほどだ。

「ふふっ♪」
「え……」

 不意に美優は橙矢の手を握り自らの下腹部へと導いた。
 そしてスカートからゆっくり上に、彼の指先を移動させて素肌に触れさせた。

「ちょっと汗かいてる?」

 橙矢に向かってつぶやくと、彼は恥ずかしそうに指先をピクッと動かした。
 そしてぎこちない手付きで美優の肌に指を這わせた。

「おっぱいに触りたいの?」
「は、はい……」
「うれしいけど、まだダメ♪」
「……ッ」

 美優におあずけされた橙矢が悔しそうに顔を歪めた。

「こんなことされたら我慢できないよね。ごめんね」

 橙矢の頭をギュッと抱きしめ、ニット越しにバストを感じさせる。
 一瞬肌に触れる指先の動きが止まったものの、それまで以上に熱心に橙矢は美優の感触を味わおうとした。

(一生懸命触ってるの可愛い……少しサービスしてあげようかな)

 抱きしめていた腕の力を緩めて橙矢と距離を取る。
 既に少年の呼吸は乱れ、視線はニットの下に釘付けだった。

「もっと抱きしめてほしかったよね?」

 名残惜しそうにする彼の前で、美優は思い切ってニットを脱ぎ捨てた。

「なっ……!」

 突然現れた真っ白な肌と、水色のレースのブラ。
 橙矢は想像以上に清らかな美優の体を見て息を呑む。

「いっぱい触ってくれたし、先生としてお礼してあげないといけないね?」
「え、あ、あの……」
「ふふっ、お・い・で」

 両手を大きく拡げて橙矢を誘う美優。
 その腕の間でバストが大きく揺れた。

(だ、抱きついても怒られないの……?)

 一瞬不安がよぎった橙矢だったが、次の瞬間には視界が真っ暗になっていた。
 その代わり甘い香りとしっとりと濡れた肌の感触を存分に味わっていた。

「おっぱいでお顔をムニュムニュされるの気持ちいい?」

 頭の上から降り注いだ美優の声で我に返る。
 そして理解する。
 今、自分が感じているものこそ、待ち望んでいたものなのだ。

(み、美優先生のおっぱい! こんなに柔らかくて、甘い……)

 今すぐにでもしゃぶりつきたくなるような、男なら抗えない魅惑の場所へ導かれたことに橙矢は感動していた。
 できればもう少しだけ離れた場所で、目で味わいたいと思っていたところで再び美優の声が耳に入る。

(ちゃんと感想言えたら、あとでおちんちんもムニュムニュしてあげるよ)

 胸の香りと同じくらい甘ったるい囁きだった。

ふよんっ、ふにゅんっ……

 押し付けられたバストが揺れ方に合わせて形を変えている。
 彼の肌に吸い付くように、魅了するように。

(おっぱい、すごい、これすき、すきいいぃぃ!)

 橙矢の思考能力が溶けていく。
 おっぱいのことしか考えられなくされてしまった橙矢は、思いつき限りの褒め言葉を美優に投げかけた。

「んふふふっ、必死だね! 今の最高にエッチだったよ、橙矢くん」

 目の色を変えておっぱいへのこだわりをアピールする彼の頭をなでながら、美優はそろそろ頃合いだと見て彼のズボンに手をかける。

「全部脱がせてあげる」

 まるで計算され尽くしたような動きで少年の体が剥き出しにされていく。
 美優は脱がせた服を丁寧にたたみながら、時々ツツツー、と手のひらでペニスをなで上げた。

「うああああっ!」
「クスッ、これだけでも気持ちいいよね?」
「はっ、はい!」
「じゃあ、キミの大好きなおっぱいで、
 これから私にどんな事されちゃうのか想像してみて」
 
 橙矢は素直に妄想する。今と同じように、もしもおっぱいでおちんちんを刺激されたらどうなってしまうのだろう。あの柔らかな谷間に挟まれて、さっき自分がされたみたいにグイグイ押し付けられたら……

(だ、だめだ……妄想だけでイっちゃいそう、だ……)

 無意識に前かがみになる。
 その瞬間だった。

「えいっ!」

 前傾しかけた彼の体を、美優がベッドへ押し倒した。
 そして無防備に広がった両脚の間に自分を滑り込ませ、太ももの上に橙矢の腰を持ち上げた。

「えっ、え、なんですかこれ!」
「恥ずかしい格好だね~」

 一気に赤面してしまう橙矢。自分の股間が、屹立したペニスが憧れの女性の眼前で揺れているのだから無理もないだろう。

 だが美優はそんな彼の気持ちにはお構い無しで、先端が濡れ始めている肉棒を自らの胸の谷間へと導いて、勢いよく挟み込んだ。

ぱちゅっ!

「うっ、うあっ、ああああーーー!!」
「お肌が吸い付いてくるでしょ。まだまだもっと、気持ちよくなるからね」

 橙矢にとって初めてのパイズリだった。
 しかも極上の美乳による愛部である。

「おちんちんから涎がいっぱい出てきてるよ~」

 美優にいちいち解説されなくても彼にはわかっていた。

(気持ちいいっ、これ、だめになるやつだ! おっぱいが、まとわりついて、ずっとおちんちんが犯されまくってるううううぅぅ!)

 もがいても全くの無駄だった。
 しっかりと美優にホールドされた彼の下半身は、魅惑のパイズリから逃れることができない。
 一枚ずつ性感の皮を剥かれていくような、触れ合っている時間に比例して増大していく快感に橙矢は溺れることしかできない。

「おっぱいで拭き取ってあげる」

 とめどなく溢れる我慢汁を美優は優しく谷間に擦りつけた。
 これもまた凶悪な刺激だった。

「あっ、あああっ、先生、せんせええええ!」
「なぁに? 可愛い生徒クン♪」

 ヌチュヌチュと音を立てるペニスはまるで悲鳴を上げているようだ。
 美優は涼しい顔で同じ刺激を重ねていく。
 しかし時間が経つにつれて橙矢は我慢の限界へと近づいていくのだ。

「きもちいっ、せんせ、こ、これれええええ!」
「あはっ、橙矢くん♪ おっぱいでこねこねされるの大好きになっちゃいましゅね~」

 諭すような美優の言葉に、橙矢は激しく首を縦に振る。
 それでもペニスへの責めは終わりそうもない。

「おちんちんどんどん弱くされちゃうのに、そんなに喜んでていいのかなぁ」

 今度は左右からギュウウウゥゥっと圧迫され、解放した直後に上下にしごかれた。
 そして今度は左右に円を描くように弄ばれてからの圧迫。

「んああっ、うああああああああーーーーっ!」
「もうすぐ出ちゃう?」
「い、いきっ、イキますうううう!」
「ダメだってば♪」

ギチュウウウウウウウウウッ!

 そこで美優が思い切り胸を締め付けた。
 谷間で徹底的に潰されたペニスがドクンドクンと脈を打つ、が射精感が遠のいていく。
「はい、寸止めされちゃったね~」
「あ、あああ、で、出ないっ! 出したいのに、出せないっ!?」」
「うふふふふふ」
「先生、お願いします! 僕を、もっと、気持ちよくして!!」
「いいよぉ。でもね、これからはキミは、洋服の上から
 私のおっぱいを見ただけで今日のことを思い出しちゃうんだよ」

 すっと力を緩める美優。
 寸止めされたペニスに血液が戻っていくのを見計らってから、美優は今までで一番優しくペニスを谷間で挟み込んだ。

(あっ、これ、きもちいい……)

 橙矢は感じていた。
 優しくて、まるで美優の手のひらで全身を撫でられているような感触。

 美優はぴったりと肌を密着させるのではなく、あえて隙間を多めに取っていた。
 肌と肌が微かに触れ合うような愛撫で橙矢を射精させるつもりなのだ。

「きもちいいのいっぱい刻みつけてあげる……」

しゅっしゅっしゅ、しゅる、しゅるる……

 絹が擦れるような、それでいて的確に性感帯だけを責める愛撫。

 少しずつ橙矢の性感が高まり、僅かな刺激を重ねることで寸止めの最中に暴発させてしまうような美優のテクニックだった。

「あっ、あっ、あっ、あっ!」
「リズミカルにこね回されるの嬉しいね~」

 確実に気持ちいいのになかなかイけない、そんな橙矢の表情を読み切った上で美優はさらに言葉で責める。

「ほぉら、イクイクイクイク……」
「あ。ああっ、だめ、だめだよおおぉぉ!」
「橙矢くんはもう我慢なんてできない……」

 その言葉通り、彼は美優に踊らされてしまう。
 自分から腰を振り刺激を求めるのだが、美優の動きがそれを許さなかった。

(いかせて、イカせて、いかせてよおおおお!)

 やがて全身がブルブルと震えだし、射精を懇願するタイミングになって美優はニッコリと微笑んだ。

「今から思い切り締め付けてあげる」
「あうっ、ああ、あああ~~~!」
「私のおっぱいにごめんなさいしなさい? ボウヤ♪」

 快感で腫れ上がったペニスを蹂躙する美乳の愛撫。
 美優は形の良いバストを下から持ち上げるようにして、亀頭から根本まで圧迫しながら一気にずりおろした!

「ほぉら、ギュウウウウウウ~~~!!」

「あっ、ああああああああああああーーーーーーーっ!!」

ビュクビュクビュクッ! ドプウウッ!!

 橙矢は叫び、そして白目をむいたままガクガクと痙攣し始める。
 一瞬だけ胸の谷間から顔を見せたペニスが再び吸い込まれ、内部で激しく暴発させられたのだ。

「本当にかわいい……橙矢くん、このまま虜にしちゃおうかな?」

 美優は彼のペニスの脈動が完全に止まるまで、手加減しながら何度も精を搾り取るのだった。







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